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超大作 殆どの場合碌な事にならない

鑑定嘘つかない

鑑定したら本来の種族名が出るだけ

 注文の品を作り、収納を漁っていた時にちょっとした物を発見。

 収納の奥から肥料に回したはずの鱗が数枚、枚数が多くて何枚か残っていたらしい。

「色で見ると…皆のが1.2枚ずつと言った所か…

んーむ…粉末にするのは当然として、これだけあるとちょっと何かに使いたいところ…」

 他にも何か良い物が無いか収納を漁るが危険物位しか出てこない。

「もうちょっとマシなものは無い物か…」

 さらに漁ったが良い物は結局見つからず、鱗を粉末にしておいて仕舞っておくことにした。


「何か良い物何か良い物…」

 次の日も鱗に合わせる物を探す。

 辺りを見回し、考えながら歩いていたためかメイドとぶつかる。

「あらご主人様、考え事ですか?」

「あー、ごめん、何か良い物が無いかと考えたり探したりしてた」

 謝りつつ、メイドをじーっと見る。

「どうしました、私の顔に何か?」

 ぶつかったメイドは地面に足を着いておらず宙を漂っている…

 宙を漂って…うん、これだな!

「ご主人様どうしました?

急に私の肩を掴んで、お誘いですか?」

「うん、ちょっと付き合ってほしいかな?」

 メイドの肩を押し、空き部屋に入る。

「それで、私は何をすればよろしいのですか?」

「服を全部脱いでベッドに横になってくれれば」

「こんな時間からなんて…お盛んですねぇ、少しお待ちください」

 メイドは服を全て脱ぎ去りベッドに横になる。

「お待たせしました、どうぞお好きになさってくださいませご主人様」

「ありがとう、すぐ終わるからちょっと我慢してね」

 ベッドに横たわるメイドに近づき、おへそや太ももを軽く指でなぞり、刺激する。

 メイドはピクンっと反応し少し体を跳ねさせるが、手は止めず刺激を続ける。

 暫くすると我慢できなくなったのか声を上げ始め、じわじわと汗が流れてくる。

 発汗作用のあるツボをぐっと押し、汗で少し滑り始めた肌をマッサージしていき、さらに汗を流させる。

「ご…ご主人…様…っ…まだなの…です…か…っ…!」

「もうちょっと我慢してねー、まだ量が足りないから」

 さらにマッサージにより刺激を与え続けると汗だけでなく涙なども溢れ出てくる。

 メイドの顔が更に切なく物欲しそうな表情になって行った所でおへその下をグッと押し込んでやる。

 すると、一際甲高い声を上げ涙や汗などの体液が更に溢れ出てくる。

 それらを涙、汗と他、4種類ほど各瓶に別けて採取する。

 採取が終わる頃にはメイドは失神しており、時折身体をビクンっと跳ねさせている。

 中身が劣化しないように大事に保管した後、メイドの体を拭き、乱れた髪も整えた後、着替えさせ、メイドの部屋に送り届けベッドに寝かせてやる。

 寝かせた時にメイドが意識を取り戻したので、今日はもう休むようにと言い聞かせ、頬に軽く口付をして頭を撫でた後部屋から退室した。


 部屋から出た後は先程採取した瓶の中身を確認する。

 精霊の涙、精霊の雫、精霊水、精霊の愛の雫…

 全てが混じりっ気なしの純度100%、協力してくれたメイドに感謝をしつつ次のメイドを探すことにした。

 その後はまだ採取していない精霊族4人の全員から同様に採取、瓶にはラベルを張り、一目で誰の物か分かるようにしておく。

 終わった後は同様に部屋に送り届けベッドに寝かせる。


 自室に戻り採取した物を並べ、粉末にした鱗も取出し、鱗を少しずつ混ぜる。

 混ぜ始めると少しずつ色が交じり、溶け合い、肌色になっていく。

 粉末の色が均一になった所で精霊の涙、滴の蓋をあけ、粉末に混ぜ捏ねる。

 混ぜている内に粘土の様になってくるのでそこに精霊水、愛の滴の順で入れ、馴染ませ、伸ばす。

 ここでまだ足りないものがあったと思いだし作業中断。

 収納して作業を止め、残りの材料を求め、屋敷の中をうろつきはじめた。


 採取の順番は特に関係は無いので見かけ次第声をかける事にする。

 廊下を歩くこと暫し、タニアがはたきを持って掃除をしていたので声をかける。

「あれ、ご主人様どうしたのー、何か用?」

「ちょっとタニアに協力してもらいたい事が有ってね、妖精族の娘達に招集をかけて貰える?」

「いいよー、ちょっと待ってね」

 タニアに招集をかけて貰い妖精族のメイド達が全員集合する。

「ご主人様の要望通りに皆呼んだよー、それで何をすればいいの?」

「後で説明するからちょっとついて来てね」

 部屋に中に入りメイド達を招き入れる。

「皆服を脱いでベッドでうつ伏せになって寝てね」

「えー、こんな時間から皆とするの?」

 少し嫌そうに言いつつも表情は嬉しそうに皆服を脱ぎベッドにうつ伏せになって寝ていく。

「今から始めるけどそんなに時間はかからないから我慢してねー」

「そんなにすぐ終わらせるのー?

そう言うのも嫌いじゃないけどできれば優しくして欲しいなー」

「ちゃんと優しくするから力を抜いて身を任せてねー」

 力を抜きうつ伏せに寝ているタニアと他の妖精族メイド達の背中や腰に指を這わせ刺激を与える。

 タニア達の身体から少しずつ汗が流れはじめ、肌がほんのり桃色になってくる頃に羽の付け根をくすぐってやる。

 擽ってやるとくすぐったい様な気持ちいい様な声を上げ、羽が忙しなく動き始めたので羽と羽の間と腰を同時にぐっと押すと、タニアは甲高い声を上げ、尽き果てる。

 その様子を見ていた妖精族のメイドも高ぶり、少し刺激してあげるだけで同じように尽き果て、失神した。

 小瓶を取出し尽き果て失神したメイド達から体液を採取。

 羽からも溢れ出た粉を丁寧に採取し、その後は体を綺麗に拭き、着替えさせたら部屋に連れて行き寝かせる。

 目を覚ましたタニア達は少し不満げだったが埋め合わせはすると約束し、今日はもう休むようにと伝えた。


 廊下に出てすぐエリスと遭遇、タニアを探していたので今日はもう休ませていると伝え、エリス達にも用が有るので集まってもらう。

「ご要望通りに皆集めました」

「それじゃあちょっとついて来てね」

「わかりました、では行きますよ、ご主人様について行くように」

 エリス達森人族メイド全員を連れてまた空き部屋へ。

「それでご主人様、私達は此処で何をすれば宜しいのですか?」

「うん、皆服を全部脱いでベッドに横になってくれれば。

後はこっちで全部やるから力を抜いてリラックスしてね」

「わかりました、ご主人様の要望通りに今すぐ服を脱いでベッドに横になりなさい」

 エリスが命令を出し、エリス自身も服を脱ぎベッドに横たわる。

「どうぞご主人様、誰からでもお好きな様に頂いてくださいませ」

「ごめんね、すぐ終わらせるから我慢してね」

 一度始めると嫌がりはせず求めてくるが、基本的にはエリスの命令以外は聞かない現在もエリスの御付の森人族のメイド達、そんな娘達のおへそや耳、太ももと刺激していく。

 刺激され声を上げている仲間の姿を見て顔を赤くし、少しもじもじしはじめる。

 エリスは特に何も感じず表情は変わらない、また身体に変化もない。

 エリス御付のメイドの1人が十分に昂った所で一度手を止める。

 続けて欲しそうな表情でこちらを見るが触らず放置、エリスに手を伸ばしエリスを刺激する。

 エリスには少し強く激しく、エリスが声を上げ、それを聞いた御付のメイドは更に昂っていく。

 エリスが十分に昂った頃再び手を止め、今度はまだ触れていない残りの3人を同じように強く激しく刺激を与える。

 途中で放置されていたメイドもエリスも盛り上がり始めるが動かないように命令。

 エリス達5人がもう限界と言った所でさらに刺激を強め果てさせる。

 後は精霊族や妖精族と同じように採取し、小瓶に名前を書いて完了。

 今回は起きるのを待った後1人ずつ身体を綺麗にし、服を着せたらお姫様抱っこで部屋に送り届ける。

 エリスは満足していたが御付は満足できなかったらしいのでまた埋め合わせはすると約束。

 後は採取漏れが無いかを確認、全て揃っているのを確認したので部屋に戻る事にした。


 部屋に戻り取り出しましたるは…

 妖精の鱗粉、妖精の涙、妖精の雫、妖精水、妖聖水。

 森霊の涙、森霊の雫、森霊液、森霊の愛の雫。

 全てが何も混ざっていない純粋な物、エリスが御付と絡みそうになった時はちょっと焦った…

 後は作りかけの精霊族の体液を混ぜ込んだ物にエリスとタニアから採取した体液を混ぜてよく捏ねる。

 残りのメイド達の分はまた新しく混ぜる粉の方で使用、相性の問題もあるからね…

 最初に採取した精霊族の纏め役であるイデアと妖精族の纏め役タニア、森人族纏め役エリスの愛称は非常に良い。

 3人の体液を全て染み込ませ捏ねる事数十分、粘土状になっていた物がわずかに輝き、自らの意志を持ったかのように形を変え始める。

 ここまで来ると後は放っておけば出来るので残りの4人分、最も相性がいい組み合わせで混ぜ合わせていく。

 昼食をとるのも忘れ、お茶の時間…は何とか思いだしそこで一旦収納し、これ以上変化しないようにしてから休憩。

 夕食の準備以降はほぼほぼ時間が取れないので翌日に持ち越し。


 ベッドから抜け出し、着替えた後寝室を出る。

 普段作業で使っている部屋に入り収納していた物を取出し再び変化を見守る。

 最初に作った物の形が段々と出来上がってきているので、指を切り、血をいくらか吸わせる。

 血を吸った不定形の物は球体になり動きを止める、残りの4つも順次血を吸わせ球体に。

 5個の球体ができたら最後の触媒を投入…なんだけども…何を入れようかな…

 最後の触媒は何でもいいっちゃ何でもいいんだけど…

 んー…狐さん…は駄目、となるとルシフも駄目…

 悩むこと数分、答えを導き出した後は最後の触媒を取りに行く。


「ご主人様おはようございます、授業の開始まではまだ時間が有りますよ?」

「おはようございますご主人様」

「おはよう、フローレンスにテレサ、ちょっと2人に用があってね」

「何かありましたか?」

「髪の毛か尻尾の毛を1本ほど貰えないかなと」

「わかりました、少々お待ちください」

 フローレンスとテレサは髪の毛を一本切るとこちらに渡してくる。

「ありがと、また今度髪の毛を貰った結果を見せるから楽しみにしててね」

「わかりました、楽しみに待っていますね?」

 2人の髪の毛を貰い、残りの3本を求め屋敷内に戻り捜し歩く。

 2人は即決だったけどあと3人が悩むんだよねぇ…

 最後の触媒を入れる球体は5個、内2個はフローレンスとテレサで決定、残り3個だし狼三姉妹でも良いと言えばいいのだが…

 悩みながら歩くこと数分、結局三姉妹しか思いつかず三姉妹から髪を一本ずつ貰い部屋に戻る。


 部屋に戻り各球体に貰った髪の毛を1本ずつ埋め込んでいく。

 フローレンスの髪はイデア、タニア、エリスから採取した体液を配合した一番力強い物に。

 テレサはその次に強い物、三姉妹の髪の毛は平均的な残り3個に。

 埋め込んで暫く、球体が少しグニグニと形を変え、またすぐ球体に戻る。

 今は球体自体が最後に使った触媒の解析を始めており、その後は球体が望む姿に形を変える。

 何ができるかまではできるまで分からない、完成まで今から約2週間、ただ待つのみとなった。


 完成を待つ間はイデアやタニア、エリス達との埋め合わせ。

 時折何に使ったのか聞かれるがまだ秘密と少し焦らしておく。

 そしてイデアにタニア、エリス達の相手をしている内に2週間が経過。

 球体はもう動くことは無く、静かに佇んでいる。

 ただ、球体は人が1人は入れそうなくらい大きく育っている。

 中には出来上がったものが入っている、だが出てくるための力が足りない。

 ここで最後の一押し、今まで使う機会のなかった極上の危険物、まずはダイヤを取出しフローレンスの髪を埋め込んだ球体に押しつける。

 テレサの髪を使った球体にはサファイア、三姉妹の球体にはルビーを。

 押しつけて少し待つ、すると宝石が球体の中に取り込まれていき、球体にヒビが入る。

 少しずつヒビが広がり、ガラスの割れるような音と共に球体が砕けた。

 砕けた落ちた破片が塵となり消える頃、球体の中にいたものが動き始める。

 ダイヤを埋め込んだ球体からは髪の色がダイヤモンドの様に光り輝く、肌の色が褐色の。

 サファイアを埋め込んだ球体は肌が青白く、髪の色も深海を思わせるような暗い青色の。

 ルビーを埋め込んだ球体からは燃えるような赤色の髪、肌の色は少し白い。

 2人の美女と3人の少女が誕生した。


「んー、さすが私、いい仕事をしたもんだ」

 2人の美女と3人の少女から生えている狼の耳や尻尾をもふる。

 誕生した5人にまだ感情は無い、ただされるがままに行為を受け入れる。

 存分にもふり、毛の質を確かめた後下着と服を着せ、服から髪と尻尾を出し櫛で梳いていく。

 光り輝く髪の美女は癖のないロングのストレート、暗い青色の髪の美女はふわふわの緩いウェーブ。

 真っ赤な髪の3人の少女の髪は短く、毛先が少し外にはねている。

 身だしなみを整えたら機を見てお披露目、それまでは此処で待機していてもらう。

 その前に狐さんを呼び出し一足先にお披露目。


「見てみて狐さん、久々の超大作!」

「はぁ…一体何を作っているんですかご主人様…」

「イデアとタニアとエリスを見て思いついたメイドの御付用メイド。

生物でも非生物でもないから食事も不要、使用した宝石によりエネルギー切れの心配もない。

後自我も感情もまだないから自分好みに育てていける。

フローレンスやテレサ、狼三姉妹の髪を組み込んだから姿は狼人族に近いかな?」

「たしかに生きている様で生きていないみたいですが…これをどうなさるお積もりで?」

「今考えてるのはメイド達への褒賞か、もしくはボードゲームの景品…?

どう扱うかは受け取ったメイド達次第かなぁ…

素材にも拘ったから上手く育てれば何でもできる万能なメイドに育つよ。

後食べる必要が無いと言うだけで食事を取ることも出来るし、食べた物の味も覚えるし、食べさせているとそのうち好き嫌いもできる。

教えた事もどんどん吸収して覚えていくし、指示して置けば自分で学習もしていく。

愛玩用としてただ可愛がるのも有だね」

 狐さんに簡単な説明をした後は狐さんに託す。

「はぁ…まぁ…わかりましたが…」

 何か少し不満そうだ。

「なぜ私の髪を使わなかったのですか?」

「狐さんの髪だと最初から自我と感情を持って生まれてくるし…その場合間違いなくその場で襲われるし…

ルシフも同様力が強すぎて同じことになるから選考外と相成りました…」

「まぁ、それならいいです。

てっきり私に飽きて狼に浮気をした物かとつい」

「うん、飽きる事はまずないから安心してね」

 狐さんの頭を撫でて少し機嫌を取る。

「使った素材的に相性がいいのは精霊族・妖精族・森人族・龍人族だけど…今の段階では、と言うだけで最終的には育てた人との相性が一番よくなるね。

育てた人の方針によるけど基本的には育てた人のいう事には絶対服従。

褒賞として渡す場合も特に渡すメイドを選ぶ必要はないかな?」

「わかりました、ではこちらでその5人をお預かりしますね」

「どうぞどうぞ」

 生まれたばかりの5人を狐さんに引渡し、久々の超大作の製作は終了した。


 後日景品や褒賞として渡すと狐さん直々にお披露目を行ったが、まだ受け取ったメイドは一人もいないらしい。

 生まれたばかりの5人は主人となるメイドをじっと待ち続けていた。


 ちなみに採取した物を何に使ったかを知ったイデア達は嬉しい様な恥ずかしいような複雑な表情になっていた。

 ある意味血を別けた姉妹の誕生…ともいえなくはないから…かな?

エリス達的には森を離れた以上、森霊ではなく森人ととして生きている積もり

見た目は基本的に同じなので見分けもつかない

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