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ロケ地は国外、でもやる事は同じ えくすぷろーじょん

「へーいご主人様こっちこっち!」

 予定通りに海外へと遠征、飛行機から降りた所で絶好調なルシフが出迎えてくれたのだが…一緒に行くのは駄目だったんだろうか…?何やら向こうでやることが有るからと3日位先に現地へ飛んでいってたんだよなぁ…

「葵ちゃんや恵里香ちゃん達は普通に入国だけど、ご主人様はこっちから入国ね、ご主人様のパスポートなんてないし、堂々と密入国ですな!言葉が通じないとかはないと思うから、絡まれたら適当に撃退するなりなんなりして良いよー、ポリスメェーンが来たら適当にこれを見せれば大丈夫、まあ治安はいい方だから問題は起こらないと思うけどね。

取りあえず荷物を受け取ったら表に車を停めてあるからそれに乗り込んでねー、寝泊まりする所にもうボートと牽引するための車は停めてあるから、道具紹介やらそんなのはそこでかな?」

「おーっと此処に居ましたか、ルシフさんこれから暫くお世話になります」

「お世話になっちゃってー?外に車停めてるからまずは外に移動するよー、荷物はまあトランクには乗り切らないだろうからまあ適当に車内に放り込めば大丈夫だね、釣具は全部キャンピングトレーラーの中ね」

 ルシフの案内に従い外に止めてあるという車へ移動、手荷物も着替え位だけど、人数が人数だから割と多くなるね、バッグ一つにまとめても私を入れて11人分、結構な大荷物…とも言えるかな?


 車に乗り込んだ後はルシフの運転で宿泊施設まで移動すること約4時間、時間的にはちょうどお昼前辺りかな?何かをやるにしてもお昼を食べてから、とはいえここだと何を作ったらいいのかな…まあ特にこだわる必要もないか、お米も沢山収納して来たし味噌に醤油も完備、お米が恋しくなったら炊けばいいや。


「基本的に味付けが違うだけで食べてる物は大体同じです、その土地その気候に合った味付けになるくらいですね、ですのでお肉もドーン!見てくださいよこれ、この分厚いお肉!焼くための器具も蓋つきのガーデングリル。

まずはお肉の下処理をしまーす、まずはドスドスドスっと筋を切って塩と胡椒を振ります、ちょっと多めに振るといいですね、このまま馴染むまで待っている間にニンニクや玉ねぎを刻みつつ、炭に火を入れて網を熱しておきます、ニンニクは使ったり使わなかったり、まあ好みですね、玉ねぎは輪切りでいいです。

次に片側に纏めてある炭の方にスキレットを乗せて玉ねぎをバターで焼きます、無ければサラダ油でもマーガリンでも何でもいいです、軽く焦げ目が付いたら引っ繰り返して、もう片側も同じようになったらお皿に取り分けます。

次に火力が一番強い所でこれ!目玉である分厚いステーキ肉ですね、火が燃え上っている間にこれの表面を焼きます、両面に焼き目が付いたら炭がない所、そこに寄せてまた少しやきます、その後さらに端に寄せて蓋をしてじっくり焼きます、レアが良い人はそれほど時間をかけなくていいです。

蓋を開て肉を返して炭に少し近づけてまた蓋をしてじっくり、そしてまた蓋を開けて肉を少し避けまして、火力が強い所にスキレットを乗せて刻みネギ、ニンニクを油で炒めます、ある程度火が通りましたらスキレットの端に寄せまして、焼いている肉をスキレットに乗せて、炒めていたネギとニンニクを乗せて表面に塗ります、これを焼いているお肉の枚数分、最後に最初に焼いて置いた玉ねぎを乗せてスキレットの上で匂いがお肉に移るまで少し焼きます、これでステーキの出来上がりです。

ソースなんか必要ないです、このまま食べてもかなり美味しいやつです、手間と時間ははかかりますが、これぞステーキ!と言える物ですね、切っている感じでわかると思いですが硬くはないです、分厚くて長時間焼いてますが硬くはならないです、中はほんのり桃色で丁度いい感じですね。

あ、国産のサシの多いお肉でこの焼き方はやめましょうね?脂ががっつり落ちますので、しっかり役と悲しい事になります、これは分厚い赤身のステーキを作る時の焼き方ですからね?

隣にちらっちらと車紹介で見たことのあるメイドさん達が映ってると思いますが、あまり気にしない様に、ガーデングリルやお肉を買ってもメイドさん達は付いて来ません、取りあえずこのまま昼食に移りたいと思いまーす」


 恵里香さんは何やら動画を取りながら調理をしているが、まああちらはあちら、こちらはこちら、用意されたお肉をただひたすら焼くのみ、本当に表面だけを焼いただけのたたきに、ちゃんとステーキになっている物に、炒めたニンニク、薄くスライスした生ニンニク、粗塩、刻み葱に味付けポン酢など調味料と薬味色々、主食は平打ちのパスタをスキレットにバターと刻みにんにくを入れて炒めた物、味付けは塩が少々、本来のパスタは良く混ぜるだけなのだが、これもバーベキューの醍醐味と言う事で、焼きそばや焼うどんの様に、程よい所で薄切りにしたステーキを乗せて出来上がり、味を足すかそのままかはお好みで、ステーキソースでもバーベキューソースでも、焼き肉のたれとか醤油でも何でも合うね、味付けポン酢でも良い、他にはオイスターでもウスターでも豆板醤でも、本当に何でもいいんだよねこれ。

 出来上がった物を次々に並べていき、並べる度に無くなっていく料理をさらに追加で作り、ホイルに包んで焼いていたじゃが芋も火が通り次第バターを乗せて並べていく、少し空いた時間でサラダも大量に作り各自好きなだけお皿に取っていく方式で。

 2時間程作り続けた所でメイド達の昼食は終了、余った肉を焼きつつ、玉ねぎを刻み、バターで炒めて残ったパスタを全部投入、ブールマニエと牛乳を加え、塩と胡椒で味を調えて良く混ぜ、チーズをたっぷり乗せて蓋をして肉と一緒にグリルの中で焼く、チーズが溶けたら取り出し、お肉も切ってスキレットに戻せばお昼の出来上がり。

 グラタン風煮込みパスタになっているが、パスタが溶けてたりはしていないので、これはこれで美味しい、お肉の仕上がりもバッチリ、ゆっくり食べてから片付けだな。


「お兄さんが食べている横で今回持ち込んだ道具の紹介…の前に何故今回は国外に来ているかですね、バラマンディやマーレイコッドを釣りに来たからです、バラマンディは海と湖両方行きますよー、目指せメーターオーバーですね、海のバラマンディは食用になりますので多分持って帰って料理して食べます。

では道具の紹介ですね、まずはこちら、少し前に発表されたばかりのマーメイディアシリーズの180MHと240XHです、それぞれスピニングとベイト用で計4本ですね、ベイトはマーメイディアLG、スピニングがLSの5000番、他にも持ってきてはいますがバラマンディとマーレイコッドはこれで行きます、ラインキャパが足りるの?って思った方は安心してください、別売りのスプールで10000番まで対応できます、現在5000番リールに8000番と同等のスプールが付いてます。

まだ発売はされていませんが番数の下一桁、ここに5008って書かれていると思いますが、この数字が他の番数と同等ですよって意味です、6から10まで有りますので、場所によって使い分けてください、LS5000が7万円ほど、別売りのスプールが1万から2万円くらいですね、2000から4000も別売りのスプールが一応ありまして、大体3つくらい上の番数までキャパが増やせます、多ければいいってもんじゃないですけどね、長いとそれだけ処分するラインも増えますので経済的ではないですね。

それで、今回使用するのはそのキャパを増やしているスプールを付けている奴ですね、これに市販されているPE5号、LGにも同じ物を巻いてあります、それで隣にあるのが同規格のワイバーンシリーズです、こちらも同じ糸を巻いてあります、まあぶっちゃけた話しテストですね、ルアーは現地で購入した物を使います。

でー、隣でまたチラチラと映ってるかと思いますが、こちらは同シリーズの180Lと200MLでほぼライトタックルと言える物ですね、スピニングも2つ下げた3000番、スプールもそのままでPE3号、ベイトは4号を巻いてます、こちらのPEはまだ販売されていないテスト品ですね、従来のPEより遥かに頑丈になっているという事で、3号でも5号と同等らしいです、これとライトロッドを合わせてメーターを狙ってやろうと、そう言う感じですね。

そして、このシリーズの隣にある一際短い、メタリックなレインボーカラーのこちら、何時ものアレです、ですがNTではなく現在この2本しか存在してない特別仕様の穴釣りロングSE、スペシャルエディションになります、多分動画を公開する頃にはNTのベイトリールタイプが販売されていると思います、SEは3000円で売るには厳しいとの事でまだ一般販売は有りません、今後に期待しましょう、後お兄さんはこれでメーターを狙います、何がどうSEなのかは実際に使っている時に解説をしましょう。

お兄さんの昼食と片付けが終わったようなので、取りあえずは地元の釣具屋へ行きましょうか、一通りルアーも持ってきてはいますが、こちらでしか買えないようなビッグベイトも有りますからね、では、移動しましょう」


 んー、これとこれが買い、替えの針が10本、リーダーに使う糸は必要なし、ビッグベイトは使わず程々で、小さいからと言って釣れないわけでも無し、大きいのが釣れたら運が良かった程度で十分、ルシフに渡されたカードで支払いをすればお買物は終了、恵里香さん達は道具がどうのと説明しているが…まあ放っておきましょ、メイド達が付いてるし、こっちはこっちでやることが有るのだ…


 まずはベーコン、何枚などとは言わず、スライスする前の塊をどーんと20キロ、これをベーコンと言えるような薄い長方形にしていきます、ベーコンは出来れば生の物を使いましょう、切り終えたベーコンを編んで行きます、綺麗な形にしたいときは1枚の生地の様にすればいいでしょう。

 次に端材になったベーコンを細かく刻みます、刻み終えた端材のベーコンと合いびき肉、香辛料を混ぜ合わせます、繋ぎは必要ありません、緩い時は挽肉を足しましょう、柔らかい方が良い場合は牛乳に浸したパン粉を繋ぎにするといいでしょう、今回はパン粉無しです、玉ねぎも入れません。

 編み込んだベーコンの内側にバーベキューソースを塗ります、この塗った所に先程捏ねていた挽き肉を乗せます、挽き肉の形を整えたらバーベキューソースを塗ります、塗り終えたら海苔巻の海苔のように巻きます、巻き終えたらベーコンの表面にスパイスをたっぷり、これで暫く置いておきます。

 待っている間に次の用意をします、またベーコンを切り揃えて編み込みます、今度は少し硬めに炊いたご飯をベーコンいっぱいに広げます、先ほど捏ねていた大量の挽き肉を取り分けて炒めた玉ねぎ、牛乳に浸したパン粉を良く混ぜて柔らかく仕上がるようにします、広げたご飯に薄く醤油を塗り、ひき肉を乗せてまた海苔巻のように巻きます、後で切り分けるので目印は特に必要ないです。

 次はベーコンの上にひき肉を薄く広げ、バーベキューソースで炒めたパスタを乗せてこれも巻きます、どんどん種類を増やして行きましょう、そして出来上がった物をお昼にも使ったグリルの中に入れてまずは強火で表面を焼きます、表面が焼けたら火の弱い所に移して蓋をしてじっくり焼きます、中は肉の塊ですから長時間じっくり、このまま夕食の時間まで焼きましょう、他に用意する物は有りません、夕食はこれだけです。

 まだ材料が余っているので定番中の定番も作っておきましょう、まず編み込んだベーコンにスパイスを振りかけ、ベーコンを乗せてソースをかけます、そしてベーコンを巻きます、そしてさらにスパイスをかける、これだけです、こちらは1時間から1時間程で火が通りますので焼くのは後でいいですね。

「先に帰ったかと思えば…なんつーもんを作ってるんですか…」

「国外でのバーベキューと言えばこれだって聞いたから?」

「それは違う国です…それはベーコンが好きな国でこの国じゃないです、アレンジも多く美味しいのは認めますが…何のことか分からない人のために説明しますと、ベーコン・エクスプロージョンと言う名前の料理です、焼いた後は輪切りにして食べるんですが、その輪切りにして切り分けた1切れが1食分です、それ以上食べると食べ過ぎになります、逆に言えば1切れだけであれば意外とヘルシーだったりします」

「結構な種類を作ったから、いろいろ食べてみてね?」

「1切れだと食べ過ぎになるってさっき言ったばかりじゃないですか、まあ食べますけどね」

 夕食時までは後1時間くらいなので最後に用意した始まりの一品をグリルの中に投入、忘れてはならないのがスキレットなどに乗せて置くという事、後はもう放っておけば出来上がり、時間はかかるけども放っておけばいいのは楽でいいね。


「皆さん、恐怖の夕食の時間がやって参りました、まさにカロリーモンスターと言うべき魔物、ベーコン・エクスプロージョンが焼きあがったそうです、早速食べに行ってみましょう。

まずはこちら、始まりの一品と言われている中にベーコンを巻いて有る物です、ベーコン好きにはたまらない一品になっています、表面はカリカリ、中はしっとり、白ご飯やパン、味のついてないパスタが欲しくなってきますね。

こちらは挽肉包み、挽き肉の下味に刻んだベーコンが使われていますのでこれまた白ご飯が欲しくなってきますねぇ…

こちらはご飯入りで中はハンバーグですね、刻み大葉と下しソースが欲しくなりますね、そしてその隣はバーベキューソースで炒めたパスタ入り、帰国後の体重が怖いです…

A4とA5が食べているのはステーキ肉をバーベキューソースに付けて味を染み込ませている物を、ベーコンで巻いたエクスプロージョンですね、主食は肉です、副菜も肉です、炭水化物が欲しければご飯とパスタが入っている物を食べましょう。

ちなみにA3は普通に適応していまして、A1とA2は何この…何?って表情ですね、メイドさん達に至っては切り分けた物じゃないですよ?塊1つそのまま持って行ってます、あれだけ食べてスタイルが一切変わらないのは羨ましいですねぇ…まあこちらも食べてしまいましょうか、目標は全種類制覇です、行ってきまーす」

バーベキュー

庭でやるアメリカ式、分厚い肉をじっくり焼き、匂い消し等以外の目的で野菜を焼く事は無い

時間はかかるけどおいしく頂ける


ベーコン・エクスプロージョン

ベーコンでベーコンを巻いて焼いた物

ベーコンだけの王道でも良いしハンバーグ種でも良いしステーキ肉でも良い、アスパラに人参等の野菜を巻いても良い

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