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さぁお祭りに… それより気になる

 海の家でしっかり1ヶ月ほど休息をとった後、待ちに待った?南のお祭りへ。

 お祭りの間に寝泊まりする所は海沿い、川沿い、山頂と候補が三つあったが、海は毎日眺めていたので無し、山頂は景色はいいが行き来が葵さん達だとちょっと大変、なので川沿いの旅館で1週間ほどお世話になる事に。

 川沿いと言う事で食事には川周辺で取れる野草に川魚が必ずと言っていいほどついてくるが、魚も1種類しか住んでいないという事もないし、野草もかなりの種類があるので飽きが来る事は無いだろう。

 お肉が欲しければお祭りで出ている屋台で買えば問題なし、お持ち帰りも出来るので保温ボックスの携帯も忘れずに、気にいった物があれば多めに買って詰め込んでいけばいい、会場は街一つどころか二つ三つ分は有るので初日は兎も角として、2日目辺りからは各自で気になる所へ行く事になるだろう。

 場所も少し変われば出ている屋台も変わるので、何か良い物があれば多めに買い、夕食の時に皆買ってきた物を出す、何にも買ってこなかったからと言って別に何があるわけでも無し、お祭りを楽しむのが目的、遊ぶのが目的であって買い出しが目的ではない、そこを間違えてはいけない…

 屋台も多いが遊べるところも多いし、小さな大会もいろいろ行われてる、基本的にはその日1日で終わる物が多く、最終日まで続く長い物はそれほどは無い。

 最終日まで続くのは大食いに的当て、大食いと並行して行われる料理大会位か、大食い大会は料理大会で作られている料理も出てくれば、屋台で出されている料理も出てくる、大会を介して屋台や料理大会で作られている料理の宣伝をするらしい。

 食べる方は余り飽きが来なくていいかも知れないが、重い物と軽い物何が来るか分からない、料理大会に出ている方も出ている方で審査員に出す分以外にも大食いの方に回すために大量に作らねばならない、屋台料理は何所の物をどの日のどのタイミングで出すかは主催者の気分次第、特定の物を食べ続けれる人も出てくる物が変われば手は少し止まる、そうなればペースは落ちるし、逆に上がる人もいる、1週間続く長丁場とは言え、1度出てきた料理がまた出てくるという保証もなければ、出ないという保証もない、何所でペースを上げて抑えるかも考えて食べないといけない。

 何でも美味しく食べ続けれるという例外も無くはないけど…それはそれで得手不得手が無いに等しい分ペースが変わらないだけで、最終的には変わらない結果になるだろう。

 見ている分には楽しいし、見ている人も屋台で同じ物が買えるのであれが美味しそうだと思った物を後で買いに行けばいい、料理大会に参加している人の料理も後日、屋台か何かで出すみたいだし、大会は大きく盛り上がれば盛り上がるほど宣伝の場としてはいいのかもしれない、参加費用がちょっとお高めだけど、銀貨2枚で1週間食べ放題飲み放題と考えれば高くはない…のかなぁ?

 屋台で出される物が銅貨1枚から高級な物でも3枚、飲み物も1枚程度だし、お祭り気分も相まって人によっては屋台を梯子して飲み食い、お財布の紐も緩んで人によっては1日で40枚位は出費するかもしれない、そう考えればやっぱり安いか、メイド達は誰一人として大食いには参加してないけど。

 参加するなら止めはしないとは言ったが、まあ屋台で買っても大した出費にはならないし、何が出てくるか分からない大食いよりは、自分の目と鼻を頼りに見つけた物を買って食べる方が良いか。

 的当ては参加費用は無い物の、会場と的が毎日変わり、1週間の合計点数で競う…まではいいのだが、長くても2日あれば終わりそうな物がなぜか1週間も続くという事…

 参加人数が多いのか、的が多いのか特殊なのか…規模から考えると多分前者かな、とくに景品も無い緩い大会だし、運営に管理に司会進行にと全てが緩い、お祭りだからこそ許される、といった所があるかもしれない。

 観戦自由、飛び入り参加も途中抜けも自由、途中抜けしてもまた途中から参加もできる、参加者が増えたり減ったり、その度に参加してたか新規で飛び入りかの確認が入るので…

 まあ、気が向いたら見に行ってみようかな、大食いと料理大会の会場の近くで行われているのであまりあっち行きこっち行きしなくても良いので楽と言えば楽なのかなぁ?


「別れる前の最後の確認、葵さん達の案内や護衛、通訳で1人、屋台で買った物を持つのが1人。

お財布の中に銀貨10枚銅貨50枚があるか、急にトイレに行きたくなった時のための携帯型別荘はちゃんと機能するか、それとトイレや休憩に行くときは荷物持ちや護衛のメイドと一緒に行く事、買った荷物を置くのに使ってもいいけど、ちゃんと忘れずに回収する事。

後少しでも疲れたら遠慮なく利用する事、出る部屋が違うだけで行く先は同じだから、お昼時にでも買った物を持ち寄って皆で食べるのも有だね、何か質問は?」

「ブレスレットをもし別荘内で外したまま此方に戻ってきた場合は?」

「その場合は付けてあるメイドを掴んで置けば一緒に別荘に行けるね、皆が皆忘れてきた場合は…誰かと合流するまでは入れなくなるね。

流石に全員忘れる、なんて事は無いと思うけど、一応注意しておいてね」

「別荘経由で他の人の所に行く事は可能ですか?」

「それぞれの部屋に名札付けてあるから、部屋に入ってボタンを押せばその部屋の中にいる人は行きたい人の所に行けるね、ただすぐ隣とかに出るわけではなく、一番近くて安全な、少しい広い所に出るから、大抵は建物の屋根の上に出るんじゃないかな?

これは一度別荘に行って元の場所に戻る時も同じだね、座標を記録、追跡して出来るだけ広い所に出る様にしてあるから」

「何なんでしょうね、すごく便利そうで実はそうでないと思えるのは…」

「安全性を考えるとどうしてもねー、例えば一度飛んで、その場所に誰かが石の塊を置いたとして、素直にその場所に戻ると石の塊の中に出てくるわけだし、もしその場にあるの石でもなく人だったら…

と言うわけで出来るだけ広くて周囲に物がない、誰ともぶつかる心配のない所を瞬時に探し出して飛ぶわけだね。

で、その候補として上がりやすいのが何もない建物の屋根、降りる時はメイドにしがみ付いておけばいいね」

「疲れて別荘で寝過ごしてしまった場合どうなりますか?」

「普通に夜になります、1週間続く長いお祭りだからそれほど気にしなくていいとは思うけど。

期間が短い、1日でもっと沢山の場所を回りたいと言うのなら向こうの時間はほぼ停止してるのに近い状態にするけど?」

「いえ、大丈夫です、時差ボケが発生したり無駄に年を食いそうな気もするので…」

「周囲の時間の流れが遅いだけで肉体は普通に時間経過してるからね、まあ葵さん達は別に気にする必要もないと思うけど」

「やはり女として年齢の問題はどうしてもですねぇ…」

「んー、まあそれも気にするのは今だけだから、慣れだね、最初は気になっても段々気にならなくなってくるよ。

うちにいる一番若いメイドで今いくつだっけ…」

「ダイヤ達を入れるかどうかで変わるね」

「あれ創ったの何時だっけ…」

「そんなには経ってないはず、その次に一番若いのがエキナセアで…多分30手前?」

「あれ、エキナセアはまだ20前半じゃなかったっけ?」

「覚えてないんだよねぇ…」

 エキナセアがうちに来たのが7歳くらいの時、と言うのは覚えているのだが…あれからもう何年だ…饅頭屋の夫婦がまだ息子さんのお嫁さん募集中で…息子さんが御年20少々…うん、30手前だな。

「記憶が確かならやっぱりエキナセアは30か28.9辺り」

「あれだね、自分の年齢に無関心かつ、周りの姿形も変わらないと今何歳だとかどうでもよくなるね…私ももう今幾つか覚えてないし、狐も忘れてるだろうしねぇ…

ご主人様なんてその忘れてる私や狐よりさらに上でしょ…?」

「そもそも年齢とかそう言う概念なんかが出来たのごく最近じゃなかったっけ…」

「1万かそこいらくらい前からくらいだったっけ…」

 自分が何時から存在しているかなんてもう覚えていないし、半数以上のメイドもそんな感じだろうし…何時生まれたか、なんてのが正確にわかるのはミアとミウ、後エキナセア位か…?

「年齢の話は一旦置いておいて、帰る時の集合時間は?」

「あ?あー、そうだね、今いる場所に17時集合で。

旅館の夕食が19時からだから、遅くても18時までには集合しないと夕食にちょっと遅れるね」

「分かりました、遅くても17時半までにはここに集まれば大丈夫ですね、いざとなれば別荘経由でここに来ることも出来そうですし」

「だね、まあそれをあてにしてると誰もここに居なくて見当違いにいる人の所に出る、なんてことも無くはないと思うけど」

「その時はその時ですね…」

 まあ、私はその時間帯は確実にここには戻ってきているだろうし、流石に誰もいないという事は無いと思うけどね…


 途中色々脱線したりしたが、説明も終わり各自解散、思い思いの方向へ散って行きお祭りを楽しむことに。

 私的には料理大会が気になるので見に行ってみようかなぁ、料理大会も焼き、揚げ、茹で、煮、蒸し…これに加えてさらに使う材料で部門も分かれているし、参加者全員が同じ材料、同じ調理法で戦い、どれだけ扱いになれているかも試される。

 美味しさを競うので奇抜だから、見たこともない珍しい料理だからと言って特に評価はされない、作った物審査員以外にも大食い参加者、それと希望者全員が食べる事になるので作った人の自己満足ではダメ、ちゃんと食べる人の事も考えなければならない。

 調理にかける時間は特に制限なし、今日の材料は豚、調理法によって使う野菜などは変わるので野菜などは自由、豚をメインに使い各調理法に分かれて調理、審査して貰う事になるのだが…これ審査員も大変だな…各調理法で出てきた豚をそれぞれ評価しないといけないし、何より1日中出てくる物を食べる事になる。

 大食いに比べると少ないとはいえ、審査員もかなり強靭な胃袋を持っているのは確かだろう、あっさりした物の後にこってりした物だからとか、その逆で美味しく感じたからとか、そういう評価を下すわけにはいかない、どれに比べて美味しかったではなく、それ単品で何点中何点と言う評価を出さないといけない…大食いより辛いんじゃないかなこれ…

 作っている人も審査員の腹具合なんかお構いなし、焼きからは豚の丸焼き、ロースのソテーや塩釜焼き、独自配合のタレをかけた脂たっぷりのバラやネックを焼いた物。

 茹では野菜などから出汁を取り、さっと茹でた時に野菜などの旨味を足すか、豚骨などで出汁を取り更に豚の旨味を足すか、旨味を足さずに調味料で豚の旨味を引き出すか、調理する人の腕が試される。

 そして審査員の胃袋も試される…本当に大丈夫なのかこれ…?


 開始1時間くらい経過したが審査員はまだまだ余裕、茹では出汁を取ったり、タレを工夫してただの沸騰したお湯でさっと茹でるだけの物が多く、薄切りで軽く、あっさりした物が多いので順調に食べ、採点もその場で行われている。

 焼き物や煮物、揚物が増えてくるにつれ食べるペースが段々と落ちてくる、完全に手が止まった所でまさかの審査員交代、最初から食べていた審査員は担架に乗せられ運ばれていった…

 大食いと言うわけでもなく、普段は食べても5品ほど審査して終わりの所、量は抑えているとは言え既に30品は食べているし、出来上がったものが次々に運び込まれてきている、何故メインで使う材料は統一してあるのに調理法で部門を分けてしまったのか…

 明日は鶏、明後日は牛、その次の日は羊と、これまた焼きから蒸しまで調理法に分けて評価を下すので…

 最終日まで審査員が何人か担架で運ばれていくんだろうなぁ…でも審査員が変わったからと言って採点は甘くはならない様子、控えの審査員も味覚や嗅覚は確かなようだ。

 気になった物を試食させて貰い、ロースとバラとネックの3種のチャーシュー、ヒレとロースのカツ、角煮…包んでいる物が気になった焼売と、人数分より少し多いくらい買い込み、その後も出てくる料理で良さそうと思った物は全て試食、これは良いなと思った物は買いこみ、お昼前にはお財布がすっかり軽くなってしまった…

 お財布の中は残り銅貨8枚…1品当たり銅貨2枚程度だったとはいえ、人数分より少し多い数を買えばあっと言う間に銀貨まで行くよねって、それを何度も繰り返せばお財布の中も殻になるよねって…

 お昼も近いし、一度別荘に行って荷物整理とお財布の中身を補充しようかな…


「あれ、皆ご休憩?」

 買いこんだ料理とお財布の中身の補充にと別荘に戻ってみれば、リビングではお祭りそっちのけで何かを話している葵さん達、串焼きなどは並んでいるのでお祭りは回っていたようではあるが…

 御付のメイド達も巻き込んで何やらお酒を飲みながら話し続けている。

 …お酒…?お祭りとは言えまだ昼間だよ?お祭り真っ最中でまだまだ回れるところあるよ?

 話題の内容も脱線した時に少し話していた年齢のようだし、シラフのままでは話せないという事だろうか…

 メイド達も何やら盛り上がっているし、気にしているのか気にしていないのかよく分からんね、気にしてないメイドの方が多いだろうけど。

 買い込んできた物を隅の方に置いておき、リビングから離脱して部屋に戻ろうとした所で…

「この小ささ、この可愛さで30って本当ですか?

どう見ても7歳くらいにしか見えないのに私より年上とかビックリなんですけど。

それにあの三姉妹も50近いって本当ですか?」

 酔っ払いに見つかってしまった…声をかけてしまったのが間違いだったか…

「あー、うん、本人がそう言うのならあってるんじゃないかな?」

「これで30であれで50手前ってどれだけ長生きするんですか、それともアレでもう大人って言う小さい種族なんですか?」

「あー…うん…少しずつ説明しようね…」

 お祭りそっちのけで始まった年齢の割に余りにも若すぎるというエキナセアやカーラ、カルラ、カミラの狼三姉妹を交え、葵さん達に軽く説明。

 成長が完全に止まり固定されてしまっているのでもうこれ以上成長する事は無いと言う事、成長する事も出来たが望んだ姿がこれだったという事、そもそも体のつくりが全然違うのでこれでも立派に大人だと言う事、更には種族によって成人年齢はバラバラと言う事も伝えたが…

「なるほどー…世の中の幼女偏愛者が泣いて喜びそうな所ですねー…獣耳や尻尾が好きならもうその日のうちにしょっ引かれそうな位には」

「まあ、こっちにもそう言う人も居るには居る、居るっちゃ居るけど…種族差ってなかなか越えられないからねぇ…」

「子供ができないとかそう言う?」

「いや、成人が早い種族は総じて身体能力がずば抜けてて、襲いかかると間違いなく返り討ちにあう、極端な例になるけど北でお世話になった所の家主とか、その親とか、あの国で抱えてる騎士団が束になっても勝てない位に強いよ」

「まっさかー、お祭りで見ましたけど3人であれに勝つなんて無理ですってー」

 北のお祭り最終日は国民全員対騎士団全員と言う大規模な物になったが、第一と第二騎士団のみで国民全員を制圧、圧倒的な強さを見せつけたのだが…

「3人所か1人で騎士団全員に勝てるからねぇ、まあそれは置いておいて、あの親子の種族は成人が大体12歳だったか13歳だったかで、出産の適齢期も20前まで、20過ぎるともうほぼ絶望的、みたいな種族。

混血になれば少しずれるけど、純血やその二つの種族の混血となると大体似た様な状態に、身体能力はどちらかに偏るか平均的、たまに良い所取りだけしたような突然変異と言っても良いような子が生まれるね。

元王女がそれだし、その元王女が産んだ末の妹ちゃんもそうだね、良い所取りだ消した分安定するまでは体が弱かったけど、北だと今は末の妹ちゃんが一番強くて、元王女が二番目、その親が3番手、選りすぐりの騎士団は遥か下…じゃないかな?

平均寿命もその分他の種族に比べれば短め、とはいえ60とか70までは普通に生きるから短いとも言い難い気もするけど、長生きする種族はそれこそ数百から数千は生きるしで…」

「なんだか面倒ですねー」

「まあ余程の事でもない限り年齢を気にする事が無い、ってのが浸透してるからねぇ。

王侯貴族達が代替わりする時の目安として年齢を数えているくらい…?」

「なるほどー、それでぇ、危ない人が真っ先に飛びつきそうなタニアさんとかはいくつなわけでー?」

 お酒を飲むペースを上げたのか、先ほどよりお酒の匂いが濃くなっている…

「さぁ…いくつだろうねぇ…?」

 ティアやニール達に次ぐ古株だし、結構行ってるのは確かだが…屋敷に来たのが何年前だ…?

 エリスとイデアも覚えていないだろうし、タニアも覚えていないだろうし、そもそも誕生したのが何時か分からないし…

 んー…

「あ、タニアは分からないけど、大体でよければ年齢が分かるのはいたなぁ」

「えー、誰ですかー?」

 何やら恵里香さんがやたらと絡んでくるなぁ…そこまで他の人の年齢が気になるのだろうか…

「アリシア達が8000とちょっと…かな?」

 これは有ってる、うん、有ってるはず、有ってるよね…?

「へー、8000歳ちょっとですかぁ…8000…マジですか?」

「まじですよ?」

「どう見ても10代後半にしか見えないのに?」

「一度分かれる前の姿から変わってないから、種族的にはあの見た目でも30手前化と」

「はぁー…何時までも若くてきれいなままとか、うちの所の美容関係者とかそれに縋っている人とかが嫉妬に狂って暴動起こしそうですね…

そう言えば屋敷にいたメイドの皆さんって大人の女性!って感じがする方でも見た目は20半ばくらいですよね…

皺一つなければムダ毛一本すらありませんし、一体どうなってるんですか?」

「見たまま…としか言えないなぁ…」

 皆髪の毛や耳、尻尾の毛、または羽や角は気にするが、肌は特に気にしていない、荒れる事も無ければ常に瑞々しくすべすべしている、ムダ毛は一切生えていないし、傷一つついていない。

 軽く手入れはするが、ムダ毛も処理しているわけでもなく、腋にも生えていなければ下もつんつるりん、不思議だねぇ…

 で、何でこの話になったんだっけ…

「こっちは毎日ムダ毛やお肌と格闘しているというのに、実に羨ましい限りで」

「そのうち気にしなくてもいいようになると思うけどね」

 葵さんも寿命が無くなりかけているし、恵里香さん達もそうだし、それに合わせて肌も綺麗になってきているが気づいていないのか、横に置いて有るのか、酔っているから思考が鈍っているのか…

 多分全部だろう、酔っぱらっているし、話しの内容もあっち行きこっち行き…しているのは私のせいか…匂いだけで酔いかけてるし…少し思考が鈍っているのはこっちもか…


 酔っ払いの話に付き合い始め数時間、メイド達も含め酩酊状態になり、空き部屋に寝かせた所でようやくお開き。

 結局初日は午前中しか楽しめず、旅館にも戻るには戻ったが、ルシフと狐さんを除けば皆酔っているので別荘でお泊り。

 何のために旅館を借りたのかわからない状態になってしまった…

 明日はまともに回れるといいなぁ、料理大会も午後の部が見れなかったし、買ってきた料理も皆で食べるには食べたが、ほぼ酒の肴として消えていった気がする…

 んーむ…それにしても、年齢と見た目と美容かぁ…難しい所だねぇ…

各種大会

兎に角緩い、大食いも料理も的当ても全部途中参加できる

ただし大食いと料理は参加料を取られる


携帯型別荘

ブレスレット型でトイレに行きたくなった時にコンコンと叩けば別空間にある別荘に飛ばしてくれる、帰る時は建物内にあるお帰りはこちらと書かれたボタンを押すだけ

新築して即凍結処理も勿体無かったのでトイレや休憩所として再利用した、建物の外も凍結処理は解除してるので外に出て日光浴も出来る


年齢

何年の何月の何日に生まれたか、ご主人様達は少なくともそんな概念ができる遥か前から居る

正確にわかるのは何時生まれたか覚えているミアとミウ、エキナセア位

メイド達の9割以上は年齢不詳、少なくとも半数以上は万を軽く超えてる、ご主人様は軽く億超えてる


危ない人

色々と危ない、主に襲い掛かった側の命が

小さいから弱い、と言うわけではない


酔っ払いの話

色々と飛ぶ、話している側も臭いに当てられて話が飛ぶ

内容を覚えているかどうかは人次第


美容と見た目

女性、または一部男性に付きまとうアレ

ご主人様達は別に気にしない、色々な種族がいるし、種族によってはどう見ても他の種族の10歳くらいにしか見えない30歳とかが普通にいるので

美容も特に手入れするわけでもなく天然で綺麗なまま、ご主人様含め皆美容で四苦八苦している人の敵

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