ある意味才能ではある 覚悟を決めた者だけが食べれる
「おーっす、今日はゲーム実況はちょいとお休みしてお外での配信をしていくぞー?まあいつものアレだね、クソゲーショックでちょっとやる気が下がったから気分転換ってやつ、凄いよね、そのゲームだけのやる気を失わせるだけでなくゲームその物のやる気を下げてコントローラーを持つ事すら嫌にさせるとか…そんなゲームを作るってもう一種の才能じゃね?本体クラッシュとはまた別方向でぶっ飛んだクソだよ…
というわけで今日はゲーム実況はお休みです、お庭で好き放題肉を焼いて食べます、ただそれだけでーす、外だからちょっと寒いけど室内でバーベキューをするわけにはいかないからね、やったらカトレアちゃんに怒られるだけじゃすまないし」
「室内でバーベキューが出来るような排煙設備が付いてないからねぇ、かといって取り付けたら取り付けたで焼肉屋みたいな内装になっちゃうし、それはそれでせっかく整えた内装を台無しにしちゃうからまあ無しだよね」
「そして今日食べる肉がこちら!まずは牛の脂の多いホルモンにカルビとハラミにタン、豚がネックとバラとロースに豚ホルモン、鶏が腿と胸とセセリと手羽3種、順番も焼き加減も気にせず適当に焼いて食べまーす」
「一応牛も豚も鶏も厳選してきたやつでホルモン以外は生でも食べれるやつだね、リアルの方で食べる場合はちゃんとした検査を受けて許可も得ているところで食べてね?豚の生はゲーム内くらいだけどね」
「鶏胸は本来焼き肉には向いてないけど、刺身で食べれるやつだからこうやって表面を炭火で焼いて軽く香りを付けて、厚切りではなく薄造りで刺身にしてネギを巻いて生姜醤油とかわさび醤油、またはポン酢で食べる、これが美味ぇんだわ…」
「食べ方自体はフグと似たような感じだね、フグは表面を焼いたりしないけど」
「コリコリっとしたちょっと硬めの胸肉ってのがいいよね、柔らかくなったのもいいけど硬いからこそ薄切りでも主張してくるし、柔らかいとネギの食感に負けないようにするには厚く切らないとだし。
で、鳥刺しを摘まんでいる間にホルモンをじっくり焼いて、カルビとハラミは軽く焼いてレアで食べる、そしてまた鳥刺しを食べる、この順番を気にせず好き放題やって食べれるのが自宅バーベキューの強みだよねー」
「横から口を出してくる人もいないしね」
「一緒に食べに行った時に横から順番がどうの焼時間がどうのと言ってくるやつとは付き合うなよー?それがもし友達ならとりあえずでやってるか都合がいいから友達の振りをしたやつだからスパッと切るべし。
会社の付き合いで誘われて食べに行った場合はとりあえずその場だけは我慢しとけ、それで奢りでもなく割り勘だの別々だの言いだしたらキレていいぞ」
「こういうのは自分で好きに焼いて好きに食べるからいいんだよね、人にあーだこーだ言われながら焼いて食べるのは何か違う、自分じゃ焼けないって人も居なくはないから必ずしもとは言わないけどもね」
「ま、こんな感じで適当に焼いて食べていきまーす、だから視聴者諸君、焼き過ぎの早過ぎだのと突っ込むのはやめようね!」
「ふぃー…ほどほどに食べたところで取り出したりまするは…釣り道具一式!倉庫に放り込んであった主様のやつだね、初期の頃はこれを担いで海に川にと養殖するための魚を釣りに行ってたらしいよー?」
「定置網とか投網とかじゃ獲れない魚も居るからね、それと定置網だと動けなくなって窒息死したりしてるのも居るし、投網だと必要以上に獲れすぎるしその過程で無駄に傷つけるしでちょっとねー、だからうちで育ててる魚は基本的には釣ってきたもの、エビとカニはかご漁だけど」
「生きてたら網でも釣りでも変わらないと思うけどね」
「実際変わらない、養殖する場合増やす前に死んだらダメだけど生きてたら何の問題もないし、好きな方法で獲ればいいと思うよ?
ちなみにこの釣り道具はこっちで売られてる一般的な物でして、デパートで売ってる現実と同じ釣り道具より性能は大分低いかな?」
「近いやつでいえばXXHのスピニングロッドに片軸のハンドルとノブを付けたでかいリス車?」
「そうだね、どちらかといえば漁具で漁師さんが売るための魚を釣る時に使うやつだから、こういう釣堀で使うのには全く適してないね、足元に落とす事は出来ても投げる事は出来ないし」
「だよねー、というわけでこの道具は置いといて実際に使うのはこちら、某社の少々強い目のバスタックル、普通のトラウト用の管理釣り場で使うとぶっ飛ばされるから気をつけろよー?」
「ロッドパワーがMHでラインもPEの2号に30lbのリーダー、青物でも釣りに行くの?っていうくらいには強いタックルだね、普通の管理釣り場で使うと間違いなく出禁になる、けどここだとこれでちょうどいいくらいかな?強すぎず弱すぎず、楽しむならもっと弱い…それこそ普通のトラウト用でも行けるけど」
「楽しむのが目的ではなく釣りたてを食べるのが目的なので強いタックルで問題なし!」
「今から1号がやる事は決して管理釣り場ではやらないでください、ほぼ間違いなく一発で出入り禁止になります」
「タックルの時点でまずちょっと待ったと声がかかり、使っている針がバーブレスではなく返し付きでワンアウト、さらにドラグはフルロックで強引に巻きよせ、ランディングにラバーネットは使わず強引にぶっこ抜いて脳天へ止めの一撃!」
「食べるのが目的であればこれがある意味一番正しいです、疲れる前に一気に寄せてきて苦しくまもなく頭を潰して即死させる、そしたら後はエラと尾の方を切ってホースを突っ込んで血を押し流す、腹も開いてさっさと内臓を全部取り除いてしまえば味を落とさず血の臭いも残さずでいい感じだね、でもこれを管理釣り場でやると叩き出されるからやっちゃダメだよ?」
「ここは主様の個人用釣堀だからルール無用だけどねー、ってなわけでしばし焼いた肉をちまちま食べながらブランド物になってるマスノスケを釣っていきまーす」
「調整はまだ入ってないから落ちパクですぐ釣れるだろうけどね」
「食べる分には問題なし、ルアーを投げてから食わせるまでを楽しみとするならつまらないことこの上なしだろうけどね」
「さて、主様にマスノスケを刺身にしたり焼き物にして貰っている間にちょこっとコメント返し、ゲームをしているわけではないけど一応配信をしている以上コメントはどんどん飛んできてるからね、ただ飯を食ってるだけの動画を見続けるとは酔狂なやつらめ!
えー、まず1つ目、肉ばっか食べてないで米と野菜も食べろよ!
肉を食いたいからバーベキューをしてるんだよ、鳥刺しみたいに薬味としてなら食べるけど肉みたいに焼いて食べるのはヤダ、だから野菜も食べないし焼きおにぎりも食べない」
「焼いてるのが鉄板じゃなくて炭火と網ってのもあるからねー、網じゃなくて鉄板ならそばとかご飯も用意したんだけど」
「鉄板なら焼いた時にでる脂とか肉汁が鉄板の上に残るから、それで焼き飯とか焼きそばとか作ると美味しいんだけどね、ひたすら肉っていう気分の時は鉄板じゃなく網と炭火よ。
特技はゲームの早や解きと言って自慢している実況者がいるけど、イチゴちゃんは何か特技あるの?
万遍なく何でも出来るし、自信を持ったり自慢をするような事でも無いから特技はないかな?主様は碌でもない特技を持ってるけど」
「どの事を指して碌でもない特技と言っているのか…後私も特技という特技はないよ?」
「アレよアレ、採寸するやつ」
「あー…アレね、一目見るだけで身長体重スリーサイズ、さらにそこからどこまで成長するかわかるってやつ、でもあれ本職の人なら大体出来るよ?一応ズレがあったらダメだから目視だけじゃなくメジャーで胴回りから足の長さから全部確かめるってだけで」
「目視でミリ単位まで正確に測ったりそこから後何センチ育つかなんで本職でも普通はわかんないよ」
「食生活とかそういうのでズレは出てくるから確実に当たるってわけでもないよ?栄養過多で運動不足なら太るし、栄養不足なら成長が遅れるし」
「逆に言えばそこを気を付ければズバッとピタリ当たるって事だよね、カトレアちゃんとかゴージャスなネコ科とか、その他使用人全員下着とか服とか主様が言った通りのサイズになってるし」
「食べ過ぎず運動もしてれば予測からズレる事はないし、経験による物だから出来る人は皆出来るよ、本職でなくても出来る人は出来るみたいだし」
「まあ、たまにいるよね、女性限定でスリーサイズがわかるやつ、そこから偽装を見破れるかどうかは個人差が大きいけど。
そしてそんな事を言ってたら飛んできたコメント、カトレアちゃんやメフィスちゃんのスリーサイズを詳しく。
教えないよ?知りたければ主様みたいに目視で採寸出来るようにならないとねー、かなり余裕のあるデザインのメイド服を着てるから偽装を見破れるくらいの目はないとわからないだろうけどね」
「色合いにも気を気張って横から見ても前から見ても平坦だったり、普通の体系やちょっと大きく見えるようなデザインにしてあります、どれを着るかは使用人達の好み次第」
「アレ結構びっくりするよね、詰め物とかによる偽装をしているわけでもなく、寄せて無理上げてをしているわけでもなく、平らなボクが着ても巨乳に見えてしまうっていう一種のトリックアート、見せかけだから虚無の方の乳だけどな!」
「女の子によっては大きく見せたい、小さく見せたいってのがあるし、だからと言って詰め物をしたり小さく見せる下着を着用ってのは体に少々負担がかかるし、とくに後者は押し潰す感じになるからあまりよろしくない、だから衣装自体に視覚を誤魔化すデザインをね?」
「凄い拘りだよね、どこからどう見ても普通のメイド服なのに視覚を誤魔化すデザインをしてあるとか、主様はトリックアートで食っている人に謝った方がいいんじゃないかな?
肉美味そう、俺も昼は焼き肉を食いに行くかー。
おう、食ってこい食ってこい、そして口臭のケアを忘れてニンニク臭をまき散らすがいいさ!」
「ニンニクたっぷりのタレは美味しいからねー、追いニンニクをするとさらに美味しい、でもやりすぎると後が大変なのでほどほどにね?」
「ゲーム内ならあまり気にしなくていいけどね、臭くなるのはゲーム内だけで現実には影響なし、ニンニクドカ食いやりたい放題!」
「鼻が利く種族からは嫌われるから、ニンニクドカ食いは覚悟を決めてかつ嫌われてもいいという強い意志を持ってやってね?」
「後で臭い消しをしっかり摂取すればいいだけの話ではあるけどね、後一人身には関係ないな!
そう言えばFPSTPS等のアクションシューティングゲームって体感型って出てないよね、RPGなんかはこのリアルなゲームが該当するんだろうけど。
FPSもこのリアルなゲームが該当するぞー?その辺の露店で実銃を販売してるし、やっすい銃を買って森に行けば実銃と実弾を使ったサバゲーが遊べるよー?死んだら全ロストするし姿態もその場にしばらく残るけどな。
後割とびっくりなのがシミュレーションは割と初期段階でゲーム一覧に追加されてるんだよね、ある程度は簡略化されてるけどものっそいリアルなやつ、内政に失敗したら実際に自分自身が襲われる、失敗しなくてもよく思ってないやつから鉄砲玉とか暗殺者とかが送り込まれるっていう」
「こっちと同じで住民一人一人が自分で考えて行動するから、物としてみるか人として見るかを天秤にかけないといけないのも難しいところ、為政者として動くなら人ではなく物として見るのも間違いではないんだけどね、でなきゃいくら時間があっても足りない」
「完全なソロ専用ゲームだから気になった人は適当に遊んでみるといいんじゃないかな?そして僕の考えた最高の政治をやってボッコボコにされてくるといいよ」
「農業改革をするにしてもするための農地の下地作りから、産業革命も下地やらなんやらがないと出来ないし、ポンッと設計図やらなんやらを渡してはい完成ってわけにはいかないんだよー?」
「よくあるのが現代の農業を昔の農業を混同して失敗ってやつね、今は治水もしてるし水も割と使い放題、育てている野菜等の品種も可食部が多くよく育つ物になっているわけだけども、昔の農業はそうもいかない。
どの時代でやるかによるけど、現代知識で無双は夢物語ってのはどの時代も同じだぞー?問題全てを解決出来る超人集団がいれば別だけどな」
「はい、出来立ての焼き物と刺身」
「おー、待ってましたー、ってところで一旦コメント返しを止めてまたひたすら食べまーす、再開は満足してから。
それにしても刺身とその他料理の量が半端じゃないくらい多いね」
「そりゃ20キロ個体のマスノスケを使えば…ねぇ?いくらかはカトレア達のお昼用に冷蔵庫に入れていこうか」
「それもそだね」
ニンニクドカ食い
文字通り大量のニンニクをドカ食いするだけ、腸内細菌が壊滅的なダメージを負う、ケアを失敗すると体臭がえげつない事になるので覚悟を決めた者以外食べてはいけない
いろいろとリアルなゲーム内だとゲーム内だけに止まるので実質食べ放題、でもケアを忘れると鼻が利く種族から蛇蝎のごとく嫌われる




