お手軽…? 異常気象
「えー、今日はお手軽…お手軽?な、無水カレーを作っていきたいと思いまーす」
「お手軽っちゃお手軽じゃないですか?材料を切ったりなんだは兎も角大体放っておけば出来るわけですし」
「それもそうか、それじゃあ材料のご紹介、玉ねぎ、トマト、しめじ、じゃがいも、お好みのお肉、お好みのカレールー、以上です」
「カレールーはお兄さんのお店で作っているペーストになるまで煮詰めたカレーを使いますが、味が変わるだけで物自体はそう変わらないので市販のでいいっちゃいいですよー?野菜が足りないって人はお好みで足してください」
「まず玉ねぎとトマトを適当に切ります、どうせ砕いてしまうので薄くても厚くても角切りでも何でもいいです、切ったら炊飯器に入れて炊飯ボタンをぽちっと、そしたら1時間くらい放置です」
「そして、本当に1時間待つわけにはいかないので1番という札が張られた炊飯器を取り出しまして、1時間炊飯器で煮込んだ玉ねぎとトマトがこちら、炊飯器は圧力もかかるので玉ねぎもトマトもグズグズで潰れやすい状態になってます」
「使う炊飯器にもよるけど、ちょっとまだ硬い?って感じがする時は木べらで粗く潰してもう1度炊飯しましょう、問題ない場合も木べらで軽く潰しつつ混ぜまして、そして取り出したりまするわハンドブレンダー、なければミキサーでもいいです、これでさらに細かく砕いでドロドロにしていきましょう」
「あ、そうそう、野菜がごろころ入ったカレーがいいんじゃーって人はこの後まだ煮込むのでその時に追加しましょう、用意したしめじやらじゃがいもやらをまだ入れてないのはここでさらに砕くからです」
「舌触りを気にするならこの後さらに漉して…という作業が追加されるけど今回は無しで、で、砕き終わったら炊飯している間に用意しておいたしめじとじゃがいも、今回はホルモン、下茹でしておいたシマチョウですね、これを放り込んで混ぜて再び炊飯」
「時短チートその2を発動、札に2番と書かれた炊飯器を引っ張り出しまして、こちらが追加した野菜を炊飯器で煮込み終わった物になります、ここまでくればもう後は仕上げをするだけ、お好みのカレールーを入れて混ぜるだけです、これで完成」
「以上、時間はかかるけどお手軽?な無水カレーの作り方でした」
「炊飯器を使う利点は火を使わないから焦げ付かない、圧力がかかってかつ水分もあまり逃げない、炊飯が終わっても保温されるので熱が入り続ける、失敗がほぼない、というところですかね?
でー、その逆ですね、大した問題にもならないんですけど、火で煮込むわけではないので煮詰まらない、つまり作っている段階では味が濃縮されない、炊飯器なので一度に作れる量が限られる、この2点ですかね?」
「ここみたいな大人数でー…ってなると今使ってるような炊飯器1つじゃまず間違いなく足りないしねー、でも人数が少ない時もあるから普通の炊飯器も必要っていうね」
「今日は8月の夏休み前の追込み中でほぼ皆休みなしで出払っている状態ですし、これで十分足りるんですけどね、普段の量で作るとしたら向こうの5キロから炊ける炊飯器を使いますよ」
「業務用になると合じゃなくてキロってのがまた何とも」
「いちいちカップで何合って計ってたら時間がかかって仕方がないですし、基本的には1袋5キロの米を洗って包んで冷水に1日…って感じですね。
まあそれはお店の話なのでここだとまたちょっと違いますけど、基本的には同じでして、まずお米はすり切り1キロのカップで計りまして、炊く時の水もバケツで何杯とかそんな感じです」
「もっと大きいのになるとホースを突っ込んでこの線までーってやつだね、取りあえず完成したので食べていきたいと思いまーす」
「今回はトマト多めなのでトマトの酸味が強めですが、酸味がいらないという人はトマトを入れなくてもいいです、玉ねぎだけでも十分水分が出ますからね」
「その場合玉ねぎの使用個数が倍からは増えるのでお財布と相談しましょう」
「さて、食べながらになりますが近況報告というかこれからの予定のお話ですね、まず8月からは例年通りメンバーは各々行きたい国で休暇を取りつつ好きに遊ぶといった感じでお兄さんを除くメンバーの動画は不定期、お兄さんは暇人…というわけでもないですけど、去年と同じくほぼ毎日釣りが出来る日は生配信、その後編集版といった感じになりますね。
でー、行き先ですね、今年はお兄さんだけが国内に残留、その他メンバーは全員国外になります、ジュリアさんはド短期での国内一周釣り行脚を敢行した後なので国外でリフレッシュだそうです」
「私も途中から国外に行くかもだけどね、南の島でフカセにルアーにエギングにその他色々と飽きる事は無いんだけど、毎年同じ場所っていうのも新鮮味がね?なのでトラウト釣行で世界を飛び回る…かもしれない?まだわからないけど」
「だ、そうです、まあ私も似たような物で、1ヶ月丸々休みって事で1週間かそこいらで別の国へ飛んでくかもしれないですね、一応1日あれば世界一周できる足を顎で使える人が隣にいるのでその伝手で」
「移動にかかる時間も旅の醍醐味…ではあるんだけど、飛行機で10時間とか寝る以外にやる事無いしね、それなら早く着くに越した事はないよね」
「持つべきものは…ってやつですね、そんな感じでお休み中は休みと言いつつせわしなく国を移動しているかもしれません、でも気分次第なので1回も移動しなければ5回10回とする可能性があるかもしれません、ということで」
「しかし…今年は何気に初…ではないけど一人で南の島かぁ…特に何も変わらなさそう」
「変わらないんじゃないですかね?ちょこちょこ一人でぶらっと出かけて1週間2週間帰ってこないとかありますし、留まるか留まらないかだけで何も変わりませんし」
「だねぇ、強いて言えば祭典で発表された新作の宣伝がちょっと増えるくらい?」
「あ、それはありますね、まだ発売前ですが製品が続々と届いてますし、コラボ製品とかもありますし、ちゃんと発売前にバッチリ宣伝を入れておきませんとね。
とまあ、そんな感じで8月はお兄さんは毎日投稿、私を含むその他メンバーは不定期となります、生配信もするかどうかわからないので、見逃したくないという人はアラームを設定しておきましょう、以上、お手軽?な無水カレーの作り方と8月の予定発表でした」
「簡単で美味しいから試してみてねー?」
「時間が2時間3時間かかるってのが面倒ですけどね」
「カレーを作るなら短い方だよ」
「えー…まだ開封してないのが10と届いてないのが18、今日来る予定が18だから…」
「一応今日全部届く予定ですね、予定通りならば、大丈夫だとは思いますが」
「取りあえず届くのを待ってから開封動画を撮る…んー…数が数だからもう撮影して分割して投稿…」
「ストックは後いくつあります?」
「無編集はもうなくて編集有りの分割が3つくらい、最近はどこ行っても釣れなかったしねぇ、かといって1号湖とか管理釣り場ばかりに頼るというのも絵面が全く変わらずアレだし、近場の川と海で頑張った結果ストックが尽きた感じだぁねぇ」
「夏場は厳しいですからねぇ、餌を使えば昼間でも釣れなくはないですが、それは場所によるという文言が付きますし、今年は川も海もちょっと変な状態ですしねぇ」
「まずイカがアオリイカとコウイカともにピタッと止まって、新子が出てくる時期にもかかわらず釣果報告が店長さんのお店で聞く限り6月から今現在で2杯、キスもほぼなくて代わりにエイが大量発生で駆除がなかなか進まず海水浴場がいまだ閉鎖中」
「釣ってどうにかなる数ならいいんですけど、釣る程度じゃ間に合わないってのが問題ですね、まあ食べる分にはありがたいんですけど、多すぎてあっという間に欲しい数だけ釣れますし」
「もうどうにもならないからって店長さんのお店は今年の夏はエイを釣ろうぜっていうポスターを作って貼ってるね、尻尾の安全な落とし方と処理の仕方、捌き方に料理の種類にと色々やってるみたい、エイタックル一式も売ってるし」
「やっぱりアレですかねー、気温の急上昇が問題ですかねー?それに伴い水温も爆上がりですし」
「テレビでは四半世紀ぶりの温暖化か?とかやってるしねぇ、今まで下がってて去年だと南の島で平均31度、高くて34度だったけど今年はここでも38度でしょー?」
「去年は27度くらいだったのが38度は上がりすぎなんですよ、そりゃ気象庁もテレビも原因はなんだなんだと騒ぎますよね、実際今も原因なんてものはわかってないんですが」
「人口は減ってるし、化石燃料もほぼほぼ使わなくなってきてるから環境汚染による温暖化ではないんだけど、それがわかったところでどうにか出来るかといえば…人じゃ無理じゃないかな?」
「人間にはどうにもならないのが原因と?」
「簡単に言えば一時的に太陽に急接近してその分気温が上がってるだけ、だからそれがわかったところで人じゃどうしようもない、でも逆に言えば時間が経てばまだ離れて行って元に戻る、太陽に引き寄せられてーって事もなく、何百何千年単位で1回あるド短期の急接近ってやつ、だから10月11月くらいには急接近で温められた海水温やらなんやらも元通りになるよ。
でもそれまでは普段より接近している分…ってやつかな?だからアカエイなんかが北上してこの辺りまで進出してきてるし、虫も大量発生してるし、川も海も環境がねー…って状態」
「10月までの我慢ですかー…」
「だから国外へ行こうが国内に留まろうが今年の夏はどこの釣り場の渋いし外出も厳しいかもしれないね」
「観光地より涼しい地域を巡るのがよさそうですかねぇ?北方の大陸も雪がちょっと融けてるみたいですけど、涼しい事には変わりないみたいですし、氷上での穴釣りは今年は出来なくなってるみたいですが」
「気温が上がって氷が薄くなってるだろうし、湖自体が封鎖されてなければボートに乗って氷を砕きながら落とし込み…かなぁ?」
「氷の厚さ次第ですねー…あ、荷物が届いたみたいですね、何箱来たかはわかりませんけど受け取ってきますか」
「はいはい、行ってらっしゃい、こっちは開封動画の準備をしておくねー」
「はーい」




