贈り物 ちょっと勿体無い
穴釣りロングNTがメタリックブルーとショッキングピンクで2本、これは私宛て、マーメイディアLGの右と左が2個ずつ、マーメイディアLSが5000番まで2個ずつ、マーメイディア160から240が何本か、全部送られてきたわけではないみたいね、希望した物かまだ生産が追い付いていないかのどちらかか、まあこれはA1宛てで、こっちがワイバーンCHの右左、ワイバーンCPがこれまた2個ずつ、竿も160から240が硬さとかが混ざった状態で数本、こっちはA2宛てと。
でー…こっちの小包がリアルウグイやリアルオイカワの発表されたばかりのルアーが3袋ずつと、セットするための小物がトップ用ボトム用の2種類5袋ずつ、これはA4とA5宛て、次の小包がこれまた新発表のジョイントベイト、自然界に時折発生するアルビノを模した物、単色メタリックが3個ずつでA3宛て、少し大きめの箱の中身は…新しいライフジャケット人数分と詰め替え用が3本、もう一つの箱も同じ、こっちの大きくて軽い箱はメーカーのロゴが入ったレインコートやジャケット、偏光グラスに帽子にサポーター、これも各メーカーから。
「結構ありますねぇ、次回からこのジャケットとかを着けましょうか、これが相手がスポンサーであるなら完全にタブーですけどね、どちらもスポンサーではないので気にせず装着しましょう、A1とA2はマキシマとワールド以外は身に着けれないと思いますけどね。
んん?これは小包じゃなくて封筒ですね、何でしょうか?」
「小包は開封動画を取るから許可を貰ってるけど、封筒まで開けるのはどうなの…?」
「良いの良いの、そこまで重要な物なら小包の中に入れたりしませんって、えー何々…あー、なるほど、これはもう一回A1とA2は出向ですね、メーカーの方がガレージ紹介の動画を見た時に、ボートが無地のままだったから、メンテナンスやら最新の魚探やら何やらを提供するのでボートにメーカーのロゴなどを入れさせてくださいって言うお願いですね、これははいを選んであちらに送り返しておきましょう、返事が届き次第A1とA2はボートを持って各メーカーの本社行きですね」
「似た様な奴ならこっちにも来てるよ、穴釣りロングを製造してる所から」
「んー?あぁ、これもボートのラッピングですね、品名とか量産して販売する色がアレな割に社名とロゴがカッコいいんですよねここ、品名が基本ド直球にワカサギミニとかヘラブナミドルとか、投げ竿スーパーロングとか、そう言う名前なのに社名がレッドウルフですよ?主に生産しているのはボート用のエンジンだったりレース用の車の部品だったり、耐久レースとかのスポンサーになったりしているあそこです、赤い文字で狼の一文字だったり、赤色の狼にレッドウルフを書いてあるロゴだったりするあそこです、結構手広くやってます、まあこれもはいにして送っておきましょうか、こちらは多分ロゴのラッピングなど位ですかね?」
「A3とA4、A5宛てにも似た様なのは来てるよ」
「どれどれ、全部ボートのにメーカーロゴのラッピングをさせてくれないかーってやつですね、A3がアナライズ、4と5が同じ所でブルーオーシャン、4と5はカラーやロゴのパターン違いになるくらいでしょうかね?
まあこれも当然のごとくはいと、返事が来たら皆揃って各本社へ出向ですね!」
「私は所持してないから関係ないけどねー、次は休憩室に持ち込めなかった奴かな?」
牽引するための車が置いて有るガレージまでちょっと移動、祭典以降贈り物がちょっと来すぎではないだろうか?
「これは…A1とA2の親馬鹿コンビからの贈り物ですね、仕様書有ります?」
「ここに」
「はいはい、えーと何々…こちらがレガリアとコデック、マキシマとワールドが共同開発した最新の魚探、さっき封筒に入ってた書類で魚探をーってもう現物送ってきてるじゃないですか…
まあ問題はこれの性能ですね、何やらモニターが増えたりしてますが、耐水耐寒耐熱耐久性を向上、右にあるのが従来の物で、左側についてるモニターが3Dのワイヤーフレームで周囲30メートルの水中の地形を表示…これ中々にやべぇですね、水深もセンチ単位で表示されてますし、試しにここで起動してみましょうかね。
更新速度が1秒毎、地形がはっきりくっきり、平面では無くタッチ操作で視点変更も自由自在、ライブカメラ機能も有りまして、こちらもはっきりくっきり濁っていても見えます、モニターが少々大きめなのはアレですね、これ一つで今までの機能を全部カバーしつつ新しい物を取り付けて、更に最大4分割で表示可能と、例えばワイヤーフレームを真上と正面の2面とか、ライブカメラを真上、正面、真横からの3面と言う事も出来るみたいですね、馬鹿なんじゃないですかこれ?これフル活用してボウズだったらよっぽどですよ…水深何メーターの所に居るとかまで分かってますからねこれ…
兎に角数を釣りたい、大会などで貪欲に価値を狙いたいという方にはいいんじゃないでしょうか?まあボウズと言う事は無くなるでしょうが、大きいバスを釣れるかどうかは腕次第になりますけども、これを試すのはまあ出向してラッピング等が終わった後になるでしょうね」
「それはどちらかと言えばまだ小さいけど、問題はこれだねぇ…」
魚探はまだ小さい方でいいんだけど…こんな物を送られてもねぇ…
「あー…キャンピングトレーラーですか、要らないと言えば要らないですよねこれ、しかもレガリアとコデックのロゴ入りで2台、お宅拝見の要領で中を見て見ましょうか…
まずはレガリアから、言うまでもなく中に積まれている家電は全部レガリア製ですね、テレビまで付いてます、ベッドでこう横になりながらテレビを見れちゃいます、しかもこれ横だけじゃなく、天井にも付いてます、仰向けで寝ながら見る事が出来ます、ライトの代わりにテレビってあほですか?
それと小型の冷蔵庫、水道、トイレ、IHコンロ、それと釣り竿などを保管する場所ですね、ベッドは折り畳み式で狭く見えますが、全部広げれば3人は軽く横に慣れるくらいの広さは有りますね、寝心地もかなり良いです。
次はコデックプロデュース、コンロは当然IH、隣にシンク、上には小物を入れるための棚、右手側に小型冷蔵庫、その正面にシャワールーム、隣にトイレ、一番奥にベッドルーム、これも3人は余裕で横になれますね、通路になっている所の天井にはロッドホルダーが有ります、こちらは流石にテレビは足元側になる場所に一つだけですね、天井はちゃんとライトになってます、シャワーが付いている分こちらの方が個人的な評価は高いですね。
ただ問題となるのはどちらも牽引免許が必要と言う事ですね、まあ皆持っていますので問題は有りませんが、このトレーラーは多分買おうと思っても変えないんじゃないですかね?高級車とされている物より高いですよこれ、でも使わないと言うのもあれなので、次回はこれを引っ張って遠征しましょうかね?お兄さんは外で1人野宿です」
「それは別にいいんだけど、何所に行くのさ?」
「何所に行きましょうね?ボートも持って行きたいですし、トレーラー牽引で2人、ボート牽引で3人かなりひどい列が出来そうですね…まあ行くとしたら…湖ですね、それもかなり広い所」
大型の配達物の紹介が終わった所で送られてきた道具を整理、マーメイディアとワイバーンはアスカとアイナの荷物置き場へ、ルアーはそれぞれアキラ達の小物入れを置いて有る所へ、穴釣りロングはサイコロ用の所へ、ジャケットやらの小物はどうしようかな…また集まった時に各自欲しい物を持って行くようにすればいいか。
昼食の準備の前に養殖場へ寄り、大きめのエビとアサリをお昼の材料に調達、餌としても使ってるけど…食卓に並ぶ方が多いのは仕方がない所か…今日はシンプルにエビの塩焼きとアサリのお味噌汁、後は梅干しと納豆が良いかな?
海老は1人2尾でアサリは適当に、この辺りのはやけに大きいな…ってこれアサリじゃないな、ハマグリだ…何所から混ざりこんだんだこれ?稚貝を仕入れた時に混ざってたのかな?まあいいや、隔離してこれはこれで育てておこう、食べるにしてもまだまだ数が少ないし、育てる場所も新しく作らないとねぇ、まあそれはお昼を食べてからでいいや。
さぁて、厨房に行ってちゃちゃっとお昼を作りましょ、育てているアサリは砂抜きをしなくても大丈夫ってのが便利でいいよね。
昼食が終わった後は養殖場をちょっと拡張、環境は替えなくていいので仕切りを作って片側にアサリ、もう片側をハマグリ用にして、拡張が終わったら隔離しておいたハマグリを入れて後は放っておくだけ。
次はお昼用に取ったのとは別にエビを30匹ほど捕りまして、頭を落として殻を剥いて、針につけるのにちょうどいい大きさにカットして、食紅とニンニクパウダーと混ぜて放置、色と匂いが染み込んだらパックに移して休憩所にある冷蔵庫で冷凍、以前作った半端に余っている奴は…食紅とニンニクパウダーに漬けてあるだけだから、から揚げにして食べれると言えば食べれるんだよね、赤いだけで、量も中途半端だから解凍して、今日届いたばかりの竿にリールをセットしまして、ちょい投げ用とブラクリが有ればいいかな?根魚を釣りに行こう、根魚。
場所を移動しまして堤防までやって参りました、道具はこちら、新製品の穴釣りロングNTといつもの手作りリールに糸も製法が秘密の1号、まずはブラクリで消波ブロックの間を狙います、時間が時間で微妙な感じだし、釣れたとしても小っちゃいやつかもしれないねぇ…
今は皆本業中なのでいません、徒歩で来ました、大きいのが釣れたら持ち帰って夕食にします、そう言ってる間に1匹目、まあリリースサイズだよね、ササッと逃がして次に期待しましょう、針は返しを潰しているので簡単に外せます、餌も外れやすいけどね、こっちの穴だとどうかなー…やっぱちっこいのしか釣れないね、大きいのは根こそぎいかれた感じだろうか?
仕掛けを変えまして次はこちら、簡単ちょい投げセット、ナス型重りとかを使うタイプだね、ジェット天秤じゃないやつ、サルカンに糸を結んで、好みの重りを付けてストッパーで閉じる、こっちにちょい投げ用の既にスナッフに結ばれてる針をつけるだけ、誰でも簡単にできるお手軽な釣りだね、投げとは言うけど別に船から落として使う事も出来るし、これ万能よね、消波ブロックが有るほうと逆側、砂地になっている所にちょいっと投げる、後はひたすらゆっくり竿を引きながら巻く、竿先がぴくぴくっと反応してるねぇ…ちょっと溜めて軽くキュッと、イソメとかの方が食いが良いけど、エビでも釣れなくはないからね、時期的にはまだキスが釣れなくはないと思うけど、何だろうね?
はい、クサフグちゃんでしたー、捌いて食べれなくはないけど、無理をして食べる物でもないのでリリース、餌を付け直して場所をちょっと変えてぽーい、釣り方は変わりません、同じようにゆっくり底をずりずり引きながら、さっきとは違ってゴンゴンッて感じで…ほいっと、さっきより遥かに大きいけどこれは何だー…?何か重い感じがするけどこーれーはー?
…堤防から浜に投げてこんなのが釣れるんだねぇ…持って帰るのと市場に持って行くのどっちが良いだろうかね?自分でも捌けるけど色々めんどいしねぇ…取りあえずボックスに海水を入れてポンプでエアーを送って、市場にでも持って行ってみようか?
「おっちゃーん、いいもの釣れたけど買わなーい?」
「なんだい急に、何時もなら自分で料理してるのに、何が釣れたの?」
「今日の釣果はこちら、天然のトラフグです」
「うわでっか…船?」
「堤防から砂浜に向かってちょい投げ、何か重いなーって思ったらコイツだった」
「針は飲み込んでる?」
「飲み込んでないね、ちゃんと外してる、歯の方に掛ってたら針が折られてダメだったかも」
「まだ元気に泳いでるし、そっちの量りに乗せてくれ、量り終ったら重さを記録して何も入ってない空いてる生け簀に入れておいてくれ、ちょっと人呼んでくる」
「はいはい、籠を乗せて0に合わせて、トラフグちゃんを乗せて…7…7864、7.8キロと、空いてる生け簀は…ここだね」
身も締まってるし、白子もたっぷり抱えてるしで、、時期が外れてる割には旬と同じかそれ以上っぽいね、こいつは。
「お待たせー、重さはどうだった?」
「7864でそっちの生け簀に入れてある、身もしっかり締まってて、白子もしっかり抱えてるかな?時期がずれてる割には結構いいと思うよ」
「大方8キロで身が締まってて白子入りと…見立てだとどんなもん?」
「多分旬より美味しい?」
「周りの意見と同じ、明日の競りが楽しみだな、買い取りは…こんなもんでどうだ?」
「じゃあそれで」
「ほい、ありがとよ、各所に情報は漏らさずに黙って置いてびっくりさせてやるか、高級料亭とかの奴らがすっ飛んでくるぞー?」
「それじゃ私はもう帰るねー」
「おう、また処理しきれそうにないのが釣れたら持ってきな、買い取りはちゃんと適正価格だからな」
「え、なにこれ?こんなの釣ってたんですか?」
「ちょっと半端に余ってた餌を使い切りで夕食の材料をってね?まともに夕食に出来そうなのは釣れなかったけど」
「捌けるんだから持って帰ってきてくださいよー、フグのお刺身とか白子の湯引きとか滅多に食べれないんですから」
「内臓とかの処理がめんどいからねぇ、また今度養殖してるのを持ってくるよ」
「絶対ですよ?それにしてもショッキングピンクの竿を持って堤防から8キロのトラフグを釣るとかシュールですねぇ、市場に売り払ってる所までばっちり録画してるし」
「28万で競り落とされたらしいよ、直前に情報流したら県外から電話がかかってきてそのまま競りに参加してたんだって」
「店で食べるととんでもない額を請求されそうですね、それはそうとして行先は決まりましたよ、ルシフさんが空輸でボートやら何やらを運んでくれるそうなので、国外へ行きます!
マーレイコッドとバラマンディを狙います、主にマーメイディアとかワイバーンの試運転みたいなものですけどね、テスト段階で折れないのは分かってますが、それに合わせて人数分追加でベイトとスピニングのエクストラヘビーが2本ずつ、リールも2個ずつ、PEラインも新しく作られた3号と4号が送られてきてます、まあ現地に着いてから道具とかの説明を兼ねての動画を撮りましょうか、予定としては来週ですね、国外旅行を兼ねて全員で行きますので、まあ適当に釣ったらもう観光でも良いですね」
「私の分が見当たらないけど…?」
「何時ものでいいんじゃないですか?と言うのは嘘でちゃんと送られてきています、穴釣りロングSEメタリックレインボー、長さと太さはそのまま、ただしNTより遥かに粘り強くなってます、リールシート部分もがっつり強化されまして、バットが根元から曲がっても壊れないそうです、それともう一本、穴釣りロングBSE、略して表記するとひでぇ名前になりますね、今まではスピニングのみでしたが、ベイトリール用も作ったそうです、SEは現在一点物で、ちょっと今の段階では3000円では売れないという事で暫くは少し前に発表したNTにベイト用のBNTを追加するみたいですね」
「なんかもう一種の罰ゲームみたいになってるよね…」
「これでもしマーメイディアとワイバーンが折れて穴釣りロングが折れなかったら大笑いですよね、まあ頑張って?私はマーメイディアとワイバーン両方使いますけどね!ボートはレッドウルフのロゴになってますが、まあ気にしたらダメですね、取りあえず来週から、海外と言う事で…」
不在の間はメイド達が色々と管理をしてくれるだろうけど、国外か、何所に行くんだろうかねぇ?
マーメイディアLG、LS、160-240
LGがベイト、LSがスピニング、LGがレガリア頑張ってますでLSがレガリアスペシャル、160と240は長さ、その後ろにピース数、SULからXHまでの硬さ、スピニングかベイト用で数字が振られている
スポンサーから送られてきたのではなく、スポンサーへ送られてきた
ワーバンCH、CP、160-240
CHがベイト、CPがスピニング、160-240は長さ、基本はマーメイディアと同じ、構造と材質が若干違う、CHとCPはコデックの本気にコデックプリミエールの略、何処かネーミングセンスがおかしい
こちらもスポンサーへの贈り物、多分おやじどもは早速届けられた道具を持って何処かへ釣りに行ってる
開封動画
メーカーから送られてきた箱を只管開封するだけの動画
特に何がどうのとかは紹介しない
メーカーロゴ
宣伝みたいな物、それぞれ普段とは違う特別仕様のロゴが描かれる
別にここがスポンサーになっている、と言う事でもない
穴釣りロングNT、BNT
なんでも釣れるは伊達じゃない、Bはベイトの略
大体の人はベントーと略す
穴釣りロングSE、BSE
マーレイコッドやバラマンディとも戦えるように作られたスペシャルエディション、別に牛のあれではない
メタリックレインボーで現在スピニングとベイト合わせて2本しかない、NTでも十分高性能




