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全身丸洗い スタイルに自信あり

 ここ最近ニールやティア、コウにブリトラ、ハクと言った龍人族のメイド達が体のあちらこちらを痒そうに掻いたり、グネグネと体を捻じったりしている。

 お風呂には毎日入っているはずなので…ぼちぼちそういう時期かぁ、と思いつつ庭の一角を暫く貸切状態にする。

 明日からはちょっと大変だなぁ…


 初日は一番つらそうなヴリトラを呼び出す。

「お呼びでしょうかご主人様」

「庭の片隅に脱衣所を用意してあるから、全部脱いだら戻ってきてね」

「今日はそういう趣向ですか?」

「いや、そうじゃなくて全身が痒いからわかってるでしょ…」

「ちょっとした冗談です、では少しお待ちください」

 ヴリトラもなぁ…普段は真面目なんだけど…たまにおかしくなるの何なんだろうなぁ…

 要望通りに外ですることも無くはないけどさぁ…

 モヤモヤした感じのまま待つこと3分、隠すことも無く堂々と身体を見せ付ける様にヴリトラは歩いてきた。

「お待たせしましたご主人様」

「タオル置いてあったよね…?」

「私に隠す様な恥ずべきところはありません、よってタオルなど不要です」

 言ってる間も身体が痒いのか、体をグネグネと捩る。

 その度に形を変え、プルプルと揺れる大きな果物、大変良い物を見せていただきまして…たまに見られる側になるけど…

「はいはい、痒いのなら我慢せず龍になりなさいな」

「せっかちですねぇ、では少し失礼して」

 ヴリトラの身体が人型から龍型に変わり、大きさも人型の時の10倍以上になる。

『それではお願いしますねご主人様』

「あまり動かないでね?落ちるから…」

 ヴリトラの身体をよじ登り、ブラシやいくらでも水の出るシャワーを身に付け、古い鱗を1枚1枚丁寧に剥がしていく。

 古い鱗を取り除いた後は新しい鱗に付着している汚れを磨いて落とす。。

 背中が終われば組んでおいた台座を取出し側部、尻尾と磨いていき、首から頭部も終わったら立ち上がってもらう。

 立ち上がった後手足を磨き最後に腹部…なのだが、メイドによって逆鱗の位置が違うので誤って強く刺激してはいけない。

 気を許していない物がふれると不快でしかなく、許している物がふれるととても気持ちがいいらしい。

 なので強く刺激をしてしまうと脱力した龍に押しつぶされることになる…死にはしないが脱力状態から復帰するまで動けないのはつらい。

 出来るだけ逆鱗を刺激しない様磨いた後は最後に全身を洗い流してお終い。

「もう戻っていいよヴリトラ」

『はい、ありがとう御座いました、ご主人様』

 ヴリトラは人型に戻り、水分を含んだ黒い髪の水気を切っていた、やはり体を隠す気はないらしい

「はい、タオル」

「ありがとう御座います、でもご主人様が拭いてくれませんか?」

 胸やお尻を強調するように見せ付け、拭いてくださいと要求してくる。

「はいはい、拭いてあげるからもう少し慎みを持とうね」

 体にタオルを巻き、ポンポンと軽く叩くように水分を拭き取る、髪も軽く拭き取った後は温風を当て乾かし完了。

 古い鱗を全て落とし、全身の痒みが無くなったのかすっきりしており、肌もますますツヤツヤになっている。

「ご主人様、この後はどうなさいますか?」

「水浸しの庭を戻したら今日はもうお終いかなぁ、1日で2人はさすがにつらいかな?」

「では少し良いところに行きましょうか」

 ヴリトラはそう言い手を取り歩き出した、が…

「その前に脱衣所によって服を着ようね…全裸で歩き回っちゃ駄目」

 足を脱衣所の方に進め何とか下着を服を身に付けさせることに成功した。

 その後ヴリトラに手を引かれ川の上流の滝まで連れて行かれ、お茶の時間まで滝の流れる音とヴリトラの膝枕で癒された。

 全裸で見せ付けてきたり慎みが無いと思えばこういう可愛い面もあるんだよなぁ…


 翌日はハクを呼び出し前日のヴリトラと同じように脱衣所で脱いできてもらう、が…

「お待たせしましたご主人様」

「なんでハクもどこも隠さず堂々と来るかなぁ…」

「どうですご主人様、欲情しましたか?」

 ハクも胸やお尻を強調してくるがやはり痒いのか背中を掻いたりしている。

「それもう昨日もやったから、龍型になって寝そべってね」

「もう、せっかく誘っているのに乗ってこないなんて…」

「そういうのは皆が終わった後でね、ずっと痒いままは辛いでしょ?」

「わかりました、皆が終わった後はちゃんと相手をしてくださいね?」

 ハクはそう言うと龍型になり大人しく寝そべる。

 後はヴリトラと同じように古い鱗を取り除き磨いていく。

 残るは腹部となった所で逆鱗を刺激しない様にしていたが、ハクがくしゃみをしたため逆鱗に強い刺激を与えてしまい…

『ひゃっ!』

 という声とともに押しつぶされた。

『もう、ご主人様、そんなに強く触らないでください』

「…今のは不可抗力…後動けないから立ち上がってくれるとうれしいかな…」

『んっ…暫くは無理ですね…自力では立ち上がれません、誰かお呼びましょうか?』

「じゃあお願い」

『わかりました、少しお待ちください』

 ハクはそう言うとメイドを呼び、巨体を持ち上げて貰い、持ち上げて貰ってる間に残ってる部分を磨き上げ、腹部の下からササッと撤収した。

「よし、じゃあもう戻っていいよ」

『今は動けないのでちゃんと受け止めてくださいね?』

 ハクは人型に戻りはじめ、ハクが地面に落ちないようにしっかりと抱き留め、ハクの前身のお手入れは終わった。

 ハクを持ち上げ支えていたメイドも撤収準備、でもハクが動けないので脱衣所の服の回収を任せて置いた。

 ハクは全身濡れているので私の服も濡れることになったがまあ仕方なし。

 脱力し、動けなくなったハクを部屋に連れて行き、メイドに支えて貰い体を拭き、髪も乾かす。

 その後はベッドに寝かせ、膝枕をして寝かしつける。

 昨日はヴリトラに膝枕をされ、今日はハクを膝枕する、色は黒と白で別れているが根本的なところは似てるんだよなぁ…

 ハクが寝息を立てはじめた頃、起こさない様に膝から枕に移し替え部屋を退室した。


 その次の日はニールを、そのまた次の日はティアを洗うが…

 ニールとティアも良く一緒に行動しているせいか割と似ている。

 ヴリトラやハクみたいに身体を見せ付けてくる、という事はないが、やはり全裸で堂々とやってくる…

 龍人族は皆自分の体に自信を持っているせいかこういう時は隠そうともしない、種族の特性なのか何かか、基本的に皆大きい、なのに重力に負けず、垂れもせず張りがある、それでいて柔らかくと、一部のメイド達がお風呂で羨ましそうに見ている時がある。

 ヴリトラとハクは誰もが振り返るニールとティアよりもさらにスタイルが良よかったりもする、ニールとティアに比べると少し地味に感じるというだけで目立つことが無くなっているが…

 コウも大人しそうに見えてかなり大きく、着やせして目立たないだけである。

 そんなこんなで龍人族のメイド達の古い鱗を全て剥がし、磨き終わった後は全員人型の状態でお手入れ。

 角を削り、羽と尻尾も磨き、髪もツヤツヤにする。

 人型の時にも逆鱗は有るにはあるが鱗ではない、背中や尻尾にあるわけでもないのでそこは安心して手入れができる。

 全員の手入れが終わった後は溜まった鱗を全て農場へ、たまに剥がれる人型と違い、龍型は一気に古いのが剥がれるから量がとても多い。

 何年かに一度なので、余るという事も無く何だかんだでちょうどいい。

 鱗を全て農場に置いた後は…

「ご主人様、約束通りお相手してくださいね?」

 皆の手入れが終わったのでハクの相手をする…


 移動中ハクの要望通りに性別を変え、スタイルも言われた通りの物に変える、今日は背丈が高めの胸は平らが御所望か…

 ハクに連れて行かれた先は龍人族のメイドが全員待機しており、何かの順番待ちをしていた。

「お待ちしておりました、こちらへどうぞご主人様」

 ニールが膝をポンポンと叩くので近寄っていくと、頭を掴まれ強制的に膝枕をされ、頭を撫でられる。

「こちらも失礼いたしますねご主人様」

「それではこちらも失礼いたします」

 ニールに膝枕をされ、左右をコウとティアに挟まれ、腕や足をマッサージされる。

「此度もお手入れありがとうございました、メイド長にも許可は取ってありますので、今日はもうこのままお休みくださいませ」

 ある程度マッサージすると待機していたメイド達と入れ替わり、今度はうつ伏せにされ背中側をマッサージされる。

 全身をマッサージされ心地よい気持ちよさに包まれ眠気もやってくる。

「眠たくなったらそのまま眠って下さって結構ですからね、後は全て此方にお任せ下さい」

「…ん…じゃあ…後は任せる…」

 そう言い残しメイド達に身を任せ眠りについた。


 眠りから覚める頃には夕食の時間も過ぎ深夜に差し掛かっており、マッサージをしていたメイド達も夕食を取らず続けていたようだ。

 起こすのも可哀想だが何も食べさせない、と言うわけにも行かないので1人ずつ丁寧に起こし、調理場へ連れて行く。

 時間が時間なので食材もあまり残っていないので収納して置いたうどんを取出し茹でる。

 茹でている間にレタスなどサラダで使う野菜を刻み、鮪のオイル漬け、温泉卵を出しておく。

 湯で終わったうどんは冷水で締め、お皿に盛り、刻んだ野菜と鮪のオイル漬けを乗せ、最後に温泉卵も乗せたら出汁をかけて簡単なサラダうどんの出来上がり。

 あまり重くも無く、ツルっといけるサラダうどん、皆直ぐに平らげ、おかわりを要求してくるが深夜なので我慢をして貰う。

 片づけをした後はメイド達を引き連れお風呂に、皆で仲良く入浴、マッサージの時に出た汗を流し、程よく温まった所でお風呂から出る。

 後はメイド達と共に部屋に戻り朝まで一緒に寝る。

 少し失敗して押しつぶされたりはした物の、龍人族メイド達の全身丸洗いは終わった。


 翌日もメイド達の奉仕期間は終わって無いのかひたすら甘やかされる。

 まだ少し疲れも有るのでちょうどいいを身を任せ、今日もメイド達にマッサージをされ、心地よい眠りについた。

 昼食時と夕食時はちゃんと起きて夕食はちゃんと皆の分を作る、終わればまた癒される。

 許可を得たのは数日だったらしく、疲労が完全に抜けるまで癒し、甘やかしてくれるらしい。

 長いようで短い数日かもしれないが、今はこの甘いひと時を楽しもう。

 ハクとヴリトラに左右から頭を胸で挟み込まれ、苦しくない様、心地よくなるように調整され、眠りにつくまで甘い声で囁かれた。


 ただ目を覚ます度に私を含め全員全裸なのはどうなのかなぁーとは思う…

 確かに龍人族は寝る時は皆全裸になってるけど…私まで脱がせる必要はあったのだろうか…

 皆手や足に抱き着いたり、時にはお腹や下腹部を枕にして寝たりしてたしね…

 胸も枕にしてたけど、平らな胸を枕にして気持ちいいのだろうか?

 心音が聞き取りやすくなるからその音を聞いて寝ているのかもしれない…きっとそうだろう。

 そう思いつつ幸せそうな表情で胸に耳を当て、指でこねくり回し、揉みしだいている手をそっと外した…

人型になっても逆鱗は一応ある、鱗じゃなくて黒子になってるだけで胸の何処かにある。

ご主人様の場合突いたりすると冗談であろうがなかろうが部屋にお持ち帰りされる。

見知らぬ人の場合事故なら全力で謝れば運次第で助かる、少しでも触れてラッキーと下心出すと消される。

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