お便りコーナー 後方では黙々とロスト中
「ちょっとたまりにたまったお便りの返信コーナー、今日は野池風プール前からお送りいたします、ちょっと改造が進んだので落ち込みが作られたり岩を沈めてあったり、作り物の葦を植えています、では最初のお便りから…ちょっと待ってね?」
えー…何所からだ…新しいのが一番上に来るから一番下か、どんどん送って行って…これか。
「何所に住んでいるのですか?今はここに住んでます、とは言っても自分の家と直ぐ行き来できるのでここにいる時は週に3回は家に帰ってます、帰らないと怒られます」
答えたので似た様なお便りは全部除外して、次のお便りー…
「A1からA5の名前を教えてください、無理です、でも自分で調べた上で知るのは自由です、ただし行き着いた後は守秘義務が課せられます、念書を持った人が今いる場所に現れると思いますので、大人しくサインをして知ったことは一切口外しないと伝えましょう、守っている限りは常に監視をされるだけで済みます」
「大体聴くなとか、調べるなとか、そう言っている人は大体が自分で調べて名前を知った人達です、そもそも個人情報を調べてどうするんだって感じもしますけどね、良く検索してはいけないワードとか、知らないほうが良かった事とかあるじゃないですか、その類です」
「ガレージの中で作業してるんじゃなかったの?」
「終わったから試運転です、後でA1からA5まで集合しますよ、まあそちらは気にせず続けてください」
じゃあ放っておいて、次のお便り…
「マキシマやワールド等から道具が大量に届けられているのはマキシマなどがスポンサーだからですか?違います、お姉さんが何時か言ったような気がしますが、スポンサーは居ません、確か居ないよね?」
「居ませんよ、開発に関わってるからテストに借り出されているだけです、完成後にギャラとして現物で送られてくるだけです、テストで使った物は釣った魚の写真と一緒に展示されるんじゃないですか?言っておきますとテストで送られてきた物より生産ラインに乗せた製品の方が完成度は遥かに高いです、というかテスト品の方が脆いです」
「だそうです、じゃあ次のお便り、古い物から消化して行ってるので新しいお便りを飛ばしてきてもダメだからね?えー、某ゲームの中で道具を買ってみたけど性能はリアルと一緒ですか?同じです、使っている材質から強度まで全部同じです、それを確かめるために結構無茶な使い方をしている動画も上げています」
「お兄さん炭下さい、ちょっと炭が足りない」
「ガレージの片隅に浄化用って置いてなかったっけ?」
「ここにあるので全部です、まだ使えそうなのを残せば足りますけど」
「向こうでダイヤが作業してるから、言ったらもって着てくれると思う」
「あー、じゃあそっちに行ってみます」
炭はまだ50キロくらいあったと思うんだけどなぁ、ちょっと使いすぎな様な…
「まあ、性能はどちらで使っても変わりません、ピライーバであろうがピラルクであろうがスタージオンであろうが、それを相手にして折れない物はこちらで使っても折れません、折れたら不良品ですのでメーカーに送りつけてください、中古で買った物でなければ3年間は無料で修理と交換をしてくれます。
生放送なので放送は続きますがちょっと確認したいことが有るのでしてきます、すぐ戻ってくると思います」
結構長持ちするようにはなってるはずなんだけどねぇ、野池風プールの浄化槽は…大丈夫、プールの中にある浄化するための所も大丈夫…んー?交換した様子もないしまだまだ足りると思うけど何に使ったんだろうか?
「確認したいことを確認したので続きいきまーす、濡れてるけどそのうち乾くので気にしません、でー…なんだっけ…これか、良く使うラインは何ですか?メーカーからテスト用の物が来たらそれを使ってますが、ナイロンもフロロもPEも使い分けてます、根ずれの多い所でフロロやPEを使う事は無いですね、バスなんかで水草の多い所はフロロを使ってます、根ずれも水草も少ない所はPEにナイロンのリーダーです。
メンバー達と知り合ったのは何所ですか?A1からA5は無人島に釣りに行ったときに知り合いました、その時に食料などを忘れていたので分けて上げたりしました、それがきっかけ…かな?お姉さんとはそれより前です」
「ちょっと後ろ失礼しますね」
「というかなんでびしょ濡れのままやってるんですか?」
「まあ放っておけばそのうち乾くから?」
「そうですか、暫く後ろで色々実験しますがお気になさらず」
「濡れてるならテスト中にロストしたルアーを多分プールの中まで取りに行ってもらうと思います」
「それは別に良いけど、回収用の船をそこに置いてるじゃない…」
「岩場に引っ掛けてからどの程度で糸が切れるかのテストなので、それぞれ50回位は糸を切ると思います」
「根ずれなどに強いPEが出来れば岩場でもガンガン攻めて行く事が出来ますからね」
「A1とA2の2人が実験している間にこっちはこっちで進めましょう、祭典の時に抽選が送られた道具はどうなりましたか?スピニングとベイト合わせて20有りまして、会場に来ていた人で14、会場に来ることのできなくて応募した人で6、規約にサインしたにもかかわらず売ろうとして戻って来たのが7、もう潰したから13セットしか残ってないかな?」
戻ってきた道具は全て潰して廃棄済み、また作るかどうかは…わからんね。
「勿体無い事をしましたよねぇ、ロゴも一切入ってませんし、無名とか一部だけで有名な人が作った道具ーって程度にしか思ってなかったんでしょうけど、どういう物だったかを知った人は発狂すると思います」
「炭足りた?」
「バッチリ、今は最後の稼働テストをしている所です、消臭と浄化の速度を劇的に上げましたので、喉が渇いた、でも飲み物はもう無い、そんなときにこれで川や池の水をこれで濾過しまして、ここから出てきた水はもう飲めます、心配なら沸かしてください、炭が無くなったのはテストに次ぐテストで大量消費をしたからです、一応ヘドロでも問題の無い事は確認済みです」
「そんな物を作ってたのね」
「個人に開発させるようなもんじゃねぇですよこれ、収入は増えるからいいですけど、あ、これは別に釣具メーカーとかからの物じゃないです、おじいちゃんがちょっと友達と国外まで釣りに行ってくるから便利な物をくれと、出来れば何所で水を飲んでも腹を下さない物をくれと言うので、個人的に作った次第でございます、まあ釣り旅行から帰ってきた後にでも生産して売りに出すんじゃないですかね?一応浄化用に使う炭なら何でもいいようにしてあります」
「だそうです、次のお便り行きましょう、メンバーの中の誰かと付き合っているんですか?いや別に?付き合ってはいないし、特定の誰かとだけってのもないね、次のお便りはー…時折映るメイド服を着た人達は誰ですか?私の家で働いている娘達です、皆良い娘達だよ?あまり言う事は聴いてくれないけど」
「命令を聴かないだけです、お願いは聴きます」
「だそうです、次行ってみましょう、ちなみにしれっと隣に座って来たのは車庫に車を増やしては去っていく迷惑な人です、今日も車庫に車が1台増えてました、まあそんな物よりお便りですね」
「酷いなぁ…」
車が増える度、少しずつ少しずつ釣り道具などを置いて有るガレージまでの距離が伸びて行ってるんだよなぁ…練習コースの有る所に建てたから一番奥まで行かないと駄目だし…今度直通の扉でも設置するか…
「メンバーの中で一番釣りが上手いのは誰ですか?多分お姉さんじゃない?私は基本的に魚の居る釣れる所でしか釣らない事の方が多いし、余り居ない釣れない所で釣るとなるとお姉さんだね、多分初めて行く何も知らない所でも10回投げたら7匹は釣ると思う、大きさは兎も角として…」
生放送は続いているが気にせずお茶を飲んで小休止、流石に恵里香さんとかルシフみたいに長時間喋るのは慣れてないからなぁ…小休止を挟みつつ少しずつ消化していくしかないね、まだまだ終わりそうにないのが問題だが…
ミルフィーユを食べながらお便りの整理、似た様なのを全て除外して、古い順に並び替えて、次はこれからだね。
「食べてる途中ですが…お便りを…読みたいと思います、メンバーそれぞれの道具は幾ら位かかっていますか?んむ…ボートを含めると1人当たり数百万からです、牽引するための車とボートで7割、竿とかリール、ルアーや仕掛け等で3割です、今でこそ竹林が出来てますが、動画を上げ始める前はA1からA5は10本程度しか持ってませんでした、海でも川でも使い回せるのがメイン、それとGTを釣るための竿とリール…かな?そんな感じだったと思います、次行きましょう、今まで釣った魚で一番大きいのは何ですか?…何だろうね?私はアカエイです、大きすぎたので港に住んでいる人達全員に分けてなお余ってました、お姉さんやファイブAは聴かないと分かりません、少なくとも皆140以上です、南の方でGT等を釣りに行ったときに皆140以上を釣り上げていたと思います、その時に記念撮影をした物が有りますので…」
「はいこれ、各メンバーの記念写真、お兄さんが172、お姉さんが167、A1からA5が140から160辺り、軽く記録を超えたりしてるけど申請してないので公式の記録には残ってません、釣って測って撮影したら即リリース、今も海の何処かで泳いでると思いますよ?」
「はい、ありがとう、まあ一番大きいかどうかは知らないけどこの位の物は釣っているという事で、カジキやマグロなんかを釣りに行ったらすぐに3メーターとか4メーターになると思います、次のお便り次のお便り―…お兄さんが毎回針の返しを潰して削っているのは何故ですか?単純に魚を極力傷つけない為です、後外しやすいから、食べる目的であれば返しは潰さないので付いてます、ただの拘りです。
んむ…ミルフィーユがなくなった所で次、プロになったりメーカーと契約したりしないんですか?しません、メーカーとはメンバーがそれぞれ契約してます、とはいえブランクルアーを売らないとか、塗装した物は一度見本として送ると言った程度の契約…だっけ?」
「後は塗装済みの物を出品したりして売らない事、だね、身内で使うなら構いませんよー、釣れそうかつ量産が出来そうなカラーであれば後日メーカー側から発売しますって言う契約をA3が結んでて、A4とA5が素材の開発やら設計やら、まあ専属ってわけでもないですし、破棄した所で何の問題もないです、まあどちらにも特はないので破棄する意味はないですが」
「そう言う感じだそうです、で、プロに関しては…そもそもプロアマ問わず大会やトーナメント等が参加禁止です、もう向こうから参加しないでくれって言われました、周りが真面目にやっている中で規定に無いとはいえ、ルアー1種のみとか、明らかに大会とかで使うような物じゃない道具で記録を塗り替えるのはやめてくれと、そんな感じで参加禁止になりました」
「早い話が真面目にやったらやったで誰も勝てなくなるから参加しないでください、お願いしますって奴です、ちょっと本気で勝ちに行った結果が某アマチュア最高峰、プロ入り直前に出るような大会での惨事です、話題にならなかっただけでお姉さんとA1からA5まで皆大会レコードを軽く塗り替えてました」
「釣れる物を皆で釣って持って行ったらもう参加しないでくださいって言われて、その後今後開かれる大会全て永久参加禁止ってお手紙が届きました」
「これが問題のお手紙です、国内だけじゃないですよー?国外の大会すら参加禁止ですよー?なので正しくはならない、ではなくなれないです」
「なる気は一切ないけどね、好きな時に好きな様に釣りに行けるのが一番、次のお便りー、お兄さんが車を運転しているのを見たことが有りません、免許持ってないの?免許は有りません、運転は出来ます、でも運転は絶対にさせて貰えません」
「これに関して補足をしますと、事故を起こしたりするから運転をさせていないのではなく、運転をさせてはいけないからです、会社に例えて言いますと、赤の他人であるペーペーの平社員の送り迎えを創始者にやらせるような物です、親切心も有るかも知れませんけど、周りはそうは思いませんよね?そう言う事です、絶対に運転をさせてはいけないタイプです」
「実家の方にある船は大丈夫なんだけどねぇ…」
「アレは食べるための魚を捕りに行ってるのでそれはそれ、これはこれです」
「とまあ、こんな謎な状態です、次行ってみましょう、お気に入りのルアーは何ですか?何でも使うけど私はスプーンかな?自作でも作りやすいのが良いよね、100均でスプーンを買ってきて穴を空けるだけでも作れるし、適当に色を付けてやればカラーも好きなのが作れるしね、柄の部分がごみになって勿体無いからやらない方が良いけど、溶かして無駄にせず使い切れるならいいかも?他のメンバーの好きなルアーは知りません、制限がない場合は反応が無ければすぐに変えているので分かりません。
マーメイディアLGとワイバーンCHどっちがお勧めですか?性能はそんなに差がないので好きな方でいいかと?糸が沢山巻けてよく飛ぶのが前者、バックラッシュが絶対に無く程々に飛ぶのが後者、100メーター先のポイントなんて狙う事はまずないと思うので、お好きな方をお取りください、そもそも私はどちらのメーカーも使ってません、手作りのリールと竿です」
んーむ、お便りもようやく折り返しくらい…かな?同じ様な物が多いので一つ答える度に5つずつ位消えて行っているので…7割くらいは消化できたかな?お便りの受付も一旦停止してるし、全部返したらプールの中に沈んでるルアーを回収しないとなぁ…
新型濾過器
水を入れて10分も経てばヘドロでもきれいな水になる
でもヘドロを入れると炭が一回で駄目になる




