人権はもう無い 業務用でも足りない時はある
「今日はさすがに来てないみたいだね」
「そりゃまあ職質で逃げて捕まっていたところに詐欺の証拠やらなんやらを叩きつけたわけですし、逮捕状自体は取るのに10分も掛からないのでその場で逮捕ですよね、黙秘するだの不当逮捕だの弁護士を呼べだの言ってたみたいですけど、今頃偽の住所じゃなく本当の住所で証拠品の応酬が始まってるんじゃないですかね？」
「なら当分は安全かな？外に出れなくても不都合はそれほどないけど、お買い物に行き辛くなるのはちょっとねぇ」
「裁判が始まるのはもう少し先でしょうけど、全部の証拠が揃っているので過去の被害者からも聴取があるでしょうし、集団訴訟も発生するでしょうし、親が方々に頭を下げまわって家業も廃業に追い込まれるでしょうね、親も騙されていたわけですけどずーっと放置して野放しにしていたというのもありますし。
まあ、開き直って逆に向こうが訴えを起こす可能性もありますが、その場合は賠償金が跳ね上がるだけですね、実家が太いからこれくらいで許してあげるよってところでごね始めたら、使えるもの全部使って最高裁まで一気に持ち込んで財産全部差押えまでやりますよねー」
「万が一どころか億が一の勝ち目もない状態でごねる人は…居なくもないか、過去に何人もそういう人が絡んできてるし、親を騙して毎年1500万の収入を最低でも得ていたってパターンは初めてだけど」
「自称年収2000万という情報も出てきてましたが、真っ当に働いて得たのではなく詐欺、ついでに脱税もしているので税務署もウッキウキで働くでしょうね、親から得ていた資金に関しては贈与税が発生しますけど当然未払いでしたし、毎年1500万で40％のそれが4年で最低2400万の支払い義務が生じますし、ここにきて親が肩代わりするということはまずないでしょうから…」
「より酷くなるかましになるかは親の立ち回りも影響してきそうな感じだね、それはそれとしてうちからはいかほどの請求を？」
「過去を掘り返したらとんでもない地雷が埋まってたってだけでうちとは無関係ですし、VPNやらTor、複数のSNSアカウントを使って誹謗中傷という悪質さに対策をしていなかったら1日で数億からの被害が出るレベルのメールボム…という事を考えてまずは800万ほどジャブで打ち込む感じですね、
対策していて被害が出てないので1日1000件のメールボムに関しては争点にはなりませんし、なるのは誹謗中傷とうちとうちの傘下である関係各社の風評被害まき散らしですね、なのでまずはうちからジャブで800万の請求、傘下の企業からは風評被害により下がった株価も加味して合計27億、まあ放っておけば戻るのでこれは最終的に取れて各企業1000万からになるでしょうけど、当然のようにメールボムを受けて業務が滞っているところがあるのでそれによる被害額がプラスされて最高で4000万はいくんじゃないですかね？
なので…誹謗中傷と株価以外は特に影響のないうちは取れて2500万前後、取引先とのやり取りが困難になった傘下の企業や町工場は億近い損失を出しているので株価も含め最高4000の平均2200万としてそれが30で約6億、実家が開業医でかなり儲けているので全てを放棄すれば払いきれる額ではありますね。
ただ、実家は払わないでしょうね、バカ息子に騙されてた側ですし、これで完全に縁を切るでしょうし、手切れ金で約6億は高すぎますからね、頭は下げれど実家は賠償はしない、全て縁を切った元息子に死ぬまで働かせて払わせるんじゃないですかね？
実入りは昔ほど良くないけど、ほんの50年くらいカニ漁船とマグロ漁船に乗れば完済できますしね」
「今の漁船っていくらくらい稼げるんだろ？」
「カニで700、マグロで600なのでまあぼちぼち稼げますよ、1年の半分くらいを海の上で過ごすのでお金を使う暇なんてないですし、カニが終わればすぐマグロ漁船に乗ってまた海原へ旅立っていけば年収1300万、そこから税金を引いても50年で6憶少々、ただ詐欺でもしょっ引かれていて実刑は確定なので…出てくる頃には29か30ですし、80まで死ぬ気で漁船に乗り続けてようやくですね」
「無理そう」
「無理でしょうね、ですが賠償金の支払い義務は必ず生じるので…本人に残された道は真っ当に働いてコツコツ返すか、漁船に乗って纏まったお金を手に入れて返すか、支払から逃げて追い込まれるかこの世から逃げるかの4択ですね」
「4番目を選びそうな気がしないでもないけどどうなんだろ？」
「4択として出しましたが4番目はまずないでしょうね、自分が常に一番上で自分のやる事なす事すべてが正しい、間違えた時はすべて他人のせいという思考回路をしてますし、自殺未遂詐欺で何度か成功してその体験を忘れられなくなっているので絶対に死ぬという選択肢は取りません、自分の命を盾に未遂未遂未遂ーってやって何度も他人を黙らせてきているので、口だけで絶対に実行はしないんですよ、なので4番目はあり得ません、あるとすれば3番ですね、何せ真っ当に働いた事が一度もなく、した事があるのは強迫による示談金請求と詐欺だけですし、そもそも働く気がないので3番を選ぶ可能性が非常に高いです」
「1番目の選択肢はどうなんだろうか？やる気があればいけそうな気がするけど？」
「ありとあらゆる自分の失敗をすべて他人のせいにして逃げて、何か気に入らない事があればすぐに相手を脅迫からの示談金請求、他にもいろいろやってきているので1番もないというか無理でしょうね、もうすでにSNS上で情報が飛び交ってますし、どういう人物か大体わかってるので雇う企業は存在しません、裏社会というか、ヤクザとかマフィアですら必要としませんよ、物理的な鉄砲玉としても使えず何かとあってはすぐに楯突いてマウントを取ろうとしてくる、頭が回るのかといえばそうでもなく自己顕示欲が異常に高いので少し掘るだけで山すべてが鉱脈みたいな感じで今までしてきた事の情報が全部出てくる、なのでどこにも必要とされないんですよね、なので1番も無くて残された道は2番か3番、2番を選ぶ確率は1％以下で3番が99％以上ってところですね。
それと1号ちゃんががっつり掘って特定した情報はまだ出回ってませんけど、自分で公開してる情報だけでも相当危ないのでしばらく玩具としていろんな配信者が弄るんじゃないですかね？特殊詐欺に脅迫にで誰々が捕まりましたって全国報道されるでしょうし、実名を使ってSNSで自慢をしたりしてましたし、被害者の証言やら過去発言やらを掘り出されてしばらくはお祭り騒ぎになるんじゃないですかね？サブアカウントの特定は時間が少しかかるでしょうけど」
「んー…まあ、どういう結果になるにせよ全て今までの自分の行いが原因なわけだし、反省はしないにしてもきっちり出すものは出してもらわないとね」
「逃げられるのはアレなので少し根回しをして裁判が終了したらその場で拘束して漁船にご案内ー、ですけどね、絶対に自分の意志でそれを選ぶ事はないでしょうし、もう人権適応外のところまで行っちゃってますので本人がどれだけ喚こうが無意味ですね」
「生きて帰れるかなぁ？」
「騙し取ったお金で肥え太ってますし、船から転落したらもう終わりでしょうね、死んでも乗った時点で前金として300万は入ってきますし、それを詐欺脅迫被害者に分配しておしまいって感じですかね？出来れば生きて帰ってきて50年はカニとマグロ漁船に乗り続けて完済してほしいところではありますが、まあ持って3年ですかねぇ？4年目にはもう死んでるでしょう、あの性格はもうどうやっても治りませんし矯正も不可ですし、どこかで船から叩き落されて事故死として処理されておしまいですね」
「船の上は連携も大事だし、和を乱すようなのが1人いるだけで事故の確率が跳ね上がるし、1人を処分して残り全員が助かるなら皆喜んで叩き落とすよね」
「事故扱いで死亡になればそれはそれで保険金が大量に入ってきますし、後はそれを被害者に分配しておしまいですね。
とまあここで長々と話していても商店街やスーパーに到着するわけでもなし、ディジーを呼んでささっとお買い物に行きますか」
「だねー」
「えー、取り置きして貰ってる業務用小麦粉25キロが3袋ずつ、塩20キロ砂糖20キロザラメ20キロが1袋ずつ、醤油の薄口濃口溜まり、ミリンと料理酒と酢、甘酢タレと甘辛タレの20リットル入りが1箱ずつ、ガーリックオイルとバジルオイルにバターソースが1箱ずつ、マヨネーズが2缶ラードが2缶サラダ油が5缶、食品が以上で次が清掃用品、食器用原液40リットル油汚れ用40リットル、漂白剤60リットル、手洗い用石鹸40リットル」
「小麦3塩砂糖ザラメ1、薄口濃口溜まり1みりん料理酒酢1、甘酢甘辛1のガーリックバジルバター1、マヨネーズラード2油5、洗剤が食器用油用4、漂白剤6に石鹸4、以上で間違いはないですね？」
「ひのふの…抜けもなくガーリックオイルなんかの中身も問題なし、以上で」
「それじゃこちら値札になります、カゴ車に積んでおきますのでお支払いが終わったら搬入口のほうまでお越しください」
「はいはい、それじゃまた後で、って感じで先月頼んでおいた物の確認は終了で、他に買う物は何かある？」
「そうですねー、商店街で買えないものとなるとインスタント系になりますが…カップ麺の買い置きってどうでしたっけ？」
「最近PV撮影で結構出かけてたからがっつり消費したね、後ジュリアさんが4箱くらい持って行ったからすっからかん」
「あー…じゃあカップ麺も買っておきますか、定番のヌードル2種に八兵衛のチャーシュー、それとカツオ印の天ぷらきつね肉3種のうどんとそば…くらいですかね？」
「そうだね、そんなに食べるわけじゃないし、それくらいあれば当分大丈夫かな？」
「ヌードルは1箱12個、その他どんぶりタイプは6個入りだから減るときはあっという間ですけどね、えー…他には…無いですね、肉魚野菜等は商店街で買えばいいですし、スナック菓子もそれほど食べませんしねぇ」
「釣りに出掛けた時の休憩で摘まむくらいだし、出掛けに1つ2つ買えば済むしその日の気分で変わるからねぇ」
「それじゃあスーパーでの買い物は以上で商店街に行きますかー」
「この量を見ると一般家庭もこれに近いくらい買ってるのかってちょっと勘違いしそうになるよね、小麦粉25キロとか一体1日でどれくらい消費してるんだってなりそうだけど」
「何人家族かにもよりますけど、日持ちするものは業務用の大きいものを買う家庭は増えてるといえば増えてますね、ただそれは本当の業務用ではなく、小さい店舗用のちょっと大きいだけのものでしかなかったりするんですけど」
「業務用の品をメインに取り扱ってるスーパーでも20リットル入りの液体調味料とか、10リットルの洗剤とか、20キロからの塩やら砂糖やらは取り扱ってないもんね」
「これよりさらに大量の工場用があったりしますけど、そこまでいくと単位が100キロからトンになりますし、そんなには必要ないのでスーパーで取り扱う業務用くらいが丁度良いんですよね、捨てる時はスーパーに回収して貰わないとダメですけど」
「これだけあっても1ヶ月位で使い切るってのが中々に凄いよね」
「ここに住んでる人だけじゃなくメイドさんとか遊びに来たエステルさんやらリサさんやらその使用人や付き人やら、農場牧場焼肉屋カレー小屋の面々も食べていきますし、あっという間とは言わなくても相応に消費するので毎月中から大型スーパーに近いくらい消費はしますよねって」
「揚げ物とかピザとかパイを作ると小麦粉なんかはあっという間になくなるし、75キロでもちょっと物足りない感じはあるけど、その時はその時、無くなったらまた買いに行けばよし」
「ピザパーティーなんかやるともう凄いですからね、リオが居ない時にあったピザパーティーなんて1日で小麦粉を500キロ使いましたよ、チーズも同じくらい消費しましたけどそれはお兄さんとナディさん秘蔵のチーズを出したので量に何も問題もなかったですが、途中で商店街まで買いに走って八百屋さんやら米屋さんやらに掛け合って急ぎで工場用の100キロからの袋を4つ卸してもらいましたからね」
「あれは凄かったねー、うどんパーティーも同じくらい使うけど」
「見てみたかったようなそうでもないような…？」
「まあ楽しくはありましたよ、いろんなピザを作りましたし、人気があったものは自動販売機に追加したりもされてますからね、気になったら見に行ってみてください」
「じゃあ後で見に行ってみようっと、どの辺りにあるかがわからないけど」
「結構奥の方ですかね？最近追加されたものですし、一応パネルにピザ販売機って書いてあるのでちょっと遠いだけで見つける事自体は簡単かと」
「なるほどね、それじゃここにいても邪魔になるだけだから退散ー、また後でー」
「はいはい、また後で」
