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現状確認中 微妙過ぎるグッズ

「別に目が悪いわけでもないのに眼鏡を掛ける意味はあるのか?」

「この場においては無い、でも度が入っていないとは言え慣らしておかないと、視界がちょっと変わるからねぇ、フレームがちらちら視界に入ったりとかね」

「リオは有名人ですからねー、特にミーハーな人に見つかるとえっぐい事になります」

「なんだそのミーハーって?」

「簡単に言えばにわかのファン、取りあえず流行だから乗っかって置くとかそう言う人達ですね、厄介なのは流行関係なく有名人だからと反応をする人も居ますし、そう言う人達は肖像権だとか盗撮だとか、そんな意識も考えも無く兎に角拡散して居場所を周りに発信してしまうので…」

「今の所はそんな事も無く平和その物だけどね、昨日は平日だったのも有るし、人の少ない平日を狙って行動すれば大体は大丈夫よ、サインは何枚かお願いされたけどね」

「まあ、貰うだけならタダですからね、書くか書かないかは本人次第ですし、貰えたらラッキー程度でしょうけど」

「芸能人でも無いモデルのサインなんか貰ってどうするんだろうねー?店に飾るんだろうけど」

「でー、その眼鏡を自慢するために仕事部屋に来たのか?」

「それも有るけど、純粋に暇だからよ、お兄さんは途中経過を見るために向こうにお出かけしてるでしょー?それで向こうから来ている娘達は海の方で遊んでるけど、私とは直接面識はほぼ無いに等しいから混ざり難いでしょー?

と言うより釣りが趣味って言うのが居なくてねぇ…触った事は有る程度は居るんだけど、なんかそう言うのに色々規制が有って、割とお金持ちの道楽とかでもない限り出来ない物だったみたいでねぇ…

後あの娘達が遊んでるのって海の裏側にあるゲームを模して造られたダンジョンだし、それはそれで色々と付いていけない、つまりボッチで暇なのですよ」

「ここみたいに環境が改善して、池や川、湖に海にと沈んでいたゴミが全て除去された、とかそう言う事は無いみたいですし、ライセンスを取るのにそれなりにお金が掛かる、釣りが出来る場所も限られている、と言う感じらしいですからね」

「ゲームセンターで遊ぶなり、部屋で本を読むなり、据え置きのゲームをするなり時間を潰す方法はいくらでもあるだろうに」

「1人でのんびりと言うのも悪くは無いけど、それはそれでなんかなー…と言う感じ、だから眼鏡に慣れるついでに暇潰しでね」

「面倒臭い女だなぁ…」

「面倒臭くて結構、これでも年収は億だからね」

「年齢的にそろそろ限界、色々と丁度良いから年収下がっても良いからうちと契約、って感じですけど、それでも年5億ですからね、うちはそれより稼ぐ人だらけですけど」

「そうそう、年に5億稼いでも周りはその倍以上稼いでるからねぇ、貯金だけで言えばトップだけど」

「単純に税金対策で給料を低くしたり、他に回したりして意図的に下げてるだけなので、やろうと思えば年収20から30億とか出来なくはないですよー?そうすると10年くらいで会社ぶっ潰れますけど。

それでも手取りが年10億位なら出来なくはないですね、社員の給料が減りますけど、下手したら平より給料低いですからね、私達は」

「社長や会長の給与がそれより下の幹部陣や社員より低いってのも変だよねー」

「ま、正確には子会社や傘下にある企業の給料に比べて、ですけどね、一部の融資をストップして強制回収したら手元にポンッと70億位は入ってきますよ、それも1人辺りに」

「規模が違いすぎてよく分からんな、でもそんなに使い切れるのか?」

「まず無理ですね、高級車よりさらに高いスーパーカーを複数台買うとか、数千万どころか億に乗ってる時計を買うとか、装飾品を買うとか、そうしないと使い切れないですし、何も買わずに貯め続けておくと経済が滞る、更には無駄に税金が掛かる。

税金は年収によって色々変わってきますし、多ければ多い程持って行かれますので、稼ぎはもう各企業に融資として回して、自分達の給料は100万位が丁度良いってやつです」

「なお貯金額で言えばお兄さんが何気にえぐい模様」

「お兄さんは論外だと思いますけどね…うちのチェンネルを見ている人からはヒモと認識されてますけど」

「へー…実際どの位あるの?」

「数百億あるんじゃないですか?正確な数字は分かりませんけど、高いもの大好きな金持ちの心をくすぐる物を遊びで作って、鑑定書を付けて売ったら全部売り切れて…通称世界一高い水道水ですけど、それで11桁の稼ぎを出していますし。

裏でぽつぽつ小物を作って売ったりしてますし、それが1つ辺り軽く2000万から1億、幅は有りますけど、結構な数を売っているみたいなので貯金額がえぐいんですよね、リオの所有している物みたいにプレミア的な価値は無いですけど、単体その物の価値として億付いちゃってる感じ」

「鑑定書が無いとフェイクとか色ガラスとか言われる様な物ばかり、になるほど貴重な物を使ってるのも有るんだけどね」

「金って有る所には有るんだなー…」

「まあ、論外なのはその貯金はただの数字遊びでしかないのと、そもそも貯金何か無くても好き放題使えるお金をいつでもポンッと用意してくれる人がいるって事ですかねー、更にお兄さんの稼ぎに関しては税金は一切かからない、これだけ稼いだんだからこれだけ貰って行くねーって感じに税金を掛けられないから総取りなのよね、追徴課税も来ない。

それだと流石に経済がやべぇって事で影響の出辛い外貨でやってるけど、円に直した場合大体数百億は貯金があるってやつだね、それに加えて無尽蔵に使えるカード」

「向こうでも結構な貯金が有ったみたいだけど、こっちでもかなり持ってるんだなぁ…」

「向こうの場合は国家予算の何年分ですか?って言う貯金が有ってかつ更にそれを丸々貸し付けているそうですからね、国民が知ったら腰抜かしますよ」

「ま、そんな事は今はどうでも良くて、この暇な時間をどう潰すかが問題なのよ」

「部屋で寝てれば良いんじゃねぇか?」

「昨日は夜更かししてないからそれは無理だなぁ…」


「そう言えば、昨日何かちょっとした事が有ったようですが、何が有ったんですかね?」

「あー…まあそれに関してはよくあるトラブルの1つよ、女を道具とかステータスとしか思っていない層がお兄さんに絡んだだけだね」

「よくある事ですね、お兄さんはパッと見だと細くてひょろっとした感じに見えますし、実際筋肉が付いているようには見えないですし、虫も殺せなさそうな顔ですからねぇ」

「でしょー?だから眼鏡を買い終わってぶらぶらしてる時にねー、直接手を出してくるわけでも無く集団で囲んで来るだけだったけど、移動出来ない様に道を塞いでくるからお兄さんがねー」

「潰しましたか」

「それはもうぐしゃっと、完全に再起不能になったんじゃないかな?追い打ちで念入りに潰してたし、もう二度と勃起しないんじゃない?血も垂れ流してたし、警察も救急隊員ももうだめっぽいなとか言ってたし」

「お兄さんはその辺容赦しませんからねぇ…絡んだ方が悪いと言う事で」

「気分転換用に垂れ流しにしてるランダム再生の動画とは何か関係があるのか?」

「どれどれ…波動暗殺拳の使い手が昼間から暴漢に襲われていた女性を助けて名誉の負傷?」

「お兄さん曰く馬鹿踊りとか、ギャロップとかクランピングを合わせた様な物って言ってたけど、実際の所はどうなんだろうかね?」

「お兄さんが言うのならほぼ間違いないんじゃないですか?と言うよりSNS上でも突っ込みの嵐ですし、多分話題作りの為に代理人を用意して信憑性を持たせようと必死なんじゃないですかね?

コメント欄も自慢の暗殺拳はどうしたとか、格闘家()相手に披露してた自慢の強さはどこ行ったとか、ご丁寧に享受してた技術はどうしたとか書かれてますし」

「少し前に公開されていたらしい実戦による負傷の写真ってのが有るけど、刃物で切り付けられた時って腕の内側に切り傷が出来るの?」

「腕を押さえつけられてわざわざ内側を切る様な相手であれば?システマなんかの裁き方だと外に流すので外側に切り傷は出来ますが、内側には早々出来ませんよ?なのでそれは特殊メイク、もしくは自傷で付けた傷ではないかと、案の定突っ込みだらけですし」

「でも閲覧数とか再生数は多いんだな、動画の再生数は11万とか行ってるぞ」

「珍獣とか見世物小屋の動物を見る様な目線で見ている人が9割かと」

「んー…?」

「どうしました?何か気になる事でも?」

「いやー、昨日絡んで来た人に似てるなー?って、そう思っただけだけど、こっちの大多数の人の見分けはまだほぼ付かないから良く分かんない」

「こっちの人が国外の人の見分けが余り付かないのと同じですね、一部がちょっと似ているだけで同じ人かどうかわからなくなっちゃうって言う」

「そう言う物なのか?」

「そう言う物です、更にはそっくりさんも居たりしますからね、更に見分けが付かなくなります。

この国で言えばお笑い芸人の人と、お隣の国に住んでいる映画スター、反対方向の大陸に住んでいるプロレスラー、その3人はびっくりする位顔が似ていますよ、遠くから顔だけ見たら見分けが付かない程に。

近くでよく見ると細かい所は違うので見分けはつくんですけどね、3人が3人同じ服を着て、少し離れてしまうともう見分けが付かないって言う」

「それの可能性も無くは無しだね」

「でもまあ、今流れてるのは新着動画で上がったばかりですし、本人だったりして」

「それはそれで当事者の1人として絡んで来たのはそっちだろーって突っ込みが出来るね」

「本当に負傷して入院しているのであれば物好きが調べるでしょうし、動画のネタの一環だとすれば適当に特殊メイクか何かで傷を作って、2日以内に戻って来るでしょうし、その内分かるでしょうね」

「本人だった場合はどうするんだ?」

「完全匿名にしてからコメントに真実残す、デート中に複数人で絡んで来たのはそっちだろー、それで返り討ちにされただけじゃん、って」

「それはそれでお祭りになるでしょうね、元々胡散臭い上にヤラセばかりですし、小規模な物になりそうですけど」

「他に何か面白い動画無いかなぁ」

「BGM代わりに垂れ流しにしているだけですし、アニメチャンネルに切り替えても良いっちゃ良いですよ」

「アニメー…何か面白いの有ったっけ?」

「悩んだら特撮物のガッタイガーとかお勧めですよ、去年末まで4期をやってましたし、暇潰しにはもってこいですよ」

「名前だけは聞いた事有るなぁ」

「色々リアルなゲームでちょこっとコラボしたりしてましたからね、その関係で名前だけは聞いていたんじゃないですか?」

「あーあーあー…アレか、参加はしてないし応募もしてないから何ともだけど、色々微妙なグッズが有ったのは覚えてる」

「対象に向けて10回トリガーを引くと缶コーヒーがホットになったり、レトルトカレーを温めたりできる電子銃とか、やたら頑丈なテントとか、実際に登場した物を再現して作ってますからねぇ。

作中だと24時間充電で10回位しかトリガーが引けないので、充填時間なんかは改善されてますけども」

「それでも微妙な事には変わりないよね、缶コーヒーとかレトルトカレーを温める位って」

「そもそもが電子銃なんか必要ない位本体が強いですからね、予算がないので派手な演出は無理、結果、色々とシュールさを楽しむ特撮物になって受けたって言う。

ストーリーは意外としっかりとしていますし、見ているうちにわかってくるので結構楽しめるかと」

「なるほどねー、それじゃあちょいと見て見るかー、見ている間にお昼の時間になるだろう、多分」

「今日はお兄さんが居ないのでディジーに丸投げ状態ですが、無難な物になるとは思いますよ?」

「流石に大丈夫だと思うがな、手伝うだけじゃなく色々作ってるんだろ?」

「ですよー?今日は1人でー、ですけど、あまり手伝いで外しすぎるとこっちが進みませんからね、ぼちぼち手伝いを減らして慣らして行こうって状態です」

「失敗はせずとも品数が少なかった場合は?」

「その時はその時、自動販売機で何かおかずを一品増やすだけですね」

「自動販売機だけで済ますって事はしないのか?」

「たまーに有りますよ、今一やる気が出なくて台所仕事が面倒、もしくは忙しすぎて手が回らないって時は自動販売機だけで3食済ませます。

基本的にはどれもこれも手作りと変りませんし、和洋中と充実しているので、飽きる事も早々無いですね」

「自動販売機で焼き立てのステーキが出てくるのは結構びっくりだけどね、よし、ガッタイガー発見、それじゃ視聴しますかね」

「俺も仕分けが終わったから見るか」

「飲み物やスナックが欲しい場合は自分で用意してくださいね」

「おー」

眼鏡

変装用で度は入っていない、が、視界の端々にフレーム等が入ってくるので慣れるために着用中

釣り用の偏光グラスとはまた違うのでそれなりに慣れるまではちょっと違和感がある

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