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どのみち滅ぶ ハーちゃんは放置プレイ

「恵里香さーん、ちょいと空き部屋を借りるよー、後しばらく薬臭くなるけど気にしないでねー」

「はーい、部屋は空いてるので好きなだけどうぞー、でもなんで薬臭くなるんですかね?製薬とか調薬でもするんですか?」

「いや、弱った娘の治療、屋敷の方でやってもいいんだけど、いきなり環境が違いすぎるところに連れて行くと悪化しかねないし、出来るだけ近いところという事でここをね?屋敷に近い環境のところであれば温泉街でってのも有りだったんだけど」

「なんか厄介事な気がしますねー…ある程度の事ならお金と権力で黙らせる事は出来きますけど、どうにもならない事だってあるんですからね?」

「大丈夫大丈夫、もう全部住んで黙らせた後だから、それとこの星じゃない違う星の娘ね、ちょっと前に言ってた30年前にうんたらかんたらのところ」

「あー…なら特に出る幕はありませんね、で、連れ込んだのは1人って事はないですよね?」

「とりあえず2人かな?軽傷重傷全員合わせると170人くらい居るし、ルシフが病院は用意してくれてるからそっちに任せてもいいんだけど、思ったより多くて入りきらなくてねぇ、それで入るには入れなかった娘を2人ほどね?

重傷者用のベッドの方が数は少ないし、だからと言って軽傷者用の部屋を回してもそれは部屋に入れる事が出来るというだけで治療の手は回りきらないし、再度しっかり部屋と治療の用意出来るまではここで治療をね?」

「なるほど、感染するタイプの物ですか?」

「梅毒にクラミジアにコンジローマにヘルペスにカンジダ、トリコモナスに淋病、果てはHIVまでと性病はフルコンプリートする勢いで保有してるけどそれは今日中に治しちゃうから大丈夫」

「えぐすぎるにもほどがありません?場末の風俗でもそこまではいかないでしょ?」

「まだ場末の風俗で働かされてた方がはるかにマシだったかもねぇ、場末でも最低限の性病チェックとかは入るし、それすらもないところで閉じ込められて知り合いでもないどこの誰とも知らぬ相手と毎日20年以上、商品価値が下がって値下げして浮浪者から何からと相手させられてたらまあそうなるよねとしか」

「よく問題になりませんでしたねそれ…違法風俗どころの話じゃない気がするんですけど…」

「そりゃ問題にはならないでしょ、政治家に議員に警察官僚マスコミ関係者が主な買い手なわけだし、価値がなくなって相手にしなくなっても公にしたらマスコミや警察は動かなくても、世間一般というか一般人がSNSで発信し続けて止めようがなくなっちゃうからね。

それと、利用者はバレたら不味い事だってわかってるから絶対に話さない、それが浮浪者であってもバラした瞬間警察に拘束されたのち病死扱い、または事故扱いで処理されて死ぬってのがわかってるし、それで山中に埋められたり海に沈められたのが何人もいるし、だから誰もバラさない、一種の恐怖政治だね。

一応30年前に全部取り除いたはずだったんだけど…その関係者の息子とかはその時点では関わってなかったら放置してたんだけど、まあカエルの子供はカエルというか、成長したら親と同じ道を辿って行ってたよねーって。

養子縁組という人身売買は無くなってたけど、現役の学生アイドルとして学園に通っている娘を売りに出して、そのまま高級娼婦として売るってのはやってたし、30年前に総入れ替えした教職員は学園生が一時いなくなってた時期に全員どこかに飛ばされて居なくなって、政治家とかの息がかかった人に代わってたし、そっちの方でもやりたい放題になってたら30年前に卒業した娘達もよからぬ考えを持ってる人が近づいて案の定好き放題やってた感じよ」

「国ぐるみというのがまた何ともですねー…そこまでする価値があるんですか?」

「まあ、普通の人間とは違うし、前にも言った様に容姿が凄い優れているのよ、部屋の用意が出来次第連れてくる手筈になってるからその時に見れると思うけど、ここに来る娘の1人は背筋がちょっと凍るくらい美人だよ?

もう1人の方もちょっと見られただけで自分に気がある、誘ってると確実に勘違いさせるくらいの容姿はしてる」

「そこまでですか」

「もう50近い2人だけど見た目は10代後半から20代前半を保っててその部分だけでも需要があるし、容姿以外も普通の人より優れててかつ人口3億の国内に数百人しか存在していないという特別感、世界的に出生率というか、生まれてくる確率がこれでもかってくらい下がってて…一応向こうでは動物の特徴を持ってて容姿も優れてて女性ばかりって事でアニマルと聖母を合わせたアニマリアっていうんだけど、アニマリアの総人口はもう2000人切っちゃってるんだよね、多いときは数万人と書いたらしいけど今はもう本当に少ない、だからこそどんどん需要も値上がりもしていって、初等部に通ってる娘の初めてとかは10億とか20億で取引されてたんだよね、中等部とか高等部も億単位だし、時にはオークションなんかで競り落とすなんて事もあったみたいだね、当然本人の与り知らぬところで競り落とされた娘は仕事という体で車に乗せられてホテルなり競り落とした人の自宅なりで、複数人が買った場合は大体ホテルかな?

全員が全員売られていくって事は無いけど…独り身を貫いていた娘以外はまあ…あまりよくない状態だったね、結婚してた娘はトロフィー扱いでそのトロフィーを持ってる自分が凄くて大事なだけでアニマリアの娘は別に大事ではない、体裁を取り繕うために最低限の扱いと接し方をするだけ。

結婚して幸せにーっていう家庭はゼロだったよ、これは旦那が置いていくのに対して老化が極端に遅いというのもあるし、今言ったようにトロフィーでしかないわけだし、人妻属性が付いたらそれはそれでそういうのが好きな人がいるでしょ?当然議員やらなんやらも、するとそういう人が大金を持って買いに来るのよ、断る事も出来るけど相手は国家権力で逆らったところでいいことはない、適当な罪をでっち上げて刑務所送りにされてーってなるだけだし、何百万と現金でお金を持ってくるからはいどうぞって売るよね、そして一度でも売ってしまうと他からワラワラと寄ってきて次々に、そうしてる間にボロボロになって行って価値が下がる、旦那はもうその頃には働かずとも大金が入る環境に慣れきっているから仕事は辞めてるだろうし、また働き出すこともない、となるとやる事は値段を若手の議員等に下げて売りに出す、それもダメになってくると表に出ない裏のネットワークで、そのあたりから性病を共有し始めてもっと下がって浮浪者に、最終的にフルコンプリート寸前まで。

その状態だったのが今から来る1人、もう1人の方は大物政治家とか大企業の社長とか息子のお気に入りだったから性病はないんだけど、地下に軟禁されてかつ暴れないように筋弛緩剤とか、思考能力を奪うために薬物漬けにされてるから中毒症状がひどい、腕と首に注射痕多数の錠剤とか粉末も摂取させられてたみたいで内臓も割とボロボロ、普通の人間なら5回くらいは死んでるかな?」

「そんな国滅んでしまえってのが率直な感想ですね、その感じだと人権団体と呼ばれる存在もグルな気がしますし」

「グルだよー?保護してると見せかけて地下では売ってるみたいな、とまあ割と禄でもない状態だったわけですよ、だからこそニャルちゃんはほくほく顔で玩具を次から次へとお持ち帰りしてるんだけど」

「最終的に何人くらいまで玩具が増えますかねー?」

「んー…私が手を差し伸べるのは過去にお世話になった範囲のみでその国以外は割とどうでもだから…まあ3万人くらいじゃない?今はやってなくても過去やってましたって人はそれなりにいるし、齢76の好々爺が昔やってましたってのも確認してるし、年齢関係なく平等にだね」

「アニマリアに生まれてくるのはもはや呪いとしか言いようがない感じですかねぇ?」

「そうでもないんだけどね、アニマリアに関してはその星が人を導くための存在として人より少しすぐれた、手本とすべき存在を生み出しただけだし、奴隷や見世物として扱わせるために生み出したものではないのよ。

実際今も自然と生き続ける先住民族の間では神の使いとして大事にされてるし、そこではアニマリアの伴侶に選ばられるのはとても名誉な事、嫉妬や羨望は多少あるだろうけど争いになる事はないし、大事にしている限りは大病もなく大きな怪我もない、畑作も狩りも飢える事がない程度には上手くいく、死ぬ時は寿命か民族の中では大変名誉とされる死に方の2種のみ、ってな感じでちゃんと祝福はされるのよ?

ただ他の国は付き合い方を間違えた、だから出生率も下がったし、100年以内にアニマリアは全員消えて今後1人も生まれなくなる状態まで行ってる、ついでに普通の人間もその100年後には全員消える」

「おーう…そこまでですかぁ…」

「そこまでなのよー、私がお世話になったところの国のアニマリアはもう全員病院で治療をしたり、何もなかった娘は新天地に送り出して1人も残ってない状態だし、警告とかお試しって感じで今天変地異のオンパレードになってると思うよ?

星が何を言ってるかは人には伝わらないからなんか大変な災害が起きてるぞーくらいにしか感じないだろうけど」

「200年後に人類消滅って天変地異によるものですか…地味に生き残りそうな気がしないでもないですが…」

「そこもちゃんと手を打ってるね、アニマリアが100年以内に全員消えるって言ったけど、最後の1人が死んだのをトリガーにその日からもう人が妊娠をする事は無くなる、つまり出生率が0になる、クローンだの体外受精だのといった方法で繋ごうとするだろうけど、それらはすべて失敗するように、妊娠してた人もすべて死産で流れるように星が因果を操作する、だから人類が滅びるのはもう防げない感じだぁね。

つまり人類全員一斉に治療も対処も不可な不妊症を発症、最初は誰も気が付かないだろうけどその間に全世界同時天変地異、地震に津波にトルネードに鳴りやまぬ雷雨、災害大国と呼ばれるほど災害に慣れていて対策されている国でも1日ですべてが崩壊するほどの災害が発生する感じよ」

「人類滅亡RTAですか?」

「ゲームに例えればそうかもしれない、点滴の準備よしシーツもすぐに取り換えれるように複数枚準備よし、薬品等の臭いをごまかすための消臭装置もよし、尿道カテーテルの準備もよし、それじゃあ準備が出来ましたよとルシフに伝えましょうかね、それと狐さんにも栄養剤やら薬をいくつか頼まないと」

「普通の客室があら不思議、いろいろ運び込んで設置するだけで重症患者用の病室に」

「まあ、1週間くらいあれば向こうの用意はちゃんと出来るだろうし、それまでの間だけだけどね」

「ところでニャルさんは?ハスターさんが探してましたけど?」

「今頃玩具を保管庫に移送してるんじゃない?人数が人数だから時間と切り離した保管庫を作ってたし、どこにどれを何人送るかとかも考えてたはず、何せ万単位、一度にそのまま送っちゃうとパンクするどころじゃないし、順番が回ってくる前に寿命で死ぬのも出てくるだろうし、そうならないようにするためにも保管庫は大事よ」

「保管庫という名の邪悪な玩具箱ですね、しかしそう簡単に時間から切り離せるんですか?」

「ニャルちゃんところはイ=スとかミ=ゴとかいるし、技術的には人類を軽く超越してるから冷凍睡眠で再現かな?軽く数千年単位で持つようなのを作れるだろうし、保管庫のほうはばっちりだと思うよ?

それに…時間に干渉するって物凄く難しいし繊細だし、向こうの技術で時間に干渉したらわんちゃんが来るし、冷凍するのが一番よ」

「あぁ、そういえばそうでしたね、向こうはそういう存在が普通に存在してるならそりゃティンダロスもいますよね」

「そう、ニャルちゃんとかハスターちゃんなら別にどうって事はないだろうけど、それでも面倒なことには変わりないし、玩具を減らす事になりかねないから干渉しないで済むならそれが一番いいのよ」

「あ、ちょっと質問、お兄さんが向こうで時間に干渉した場合どうなるんです?」

「別にどうにもならない、わんちゃんもでてこないよ、そもそも私とかメイドの時間干渉はわんちゃんが感知できないし、第一世代と第に世代の纏め役の干渉も感知できないはずよ?向こうのそれって劣化も劣化超劣化といえるやつだし。

それに、もし感知できてわんちゃんが追いかけてきたとしてもわんちゃんに何ができるの?ってのがある」

「そう言えばそうでしたね、1号ちゃんみたいな存在を作ってる時点で例え王が数百匹いようが相手にすらなりませんよね…むしろ最上位の存在とされる邪神を全員集めても無理ゲーな気がします…」

「一応アダルトモンスターコレクションのシンエンチホーに住むアザトースとかはオリジナルを完全再現してるよ?」

「それらを軽く半殺しにして生きたまま素材を抜き取って合成してる時点で…深く考えない方がよさそうですね…」

「ヘーイご主人様ー、注文の品をお届けだぞー?」

「はいはい、それじゃあネルちゃんはそっちのベッド、サーヤちゃんはそっちのベッドねー」

「うわっ…これは確かに凄いですね…ぼろぼろになっていてなおゾクゾクします…」

「でしょー?だからこそ卑屈な人達がこぞってねー、ネルちゃんの場合どこに特徴が出てるかわかりにくいアニマリアだけどサーヤちゃんは一目瞭然だね、一部特徴が出るだけだから尻尾があったりなかったりするけど、昔存在していたといわれているダイアウルフ、そのアニマリアだね、色は違うしパッと見犬とか普通のオオカミにしか見えないけど」

「パッと見で判断しろと言われても耳だけでダイアウルフってわかる人はまずいないと思います、尻尾があっても怪しいですけど…

そっちのアルビノっぽい普通の人にしか見えないネルさんはなんなんですかね?」

「ネルちゃんはそのままアルビノでヘビ、目を開けたら見事なまでの真っ赤なスネークアイだよー?何のヘビかでいうとティタノボア、だから足がすらっと長く身長が高め、人であってヘビじゃないから同定は取りにくいけど、向こうだとニシキかアナコンダ系の大型か?って感じで推測されてたね」

「これを見分けろってのは酷だと思います、眠ってる状態だと2メーター超えてる美人にしか見えませんよ、むしろヘビというより八尺様でしょこれ」

「身長でいえば近いかもしれない、サーヤちゃんもなんだかんだで190はあるんだけど、それよりさらに高いからねぇ、アニマリアの娘達は何が元になったかで慎重にもちょっとだけ影響があるのが面白いところだね、ここまで露骨に身長に影響が出るのは珍しいんだけど」

「そうなんですか?」

「大型種なら高くなりやすい傾向ではあるんだけど、それでも一般人の平均から5センチ高くなるかどうかくらい、つまりほぼほぼ誤差なのよね、小型種も同じ、さほど変わらず種によってはちょっと足が短くなるか胴が長くなるかってくらい、だからネルちゃんみたいなのは凄い稀で、サーヤちゃんはちょっと身長高めのバレーボール選手と比べればまあ普通だねって感じ。

点滴はこれでよしのカテーテルも完了の…後は狐さんの栄養剤が届いたらそれも投与して今日はお終いかな?」

「ネルさんは梅毒とかそういう症状がもう目に見えてわかる範囲で出てきてしまってますねぇ…少し遅れたら手遅れ…なのは普通の医療の場合ですね」

「狐の薬は効くからねー、ただの飲み薬に見えて人間の生み出した最新医療でも治療不可とされる末期癌すら完治させちゃう、なんだったら失った臓器も再生するし手足も生えてくる、損傷した脳も治っちゃう。

まあ脳は副作用として記憶の混濁とか人格が少しの間歪むってのがあるけどね、脳の整理が終わり次第正気に戻るけど」

「損傷した脳が元に戻る時点で人類では追い付けない位置にいますよね、しかも飲み薬で治るって」

「なんだかんだで億単位の年数をかけて薬草を改良したり新種を作ったりしてるしねー、そりゃ普通の人間じゃ絶対に追いつけないよ」

「最初のうちは副作用が酷かったけどね、死なないからって私を実験体として投薬やらなんやらいろいろやるし、解剖とかそういうのは内臓がどうなっているかを見る以外では滅多になかったけど」

「外科も一応あるんですよね?フローレンスさんが一応その知識を持ってましたし」

「地上に流通してるのは効果がそれほどでもない劣化品だし、改良した薬草なんかは自生してないから、骨が折れたり砕けたりした場合は切開して並べて治癒術でくっつけて閉じるって感じよ、内臓に関しても外からより中からの方が確実だから切り開く。

狐が作った中で劣化してない薬品といえば子作りのために生やしたり性別を転換するやつだね、アレだけは改良でも新種でもない物を調合すれば作れるし、それのおかげで性別がどうのこうのっていう論争はほぼない、同性愛どんと来い、非生産的な物どこにもない、そんな感じ」

「アレ凄いですよね、フィリスさん一家は全員女性同士で子供を作ってますし、男同士でも行けるんですよねアレ?」

「片方が覚悟を決めて女にならんといかんけどね、ご主人様ー、これ点滴の量を増やしたほうがいいかもー、薬物を抜くにしても体内の水分が少なすぎー、このままじゃ排尿すらしないよー」

「あー、じゃあ代謝を促進するのも狐さんに頼んだほうがいいね」

「どのくらいで治るんですかねぇ?」

「外傷内傷くらいなら1週間から2週間で綺麗に治るけど、精神的な物とか薬物なんかは全部抜けるまでそれなりにかかるからねぇ、ここで1週間の病院で1ヶ月ってところじゃない?そしたらもう後はしっかり食事をとって脂肪と筋肉をつけて痩せ細った体をリハビリしつつ戻すだけ」

「30年前はねー、こんな骨と皮だけの状態じゃなかったんだけどねー、でもまあ、気が向きもせず見に行くという事もしなかったらすべてが滅んだ後だっただろうし、結果よければすべてよしとしておきましょ」

「生きていてこそというのもありますしね、ところでハスターさんを放置してるままですけどいいんですかね?」

「いいんじゃない?ごそごそやってるのに来ないということはゲームの中で1号と遊んでる可能性が高いし、ニャルちゃんもまだ戻ってきてないし、私は狐さんが薬を持ってくるまでここで待機かな?」

「はいはい、それじゃあ私は仕事に戻りますねー」

「はーい、夕食時になったら呼ぶねー」

「じゃあ私は狐が来るのを待つ間に…久々にご主人様に甘える!オオカミはさみしいと死んじゃうんだぞー?」

「オオカミはさみしくても死なないしウサギもさみしいからって死ぬことはありません、後病人の前というのを忘れずに」

「えー…」

「えーじゃないの、やる事がなくなったわけじゃないから抱きつくくらいで我慢しておきなさい」

「はーい」

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