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やりたい放題 何所行ってもルシフはルシフ

「では私は少し出かけてきますね」

「行ってらっしゃい」

 狐さんはルシフが調達してきた車に乗り込み、何処かへと出かけて行った。

 服装は何時ものメイド服だったけど、お財布も持ってなかったし、何所へ行くのやら。

「運転できたんですね」

「私は出来ないけどね、昨日寝る前に皆で練習したらしい」

 ルシフ指導の下交通ルールやら運転の方法やらを色々叩き込まれたらしい。

 なので朝から狐さんと同じ様にメイド達も何人かは車に乗って出かけている。

「事故を起こさなければいいんですけどねぇ…昨日みせて頂いた物を見ると、当てたり当てられた側が可哀想になりますよ…」

「まあ大丈夫じゃない?メイド達の方から当てる事はまずないよ」

「そうですかね…」

 ルシフに叩き込まれてる以上、ルールは守るし、技術もばっちりなのは間違いない。

 今も広い庭でゆっくりと走らせて車の癖などを確かめているメイドも居る。

 少し走らせてみては直ぐに乗り換え、自分に合った車を選び、お出かけしていく。

「しかし、皆さん耳や尻尾を一切隠しませんね」

「それは当然、皆毎日手入れしてるし、隠すようなところではないしね」

 帽子もかぶらず、尻尾も隠さず堂々と、元々隠す必要もないしなぁ…

「それはそれでまた騒ぎになりそうな気もしますが、もうその時はその時ですね、今からあれこれ考えるだけ無駄な気もします」

 少し考える事を止めている気もするが、なるようにしかならないし、間違いでもないね。


「ご主人様ー、私もちょっと出かけてくるねー」

「はいはい、行ってらっしゃい、何所に行くかは知らないけど」

「ちょっとした食事会だね、夕食までには帰るからー、後エリスも借りてくねー」

 メイド服ではなくドレスで着飾り、エリスはスーツを着て運転席に座っている。

 ルシフは助手席に乗り込むとそのまま走り去っていった。

 狐さんも何処かへお出かけ、ルシフもお出かけ、他にも何人かのメイドもお出かけ。

 約1ヶ月ぶりに合ったというのに、半数近くはお出かけして行った。

 恵里香さんも朝から軽トラックに乗り、アウラ達を連れて少し遠い海へ、ルシフが用意した軽トラックもそれに着いていき、1台も残っていない。

 釣りに行くなら一緒に行きたかったなぁ…

「さて、昨日の続きやるかぁ」

 8階の地図作成に敵の情報、戦利品で何が出るかも書き込んだし、次の階層に進まないとな。


 んー、レベルも上がって装備も整ったせいか、途中からサクサク進むようになったなぁ。

 開始して30分くらいで9階の地図作製は完了、戦利品は全部確認できたわけではなさそうだが、先に次の階層を埋めてからじっくり埋めて行こうかな。

 10階に足を進め10分後、途中で少し強い敵と当たったが、特に苦戦する事も無く戦闘は終わり、10階はどの階層よりもはるかに狭く、直ぐ地図が埋まってしまった。

 苦戦はしてないとは言え消耗はしたので街に帰還、すると何時もの街の画面ではなく、何やら王冠を被った人が映し出され、何やら褒美として資金と称号を貰ったようだ。

 ただゲーム自体は終わっておらず、まだ迷宮には潜れるようだ。

 戦利品は階層を進めるごとに良くなっているし、まだ9階で拾ったのは1階から8階で出る物と同じ物だけしか出ていない、なのでまだ全部では無いはず、頑張るかぁ。


 んーむ、何度も戦利品を鑑定して見てはいるが、もうこれ以上はない…かなぁ?

 もはや倉庫と化している救出用パーティーに追加で作成したキャラの装備を眺める。

 武器、防具、消耗品など、これで全部埋まった…はず。

 最後にノートに書いている内容を見て、書洩らしが無いかを確認。

 …よし、無いな、これでこのゲームはクリアと。

 次からはこれの続き…?続編かな?

 なんにせよここ暫くはこれに集中しすぎたし、身体も動かさないとね。


 ゲームを終了した後は昼食の準備、昨日は軽い宴会も有って、屋敷の方から持ち込んだ食材も有ってかなり多かった、なので軽めに。

 レタスやトマト、蒸し鶏のあっさり目のサンドを中心に、まだ食べ足りないメイド達用にカツサンドなども用意。

 他にも定番のゆで卵、厚焼き玉子、自家製ベーコンなど、そこそこの種類と量を作り大量に並べて置く。

 後はお腹を空かせたり、何か食べたくなったメイド達が食べに来るだろう。

 レタスとトマト、ベーコン、茹で卵を1つづつお皿に乗せ、残りはふたをして置いておく。

 お茶も用意すればお昼の準備が完了、テレビで何か見ながら食べようかな。


 まだ誰もいない食堂でテレビをつけ、適当に番組を変えつつ面白そうなのを探す。

 サンドを少しずつ摘まみつつ、何かないかと探していると葵さんが食堂に入ってくる。

「お昼は?」

「そこにあるからお好きなだけどうぞ」

 適当に蓋を開けて並べてあるサンドイッチを見せる。

「そう」

 カツに厚切りのベーコン、茹で卵にレタス多めでトマトなし、結構がっつりいくねぇ。

「それで、先ほどからチャンネルを変え続けているようだけど、何か面白い物でもあった?」

「んー?何時もの元猟師が逃げた先に突撃とか」

「まだしばらく続きそうねぇ」

「緊急生中継でルシフが取材を受けてたり」

「ぐふっ!」

 おー、吹き出しそうなところでぎりぎり耐えた。

「はいお茶」

「ありがとう…で、何故彼女が取材を?」

「さぁ…?急な来訪だ何だかんだと書いてあるのが見えたくらいかな?」

 番組を戻してルシフが出ていた所に変える。

「んん?映っているのは違う人のようですが?それにこの方は…」

「姿を変えているだけだね、後ろにいるのはエリスだね」

 訪れた理由が滞在場所などを聞き出そうとしているようだが、滞在場所はふんわりとした表現でここを指し、訪れた理由は個人的な事と言ってかわしている。

「いえ、後ろに控えている方ではなく…本当に見た目を変えているだけ…?」

「だね」

「この方が誰だか知っていましたか?」

「ルシフでしょ?」

「いえそうではなく…

興味が無い人なら兎も角、政財界なら知らない人はいませんよ…

ルシエラ・フロウラヴィ、現在のフロウラヴィ家の当主、彼女の一声が有ればちっぽけな町工場ですらたちまち大企業まで上り詰めるとか、彼女が手放した大企業はたちまち潰れるなど。

世界各国に根を張っている世界一のお金持ちですね、影響力もかなりあるので、何所の国も企業も常に顔色を窺っています。

噂では彼女の一族が撤退した国は内乱や紛争が起きるとまで言われていますね、気が付けばどこかからの介入により紛争などは終了し、文字通り生まれ変わった国になるとも」

「ほーん」

「あまり興味なさそうですね…」

「まあ、そうした方が良いからそうしたんじゃない?」

 先に手を出したのは相手だし、此処で何をしようが文句は言えなかったのだろう。

「そうした方が良いって…噂ではなく本当の事と?」

「全部が全部ではないと思うけどそうじゃない?」

 レタスサンドを摘まみつつ、何やらインタビューを受けているルシフを眺めていた。


「しかし、直接ではないとは言え、この近辺に滞在している、と言う事が知れ渡ったためか、普段は人が来ないここまで報道局の車が来てますね」

 放送が終わらぬうちから幾つかの報道局が此処を訪れ、此処に滞在していないかと聞いて来ている。

 ルシフは滞在していても、ルシエラと言う人物は滞在していない、なので居ないと言ってしまえばお終い、物は言いようである。

 それでも報道局は諦めず、家の周りでずっと張り込んでいる。

「一応道は通っていますけど、この辺りの山を含めた一帯は私有地なんですけどね…」

「それで滅多に車が通る事は無いのか」

「迷い込んできた人位ですね、この近辺に住んでいる人であれば、余程の事が無い限り入ってくることは有りませんしね」

 先程から道に車を止めてずーっとルシフが帰ってくるのを待っている。

「私有地ですし、今すぐ出て行くように言う事も出来るのですが、行った所でどうせすぐ戻ってきますし、此処に続く道で張り込むのも分かり切った事ですし、どうした物でしょうかねぇ…」

 現在恵里香さんを含む使用人は全員メイド達に着いて行ってお出かけ中、こう言った事を対処する人が居ない。

「まあ、門の中にまでは入ってこないでしょうし、放っておきましょうか」

 応対を済ませ、監視カメラの映像も確認した後は部屋に戻って行った。

 これルシフが帰ってきたらどうなるんだろうな…


 お昼時は過ぎたが出かけたメイド達はまだ帰ってきていない。

 庭で土いじりや木の手入れなどをしているメイドはいるが、まあ1ヶ月御世話になるので、と言う事らしい。

 こうなるとやる事は特に無いので…

「ふんふん、拠点は全作の街と同じで、時代も…1年後…?」

 終わらせたゲームの2作目を開始、1作目で得た知識を活かして頑張ろう。


 開始して3時間、前回の知識も有るので順調に進行、地図も出てくる敵も戦利品も全部ノートに書き込んでいく。

 事故死に備えて救出パーティーの育成もしっかりとしておく。

 全作みたいに経験値が多い固定敵がいれば良いんだけどなぁ…無い物ねだりをしても仕方ないか。

 まずは着実に、1階層でレベルを5まであげてしまおう。

「ご主人様居るー?」

「はいはい、居るよー」

 何やら部屋にメイドが来たので中断。

「はいはい、どしたの?」

「何やら塀を乗り越えようとした人が居ましたので捕まえておきましたが、如何致します?」

「それは私じゃなくて葵さんの方にお願い、私に言われても困る…」

 今は居候している身だしなぁ…

「葵さんの所に行こうか」

 なんにせよ塀を越えようとした人を捕まえて、メイドが報告しに来たことには変わりない、一緒に報告に行けばいいかな。


「葵さーん、いるー?」

 軽くドアを叩きつつ呼んで返事を待つ。

「どうしました?何かありましたか?」

「なんか塀を乗り越えようとした人が居たから捕まえたんだって、詳しい事はメイド達に聞いてね?」

「わかりました、捕まえた人は今何方に?」

「ではこちらに、案内いたします」

 ロザリアはお部屋で勉強中、自動車学校が休みの日でも勉強は続けている。

 メイド達は短期集中で叩きこまれてたけど、ロザリアはそうもいかないか。

 ドアを静かに閉じ、メイドの後ろを着いて行き、捕まえたという人の所へ。


「さて、あなたはこの家に不法侵入をしようとしたようだけど、何所の報道局の人達かしら?」

「俺達はただこの近くを歩いていただけだ、そこをそのメイドが襲って来て連れ込まれただけだ」

「なるほど、そうなのですか?」

「塀の上に登って中に入ろうとしている事がその辺を歩いている、と言う事に該当するのであればそうなのではないですか?」

「だそうですよ」

「だから俺達は塀の上には登っていないし」

「まあ全部茶番なんですけどね」

「は?どういう事だ?」

「そもそもこんな広い所に住んでいて、監視カメラが付いていないわけないじゃないですか。

あなた達が塀を乗り越えようとしている所はばっちり映っていますよ。

ですので、無駄な抵抗は止めて何所の報道局かを今すぐ教えてくださいね。

無駄に抵抗すればするほど傷口は広がりますよ」

「くそ…まあいい、件の人とは違うが良いネタは仕入れられたしな…切られた所で他の所に持ち込んで売ればいいだけだ」

 何やらメイドや私の頭の方を見ている。

「まあ、できるのであればやればいいのではないでしょうかね。

所で、あなた達に家族は?」

「俺は独身だよ」

「俺は妻と子供が1人」

「俺も独身…」

「そう、所であなた達が追っていた人はどなたでしたっけ?」

「ルシエラ・フロウラヴィだろ?世界一の大富豪の、そいつがこの近辺に滞在しているって言うから張り込みに来たんだ、何かスキャンダルでも撮れないかとな」

「彼女がどういう人物か分かっていますか?」

「だから世界一の大富豪だろ?噂では世界中の大企業を手中に収めてるなんて言われてるが、何所の企業も社長も会長も全部名前も国籍も、性別すら違う別人だぜ?」

「はい、そうですね、ですが火の無い所に煙は立ちません、そういう事です。

今あなた達が敵に回そうとしているのはそう言う方です、切られるどころか報道局がなくなるんじゃないでしょうかね?

情報を買ってくれるところも無いでしょうし、売ったら売ったで買った人も仲良く旅に出るんじゃないでしょうかね?

何所へとは言いませんが」

 おーおー、縛られてる人たちの顔が青くなっていくなぁ。

 ルシフの事だから邪魔だと思ったら容赦なく潰しにかかるだろうけど。

「んー、地元の報道局の人ではないですねぇ、他の所からやってきた人ですか」

 言われた社名、抜き取った紙を示し合わせて何所から来たのかを確かめている。

「まあ初犯とは言え不法侵入、大人しく警察に連れていかれて貰いましょうか。

一応言っておきますが、本当にここにはルシエラ・フロウラヴィと言う人は滞在していませんからね?」

 そう言い放たれると捕まった男達は項垂れ、門の外まで連れて行かれた。

 門を越えようとした時点で通報されているらしく、既に外には警察が待機済み。

 家の周りで這っていた報道局も蜘蛛の子を散らすように撤退、逃げて行っている。

 ま、暫くは寄ってこない…かな?


「一応釘は刺しておきましたが、滞在しているあなたのメイド達の姿を何人か見られたようですね」

「んー?別にいいんじゃない?」

 見た目は人それぞれ、ただ耳や尻尾、羽が生えているくらいだ。

「以前も言いましたが、あなた達の要は見た目の人はこちらには住んでいませんからねぇ…

ロザリアが喋った時もそうでしたが、それ以上の騒ぎになりそうです…」

「まあ、今此処にいないメイド達は大体車に乗って何処かに行ってるしね、何処かに観光にでも行ってるんじゃない?」

「耳や尻尾などを隠さずに?」

「隠してなかったね、服もメイド服のまま」

「胃が痛くなってきました…」

「薬飲む?いいのあるよ?」

「頂きます…頭痛はしなくなりましたが、胃には効果が無かったようで…」

「流石に何にでも効くようにすると副作用がねー、はいどうぞ」

 ふたを開け一気に飲み干し、ぷはぁと息を吐く。

「せめてコスプレか何かで通ってくれれば平和的に終わるんですけどね…」

 たまにテレビでやっているあれだろうか、作り物の耳や尻尾にフリルの付いた服を着ている人達、他にも色々あるが総じてコスプレイヤーと言うらしいが…

「なるようにしかならないね、所で夕食は何が良い?」

「胃に優しい物を…」

 葵さんはうなだれたまま部屋に戻って行った。


「たっだいまー、いやー、おっさん連中の話がめんどいの何の。

私の息子なんかどうですか、いやいや私の息子の方がー…なんて…

私は一応結婚済みだ!って言い飛ばしたくなったよ」

「それはめんどいねぇ」

「まあいいんだけどねー、取りあえずご主人様慰めてー」

「おー、よしよし」

 帰ってきて早々愚痴を飛ばすルシフ、食事会は楽しい物ではなく、ただただめんどいだけだったようだ。

「あー、そうだ、葵ちゃん居るー?」

「部屋でふて寝してるんじゃない?

詳細はメイドにでも聴いて」

「はいはい、じゃあエリス葵ちゃん呼んで来てー」

「わかりました、暫しお待ちください」

 控えていたエリスは葵さんの部屋に向かい、寝ているであろう葵さんを呼びに行った。


「お呼びでしょうか?」

「呼んだよー、こことー、ここ、後この人とこの人、関わりがあるなら今すぐ関わりをすっぱり切っておきなー」

「何所とも関わりは有りませんがどうしてまた?」

「嫌な思いさせられたからバッサリ切り捨てようかと、息子を私とくっ付けて甘い汁を吸う魂胆が見え見えだったし。

自分を売り込んできたのは見た目綺麗にしてても下種な下心見え見えだったし」

「まあ、私にもそういった話はたまにきますね…する気も無いのに少しでも望みがあるならと押しつけてくるんですよね…」

「そうそう、それが余りにもしつこいからバッサリと切る事にしましたー、よって明日の新聞の一面を飾る事になります、わーぱちぱちー」

「一面を飾るって…一体何が?」

「雇われの分際でしでかしたことを全部纏めて全世界に発信してやった、別にねー、多少着服しようがその分稼いでくれれば文句は言わないし、黒でもバレなきゃ見逃す。

でもねー、技術を磨くことを忘れて胡坐をかいて、利権だけで食うようになってた上に、他人の手柄を自分の手柄に変えたり色々やってたからね。

後裏でやってたことバレて、大分お金ばら撒いたみたいだし?自分のお金でもない私のお金をね?」

「そう言えばこことここ、以前不祥事で世間を騒がせましたね、親に代わり新しく就任した現社長が薬をやってたとか、親も親で不倫して愛人に億単位で貢いだとか」

「不倫は別にどうでもいいねー、だってご主人様なんて100人以上抱えてるし?」

「…そうですね」

「まあそこはおじいさんの代は良かったんですけどねー、その息子は普通、減らしもしなければ増やしもしない、そしてその息子の息子は無能、なまじお金だけはある物だから好き放題やらかしてくれちゃってますし、隠してはいますが現在真っ赤っか、ほっといても2年後には吸収される加藤さんですねー、ははは。

笑い事じゃないけど」

「ふむ…」

「なのでズバッと、苦しむならせめて短い方が良いだろうと、今勤めている邪魔な人たちは全員切ってきましたー、頑張ってた人は既に次の勤め先を斡旋してあります、大企業と言うだけで何もせず給料もらってた人は…まあ自分の努力次第じゃないですかね?

社長一家は頑張ってくれたおじいさんは希望するところに一軒家と余生を過ごせるだけのお金、親は可もなく不可もなく、贅沢をしなければ妻と愛人入れて3人で暮らせるだけ、お金をばら撒いてくれちゃった息子は豚箱にゴールイン!

ちなみに権利などは既に別の会社に買い取らせてありますので、何だかんだで私の懐はそんなには痛みませんけどね。

そんなところが数社」

「随分大事ですね…」

「私が法だ!」

「否定できないのが怖いです…」

「まあルシフは何所行ってもこんな感じだよね」

「ほめてほめてー、全部ご主人様の為だよー」

「はいはい、偉い偉い、頑張ったねー」

 ルシフの頭を撫でて適当に軽く褒めて置く。

「保護した時はただの見た目だけが違う変わった人だと思っていましたが、2日目から起こした騒ぎと言い、今回と言い…かなりの大物だったんですね…」

「そうだそうだー、ご主人様は大物だぞー」

 なんだかなぁ…


 夕食は葵さんのリクエスト通りに胃に優しい物。

 ただそれだけでは出かけていたメイド達が満足しないので胃にたまるものも。

 今日はこれと言った騒ぎはそれほどなかったし、テレビもルシフが何かを言っていた所がどうのと言っているくらいだな。

 よし、夕食とお風呂が終わったら2作目の続きをやろう。


 でも明日も釣りに行くなら誘ってほしいな…

 そんな感じの雰囲気を出しておいた。

ルシエラ・フロウラヴィ

世界一の大富豪、どんな小さな町工場でも一声かければたちまち大企業に

どんな大企業でも見捨てられればたちまち倒産

常に顔色を窺わなければいけない相手、間違っても失礼な事をしてはいけない


スキャンダル

ご飯の種、だからと言って何でもかんでも好き放題にやっていいわけではない

圧倒的な力を持つもっとやりたい放題出来る相手から潰されるから


おっさん

息子をルシフに売り込んだ、あまりにもしつこかったので切られた

隠していた事もルシフには全て筒抜けなので逃げ道なし


息子を豚箱にシュゥゥゥ!

無謀にも自信満々でルシフに自分を売り込んだ奴、裏で仲間と色々やってた、ルシフにも同じ事をしようとした

叩いたらいろいろ出てきてどんどん刑期が伸びる、お仲間も続々と豚箱にIN!

やってきたことの証拠がなぜか全て揃っている状態で警察などに渡された


るしふのおかね

契約書にはこの社の資金は今まで稼いだ分を含め全てルシフの物と結構むちゃくちゃな事が書かれている

でもまかり通る、給料などもそれに含まれる、なので財産没収などもやりたい放題、ルシフが法だ!

ちゃんとしてれば追加報酬が貰える


2作目

他社の物を除いても10作くらい出ている

そして初期のシリーズには経験値を大量にくれる先生が何処かにいる


雰囲気

連れて行ってくれないかなー、ちらっちらっ

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