国籍もちゃんと変ってます 実は初めて
「ぴんぽんぱんぽーん、視聴者の皆様にお知らせです、本日を持ち待ちして当チャンネルは…正式に河仙ちゃんの中の人を迎え入れる事になりましたー!やったね!
仕事が終わって、事務所の対処手続きも済ませて、荷物も全部こっちに送って…荷物に関してはもう先に全部こっちに来てたんですけどね、、と言うわけで登場して頂きましょー」
「ハァーイ、ミナサンコンニチワー、ホンジツヲモッテコチラニイセキスルコトニナッタリオ・フローリアデース、ヨロシクネー?」
「片言で喋ってますけど、世界中飛び回ってるだけあってペラッペラですからね、この演技に騙されちゃいけませんよー?」
「あ?そう?そもそも皮被ってる時に普通に喋ってたし…今更?」
「今更ですねー、ちなみに視聴者の4割位が予想して名前を出していて、当っていたのは4800人と多いのか少ないのかよくわかんない感じですね」
「30万人近くが予想してとなると…多いんじゃないかな?別にトップモデルは私1人ってわけじゃないし、確信をもってこの人だー!って当てた人は本当に少ないと思うけど」
「名前にヒントは有ったんですけどね、と言うわけで外した人達が勝手にかけていた毛髪は没収になります」
「あのアニメキャラの毛髪って度々賭け事で賭けられたりするけど、なんで毛髪を掛けたんだろうね?」
「毛髪が命より重い世界だからじゃないですかね?まあそのアニメの話は置いときまして、リオがうちに来たと言う事は…」
「と言う事は?」
「今まで愛用していたタックルチェーック!今日この日まで開封せずにずーっとダンボールに入れたままでしたからね!視聴者の人も何を使っていたか気になるでしょー?どれだけ高級な物を使っていたのかと、と言うわけでまずリールから行ってみましょう」
「チラッと見た動画では愛用品云々の話が出ていたような気がするけど」
「ちょこっと出してましたね、グラヴィナクイーンのーって、以前来ていた時に持参していた物の一部ですけどね、と言うわけで行くぞー、リールがドンドンドーン!まずは以前にも紹介したグラヴィナクイーンのロイヤルブラッド!」
「これはこっちで言うとレッドウルフのRシリーズの様な安くてそれなりと言った立ち位置のリールだね、輸入品専門以外の通販サイトでも簡単に買えるのも有るし、値段以上の性能だから世界中どこでも高評価なリールだよー?
Rシリーズも買えなくはないんだけど…これよりさらに人気が有って評価も高い、そして安いと言う事も有って、私の居た所だと3ヶ月4ヶ月待ちは当たり前、店頭に並ぶ事も有るけどすぐ売れる、と結構入手が難しくてねー、それでこれに落ち着いた感じ。
世界中飛び回ってるのも有ったし、こっちに来ても仕事で自由時間が取れないし、何より毎回釣り道具を持ち歩くわけにも…と言うのも有りまして、簡単に入手できて高性能な物を本拠地みたいな所に置いていた、と言う事」
「完全なプライベートで国外にー、ってのはむしろ仕事が無さ過ぎる人だからこそ取れるわけで、トップモデルの中でも頂点であるリオの場合はそう言うプライベートタイムはほぼ存在せず、食事から何まで全て管理された状態での生活、体形維持のために運動量まで決められているから前回の釣りも割とギリギリだったんですよー?」
「その分ゲームの方では自由にやってるけどねー、でもこれからは現実の方でもバンバンやって行くよー?」
「ま、話しが逸れたので道具の方に戻して、ロイヤルブラッド以外にも同メーカー品であるレッドバロネス、ライトヴィスカウンテス、一番上がグレイスフルエンプレス、これらが有りますね」
「まあ、値段的にはレッドバロネスが一番安くて約30ドル、ロイヤルブラッドがちょっと上がって約45ドル、一番高いエンプレスでも120ドル位だよー?」
「国内で買うとバロネスでも5000円とかしますけど、手数料みたいな物ですね、後で思い出の品としてショーケースの方に入れておきましょう。
続いて長物、こっちは国内の物とちょっと売り方が違うんですよね、全部が全部そうではないですけど、それがこちら、リールと同ランクかつ同名の竿であるロイヤルブラッド、こちら2ピースになってはいるんですが、2ピース2ティップと、1本の竿に2つのティップが付いてきます、破損したりバットから折れなきゃ予備が有るので安心ってやつですね」
「問題としてはこれ結構人気が有って今売切れなんだよね、折れた場所によるけど60ドルで実質2本買ってる様な物だし、大手通販サイトだけじゃなくて公式の方ですら生産待ちになってるんだよね」
「国内ならRシリーズを買って置けば良いと思いますけどね、店頭価格3000円ですし、ロイヤルブラッドは手数料を入れると8000円から9000円になりますし、余程これが良いってならない限りはRシリーズを3本買って置けば良いと思います」
「こっちじゃ3000円で買えるRシリーズ、向こうだと60から80ドルとちょっと高級品になったりするのよー?」
「これに関しては妹ちゃんが国外の釣具屋に行った時にチラッと見せてると思います、円に換算すると竿が8000円とか9000円になるんですよね、リールも万になりますし、地域差も有るんですけどね、そんな感じで高級品になる事も有りますよと言う事で、竿に関してはもうこんな物で良いですかね?」
「良いんじゃない?同メーカーの同名の物で合わせてるだけだし、実際に使ったのは5回あるかないかかなー?」
「ほとんど使わないのに高い物を買う意味は無いですからねぇ、使わなさ過ぎでも不調をきたしますし、それなら安い物かつ性能がそれなりの物ですよね」
「数ヶ月触れないと言う事も有ったし、久々のプライベートで実釣って時にスプールが回らなかったり、ハンドルが固まって回らなかったり、そう言う事が結構ねー、手入れとメンテナンスは付き人任せだけど、付き人も付き人でスケジュール管理やら何やらで暇じゃないし」
「ま、うちに来たからにはそれも解決、道具の手入れも自分で好きに出来るし道具も弄れるし、体形と体長は仕事の都合上管理して貰う必要は有るけど、筋肉量やら何やらはもう気にしなくて良いしね、好きな物も好きなだけ食べ放題」
「好きな物が食べれる様になるのも良いよねぇ、お金有るんだから結構色々良い物食べてるんじゃない?って思うかも知れないけどそうじゃないんだよね、炭水化物はほぼ取れない、野菜中心と言うわけでもないけど肉は基本的に無視、味付けなんかで色々工夫は出来るんだけど、ボディビルダーより酷い食生活だったんじゃないかな?あっちはあっちできついけど」
「ボディビルダーは空腹状態を作らない様に頻繁に食事、こちらは体形維持のためにきっちり食事は3食取るけど量は極小、下手すればゼリー飲料のみとかも有ったんじゃないかな?」
「当然あるよー?むしろ3ヶ月ゼリー飲料のみとかも有る、有ったと言った方が良いかな?そうして作られたこの身体、頂点に立つのって色々と辛いのよー?感覚が完全にマヒして食生活に何も疑問を持たなくなるけどね」
「そして再び話を修正しまして、次は小物類、ルアーやら何やらですね、それがこちら、国内でも有名所のハードルアーにアジング用?って思えるような小さいジグヘッド等、物自体は普通ですね」
「ここに来る前にちょっと大きい釣具屋に寄ったけど、こっちってクラッピーとかブルーギル用のジグヘッドって置いてないんだね?」
「クラッピーはそもそもいないのと、ブルーギルは本場ほど大きくならない、と言うのが有りますね、1号と2号湖であればクラッピーやブルーギルも居ますし、本場と同じく40以上にもなれば1キロも軽く超えてきますよー?
ブルーギル用が無いのはバス程目が行ってない、こっちの人はほぼ食べずに外来だからと言って駆除するだけなのでそれ用の道具を作らない、と言うのも有りますね、チャネルキャットの道具も店長さんの所以外作ってませんしね」
「勿体無いなぁ、釣ったり食べたり色々美味しい魚なのに」
「食用として持ち込んで置いて結局食べないって言う謎の国ですからね、うちでは普通に食べますけど、1号湖で適当に釣ってムニエルやら唐揚げやらフライやら、蒸して針ネギ大量糸唐辛子大量でごま油だばーってのもやりますけど」
「蒸した物はたまに食べる事は有るんだけど、油を使った物はもう年単位で食べてないからちょっと楽しみ」
「ちなみに今日のお昼はリオのリクエストでラーメンです、いきなり脂が多い物は受け付けない可能性が有るのであっさり魚介塩です、叉焼も無くて代わりにホタテの甘露煮バター炒めが乗っかります、まあ大丈夫だとは思うんですけどね、それに慣れきっているだけで身体が求めていないと言うわけでもないので」
「仕事が終わって退所した時点で食生活は一般的な物に戻ってるんだけどまだ慣れてないと言うのが実際の所」
「食生活もぼちぼちと改善ですね、それじゃ最後に釣り用のアパレル、普通にライフジャケット、それと日焼け防止のためのジャケットやら何やら、まあ国内の物とほぼ変わりませんね」
「デザインがちょっと違う位で物自体は変わらないからね、これも何だかんだで…1回しか着てない物の方が多いかな?体形が変わると言うより季節的な都合で」
「自由時間が取れないとどうしてもそうなりますよね、紫外線が少しでも強い日はダメになったりとかも有るでしょうし」
「あるねー、そう言う日はふてくされてゲームの中でやるだけなんだけど」
「取りあえず愛用していた…?道具の紹介は以上です、多分ちょこっとだけ売り上げが増える事でしょう」
「それで…これから何をしましょうかね?早速釣りに出かけるか、それともガレージを探検か」
「そこはリオがやりたい事に合わせますのでご自由に、道具ならガレージにいくらでも有りますし、見てるだけでも飽きないのは確かですね」
「そしてやってきましたいつものエビの養殖場、エビ釣りをやってみたいと言ったのでこうなりました」
「意外な事にゲーム内にはエビの管理釣り場ってないんだよね、テナガエビやオニテナガエビは確かに生息してるんだけど」
「向こうで管理釣り場を開設した所でお金にはなりませんからね、仕方のない事では有るでしょう、釣り方に関しては大丈夫ですかね?」
「普通のテナガと変わらないみたいだし、大丈夫かな?」
「餌はベニサシや本場のオニテナガ釣りの所みたいに鶏のレバーではなくこちら、毎度おなじみ練り餌用芋グルテン、これをで針を覆い隠して、浮きは有りでも無しでも、後は同じ、さぁやってみよう」
「釣った後はあそこのグリルに突っ込めばいいのかな?」
「一応隣に水道が有るから、そこで背ワタをぐりぐりっと抜いて…まあこれも追々覚えて行く方向ですかね、覚えておくと好きな時に好きな様に焼いて食べれますからね、ちゃんとした物は作れなくても覚えておくと好きに食べれるものはたくさんありますからね、ホタルイカとかヤリイカとか、アサリとハマグリも養殖してますし」
「規模が色々とおかしいよね、でも今まで出来なかった事が色々出来そうでこれから楽しくなりそうでは有る」
「1号湖だけでも世界中のトラウトが勢ぞろいですしね、その辺りはお兄さんの趣味ですけど、淡水魚であれば大体いますので、釣りをしたくなったら案内板を見てそれが居る場所までどうぞ。
案内人が欲しい場合はお兄さんか妹ちゃんまで、本人が暇している時は本人がガイドをしてくれますし、お仕事で忙しい時は開いてるメイドさんがガイドをしてくれますので」
「しばらくは釣り三昧で生活をしつつ、年が明けたらお仕事開始ですねー」
「まあ、基本的には1回撮影したら後はもう休みみたいな物ですし、自由時間の方が多いのは確かですね、合間合間にうちの会社の方のイメージキャラクターとかそう言う物もやって貰う事も有りますが」
「キャラクターと言う事は皮を被って?」
「皮を被って、ガールとしてそのまま使っても良いですけど、一部は用意した皮を被って貰う感じですね、ピシッとした姿勢の良い立ち姿が必要にもなりますし、でも皮を被る方はやってもやらなくてもですね、お小遣いが少ないなーって時に適当にやれば良いです、皮を被らないガールの方は各企業を纏める一番大きい所、つまりは私の本職の所ですね、そこは絶対です」
「キャラクターの方は契約外の個人契約?」
「そうですね、やりたいと言えば今付き人になっているアザミさんとボタンさんが調整してくれるので大丈夫だとは思います、契約内容にしても報酬に関しても丸投げで良いと思います」
「道具を新調する事を考えると…でも家財道具とか要らない物を売るから…本当に気が向いた時だけで良さそうかな?」
「うちとしては一番大事な所のイメージガールと、アパレル関係さえ契約通りにこなしてくれれば何の問題も無いです」
「2人してエビ釣り?」
「そうですよー?お兄さんはこちらに何か御用で?」
「ラーメンの具材と追い出汁にエビやら貝やらを取りに来ただけだからすぐ戻るかな?」
「初めてのラーメン楽しみにしてまーす」
「おかわりは自由に出来るし、トッピングも色々有るから楽しみにしててねー?」
「とまあ、お兄さんの乱入も有りましたがこちらは変わらずエビ釣り続行です、飽きたらゲームセンターとか適当な所に移動すると思います」
「エビ釣れたー」
「釣れたら手前の籠の中にどうぞ、ある程度溜まったら生簀から引き揚げて下処理してグリル、ですね」
不思議な国
食用として持ち込んだはずなのに食用として食べず、特定外来種に指定して駆除だけはする、そんな不思議な国
調理法や具体的な食べ方を持ち込まずただ食用にと持ち込んだ弊害…なのかもしれない




