休憩のち自動販売機の改造 やりすぎ注意
『今話題の色々とリアルなゲーム、出荷台数は800万を突破!数字にすると今までのゲーム機よりは遥かにに少ないですが、これ1台で最大100人までアクセス可能!
また、100人で1つの端末を購入するという事も可能なようで、個人で買うには1台25万とかなり良いお値段、しかし100人で分割して払えば1人辺り2500円でアクセスが可能に!これを機会にあなたもご購入を考えてみては?
それにしても、開発側からこの購入法をお勧めするのには何のメリットがあるのでしょうか?』
『簡単な話が広告、宣伝ですね、ゲームの中の世界でここ、現実と寸分もたがわない物を作る事が可能です、つまりゲームの中で開発した物はこちらでも再現可能であり、効果も全く同じ、こちらで作られている物もゲーム内で再現する事も可能。
つまり、ゲーム内に居ながら開発、ちょっとした物の発明、車なんかの安全テストなんかも行えるわけです。
また、試作段階の薬品をマウスなどではなく、実際の人間で試せるという事、副作用なんかもちゃんと出ますので詳細なデータが取れます、現実ではやりたくても出来ない人体実験をノーリスクで行う事ができます、ゲーム内の所持金は半分に減りますが、死ねば体調も万全に戻ります。
化粧品など美容用品も同じですね、肌に合う合わないを気にせず試す事ができます、ゲーム内で肌荒れが解消する物は現実でも解消できるという事になります。
開発や会議の際には秘匿性の高い場所をお貸しいたしますので、社外に情報が漏れる事も御座いません、信用のならない人物、産業スパイ等を弾きだすようにと指定して頂ければ、そのお貸しする場所にそう言った方々は入れなくなります、弾きだされた人をどうするかは会社次第ですかね?
極端な話、これで1つで各国の国内に潜むスパイや売国奴を全員炙りだすことも可能ですよ?炙りだした所で何の意味も有りませんけど、国内情勢が荒れるだけですしね』
『これこのまま放送して大丈夫なんですか…?国内外問わず現在進行形で敵を作っている気がするんですが…そのうち暗殺されません…?』
『暗殺可能なら等の昔にされていますね、今生きているのが何所の誰であろうと暗殺は不可能と言う証ですね、全世界に私の手の者が潜んでいますので、今の立場を捨てたくないという国の元首たちは何もしない、と言うのが正解ですかね?関係者を人質に、なんて行動しようとした日には住んでいる国に大きなクレーターができると思ってくださって結構です』
『うわぁ…何か色々生々しい…んんっ!
そんな話は横に置いておきまして、このゲームの最大の売りは何でしょうか?
スポーツ選手なども休みの合間にイメージトレーニングの替わりや、チームワークの強化、医療ではリハビリに利用したりと幅広く使われているようですか』
『最大の売りはやはりなんといっても、何でもできる、この一言に尽きますね。
どう使うかは個人の自由、ガイドラインに書いてありますのでそちらを守って利用して頂ければと思います』
『では最後に、ルシエラ氏はこのゲームで遊んでいたりするのでしょうか?』
『ええ、もちろん、姿形は変えていますが、実際に遊んでいますよ、もしかしたらどこかで会っている人が居るかもしれませんね?』
『はい、有難う御座いました』
「で…本当の所はどうなの?それらしい人は見たこと無いけど」
ルシフが販売を開始したゲームが800万出荷、1つで100人までアクセス可能なので約8億人がプレイと銘打ってはいたが、個人購入も多いだろうし、多く見積もっても3億程度な気はするが…
「遊んでるのは確かだよ、調整だったり何かの追加だったり、暇を見ては色々とね。
後プレイ人数は5億とちょっとだね、100人で1台を購入って方法を開示してから一気にどーんとね」
「まあ特に関係はないからどうでもよかったりはするけど、アキラが言ってたマーレイコッドとか、アイナとアリスが言ってたスタージオンが居ないんだよねぇ…」
「それは単に釣り場の問題かなー?ゲーム内にも国は多数存在して、その国によって生息してる魚や動物は違うし、海も場所を変えればまた変わってくるしねー、色んなものを釣りたければ通行証を貰って各国を渡り歩く事だね、ある程度生息環境は合わせてるから、環境が変わったなって思えるところは大体住んでる魚もガラッと変わるよ、この辺は流石にゲーム補正だね」
「んー、何時もの湖と川だけじゃなくて、更に川を上ってみる必要有かぁ…そう言えば湖の上にある川なのにマスノスケがいる時点で何か変だったね…まだ湖の下に流れている川を下って行ってはいないけど」
「まあ色々な所で釣り糸を垂らしてみるといいよ、ほぼ全ての魚が釣れるようにはしてあるから、後は道具と釣る場所とか次第だね」
んーむ、色々釣るのであればいろいろな場所を巡らないと駄目と、ただ国外となると外泊許可が…下りるかどうかは交渉次第か、行きたくなった時は頑張って許可をもぎ取ろう、多分3割位で許可が貰えるはず…
「そう言えば自宅にある片道の転送装置だけどさ、あれって別に片道専用、と言うわけ無いんだよね、そのままでも片道で飛べるって言ってるだけで」
「あー、やっぱり帰り用のもちゃんとあるんだ…」
「転送の仕組みって私とか狐の開く門の応用だし、要は帰りの門さえ開ければ何所に居ても家に帰れるわけよ、で、その帰りの門に該当するのが自宅の鍵ね、あれは街中なら何所に居ても家に帰れるでしょ?
つまり外でも使える鍵を作ればいいってわけだね、自宅から距離が離れれば離れるほど緻密に、かつ貴重な素材が必要になってくるけど」
ふぅむ…となると外泊許可証の前に街の外でも使える鍵の開発から始めないと駄目か…今使ってる自宅の鍵が確かミスリルだったから…街の外になるとそれ以上でオリハルコンかアダマンタイト、もしくは貴重な鉱石…更に距離を延ばすと合金が必要で…
「あ、間違っても鉱石や宝石を暴走させて遊ぶとか止めてね?ご主人様がいつも扱ってるあれでも間違いなく国が消し飛ぶから」
「しないよ…一体私を何だと…」
「たまに暴走して変なこと始めるじゃん、実物大お菓子の家とか、天然ウォーターベッドと言う名の海で寝るとか。
思いついても絶対しない事を始めるよね」
「そんな事あったっけ…?記憶に全くないんだけど…」
「これだもん、まったく記憶に残らないから性質が悪いんだよねぇ…、まあゲーム内だし、本体は眠りについてるから、ゲーム内ではいくら遊ぼうとも眠気はやってこないけどね。
それと危険物の作り方はこっちと同じね、ニールとかティアとか、ヴリトラとかあの辺りの子達に該当する龍同士をぶつけて暴走させれば作れるよ、地形は変わるけど、戻し方も同じね、戻し方は等価交換、その元の地形と同じ価値の宝石なり金属を触媒に使えば大丈夫、ご主人様ならできるでしょ?普段やらないだけで」
「あー、まあ一応…めんどいから狐さんに任せてるだけだし」
「まあ龍族をぶつけなくても、自宅にある土なりなんなりを変質させるのが一番早いけどね、変質させて取り除いた後は等価交換で土に戻すと、やりすぎると飽和状態になるから程々にね?収納しちゃえば大丈夫だけど」
「そう言えば収納は最初に中を確かめた時に空っぽだったからそれ以来確かめても無かったな…次に行ったら土を弄るかぁ…」
「ただの宝石やら効果の薄い物なら既に採掘したり流通させてる人も居るし、それ以上の物を市場に流さなければ好きにして良いよ」
「流したりすることはないかなぁ…こっちみたいに宝石店を開いているわけではないし、家の空調やら水道やら、あの辺りを全部取り替えたら維持費もかからなくなりそうな気もするし…」
「修繕とかの保険も入ってるから維持費は絶対かかるよ、と言うか払う方がお得、天災で壊れた時に全損でも全部無料で直してくれるし、所持している土地に設置してある施設が壊れても直してくれるから。
それにもう纏め払いしてあるから意味がないでしょうに」
「それもそうだね、とりあえずやるべきことは…自動販売機の改造だね、内容量を増やさないと…」
「そうだね、休憩はここまでにして車庫の方に行こうか」
今の倍とはいかずとも、20増えるだけでも大分変る…今の機構を維持しつつどう調整していくかだよねぇ…
お湯が出る仕組みと湯切りは必要、スープを注ぐ機構は現在見かけだけ…削ってもいいけど外から見える様にしてあるので注がれている様子がないと何か違う気がする…今の凍結解除をする場所は出口付近、スープが注がれる所より下…うーん…どこをどう弄れば増やせるかなぁ…
「これもうこのまま弄るというより、こっちの販売機を応用したほうが良くない…?」
「んー?紙コップに入れるタイプかぁ…」
「これなら丼を重ねれる分容量は増えるし、丼を落として、麺、具材と投入して、上からお湯を注いで湯切り、最後に選んだスープを注いて出来上がり、みたいな」
「それも有と言えば有りだけど、特注した側を作らないと駄目だね、今の使用している奴は丼を螺旋状にセットして、買ったらここに落ちて、蓋がされてお湯が注がれる、回転させて温めと湯切りを同時に処理して、最後にスープが注がれる。
こっちの利点はもう丼に入っているから凍結解除するだけで食べれるようになるけど、こっちのを応用すると、麺だけを落とす機構、具材だけを落とす機構が必要になるね」
「ふぅむ…もうこっちのお湯とスープを注ぐ機構を撤去したらいいのでは?あくまでこっちは購入と凍結処理による保存用、ラーメンのスープを注ぐためだけにこっちを改造すればいいのでは…?」
「んー?んー…あー…こっちで出てくるのはあくまで麺と具材が入った丼だけで、こっちにセットして豚骨やら塩やらを選んだ後にこっちで湯切りとかスープを注ぐと?」
「そうだね、蓋をして回転させる機構は必要になるけど、独立させてしまえば容量が増えないかなーって、スープ専用の販売機は必要になるけど」
「そう…だね、うん、なら麺類のこのお湯を注ぐ機構とかは全部撤去して、中の作りも変えて…普通のジュースの自動販売機の様に重ねて入れれるようにしてしまえばいいから…自動販売機自体を入れ換えだね、これはこれで貴重だからこのまま残しておこう」
んー、普通の自動販売機のようにの場合だと…投入口から缶やペットボトルを入れてセットだから、これに近い形で丼が入るようにして、セットする所に凍結処理をする機構が必要で…丼を乗せる台が必要で…凍結解除の機構は必要なくて凍結解除はスープ専用販売機に取り付けで…
「やっぱり行き着くと缶ジュースと同じ様な作りの方になるよねぇ、縦一列で15セットできたとして、横に5か6、奥行きを少し広げれば奥にも縦15横5で150はセットできるし…
うん、側はこれで注文しておくよ、スープ専用と一緒に、ご主人様は今有る奴の撤去をお願い、大きさは…今のと変わらないけどスープ用を追加するから1台分広げて、横に詰めればいいかな?」
「これとこれとこれが撤去の、ここに三台、その隣にスープ専用自動販売機を追加するから1台分ずらして行って…こんなもの?」
「そうだね、凍結させたり解除したりする機構はこっちで着けておくから、セットする丼とか濃縮させたスープの原液とかの準備お願いねー、濃縮の目安としては大匙2杯に対してお湯を250cc注げばちょうどいい位ね、それで1回の補充で100食分はいけるから、一応入れ換え用のタンクも取り寄せるから、売切れたら取り替えて予備タンクに作り置きして置く感じかな?」
「はいはい、それじゃあ調理場に籠りましょうかね…」
よーし、少し前に来た種類を増やしての要望もこれで答えれるようになったし、スープを作るか、大匙2杯に対して250ccが目安…結構濃くしないと駄目だなぁ、出汁と調味料を分けるわけではなく、調味料を入れた出汁を沸騰させない様に煮詰めて水分を飛ばして…ある程度に詰めたら大匙2杯にお湯を注いで味を確かめて、分量もきっちりメモを取って…これでよし。
さて、次はうどんとそば汁だな、それが終わったら麺を打ってチャーシューとかも作って…自動販売機で買うのは楽だけど、セットするための物を作るのは全部手作りだから大変だぁねぇ…
新しくなった自動販売機に用意した丼を全てセット、100円を入れて一つしかないボタンを押して購入、購入した丼はまだ凍結処理がされており、このままでは食べれない、スープ専用に作られた販売機に入れ、100円を入れると蓋がされ、丼を回しながらお湯が投入される、回転が止まると凍結が解除され食べれるように、後は選んだスープの素とお湯が注がれ、出来上がりのランプが光れば完成、苦労したようなしなかったような、何はともあれ自動販売機の改造は終わり、これで何時でも好きな麺類が食べれるようになった、担々麺を選ぶとチャーシューとメンマ、海苔の入った物になるがそこは仕方あるまい、天かすのように後からボタンを押して足すわけにもいかないしなぁ…
色々と問題点はあるが、自動で作るというわけではなく、ただスープの原液とお湯を注いで完成と言うだけなのでこれが限界だろう、多分…そこはまあ些細な問題なのでいいとして、欲しい麺類を買うのに100円、好きなスープを注ぐのに100円と掛るようになった結果、今まで100円で食べれた物が急に200円にかかるようになるという問題が発生、でも一律100円に設定してあるので両替機も100円限定、100円しか余らせなかったメイド達は…
「まあ、別に販売を開けて中から100円玉を1枚取ればいいだけなんだけどね」
「まあね…鍵とか刺しっぱなしだし…」
販売機で買うという気分を味わっているだけで、お金が必要な様に見えて実は要らないという…まあ気分って大事よね。
さてと、タンクを交換して明日の分のスープを作りましょ…でもその前にタンクの洗浄からか、種類が増えた分やる事が増えたのは気のせいではあるまい…麺を打つ工程からスープを煮詰める工程、セットする工程まで自動になりませんかね…
800万台突破
一度に100人アクセス可能なのでプレイ人数は実質8億、と言う丼勘定
100人でお金を出し合えば1人2500円でプレイが可能になる、その場合子機は本社に保存される
2500円+5000円の大体フルプライスに近い価格を払うだけで何でも出来ちゃうゲームが好きなだけ遊べる、お得と取るかどうかは買う人次第
マーレイコッド
大型淡水魚、大物を狙う釣り人に人気
1つの川や湖で全種釣れるわけでもなく、ちゃんと環境に合わせた所に生息するようになっている
ピラルクを釣るならアマゾンと同じ環境、カジキやマグロを釣りたければ適した環境の外洋など、場所から探すことを始めなければならない
釣る地域が変わると同じ魚でもちゃんと呼び名が変わる、クレバルジャックがムナグロアジと呼ばれる所もあれば、ヨコシマサワラがスパニッシュマッカレルと呼ばれたりする所もある
ご主人様の住んでいる街だとキングなサーモンはマスノスケ、シルバーとピンクはギンザケとカラフトマス呼びになる、でもどっちでも通じるので覚えている方で呼ぼう
変質と等価交換
変質させるだけなら代償は特に無い、変質させる人の力量次第、等価交換とは別物
等価交換は別物を対価と同じ価値とつり合いが取れるように交換、変質させて価値を上げた物を使うといくらでも増やせるので飽和状態になる、やりすぎ注意
人が付けた価値は等価交換には適応されない、その時にその星が必要としている物が高くなる、でも割と気分でコロコロ変わる
自動販売機の改造
もう丼に入れた麺と具材を販売するだけの販売機と、各種スープを販売するだけの販売機で分けた
なお別々になった事に依り種類は増えたが、100円で済んでいた物が200円かかるようになった、でも買うという気分を味わっているだけなので投入した分は翌日戻ってくる
ご主人様は全て手作りでセットしているが、本来ならすでに工場などで茹でたり切ったりしてある物を丼に入れるだけ、それでも数が多いと大変だけど…




