遊園地へ行こう 心が折れちゃう
「設置して来たよー」
借りている部屋に設置している扉からルシフがひょこっと出てくる。
「はいはい、ありがとねー」
屋敷の方に扉を設置して貰い、これで何時でもこの部屋と屋敷が行き来できるようになった。
これで好きな時に遊びに来ることもできるし、屋敷に招待する事も出来る。
屋敷に招いたところで屋敷はこれと言って見る所が無い気もするし、温泉街とか海に行くことになるかもしれないけど…
「ゲーム部屋も作ったから、ついでに設置しちゃおー」
「はいはい、それじゃいったん屋敷に戻ろうかね」
扉を通り抜け、建て増しで作られたゲーム部屋へ案内してもらう。
「こっち専用のネットワークもついでに構築して置いたから、回線はこれに繋いでいってー」
「こっちでも回線繋げるようになったんだ?」
「いやー?この屋敷内限定だね、正確にはこの建物内だけ、データとか全部貰ってこっち専用に作りなおした感じかな?
だから今有るゲームは何時でも遊べるし、逆に今無いゲームは向こうに行って買ってくるかデータを貰ってこないと駄目だね」
「ほーん」
「本来はサーバーを建てるにしても結構な機材がいるんだけど、そんなもの置いたら邪魔になるし、保存してあるデータ量からするとかなり大型化して、さらには定期的にメンテナンスもしないといけないしで、何かとめんどいからこれ1個で全部疑似的に再現した状態だね」
何やら10センチ四方の箱をコンコンと指で叩いている。
「これの此処に接続して、ここから分配して、これを各部屋に設置して、ゲーム機と繋いだら…よし、出来上がり。
ご主人様何か適当に起動してみてー」
「はいはい」
設置が完了したゲーム機を起動、居候先で起動した時と同じ様に回線は繋がっているようだ。
ただ違うのはどのゲームでも好きな物を遊べるようになっているという事か。
「うんうん、ちゃんと問題なく動いてるね、もう止めてもいいよー」
「はいはい、これで向こうと同じ様に遊べると?」
「だね、1台につき1部屋で音も漏れない様にしてるから、どの個室に誰が入ってるか分かるようにしないとねぇ」
個室の戸を締めれば中に誰が入ってるかは分からない、名札でも付けれるようにすればいいか。
全員分の名札を作り、入室するときに名札を戸に付けて置くように注意書きもしておく。
「よし、これで終わりっと」
「それじゃ向こうに戻ろうか、ちょっと遅くなっちゃったけど、今から遊園地に行こうか」
「そだね」
「狐はもう現地で待ってるから、ちょっと飛ばさないとねぇ」
「うん?狐さんも行ってるんだ?」
「だね、たまには3人でデートと洒落込もうー」
部屋に戻り、ぱぱっとお着替え、今日は帽子も尻尾入れの入ったズボンも要らないと。
バッグなどの手荷物も必要なし、髪と尻尾を整え、庭に出た所でルシフが車を玄関の前まで乗ってくる。
「ささ、乗って乗って、今から飛ばして行けばお昼前には着くから、お昼は向こうで狐と一緒にだね」
「ふんふん、それじゃあずっと待たせるのも何だし、行こうか」
ルシフの乗ってきた車に乗り込み、遊園地に向けて出発。
「シートベルトは…無くても大丈夫だね、それじゃ行くよー」
門を出た後は一気に加速して道を走り始めた。
「後ろから追いかけてくる車が有るねぇ」
「まあ急いでるからねぇ、信号とか全部無視してるし、速度超過も少しなんてもんじゃないしねー、ははは。
まず追いつかれることはないから、このペースを維持して置けばいいね」
追いかけてきている車も追いつこうと必死になっているが、どんどん引き離されている。
「空からの監視も有るから遊園地についたら殺到してくるだろうけど、無視して置けばいいから。
こっちには免状が有るしねー、ははは」
前から横から後ろからと出てくるが全て躱していく、塞いでいた車も横から出てきた車に弾き飛ばされ、塞がれていた道が開く。
「ささ、このままノンストップで遊園地までいこー」
その後も追ってくる車を振り切り、前や横から出て車を躱しつつ、遊園地を目指して走り続けた。
「屋敷を出てジャスト30分、中々良いタイムだねー」
時刻は11時30分、お昼までには間に合ったようだ。
「おーおー、皆さん御苦労な事で」
追いかけてきていた車が駐車場に雪崩込んでくるのを眺める。
「ま、気にせず行っちゃいましょう、さ、ご主人様降りて降りて」
ルシフにエスコートされて車を降りる。
「あらご主人様、思ったより早かったですね」
「ルシフが急いで車を走らせたからねぇ、一度も止まることなく走り続けてたし」
「まだ少し時間が有りますし、園内を少し歩いてから食事に行きましょう」
「ルシフー、いくよー」
「はいはい、いまいきまーす、じゃ、そういう事で」
追いかけてきていた人達に紙を渡し、こちらへ速足で寄ってきて狐さんと一緒に腕を取り、そのまま園内へ。
紙を渡された人は何をどうしたらいいか分からない様だった。
「お昼まではそれほど時間は無いし、それほど時間がかからないのが良いね」
ルシフに腕を引かれそのままルシフの案内する所まで行く。
「遊園地と言えばこれ、これと言えば遊園地、ズバリ、ティーカップ」
「なるほど?」
確かに、見た目は大きなティーカップだ。
「まあなんてことは無いんだけどね、これに乗って、中央にあるハンドルを回すだけ」
「それだけ?」
「それだけ、でも何か楽しいんだよね」
カップに乗り込みハンドルをくるくると回してみる。
「おお…」
「きゃっ」
軽く回してみるとカップが回り始める、狐さんは可愛く声を上げて抱きついてきた。
「お、お、おおー…」
「きゃーきゃー」
「あはははは」
カップの回転を少し早めると狐さんだけでなくルシフも抱きついてきた。
ただ回転しているだけ、なのになぜか楽しい…
場の雰囲気も有るのだろうか、この感じは此処でしか味わえない気もするなぁ…
暫くカップを回し続け、何とも言えない楽しさを味わった、ただ回っているだけなのになぁ、やはり狐さんやルシフがいたからだろうか。
「さ、時間も程よい頃合いですし、お昼に行きましょー」
「何所で食べるの?お店は結構あるみたいだけど」
「そうだねー、お昼は少し軽めでバーガーも悪くないけど、バイキングやランチなんかも有るねぇ」
「バイキングの方が良いかな?色んなものを見れるし」
「ならこっちだねー」
腕を引かれ、バイキングのお店へ、店内では既にメイド達がお皿をこれでもかと積み上げている。
「他にも回るお寿司や、自分で好きな天ぷらなんかを取るうどん屋なんかも有るね。
言うまでも無く園内にあるお店全部どこでも食べ放題だから、食べ歩きをする事も出来るよー」
「それは後で考えようかな、お昼は此処で」
お店の中に入り、重ねて置いてあるお皿を取り、食べたい物を乗せていく。
「お酒も並んでるんだ、飲み放題?」
「そ、今だけだけどねー、通常営業に戻ったらお酒は撤去、食材も今使ってるような高い物ではなくなるねー。
一応こっちで揃えれる中で出来るだけいいのを仕入れさせてあるよー」
「なるほど、夕食に何か食べ歩きたい気もするけど、夕食までには帰らないといけないしなぁ…」
「大丈夫大丈夫、招待して置いたから、夕方までには来るんじゃない?
21時までは営業してるし、夜景を見ながら食事もできるしねー」
「なら帰らなくてもいいか」
「そうそう、それに今日はこっちに泊りだからね、買えるのは明日の夜かな?」
「うん?そうなんだ?」
「遊園地と目と鼻の先に有るホテルね、まあ後は言ってのお楽しみと言う事で」
「なら楽しみにしておくかな?」
今日明日は泊りがけで遊びか、確かに…1日では遊び尽くせそうにないね。
バイキングはサラダ、肉、スープなどをバランスよく選び、量は控え目に。
周りにいるメイド達はお酒を片手に山盛りのフライや唐揚げ、お酒を持っていないメイドもひたすら食べ続けている。
食べに来ているのか遊びに来ているのかどっちだろうか…?
お昼を食べた後は再び園内を散策。
「次は何所行こうかねぇ…」
「じゃああれなんてどう?メリーゴーランド、あれも乗ってただ回るだけだけど、きっと気に入ると思うよ」
「ふむ、ならあれに乗ろうか」
狐さんとルシフを連れ、一緒に乗り込む。
乗り込んで少しすると動き始め、ゆっくりと上下に動きつつ回り始めた。
「このゆったりとした感じが良いよねぇ、上下にゆっくり動いて揺られるのも落ち着くというか」
「だねぇ…カップとは違ってこれも良いねぇ…」
「ですねぇ」
狐さんとルシフは少し強めに腕に抱きつき、頭も肩に乗せてくる。
両腕を拘束されているので頭を撫でる事は出来ないが、まあいいか。
2人に抱き着かれたまま、2周目へ突入した。
「んんー!…はぁー、堪能した」
「1周辺りはそんなに時間はかからなかったけど、5週くらいはしてたね」
「たまにはああ言うゆったりした物もいいではありませんか、こちらで遊ぶのは初めてですしね」
「次は何に乗ろうか、というか乗り物ばかりだねぇ」
「そこは仕方ないかなぁ、限られた土地の中で楽しませたりするには、どうしても乗り物系が多くなるんだよね。
お化け屋敷なんかみたいに歩くタイプも、基本一本道で建物の中を歩き回るようにしてあるし。
あれもこれ持って何でも出来たり、体験なんかも結構広い土地が必要になるからねぇ。
メダルゲームなんかは狭くてもそれほど動いたりしないから、他と比べてかなり狭くても行けるんだけどねー」
「メダルゲーム?」
「あ、そう言えばご主人様はまだやって無かったね、じゃあメダルゲームの所に行こうか」
メダルゲームとやらが有る所に向けて移動開始、どんなゲームが有るのかなぁ…
「はい到着ー、ここの中に色々揃えてあるよー」
「おおー…」
何やら色々と設置されている、何やら熱中しているメイドも居る。
「競馬にビンゴ、カードゲームにスロット、他多数取り揃えてあるよー。
メダルは原則持ち出し禁止、だけどメダルは無料でいくらでも貸し出すし、返した枚数から貸し出した枚数を引いて、1日での最大枚数の順位を貼り出したりしてるね。
集計は不正一切なしだから、嵌ってる人なんかは毎日順位を争ってるね、今は1ヶ月貸切状態だからモヤモヤしてる人もいるだろうけどね、ははは」
「ほーん」
「ご主人様も順位狙って本気でやってみる?メイド達を除いた順位は1位が150万11枚、2位が131万178枚、まあ実際はジャックポットで多い時は150万とか出ちゃうから、ジャックポットでいくら出したかのランキングになってるけど」
「なるほどねぇ」
「ちなみに現在のトップはメイドを入れるとぶっちぎりでタニアだね、今日だけで稼いだ枚数3億突破と影も踏ませない状態だね」
「タニアはこういうの強いしねぇ」
「初日でジャックポットを全部空っぽにして、そこから追加でさらに稼いだ感じだねー」
「ふむ、何か適当にやってみようかな、どれが良いだろ?」
「あちらなんてどうです?複数人で遊べるみたいですよ」
カードゲームのようだが、これは相手とメダルをやり取りするタイプかな?
「スタッドとホールデムだね、向かって右がホールデム、左がスタッド、どっちがいいかはお好みかな?」
「勝ち負けは気にせず遊んでみようか」
「はいはい、それじゃ各自100枚ずつね、今遊んでるメイドから毟り取っちゃえー」
「ルシフも中々ひどいなぁ」
メイド達が楽しんでいる卓に入り、メイド達から150枚ずつ巻き上げた所で撤収した。
「そういえば、あっちにはディーラーさんとかもいるんだね?」
メダルゲームから少し離れた所にカジノと同じようにディーラーが待機している。
「あそこはカジノの雰囲気を味わいたい人用だね、チップは使うけど、実際にかけてるのはメダルだけどね。
雇っているディーラーは皆プロだからイカサマも出来るし、見抜くこともできるよー。
行って見る?」
「そだね、行って見ようか」
手持ちのメダルを全てチップに変え、若干泣きそうになっているディーラーさんの元へ。
何が有って泣きそうになっているのだろうか…
「おや、ご主人様も此方のエリアに?」
「んー?ここだけ何か雰囲気が違うなーって」
エリスがポーカーでディーラーさんからチップを巻き上げているようだ。
勝っているという割には見かけ無かったタニアもこちらにいる。
「まあ1日で3億も勝ならこっちじゃないと無理だねー、チップはメダル1枚から1万枚分まで。
ルーレットなら最大倍数36倍で賭ける枚数は10枚まで、賭け方によっては一度に1000万は稼げるね」
「ふむ、タニアはそれで荒稼ぎしたと」
「そういう事だね、此処にいるのは実際カジノで実務していた人達ばかりだから、ルーレットとかも狙ったとこに落とせるんだけどね、タニア相手じゃ分が悪かったみたい」
「それで、こちらで泣きそうになっているディーラーさんは?」
「エリスのイカサマが見抜けなくてカモられてる状態だね、帰る前にケアしておかないとねぇ」
「エリスも程々にね?」
「わかっています、だからちゃんと手を抜いていますし、タニアほどは酷くありませんよ」
あ、ディーラさんがとうとう泣き崩れた、手を抜いているの一言が止めだったようだ。
カードゲームの卓はルシフによりストップがかかったのでディーラーさんは退場、エリスも着いて行き、ディーラーさんの指先などを鍛える様だった。
なのでルーレットへ移動、メイド達から巻き上げたメダルと手持ちのメダルを合わせて千枚チップが1枚、これを元にどれだけ増やせるかなぁ…
「ご主人様加減有り?無し?」
「加減せずにまずはチップを増やす方がいいのでは?」
「だねぇ、1枚しかないし、増やさないと一回で終わっちゃう」
「だ、そうだよタニア、後ディーラーさん向こうでちょっとお話ししようか」
ルーレットで大勝ちしていたタニアに軽く勝負を吹っ掛け、ルシフはディーラーさんを連れて少し離れていった。
これから起こる事は全て夢と思うようにとでも言っているのだろうか…?
なんにせよまずは元手を増やさないとね。
「いやー、やっぱりご主人様の賭けた所に賭けるのが鉄板だよね」
「ですねー、タニアは対抗していましたが、ことごとく外していましたね」
千枚チップ1枚から始まったルーレットは1回目で最大の1万チップ3枚と千チップ5枚に変わり、その次には38枚と5枚。
以降賭け方を変え、1点賭けから周囲を囲う様に賭け、倍率増やして行き、30回勝った所でタニアが敗北を認め終了。
タニアの記録を大きく超え、約6億枚分稼いだところでルーレットから離れた。
「チップやメダルはそんなに枚数は用意してないけど、勝ち分はちゃんと記録してあるし、不正じゃないって言う証拠もちゃんとあるから、この記録を貼り出す事もできるねー」
「ふむぅ」
「まあさすがに、カジノの方に入り浸ってたエリスやタニア、ふらっと立ち寄った私達の枚数は異常だから、張り出すにしても別枠だねー」
「文字通り桁が違いますねぇ、面白くなりそうなので張り出してみましょう。
ご主人様の登録名は…通りすがりの狐さんで、私は狐のお嫁さんで」
「ははは、結構攻めるねぇ、じゃあ私は愛しき奥様で」
「エリスとタニアはどうするー?」
「そうですね…世界樹の守り人で」
「私は妖精女王でいいやー」
「2人ともそのまんまだねぇ、らしいと言えばらしいけど、それじゃこれで登録してくるねー」
ルシフは順位の登録をするために受け付けの方へと歩いて行った。
「通常営業に戻った時の反応が楽しみだねぇ」
一般の人の順位表の隣に特別製の大きな順位表が張り出され、ルシフは何か頷いていた。
「さて、ちょっと夢中になり過ぎちゃったし、少し食べ歩きをしようか」
「時間的にもお茶の時間だねぇ」
狐さんとルシフにまた両腕を取られ、園内を歩きはじめる。
飲食店が多く立ち並ぶ所に行き、紅茶とクレープを注文、ただ両腕はふさがっているので二人から食べさせて貰ったり、飲ませて貰ったりと言う形になる。
渡してくれた店員さんの目の前で口移しをしてくるので店員さんの顔は真っ赤になっている。
狐さんとルシフの望むままに、入れてくる舌も受け入れ、長い口付けを交わす。
狐さんは見せ付ける様に舌を絡め糸を引き、ルシフは浅く紅茶を流し込み軽く軽くつつきあう。
「んっ…ぷはぁ…」
「んふふふー…」
狐さんもルシフも幸せそうだしいいか。
お茶を飲みに来ていたメイド達も少し羨ましそうにしているが、狐さんとルシフなので流石に混ざってくる事は出来ない。
見ていたメイド達と来てなかったメイド達にはまた今度埋め合わせをしておこう。
お茶と間食を楽しんだ後は再びメリーゴーランドへ、ゆったりできるのが良いんだよねぇ…
2人もより一層くっ付いて来ているし、忙しない乗り物も有るみたいだけど、今はこれがぴったりだね…
少し薄暗くなり始めた頃、各所がライトアップされはじめる。
メリーゴーランドを降りた後はライトアップされた花畑や、噴水などを巡り景色を楽しむ。
完全に陽が落ち、空が完全に暗くなった所でルシフに案内され、観覧車に乗りこむ。
観覧車の中、両腕を解放されたので2人を膝に乗せ、後ろから抱きしめ夜景を楽しむ。
1周して戻ってきた後も降りず、もう1周…
再び回りはじめた観覧車の回る速度は1周目に比べ随分とゆっくりになっている。
地上に着くまで2人を抱きしめ、ゆっくり、長く、時には激しく、時には2人同時に、熱い口付けを交わし。
もはや夜景は目に入らず、狐さんとルシフしか目に入っていない、狐さんとルシフも同じようにもう夜景は目に入っていない。
地上に着く頃には離れるのが名残惜しくなっていたが、このままくっ付いていても仕方がないので膝から下し、遊園地を離れルシフの言っていたホテルまで歩いて行く。
ホテルについた後は最上階へ行き、軽い食事とお酒を少し嗜み、3人でお風呂に入り軽く汚れを洗い落とす。
お風呂に入り、汚れを落としている間もお互いに絡み合い、お酒も少しずつ回り、ほろ酔いになってきた所でお風呂でそのまま二度、三度…
お風呂から上がり、良く冷えた水を飲み、そのままベッドへ…
朝が過ぎても終わらず、終わらせず…
翌日の夜、帰る時間直前まで、長く、激しく、時には甘く、時には狐さんをルシフと2人で、時にはルシフを狐さんと2人でと…
3人で入れ代わり立ち代わり、お互いを愛し続けた…
ゲーム部屋
メイド達の娯楽にと新設した
外から中は見えないし防音もばっちり、遊ぶときはネームプレートを扉に付けておくことが義務付けられた
紙
お仕事御苦労さま、苦情はこちらへと書かれている
連絡先はルシエラの事務所や各国の偉い人になっている
紙を渡されたのは一時的に封鎖しているはずの所で、これだけ空いてるなら何台か捕まえられるだろうと、点数稼ぎのネズミ捕りをしてた警官たち
皆仲好く懲戒免職、封鎖してた人達が気づいて車両を弾き飛ばすのが少し遅かったら国が消滅してた可能性
10人くらい懲戒免職しただけで済んだのは幸か不幸か…
遊園地
1ヶ月貸切状態
ルシフの所有する物件の一つ
8時開園、22時閉園、月に一度大掃除やメンテナンスでお休み
飲食店
貸切期間中限定で全店舗お酒を取り扱っている
食材も遥かにグレードの高い物を扱っているので、ルシフが所有しているお店から料理人が出張してきている
余った食材や料理は従業員でお持ち帰り、またはその場で食べて帰る事が出来るしお高いお酒も飲ませてくれる、今だけちょっとしたお祭り、多分今後年に何度かはこういう事が起きる
出店しているお店は当然のごとく全てルシフの所持しているお店
大手のチェーン店は全部弾きだされてる
メダルゲーム、本格的カジノ付き
メダルは1日最大200枚まで無料で貸出し、勝ち分を預けていれば預けているだけ引き出せる
別に換金も景品交換もできない、ただ遊ぶだけ
今まで1日に稼いだ最大枚数をランキング式で張り出している、実名でも匿名でも好きに選べる
あくまでも賭けているのはメダルゲームで稼いだメダル、当然換金等はできない、カジノを体験してみたい人用
カジノで勝てればランキング上位に入れる、勝てれば…
ディーラーさん
自称でもなんても無い本物のプロ、イカサマの腕前も見破る眼も一流
ただエリス達によりバッキバキに心を折られかけた、その後エリスの指導で以前よりイカサマ等の精度が上昇した
一般の人相手には適度に負けて最終的にはディーラーが勝ったり負けたりしているように見せかけている
本気を出したら気づかれない様に少しずつチップを吐き出させて全て毟り取れる、楽しませるのが本分なので別に本気を出したりはしない
美人揃いなのでそれ目当てに入り浸る人もいる
順位表
一般
1位1500011枚
2位1310178枚
3位1010047枚
ご主人様一行
ご主人様:598867400枚
ルシフ :576501300枚
狐さん :478235800枚
タニア :345106000枚
エリス :271249000枚
不正を疑うレベルでランキングを荒らしていった、カジノエリアでご主人様と同じことをやれば達成は出来る
別枠とは言え現在の一般ランキング1位の人は不正だと騒いだ、その後カジノの方に案内され、一瞬だけ夢を見させられ、今まで貯めたメダルを全部搾りとられた
1日で負けた枚数と言う不名誉なランキングの1位にも輝いた、登録名メダルゲームの帝王、勝ちと負けで2冠達成!
タニアとエリスはご主人様相手にして3000万くらい吐き出してるけど、それでも億稼いでるので負けは0枚
見せ付け
普通にセクハラ
店員さんは女性、ご主人様は今日も女性
女性同士の絡みとは言え、目を奪われる位に美形なので、目の保養になったし若干目覚めそうになってる
ご主人様が男で行ってたとしてもそれはそれで十分目の保養になる、ただ男を見る目が相当厳しくなる
観覧車
愛の巣箱
2周目はもう夜景なんてそっちのけで絡んでた、一応お触り止まり
ホテル
軽い食事をとった後は20時間ほどノンストップ
普段飲まないお酒も少し飲んでやる気満々、ほろ酔いでいい感じ、お酒の匂いも体臭と混じっていい香り
ご主人様は終わった後は翌日まで寝てた




