無人島で釣り ちゃんとリリース
おめ目パッチリ、気分もスッキリ爽快、お外はまだまだ真っ暗だが少々早いお出かけ準備。
何時もの外行き用の服にジャケット、前日に買ってきて置いたアミエビとオキアミを冷凍庫から出し、大きめのクーラーボックスやらパン粉やら、その他必要な物が抜けていないかを確認し、最後に一番大事な釣り竿と小物が有る事を確認すれば準備完了。
ではいざゆかん、鮮魚コーナーのおっちゃんに教えて貰った釣りスポットへ!
まだ深夜2時と言う事も有り、バスや電車などは動いていないので徒歩で目的地まで歩いて行く。
5時までに現地につけばいいので少し寄り道をしたり、寄り道で道が分からなくなればマンションの屋上にこっそり上り目的地の方向を確認したり、屋根伝いに移動して見たりと少しずつ目的地へ。
んー…流石に早めに現地に行って、軽く何か食べておいた方が良いかなぁ…早朝から開いている食堂が近くにあるって言ってたし、そこで何か食べようかな?
そうと決めれば移動速度を少し上げ、目的地である船着き場近辺にあるらしい食堂へ向けて移動開始、とはいえ少し時間が早すぎるとちょっと混んでいるらしいので程々に、4時前くらいが程々に空いていて、他のお店も開くらしいのでその時間に合うように。
麺類で良いなら午前10時までの営業ではあるが1時から開いており値段もお安い、ワンコインでラーメンまたはうどんかそばにおかずが一品と白ご飯もついてくる、ちょっとランクを上げてお札を1枚にすれば水揚げされたばかりのお魚が味わえる、が…こちらは漁に出た船が戻ってきてかつ競りが終わってから、早くても4時少し過ぎたくらいになるのでゆっくり食べる暇はそれほどなし…
それに美味しいのは確かなんだろうけど今から魚を釣りに行くのに魚を食べるのもなー…と言う事で、移動中に考えに考えた結果ワンコインの麺類に決定、500円でおかずもご飯もついてくるラーメンと言うのも気になる。
金物屋なら一杯480円で大盛りが頼めるし、味も満足できるのだが、少し離れた所に行くと並で1杯1280円…安くても780円で味今一つ…この値段の差は何なんだろうねぇ…
特に意味も無い事を考えながら移動する事1時間と少し、朝早くから少し賑わっている食堂についたのでお店の中に入りラーメンを注文、横にある棚から好きなおかずを一品選び、白米は注文したラーメンと一緒に出てくる。
白米は大盛り、ラーメンはメンマにもやしにネギが付いてチャーシューが1枚、おかずはラーメンに合わせて唐揚げ2個、千切りキャベツ付き。
味そこそこ、量多め、おかず全て手作り、替え玉やご飯の御代わりは出来ないが、これで500円…安いのはおかずを除けば極端に種類が少ないからか、うどんとそばはかけ、ラーメンも醤油一択、うどんとそばと同じようにラーメンのスープもすでに寸胴の中で出来上がっているのでそれをかけるだけ。
メニューは実質3種でも中々賑わっているのは出てくるのが早いのとおかずの種類が豊富、値段の割にそこいらの専門店よりは美味しいからか…
食堂での食事を終え、時刻は程よく船に乗り込む時間。
道具を一式取り出し、ライフジャケット等も身に着け船に乗り込み出航を待つ、貸切ではないので他にも何人か乗り込んで来るが…うーん…
「中頃とは言えちょっと寒いねー」
「だねー、もうちょっと厚手のズボンをはいて来ればよかったねー」
「あー、重り忘れちゃったー、後で買って返すから貸して―?」
なんか女の子ばかりだなぁ…1人だけ男だとなんか肩身が狭い…こういう時は…隅っこの方で目立たないよう大人しくしていよう、目的地が違う可能性は無くもない。
渡し船に乗り込み揺られること20分、目的地の島に着いたので道具一式を持ち島に上陸、今日はここで夕方まで1人、お昼は持ち込んだお米やら釣れた魚を調理して食べる。
…はずだったんだけどなぁ…
「あれ、おにーさんもここだったんだ?」
「あー、うん、知り合いのおっちゃんにここがなかなかいいって聞いてね」
「私達も今日1日ここで釣りをしますので、何かあれば言って下さいね?
逆に何かあれば頼らせて頂くかもしれませんが、こちらは男の人が居ませんので」
「あ、はい」
予定とは少し変わってしまったが、そこそこ広いし、鉢合わせる事も多分それほどない、と思う…1人でのんびり釣りをして過ごす予定だったんだけどなぁ…
何はともあれまずは拠点作り、休憩するためのテント、薪を燃やすための竈、何か良い物が釣れた時に焼くためのバーベキューコンロ、何時でも炊けるようにご飯を水を入れた飯盒…そう言えば貝類も常識的な範囲であれば捕ってもいいんだっけ?岩場もあるし、松葉貝やトコブシを探してみようかな?
拠点作りは終わったので次は釣りの準備、アミエビとパン粉、海水を混ぜて錬り、まずは小さなアジ狙いから始め、生餌さ用とお昼のおかずの一品、おやつ用と少し多めに。
サビキ釣りの準備が終わり、さぁ釣ろうかと言った所で女の子達の1人と遭遇、考える事は同じなのか、あちらもサビキで小アジ狙いのようだ…
特に何を言うわけでもなく、親しく話すような間柄でもなく初対面なのでお互い無言で小アジを釣り続け、こちらは数十匹釣った所で小アジは終了、あちらは人数が多いためかまだ釣り続けている。
仕掛けを泳がせ釣りに変更し、適当に投げて待っている間に小アジの下処理、用意しておいたボウルの中に内臓と内臓を取り除いた物と分けて入れて行き、内臓を取り終えたら纏めて洗い、内臓は後で寄せ餌に使うので取って置く。
洗い終わった小アジは表面の水分を軽く落とし、片栗粉と小麦粉、その他調味料を混ぜた物と一緒に袋に入れ、空気を服まで口を縛って振り衣をまとわせて準備完了。
後は油で揚げれば骨まで食べれる唐揚げができる、釣れたばかりのをその場で揚げて食べるのも良いが…泳がせは特に反応なし、お昼まではまだまだ時間有り…よし、揚げよう。
携帯コンロに少し深めのスキレット、風除けを取り出し、油を熱して釣ったばかりの小アジをその場で揚げ始める。
時折何をしてるんだこの人は…というような顔で見られるが、揚げたての小アジの油を切っているとこちらをチラチラと見る回数が増えてくる…風下に移動してからやるべきだったか…?
一度始めた以上は全て揚げ終えるまでは移動できないが…始めてしまった以上は気にしても仕方がない、匂いと音は少し我慢して貰おう。
揚げたての小アジを時折摘まみつつ、どんどん揚げて行き、半分くらい揚げた所で火を消して一旦終了、それにしても泳がせは針まで食い込まんなぁ…
揚げたてサクサクの小アジを食べつつ、泳がせようの小アジを取り換え、再び投げ込みじっと待つ、頭は残ってるから何かいるのは確かなんだけどねぇ…かける所を鼻から背中に変えてみても良いかもしれないなぁ…
また暫く待つと頭だけになって帰って来たので、針の掛ける所を背中に変更、投げ込んで小あじでも食べながら待つかと思った所、残っていたはずの小アジが消えていた…犯人は…うん、目の前にいる子だね、お口からはみ出た尻尾、両手に1匹ずつ…
「食べたかったの…?」
「…うん」
まあ…仕方ないね、風上で釣ったばかりのアジを揚げる音や匂いを出していれば、食欲は刺激されるし、周りには誰もいない、更には美味しそうにサクサクと食べていたのを見ていたので…
「…まだ食べる?」
「出来れば…」
火を消して冷ましていた油を火にかけて再び熱し、残っていた半分の小アジを全て揚げてしまい、釣りの手を一時止めて食欲を優先した子とアジを摘まみながら泳がせで何かが掛かるのを待っていた。
泳がせ釣りの結果は…針の掛ける場所を変えれば針の部分だけを綺麗に避けて食われてしまい、結局何も釣れる事は無かった、違う意味で釣れた者がいるが…狙った獲物ではないのでその場でリリース、着いて来てももう小アジは残ってないからね?
それにお昼の食材もまだ釣れてないし、場所を変えてお昼の食材を確保しなければならないのだ…なので小アジをもくもくと食べていた子と別れ、堤防を離れて今度は岩場方面へ、先客が既にいるが先にやる事が有るので道具を置いて岩場を散策、松葉貝は居ないが…トコブシがそこそこ、5個ほど岩から剥がして殻を良く洗い、蒸籠に入れてお酒で蒸す。
蒸しあがるまで時間が有るので、余っているサビキ用のアミエビとアジの内臓を良く混ぜて団子にし、出来るだけ沖の方に投げ飛ばす。
匂いに釣られて魚が寄ってくるので少し待ち、待っている間に蒸し揚がったトコブシの下処理、殻から外して胆は取り除き、身は薄く切り調味料と共に飯盒の中へ、お昼の主食はトコブシの炊き込みご飯、時期は少し外れているがこれはこれで美味しい…食べる前からわくわくしてくるね。
準備が終わった所で仕掛けはルアーに変更、団子を投げた周辺に投げ込みそこそこ大きなものを狙う、何度も何度も投げ、その度に深さや巻き取る速さを調整し、少しでも何かが当たれば徹底してそこを狙う。
投げ込んだ寄せ餌で満足したのか、これまたこれと言って何も釣れず…でも先客は寄せ餌で寄ってきたらしき少し離れた所にいる魚が釣れているんだよねぇ…あちらは浮き釣りで餌もオキアミだけど…こちらも餌に変えて釣るべきか、それともルアーを貫くか…悩み所だなぁ…
先程までは堤防で泳がせで待つだけの釣りもしていたのでルアーを続行、維持を貫き通した甲斐が有ったのか、それとも餌に変えていればもっと釣れていたのだろうか…40センチくらいのマダイが釣れたので撤収、時間もお昼が近いのでそろそろご飯を炊かないとね。
拠点に戻りバーベキューコンロは収納、使うようなものは午前中何も釣れなかったよ…
代わりに七輪を出し、三枚に下したタイの骨を焼き、タイの骨とアラで出汁を取ったアラ汁、仕込んで置いたトコブシの炊き込みご飯、タイのお刺身と炙りでお昼ご飯、あまり多くは釣れなかったが、タイが1匹釣れただけで一気に豪華になったので良しとしよう。
お昼は拠点からちょっと離れた所に行ってみようかな、夕方になれば迎えが来て後はもう帰るだけになっちゃうし、溶けたオキアミもそろそろいい感じになってるしなぁ…
次は何所で釣るか考えつつお茶碗に炊き込みご飯を入れ、お碗にアラ汁を入れた所で堤防でリリースしたはずの子が後ろに立っていた。
はて、何の用だろうか?
「お昼ご飯下さい…」
「えぇ…」
「小アジ結構釣ってなかったっけ?」
「他の子達も色々釣ってくるには釣って来たんですけど…」
「けど…?」
「お米やら調味料、調理器具等の持ち込みを忘れてしまいまして…
出来れば調理器具を貸して頂いたり、お米を分けていただけないかと…」
「あー、なるほどね…」
上機嫌で釣りに来たは良い物の、上機嫌であるが故に調理器具やらお米やらが入っているかの確認を忘れてしまったと…
「こちらからは釣れた魚からお好きな物をお渡しいたしますので…」
「あー、うん、お米はもう全部炊いちゃったけど、それでも良ければそこにあるのから持って行っちゃって。
御茶碗とかの器は一人分しか持ってきてないけど、飯盒だから器の代わりに出来るし。
何だったらここに持って来てくれれば調理してあげるよ?」
「分かりました、釣った魚を持って皆できますのでお願いできますか?」
「はいはい、準備しておくから早く呼んで来てあげて、お腹空かせてるだろうし」
堤防で一度別れた子は一度こちらに振り向き頭を下げると他の子達が待っているであろう場所へと走って行った。
持ち寄られた魚は多数、大小様々、集まった人数は5人、トコブシの炊き込みは一つ食べたので残り4人分…調味料はいつも通り幾らでも…
「すみません、お先に頂いてしまって」
「あー、いいのいいの、炊き込みは先に一つ食べてるし」
ご飯を分け合って食べて貰っている間にまずは手早く作れる物から、小さな魚は捌くのちょっと手間がかかるので大きめの物から3枚に下し手早くお刺身に、余った半身は塩コショウに香草で香り付けをしてムニエルに、お皿は刺身で使っているのでもう無いけど、焼き物はスキレットで作っているのでそのまま。
汁物は飯盒の蓋や内蓋を使えば食べれるので…
「はい、釣ったばかりのお魚たっぷり浜鍋の出来上がり、骨は出汁が出た後全部取り除いてあるから、ここに入っているのはもう身だけで骨が刺さる事は無いからね」
小魚を丁寧に処理して味噌で味付けした浜鍋、いろんな魚が入っているので良い出汁が出ている、岩場で蟹を捕まえてきても良かったかもしれないなぁ…
「あー…美味しいですぅ…」
「暖かくなってきているとは言え、少し冷え込んでいたので沁みますねぇ…」
「調理器具やお米を忘れてきてよかったぁ…」
「いや、良くは無いでしょ…初めて会う人の好意で何とかなってるだけなんだから…」
「私達が作るより美味しいという事実は覆りませんけどね、ここまで手の込んだ物を作るという発想が出ませんし」
「そこまで手が込んでるかなぁ…?」
作ったのは精々お刺身、トコブシの炊き込みご飯、アラ汁、追加で来た食材でお刺身の種類を追加、余った半身でムニエル、鱗を丁寧に取り除き、出汁が出た後骨だけを綺麗に取り除いた浜鍋、それと渡された小アジで作った小アジのから揚げ…極々普通の物ばかりだよねぇ…?
「確かに今出ている物であれば材料や調理器具があればできるのですが、丁寧に骨を取り除くといった作業はまずしませんし、傍らで作っているそれ、こんな所ではまず作る人なんていませんよ?」
「そお?」
渡された魚の中にスズキがいたので丁寧に処理をした後、網脂を巻き付け、青竹の中に入れて直火で焼く、ただそれだけの料理なのだが…
「青竹を用意してくる人がまずいませんし、そういうピンポイントでしか使わないような物は邪魔になるので、汎用性の高い物しか持ち込まないんですよね」
「ふむぅ…」
青竹便利だけどねぇ?これは底の節を除いて全て抜いてしまっているので器には使えないが、別に魚でなくともお肉でも良いし、野菜か何かでも良い。
皆がお鍋をつついている間も青竹をくるくると回して万遍なく、ムラが出ない様に熱を通してしっかりと蒸し焼きにする。
お鍋が無くなりかけた頃に青竹の中にたまったエキスを取り出し、青竹を割りそのまま器として使用、エキスはまた後で使うので水を足し、軽く調味料を入れておく。
「はい、熱いうちにどうぞ」
「これ作るの地味に面倒で手を出しにくいやつだ…」
「まず青竹の入手がねー…」
「住んでる所に竹林が有りませんしねー」
「それはそれとして身が柔らかくて美味しいねー」
「香りも良いですし、今後食べる可能性が低いと考えればかなり贅沢ですね」
「青竹なら幾らでも手に入るけどねぇ…」
屋敷に竹林が有るのでタケノコ採り放題、ちょっとした器に青竹使い放題、他にも竹籠用の竹も採り放題、竹って便利よね。
「少なくともこの近辺には有りませんねぇ」
「まある所にはあるという事で」
青竹焼きを突いて貰っている間に空になったお鍋を洗い、ボウルに取って置いたエキスを入れて軽く沸す。
その中に少し厚めに切ったスズキの刺身を潜らせてスズキのしゃぶしゃぶ、そのまま食べても良いしポン酢を漬けても良い、器の代わりにしている蓋を洗わないと駄目だけど…
その後迎えがくる直前まで皆で釣りを楽しみ、迎えがくる20分前には拠点を片付け、ゴミもちゃんとお持ち帰り。
片づけが終わり、5分ほどまった所で船が来たので乗り込み、無人島での釣りは終了となった、短時間ではあったが少し仲良くなった子達と船の上で少し話し、港についた所でお別れの時間、このままだとずっとついてきそうな気がしなくもない…
「それじゃ私はこれで、気を付けて帰るんだよー?
それとお土産は早めにね?」
「はい、有難うございました、このお礼はいずれまた」
軽く挨拶をした後はすぐその場を離れ、人目につかない様に早歩きで家を目指した。
「なんか至れり尽くせりでしたねぇ」
「食事後も結局何だかんだ別れる事も無く皆同じ所で釣りもしてたし」
「釣りそっちのけでいきなり料理を始めるのは流石に笑ったね」
「釣ったばかりのイカでイカ刺しとかゲソ天とか、確かにその場でしか味わえないけど」
「まさかマグロまでその場で料理し始めるとは思わなかった」
「あー、あれは流石にびっくりしたね…少し磯になってるとは言えかかるのもびっくりなら、100キロは有りそうなのを釣り上げるわ、食べたい?って聞いてくるから思わず食べたいって答えたらその場で解体を始めるわ…お土産にと赤身にトロから大トロまで柵にしてくれましたし」
「一体なんだったんでしょうかねぇ彼は…」
「そう言えば誰か名前とか電話番号とか住所とか聞きました?」
「いえ?」
「聞いてないねー」
「同じく」
「誰も聞いてません」
「つまりは何所の誰か分からないと…」
「お昼にといくらか魚を提供したけど、これを考えるとつり合いがねぇ…」
「ですねぇ、また会えるといいのですけど」
「そう言えば貸した重りは?」
「明日帰すわ、釣具屋寄ってると鮮度が落ちる」
「じゃあ今日は解散だね、じゃまたー。
にしてもまた会えるといいねぇ、かなりの美形だったし、悪い人には見えなかったし」
「だねー…」
「ただいまー」
「おかえりー、何か良いの釣れました?」
「んー…特には?強いて言えば磯でマグロが掛かったくらい?」
「マグロ…磯から釣れるんですか?」
「釣れちゃったものは仕方ない、半身程は色々あって消費しちゃったけど、もう半身は残ってるから夕食はこれだね」
「楽しみですねー、大きさにはあまり期待していませんけどマグロと言うだけで良いですよね」
「マグロ好きだねぇ…」
「そりゃもう、漬けにお刺身に鉄火丼に鉄火巻きにと美味しいじゃないですか」
「じゃあ夕食はマグロ尽くしにしようね、半身でもそこそこ多いし」
「一体どれくらいの物が釣れたんですか?」
「大体150キロ?半身でも食べれる所が70キロ位あるね」
「磯で釣れていい大きさではないと思います…」
徒歩で移動
近場と言う事も無く、普通は車で途中高速に乗り3時間以上かけて行く所
下手に車で移動するより速度が出るので徒歩の方が早い、たまに目撃されるので深夜に車並みの速度で歩く人影と言うちょっとした怪談話になってる
お値段の差
人件費から土地代から仕入れ代から諸々込み込み、味は値段に影響しない
趣味や食べて貰いたくてやっているか、稼ぐためにやっているかで大分変る
小アジのから揚げ
内臓を取り除き、粉を着けて揚げるだけ、骨まで食べれる
風上でいい香りをさせて風下に流してはいけない…
トコブシの炊き込みご飯
時期が少しずれていても美味しい物は美味しい
炊き込みにせずそのまま蒸したのを食べても美味しい
マグロ
無人島とはいえ港からそれほど離れていない所に何故か迷い込んでたやつ
色々と魚を貰ったので何かお返しと考えていたご主人様の竿に掛かったのが運のつき、カツオの様に一本釣りにされた
5人組
色々あって休校中なのでその間にとサークルの皆で釣りに来た
が、肝心の調理器具や食料を忘れるという大ポカ、飢えていた所でグループの1人が心当たりがあると言い残しご主人様の所へ、先に1人で小アジのから揚げを食べていたのは内緒
キャッチアンドリリース
無人島で女の子たちを料理でキャッチ、港でリリース、1度に5人を釣り上げるという成果を出した、何か間違っている…
ご主人様の最終釣果、小アジ数十匹、マダイ1匹、マグロ1匹、女の子5人、オッチャンお勧めの釣りスポットに何を釣りに行ったんだっけ…?




