表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
629/1104

基本はT 逆に動画映えしない

「この届いた荷物どこに纏めておけば良いのー?」

「アクセサリー等の小物はこっちの部屋、衣類はこっちの部屋、バッグはそっちの部屋」

「はいはい、それにしても多いねぇ、これで今どの位?」

「えーと、ルシフさんが手配してくれて、最後のお仕事で使っている拠点以外全部引き上げなので…これでもまだ1割位ですね、ピストン輸送的に次から次へと来ますので、もう並びとかそう言う物は気にせずに、デッドスペースを埋める勢いでキッチキチに詰めて行けば。

痛まないように処理もしてくれているでしょうし、箱から取り出したら衣類はどんどん吊るして行って、バッグは潰れない様に間に台でもかまして重ねて行って、アクセサリーはそれ用のケースにどんどん詰めて行けば…大丈夫じゃないですかね?後は持ち主がこっちに来た時に少しずつ引っ張り出して断捨離ですね」

「衣類だけで何部屋埋まるかなぁ…?」

「さぁ…?私達の服もオーダーメイドで数十万とかしますけど、このファー付きのコートとか、こっちの薄手のドレスとか1着で云千万しますよ、バッグも数百万からはする物ですし、アクセサリーも贋物一切なしで指輪1つとっても同じく数百から、物によっては億行きますね、流石トップモデル、稼ぎが違いますねぇ…逆に言えばこれらの物を買ってでも自分を売り込む必要があると言う事ですが」

「普段着にもできないし、そう何回も着る事は無い、でも流行を作って行かないといけない、そう考えると年に13億貰ったとしても手元に残るのは雀の涙って事も有り得るよね」

「毎年毎年ではないでしょうけど、高く付く時は前年度の貯金を切り崩して、ってのは確かでしょうね、年25億前後稼ぐとして、その半分を事務所の方に収める代わりに色々保証やらも何やらもかなり分厚いので、もしもの時は事務所の方から稼いだ分を返して貰えるでしょうけど、あ、帽子も帽子掛けを追加しないと足りませんね、ちょっと他の部屋から取ってきます」

「はいはい、行ってらっしゃい、こっちもちょっと小物入れとかそう言うのを作ってくる、多分足りない」

「でしょうね」


「今どの位ー?」

「ピストン輸送も終わって全部運び込まれたので後は全部取り出して部屋に詰め込むだけでーす、でもワンコレが終わったら最後のラッシュがきまーす、とは言ってもその国その国で必要な物以外は置いてないと思うので、多分それほどは来ないはず」

「衣類だけで部屋7つ、バッグと帽子と靴で4部屋ずつ、小物類は大きな入れ物でもバッグほどではないので2部屋、いやー…恐ろしいね…」

「本人的には多分さっさと処分したかったんでしょうけど、いつ必要になるか分からないから手放せないんですよね、ちょっとした懐古ブームが来ると手元にない場合また余計に出費しますし…1着に数千万出して1回しか来てないの物有れば、10回は着用している物も有るでしょうけど…擦り切れかけるまで着るとか、色落ちしそうになるほど使用するって事は無いでしょうね」

「モデルさんも大変だねぇ」

「ただ舞台に立てば良いってわけじゃないですからね、ルシフさんの所が作った物でモデルのお仕事も大分変ってくるでしょうけど」

「原則として1台に付き1つ…と言うよりは、1人分のデータ、向こうで整形して作り直して上書きすれば疑似的に何キャラも可能では有るけど、皮を被っている限りは年を取っている様に見えない、黒子も染みも何もない綺麗な肌に出来る、顔立ちも流行に合わせて変更可能、とまあ、本人の資質に関係なく出来るようにはなるだろうね」

「頭の上に変なマークが出ますけどね、着ぐるみ被ってまーす的な感じで、でもまあ、皮を被ったからと言って立ち振る舞いが変わるわけでも無し、ワンコレの様な物は無理でしょうね、その人のが醸し出す雰囲気というかオーラというか、そう言う物も必要ですし、付け焼刃ではどうにもならないので、長く続けたい人が延命の手段として手を出す位に落ち着くんじゃないですかね?全盛期の染みも黒子も無く、張りと艶の有る肌や髪に戻すのには良いですし、体幹はどうしても限界が来ますけど。

何だかんだで今のモデルの立場はそのまま、下の方のパッとしないけど体幹はしっかりしているって子が別部門…着ぐるみ部門みたいな物が出来てそっちで…ってなるんじゃないですかねぇ?身長とか中の人の体形によって制限は有りますけど、大抵の人は参入できる様になるので…トップモデル以外の価値は相対的に落ちるのは確かかなぁ?

でも参入できるのは読者モデルとかその辺り、それ以上となると…だから…ちょっとは変わるけどそれほど変わらないかもしれない、可能性もあると言う事だね」

「実際あの娘と比べると周りの人は雰囲気は無いよね、王女様とかシエルとかフィリス一家に近くて、引籠り組とは全然違うと言うか、あっちは死線を超えてるからまた別の雰囲気を出してるけど」

「一般人ではまあ無理なやつですよね、高貴でなんちゃらかんちゃらーみたいなオーラをぷんぷん出していて、でもフェロモン控え目で興奮させずに性的ではなく冷静な目で見られるようにしてるって感じで、普通の人だとどうしても性的な興奮が勝つ様な衣装でも雰囲気に圧倒されて冷静になりますし」

「この下着もただ下着だけを見ると人によっては…だろうねぇ」

「オーウ…整理している以上必然的に出て来るとは言え…見事に全部Tですね…泊りに来てた時もそうでしたけど…ヒップラインを綺麗に出しつつ下着のラインを出さない様にするとこうなるんですねぇ…」

「ぴちっとした物を着ると下着のラインもくっきり出るしね、物によっては上はニップレス、下は無しって事も結構あるだろうね」

「有るでしょうね、それを契約終了後に私の手で自分色に染めて普通の下着を着せる様になると思うと…普通の娘に戻して行ってる感じにしかならないですね、あのオーラはもう一生消えないでしょうけど」

「落ち着いた頃に釣具関係のアパレルで呼ばれる可能性もあるだろうね、インナーとかサポーターとかライジャケとか、竿の宣伝でも起用される可能性も有りと言えば有り?」

「被っていた皮は可愛い寄りですけど、皮を脱いで中の人が構えたらびしっと決まって格好良いですしねぇ、受ける受けないは本人に任せますけど、お兄さんが迫れば一発で頷くんじゃないですか?」

「妹ちゃんの方じゃなくて?」

「どっちでも大丈夫だと思いますよ、いずればれる事ですし、こっちに来た時早々にばらせば良いんじゃないですか?裏切られた!ってなる事はまず無いでしょう、お兄さんの方もちょこちょこ探してたみたいですし」

「まあ、今は仕事で出かけているの?とかは聞かれたね、オヒョウとかブリヒラ、後夏のクエとかの話を聞きたかったんだと思うけど」

「マグロとカジキの魚拓に比べると劣りますけど、あれも十分やばいですよね…こんな所にオヒョウが入ってくるのかよってのも有りますし、100キロクラスまで育った異次元のブリヒラ、なぜか堤防から釣れた2メーターのクエ、そりゃ話を聞きたいでしょうよ」

「クエはもう穴釣りロングNTの限界に挑戦というか、これでも大丈夫と言うデモンストレーションになったと言うか…」

「あの後また穴釣りロングの売り上げが伸びたみたいですし、3000円であれが釣れたらもう上等も上等所じゃないですよね」

「おかしな所も何もないし、100キロの物を持ち上げても大丈夫だから、5号ナイロンの強度限界程度じゃまあ折れる事も無いよね」


「そんな感じで今居る拠点以外の荷物は全部届いて衣類やらバッグやら何やらで分けて部屋に詰め込んでおいたから、仕事が全部終わってこっちに戻ってきた時にちょっとずつ不用品の処理だね、うん、その時には会いたがってたお兄さんも居るし、オヒョウやらブリヒラやらの話も聞けると思うよー、そうそう、クエの話も一緒に。

で、新しいマネージャーなんだけど、うん、まあうちの来てからのね?ルシエラカンパニーの方から2人ほどマネージャー兼ボディーガードとして付くから、こっちに戻って来てからはボディーガードはもう雇わなくて大丈夫よ、スケジュール管理に体調管理に、その辺りも間違いなく今のマネージャーより完璧と言って良い程こなせる人達で、うん、そこは仕方ないね、事務所を辞めて移籍するような物だし、今のマネージャーさんには新しい子を育成して貰うと言う事で、多分その方が事務所にとっても良いでしょ、完成形をその目で見ているわけだし、どこをどうすれば良いかの指導も出来るし、指導者として教育方面に回すのも有りだよね、うん。

一応事前に伝えていた様に仕事は基本月1、イベントや行事に合わせるから1月前に撮影、合間合間の暇な期間は自由行動、間に合わなくならない様に調整して貰うのは今と変わらないけど、今より調整はかなり楽になるよー?食事制限も多分無くなる、怪我に関しては極力しない方が良いけど、料理に手を出すのも有りよ、指を切っても完璧に直してくれるから、うん、その辺りはルシエラカンパニーと華園製薬の新薬の合わせ技、つまり企業秘密、新薬はちゃんと認可されてる物だから大丈夫。

ま、仕事の話は今しても仕方ないからここまでにして置いて、今居る場所に置いて有る物って他の場所と比べてどんな物なの?それによってもう何部屋か空けておく必要が出て来るんだけど…うん、はいはい、他の場所と大して変わらないのね、じゃあと1部屋開ければ大丈夫かな?うん、まあ誰も使ってない部屋だし、どうしようもない時は物置として使ってるから大丈夫、うん、うちもねー…色々大きい所と付き合いがあるからたまに予想だにしない送り物とかあるのよ…うん…直近だとヘイズルーンで型落ちして使わなくなった酒造タンク、それもフリートの熟成装置付き…あれが届いたのよ…今の輸送システムだと大きすぎて使えないし、個人で使うにしても最新が自由に使い放題だから要らないしーって、そんな感じでお下がりがね…重量がトン有る物を気軽に送ってくるなと…しかも置き場所なんかないよって…後うちじゃ酒造できないっていう…そう、普通に密造になるしね、許可はいつでも取れるけど、うん、だからちょっとそれはそれでまた外にある大きい物置でシートを被ってる、使い道ないんだもん…処分しようにも物が物だからどうしようもないし…部屋に収まる程度の物だとしてもまあ…うちには不釣り合いなシャンデリアとか…あの玄関にある違和感バリバリのやつね…アレ4億するのよ…原価で言えばそうでもないけど…使えなくはないからまあ違和感はあるけど使ってるって感じで…

一緒に遊んだ後とか凄いよ?フリート製の最新家電とかヘイズルーンのドラフトとか大量に届くからね…自慢っぽく聞こえるけど、置き場所に困る位大量に来るのよ…ドラフト何て数十樽届くのよ?美味しいけど量が多すぎるし、家電も家電で談話室とか食堂とかの人が集まる所の分だけで十分、多くても人が入っている部屋の分だけでいいのに…そう…空き部屋の分も含めて送ってくるの…だから間接照明1つ取っても数十とか届くの…そのうちあの爺共と絡む事になるからその恐ろしさが分かるよ…これが世界の頂点近くに立つ男達かって…近くであって頂点で無いのはルシエラカンパニーが有るからだね。

若干会ってみるのが楽しみになってるでしょ?基本的には気の良い好々爺だからね、一緒に遊ぶ分には面白いよ、お土産とかお小遣いが桁違いなだけで、常に逃げてるから度々名前が変わるからややこしいけどね、後下手したら見た目が寂れた町工場のお爺さんだったりホームレスを装ってたりするから色んな意味でやばい、でも纏ってる雰囲気が違うから違和感も凄くてすぐばれる、で、また逃げる、楽しいお爺ちゃん達でしょー?

うん、まあ年越し前にはこっちに来るだろうし、今までに溜めに溜めた物は年始辺りから少しずつ処分だね、要る物要らない物を分別して、その合間にモデルとしてのお仕事、とんでもない値段の物でもルシエラカンパニーが買取ってくれるから大丈夫、価値も価格もほぼ下げずに買った時の値段で買ってくれると思うよー?うん、見た限りではどこも痛んでないし、汚れもないし、何年モデルみたいな感じで付加価値も付けてオークションに出すんじゃないかな?お金の余ってる俳優達なら買っていくだろうし、自分の身の丈に合った物であるかどうかは別として、うん、だから面倒なら全部纏めてルシエラカンパニーに売却すれば良いと思う、思い出の品が有る様ならちゃんと分けた方が良いけど…中には混ざっていると、それじゃあこっちに来た時に査定してくれる人も呼んで仕分けかな?

今居る場所の荷物に関しても終わり次第ルシエラカンパニーの人がそっちに行って、全部纏めてこっちに送ってくれるから、その他の解約だなんだの面倒な手続きも全部やってくれるよー?変更手続きも10分掛からず終わるね、チャンネルに関しては正式にうちに来てからかな?そっちが良いならもうこっちの方のサブチャンネルとして登録して貰うけど…あ、もうしておくのね、はいはい、じゃあ後で運営の方に連絡を入れておくね、そっちから申請は…してるのね、じゃあもう今日中にはうちの枠組みになるね、意味も無くお兄さんと妹ちゃんの間に入れておく?ははは、じゃあそうしとく、一応登録名は海原河仙ーのままにしておくね、うん、中の人はメインの方で紹介するまで伏せて置く感じで、うん、年始にその生配信を皆でお鍋でも突きながらやろうかなーって、後は恒例のワカサギ、ミスフラワー事華ちゃんもやっていたやつね、釣ったばかりの物をその場で処理して天ぷらにしたり、網で焼いたりして食べるやつ、ゲスト1号2号はまだ入った事無いガレージのさらに奥に行けるよー?まあ店長さんと花井ちゃんは普通に入って行ってるけど、その話も追々ね、うん、それじゃそろそろそっちは夕食時だろうし、電話切るねー、はいはい、はーい、お仕事頑張ってねー」


「と言う事で今日から海原河仙ちゃんのチャンネルが一足早く、うちの枠組みに入りましたー、ご本人はまだ仕事が残っているので登場はしませんが、後動画の更新に関しても色々とリアルなゲームの方からデータを引っ張ってこないといけないので、更新速度自体は今までと変わらずだと思います、以上、ちょっとしたお知らせでした。

続きまして、動画配信者と言えばこれな料理が完成したので見て行きましょう、こちら、はいドーン!予定を大幅に超えた300キロ寿司です、まあ大量のメイドさん達と言うお客さんが来ましたからね、10キロを超えて300キロになりました、ハンパねぇ…流石に大きい丼にドンっとぶち込むだけじゃどうにもならないので、こんな感じでお重がズラー…っと、1段1キロそれが3段のかける事100!

見た目には普通なので300キロ寿司と言って良いかどうかは謎ですが、一度に作った量は間違いなく300キロからですね、からーであって前後や以下ではないです、まだ追加で作られる可能性も有るので、から、です。

中はこんな感じ、一番上が野菜のお寿司、真ん中が魚、下が肉となっています、豪華ですねー…それじゃ食べて行きたいと思いまーす」

300キロ寿司

メイド達が流れ込んだことにより予定を大幅に超えて300キロに、そんな量が乗る寿司下駄はない、あったとしても手が届かない、丼はただ盛るだけ、でもやっぱりそんな大きい丼は無い、なのでちょっと…と言う感じで3段お重になった

もはや量が量だけにどこの仕出し屋?とかそう言う感じになってしまって動画映えはしなかった、でも中身の評判は良かった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ