収録の合間に コストの問題
「いやー…一昨日は楽しい1日でしたよねー…フグは予定通りに釣れて、途中外道としてシロアマが釣れてよっしゃ狙うかと場所を変えて30匹くらい釣って、タチウオも市場に並んでいたというのと同じくらいの大きさ、あれすごかったよねぇ…私の手だと両手でもまだちょっと足りないくらいの体高、長さも180を軽く超えてましたし、一番長いやつだと2メーター近かったんじゃないですかね?
といったところで本日も店長さんのお店でいろいろやっていきまーす、管理釣り場もお店の1つだから間違いではないよねって感じで」
「まあ、ぶっちゃけると収録の合間だったりするんだけどね、貸切じゃないから一般のお客さんもいるし、番組だとよくあるアレ、道具をずらーっと並べて宣伝するのあるじゃない?あれを屋内じゃなく屋外でやってて、ついでにロッジの方で売ってる道具も並べて初めての人に売りつけてやろうと、そんな感じ。
後はついでにアドバイスもちょこっとやるかなーって感じ?実際にやって見せっていうのは収録中にやるかな?言って聞かせやって見せ、そしてやらせてみて、物事を教える基本だね」
「そんな感じで今日は店長さんがオーナーの管理釣り場から番組の裏側をお送りいたします」
「裏側というか合間合間の休憩中は何をやってるのってやつだけどね、他のプロだと収録中は寄ってくんな近づいてくんなって感じで辺り一帯近づかないように事前に警告が入ったりするし、貸切だったり誰もいない場所だったりといろいろあるけど、私とかお兄さん、それと妹ちゃんの場合は顔出ししてもいいなら収録中でもうぇるかむって感じでやる事が多いかな?」
「さすがにこの日は収録で出かけてまーすってのは告知したりする事は出来ても、どこのどこに行きまーすまでいうと釣りに来てる周りの人の迷惑にもなるし、場所が場所なら路上駐車も増えて近隣住民に迷惑がかかるので場所までは告知しません」
「釣りに来たらたまたま釣り場がかぶっててラッキー程度でいいのよ、それじゃ今日の収録の休憩中は何をやっているの?のコーナー」
「さっきも店長さんが言ったけど露店とアドバイスだね、もう自分のスタイルを確立して釣ってる人はいいけど、まだ探り探りでやっている人、どうにも釣れなくて悩んでいる人、スプーンのカラー選びが今一わからない人、そんな人達にアドバイスをしている感じだね」
「話しかけるな一人でやらせろって雰囲気を出してる人は放置だけどね、面倒な事にしかならないし、んで、今ここにずらーっと並べているスプーンにバーブレスフック、これはロッジで売っているやつなんだけど、形状と色と針のサイズは今日の環境に合わせた物だけを並べております。
大体どの魚もそうだけど、その日その日で反応が良い色悪い色、よくても寄ってくるだけで食ってくる色食ってこない色、悪いけどなんとなく目の前を通ったら口を使ってくる色とあるわけでして、現在並べているのはその反応が良くてガンガンアタックを仕掛けてきて食ってくる色なわけだぁね。
当然、その色が1つという事はないのでこんな感じで7種とか10種とかあったりもする、でもこれを見てるとどことなーく共通点がわかるんじゃないかな?」
「まずは今日の環境だと一番反応がいいのがこの単色ダークグリーン、次にダークブルー、そしてダークバイオレットの反射控えめ若干暗め、この単色3種のローテーションでもいいんだけど、皆が皆この色を使うとさすがに反応が薄くなる、そんな時にはこれ、ツートンカラータイプ。
ツートンカラーとはいってもグラデーションだったり、斜めに入ってたり横に入ってたり縦に入ってたり、表と裏で2色というタイプもあったりで結構種類があるんだけど、今回は斜めに入れて上下で色が違うタイプのツートンカラー。
表だけで裏は金属の色そのままっていう3色タイプもあるけど、まあ今日はそれを使うとそっぽを向かれるので裏もしっかり色を付けているタイプがいいかな?」
「今日のこの天気この気温そして水温で行くと暗めの色を基本として、周りも自分も単色ばかり使ってて反応が悪いって時はこれ、頭がダークグリーンでお尻がダークグレイのツートン、ダークブルーにダークグリーン、ダークバイオレットにダークブルー、こんな感じで反応のいい単色を基準にもう一つ暗い色を足してやる。
種類が増えすぎるからここには並べてないけど、ダークオレンジとか、バリーウッドとか、オリーブとか、そういう色が入ったやつでもいいね、取りあえず1つ足してやるだけでトラウトの目からは別物に見えて反応が変わる。
他にはロール系スイム系とあるけど、色さえ合っていればどっちでも反応するからその辺は個人の好みかな?今日並べてるのはスイム系でちょっと長細いタイプね」
「でー、スプーンのちょっと面倒なところ、こうやって店長さんが今日はこの色が確実に釣れるって感じで並べてくれているなら今日はこれでいいんだな、ってのが分かるんだけど、これはこの場においてはこの色ですよというだけで、場所が変わると通用しない可能性の方が高いという事。
そして通用しない時はどんどんカラーチェンジをしていくんだけど…」
「ぶっちゃけスプーンにドはまりするとこれ、こんな感じで専用のスプーンバッグを3つも4つも5つも持つようになる、1つ300円だったりするし800円だったりもするスプーンがバッグ1つに100少々、意外とお金を食うのよね」
「スプーンじゃないルアーでも色を変えてどうのこうのってあるけど、スプーンはその種類が尋常じゃないくらいある、単色とツートンを基本として、ツートンもさっき言ったように複数種類存在、ツーン以外にもカモフラ系とか、ちょっとヤマメとかの模様を模した感じのネイティブ系。
さらに深場を攻めるグロー系やらラメをちりばめたラメ系、反射を重視したメタル系にそれにもさらに反射する色違いのラメを足したものやらなんやら、揃えはじめるときりがないくらい種類があるのよね、そこがスプーンの面倒なところ」
「じゃあ買う色を絞ればいいじゃんってなるんだけど、絞りすぎた結果釣れない色しかないってなるのもまた事実なんだよね、今並べてるこの色も明日にはもうどうなるかわからない、釣れるかもしれないし釣れないかもしれない、釣れないなら色を変えるしかない、でもどの色が釣れるかは日によって変わる、その結果がこのスプーンバッグよ」
「ロール系スイム系の各色合わせて約100個ほどこのバッグの中に入っております、グラム数と形状は同じのが並ぶようにしつつダブってるのが出ないようにするのが基本かな?例えば今ここに並んでるスイム系のダークグリーンとかダークブルーとか、色違いは入れても全く同じ物は入れないようにする。
そうして出来上がるのがダブリ一切なしの自分だけのスプーンバッグ、予備として買っているスプーンは別のバッグかボックスに入れて保管がいいかな?」
「と話しつつやる事はきっちりと、釣れなくて行ったり来たりしてるそこのお客さーん、今日はここに並んでる色がいいよー?持ってきてないなら買っておいきなさーい、どれもこれも向こうのロッジで売ってるやつで1個300円からよー?」
「ちなみに、ロッジで売ってるスプーンは基本的に私と店長さんが設計した物でして、少し前まではオリジナルブランド、現在はすべてGBXブランドになっています」
「まあ、オリジナルブランド版とGBXブランド版の違いはパッケージの有無くらいだけどね、オリジナル版は今並んでるこれ、パッケージどころかよくあるチャック付きの小袋に入れてるだけ、GBX版はこっち、かっこいいでしょー?ちょっとゴミが増えちゃうけど、ちゃんとプラグなんかと同じように1つ1つ綺麗にパッケージング、さらにGBXのロゴがババーンと、いいよねー…痺れるねー…
しかもこんな綺麗なパッケージングでもオリジナル版と変わらない300円での販売、いろいろ努力してるんですよー?はいお買いあげありがとうございまーす、おっきいの狙うならあそこの流れ込みか池の真ん中らへんのある水流装置、もしくはその隣にある曝気装置とその間、その辺りを狙ってちょっと遠投するのがいいよー?」
「はい、露店はちょっとシートを被せてお休み状態にしたところで暇潰しのレクチャータイムに入りまーす、今から始めようという人は必見、もうやっているよって人も復習って感じで見るといいんじゃないかな?
そして再び登場釣れなくて悩んでる人、キャスティングで飛距離が出なくて肝心なところに届かず…といった様子なのでちょっと道具を借りてやってみましょう、というわけでちょっと借りるねー?」
「あ、はい、どうぞ」
「まずは飛距離が出てなかった時の投げ方をやってみるから横から見ててね?
まず持ち方、ワンフィンガーツーフィンガースリーフィンガーは手の大きさもあるからそこはいいとして、投げる時ね?まずたらしが短すぎ、スナップがトップガイドについた状態まで巻き取って投げてるからちょっと竿先が曲がった状態で振り被ってる事になるのね?
これでも飛ばないって事はないんだけど、こういうものを投げる時って反発を利用して投げるから竿先が曲がってるのはあまりよろしくない、なのでスナップをトップガイドにつけない、大体このくらい、上から2つ目のガイドと3つ目の間くらい、ロッドの長さとメーカーによって間は変わるから必ずしも2つ目と3つ目の間って事はないけど、この長さなら2つ目からそのチョイ下くらいまででいいかな?再現だからこのまま投げるけど。
そしたらベールアームを起こして人指さしの先にラインをかける、この時に間接に引っ掛けない、指先にちょっとかけるだけ、関節までかけてるとリリースする時に引っかかる、リリースするタイミングから大幅にずれる。
なので再現して投げるとこうなる、飛ぶには飛ぶけど奥までいかない、これだと両手で振りかぶっても今一飛ばない、なのでまずはここを直しましょう。
まずその1、さっきも言ったようにトップガイドにくっつくまで巻かない、第2ガイドからそのちょっとしたくらいまで垂らす。
その2、ラインは指先、関節までかけず、かけても爪の根元くらいまで、この状態にするとリリースも早くピシッとキャスティングできます。
この状態にしたらまず竿先を投げたい方向へ向けます、そしたら次はがばっと振りかぶるのではなく、手首と肘でコンパクトに、手首と肘で軽く前後に振るだけ、投げたい方向に竿先を向けて手首と肘で軽く振り上げて、反発で戻ろうとする時にちょっと前に振って力を加えて引っかけているラインをリリース、これが基本中の基本のオーバーヘッドキャスト。
もう一回やるよー?投げたい方向に竿先を向ける、手首を振って持ち上げる、ロッドがしなる、反動で戻ってくる、戻ってきたら指を離してラインをリリース、慣れると肘をがっちり固定して手首だけでも投げれるようになります」
「おおー…軽く投げているように見えても結構飛んでますねー…」
「飛ばす時の角度なんかはもうやって覚えるしかないけど、ボールを遠投する時って45度で飛ばすのがいいってのがあるじゃない?キャスティングもそれと同じ、風の抵抗だのなんだのとあるけど、程よい角度で飛ばすとそれなりに飛んでいく。
んで次、さっき再現した時にロッドを振りぬいていて下を向いてたと思うんだけど、投げた時ロッドは下を向けない、下を向いてたらそれだけガイドにラインが擦れて勢いが死んでさらに飛ばなくなる、なのでこう、投げたらピシッと止める、こうするとラインがスムーズに出て行って飛距離が伸びる。
これはサイドキャスト、バックハンドなんかでも同じ、反動で竿先は振りぬいたような感じになるけど手元はピタッと止める、振りぬいちゃうと変なところに飛んでいくし飛距離も落ちる。
でー、次ね?慣れたら片手でも出来るんだけど両手を使っての軽い遠投、基礎は変わらない、後ろを確認して気を付けて、軽く振り上げて逆の手はグリップエンドにあててこう、投げる時にグリップエンドを引く、すると勢いが増してシュッと飛んでいく、そしてこの時もピシッと止めてラインを送り出す、飛びすぎるなーって思ったら指をスプールにあてて軽くブレーキ。
よく投げた後にリールシートを握っている手と逆の方の手を寄せて行ってブレーキをかける人がいるけど、よほど手が小さくない限りはこんな感じ、ツーフィンガーで握ればスプールに人差し指が当たるようになってるのね?
だからこう、投げる、人差し指を伸ばしてスプールに軽くあてる、これだけ、たまに逆の手で押さえる人がいるけど、そこまで強くブレーキをかけるということは勢いよく投げすぎって事だぁね、これはショアジギとかもやってるとりあえず遠くへ飛ばせばいいっていう人に多い、飛ばせるには飛ばせるんだけど逆に言えば基礎がちょっと…って感じになりがち。
まあ今はそれはどうでもいいか、それじゃ今教えてながらやって見せたのを実践してみましょう、この位置からならあそこの曝気装置に向かって投げればいいかな?」
「それはまたなぜ?何かほかの場所と違ったりするんです?」
「簡単に言えば水流を作るために水をくみ上げてドバドバ流してるところと、曝気で散布してる周りって環境だけでいえばかなり自然に近い形でもあり酸素が豊富なのね?
酸素が曝気やああいう水流装置で多分に溶け込んでるとはいえ、トラウトにとってはああいうところの方が快適で過ごしやすいのよ、ネイチャートラウトでも段差で水が泡立っているところ近くの岩陰に隠れてたりするじゃない?それと同じなのよ。
だからドバドバ水を流してるところにはトラウトが隠れるための岩も沈めてあるし、曝気装置自体は流れはそれほどできないけど水温も他より低くトラウトによってはすごしやすいところでもある、そしてそういう過ごしやすいところは大型のやつが縄張りにしてて小さいのはほかに追いやられているので…大きいのを狙うなら流れ込み、水流装置、曝気装置近辺がいいってやつだね、これは管理釣り場なら全季節共通。
そして!流れ込みは足元というか川の水を引いてきてる都合上岸際で誰でも簡単に狙える、だからこそあんな感じで場所取りしてずーっと居座る人もいるんだけど、あそこまで近づいちゃうと人影でもうパーッと散っちゃうからダメダメ、狙うなら遠くから流れ込みの先に向かって投げる感じ。
んでんでんでー、今から狙う曝気装置、大体池の中央付近でここから50メーターほど離れた位置に設置されています、水流装置も同じ50メーターくらい、でー、このくらいの距離になるとそこまで飛ばせないって人が多い、どこからでも狙える感じにしてはあるんだけど…今日は誰もって感じだから特に大きいのが集まってるだろうね、釣られたらついて出てきたり散って行ったりするんだけど、そんな感じもなし、なのであそこに向かって投げるべし、運が良ければメーターのやつが来るぞー?」
「ここ初めてなんですけどそんなのいるんですか?」
「いるよー?少なくとも今日収録に行くから追加で放流しておいてねーって言っておいたし、今日誰もメーターを釣ってないからスプーン用ポンドだけでも5匹はいるはずよ?」
「はえー…いわゆるドッカン放流?」
「ノンノンノン、メーターオーバーのみを3匹ずつ各エリアに追加放流、だから普段とそれほど変わらない、でもメーターオーバーを狙ってきている人にとっては超がつくほどラッキーな日かな?普段は2匹ずつに調整しているところに3匹追加だからね」
「2匹ずつだったりは何か理由が?縄張り意識とか人が入りすぎるとか」
「いや、コストの問題、そこまで育てるのって結構お金がかかるのね?それで客入りと利益を見てどれだけ放流するかを決めて、ここなら2匹ずつくらいで丁度いいかなって感じでため池3つと川で2匹ずつの計8匹。
でも最低60からで揃えてるからメーターが連れなくても満足して帰る人のほうが多いね」
「コストの問題ですかー…それにここの釣り場は大きい大きいと聞いてましたが最低60…あ、届いた」
「届いたらもう後は巻くだけ、メーターでもバカみたいに走るとかはないからドラグに気をつけてゆっくりやり取りだね、ちょっと何かがこつんと当ったなと思ったらもう合わせていいよー?がっつり食ってくるとは思うけど食べる前動作として一回噛んでから放すってのもあるからね」
「あっ、なんか来た」
「はいストップ、ドラグに手を伸ばさない、それ以上締めると頭を振った時にプツっと行くから今の状態で耐える、大げさなポンピングもいらない、ラインはどんどん出て行ってるけどロッドを少し立てたまま気にせず一定の速度で巻き続ける、そうその角度、立てるっていうと垂直にする人がいるけどあれは間違いね、ロッドを立てるイコールへの字に曲げて山を作るイメージ、垂直にするとティップ、竿先だけに負荷がかかってペキっと折れるのよね」
「それで竿先を折る人が多すぎてグラスのソリッドティップとか、ティップだけ超低弾性で折れにくくした竿が作られたりもしたんだけどそれは今はいいか」
「ロッドのちょっとした歴史を今言ってもまあ仕方がないね、で、ロッドは基本ここ、ベリーからバットで辺り耐えてバットのパワーで寄せる、垂直に立てると弱いティップで耐えるって状態になるからよろしくないのよね、なのでその角度をキープして巻き続けるとドラグは出てるけど魚はちょっとづつ寄ってくる。
後無理に引っ張って水面まで上げてくると暴れてラインブレイクの確率も上がるし、ロッドも強弱入った衝撃で揺さぶられてそのはずみでポキッと行く可能性もあるから無理に引っ張り上げない、今の状態をキープしてまき続けるのが大事、ちょっと暴れそうってなったら巻くのを止めるだけで角度は維持、そうそう、トラウトのやり取りはそれが基本ね。
掛かったのはメーター行ってないからもう寄ってきたけど、取り込みも教えるね?取り込みの時にこうやってロッドを立ててロッドのパワーで寄せる人がいるけどこれはダメ、やり取りと同じでこれはティップを折る可能性がものすごく高い、足元に来る前に横でちょっとその動作をやるけど、まず膝をついて片手にラバーネットを持つ、ドラグが勢いよく出ないようにスプールを指で押さえて弓で矢を引くように引っ張る、ネットに入ったら指を離してベールアームを起こして糸を緩める、緩めないとこれはこれでまたティップを折っちゃうからね、それじゃ足元まで来たところで実践してみよう」
「えーと…こう?」
「そう、ベールアームを起こす時にロッドを突き出しちゃうとティップがえぐい角度で曲がっちゃうからそこは注意ね、慣れたら手元を見ずにロッドを持ってるほうの手だけでベールアームを起こせるけど、そうじゃない場合はリールシートから手を放して、フォアグリップかバット辺りを掴んで後ろと左右に気を付けてロッドを置いてラインを緩める、不恰好でも折らないよう確実にね?
そしたらトラウトは水に付けたまま針を外して、リリースする場合はしばらく休ませる、上下逆になって腹を上に向けている場合は手で持って正してやって、もう片方の手で水面をバシャバシャやってエラに酸素を送り込んでやる」
「持ち帰りの場合はどうすればいいんですかね?」
「持ち帰りの場合はもうそのまま、ラバーネットで取り込んだらネットに入れたまま受付に持っていけば処理して貰える、1匹目は料金に含まれてるけど2匹目からは追加料金がかかるから注意ね」
「じゃあさっそく持っていって処理してもらいます、ありがとうございました」
「いいえー、と、レクチャーしたところで再び休憩に入りまーす、次の番組側の収録再開は遅めのお昼が出来た辺りになると思います」
「それまでは再び露店で商売だね」
「目指せ完売、出来れば半分」
「並べてるリールとロッド込みで?」
「込みで!」
「んー…Rシリーズだから…まあ行けなくはないか」
「こういう場所で高い道具は取り扱わない、基本だね」
ドッカン放流
収録やらなんやらのためにいつもの倍からは追加で放流すること、当然費用もその分かかって大体赤字になる
今回の収録ではドッカン放流はしていない、メーターオーバーを追加で3匹ずつ放流しただけ、でも客入りは変わらないのでちょっと赤字




