表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1030/1104

どこから拾ってくるのか謎な情報 大体は気分

「ゲーム中だけど割と暇というかとくにやる事の無い待ち状態だからちょっと質問返していくよー?まず1つ目がこちら…あ、忙しくなったらその時点で返信をぶちきってゲームに戻るからねー?それじゃあちょっと気を取り直して…

昔ボスが気に食わないからってゲームセンターを潰した事があるって本当?

どこのゲームセンターかにもよるし、気に食わなかったかどうかは知らないけど結果として潰れたのは本当かなぁ?」

「私が故意にというか、意図的に潰したとかそういうお店は1軒もないよ?潰れたとしたらお店側にかなりの問題があるだけで、普通にやってる分には潰れる事もなく今も普通に営業してるはず…だよ?実際近所にある小さい個人経営のゲームセンターは規模と人口の都合上繁盛とはいかずとも、今も普通に営業してるし、でも皆どこからそういう情報を仕入れてくるんだろうね?」

「たまたま入ったお店が経営不振で次の日経営者が夜逃げして潰れた、って事も無くはないし、近くに潰れたお店があったから割と適当言ってるだけだったりして?

でもまあそうだねぇ、ボクとデート中に行ったクレーンゲーム専門店みたいなところであれば主様が現認で潰れたとも言えなくはないかな?もちろん主様が意図的に潰したというわけではなく、痛いところを突かれて叩けば叩くほど出てくる埃で勝手に潰れただけなんだけど」

「んー…どんなお店だったっけ…?」

「ほら、アレよアレ、確率機で激渋設定にしてあるのはいいとして、天井行く前に取ったら難癖付けてきたり、そもそも展示してる箱の中身というか賞品を置いてなかったり、店側がゲーム機を壊したとして警察を呼んで、じゃあ監視カメラの映像を見ましょうかってなったら店側が映像を提供せず、そこからどんどん自爆していって最終的にお店側が詐欺と恫喝なんかで立件されて潰れたっていう。

まあ元々評判がよくないというか最低のところだったし、遅かれ早かれ主様関係なく詐欺に恫喝にで訴えられて潰れてたんじゃない?」

「そんなお店もあったような無かったような…?ゲームセンターも結構いろんなところに行くからねぇ、特に旅に出てる時はふらふらーっと立ち寄る事も多いし…あまり覚えてないなぁ…」

「確率機を確定機かという勢いで荒らしまくったのに覚えてないとは酷い主様だ、賞品の箱だけを置いて中身を用意してない店側の方が悪いけど。

ま、そのお店の事であれば潰したというのは本当かな?潰したというか勝手に自爆して潰れただけど、何せボクと主様を脅すために結構な人数を集めてお店から出れないようにしてたし、ボクを捕まえてちょーっとどころかがっつり非合法な映像作品を撮って、その後もそれで脅し続けて売る気満々だったし、潰れて当然だったとは思うよー?」

「んーむ…あー…なんとなく思い出してきた、あのお店かぁ…難癖付けてきた上に裏に引きずり込んで暴力に訴えようとしたから適当に蹴散らして、その後ゲーム機を壊しただの暴れてる人がいるだのと通報されて、先に仕掛けたのは店側だからその映像がばれるとまずいからって監視カメラの映像を提供せず、ずーっと平行線になってどうにもならないからってノエルさんを呼んで後はお任せーってお店を出て行ったやつ」

「それそれ、そのお店であれば主様が潰したともいえなくはないよね、経営に関わってた人とかそのお仲間はまだ全員服役中のはずだし、どこから潰したっていう話が出てきたんだろうね?ひょっとしたら誰かがお店で揉めてたのを見たとかそんな感じかなぁ?

まあ終わった話だから次、えーと、イチゴちゃんを外で見た時に2人いるような気がしたけど見間違いじゃなければ双子か何か?1人ください。

上げないよ?後双子でもない、もう何度も言ってるけどボクは別に現実に存在する人物というわけじゃなく、ゲーム内で作られた存在、まあ人工知能、AIっていうのが手っ取り早くわかりやすいけど、そういうやつなわけで、複製しようと思えばいくらでもできるのね?それで以前ボクのをコピーした立体フィギュアを作ろうとしたんだけど、いろいろ問題が出てそれがどうにもならなくて頓挫、プロトをそのまま破棄するのも勿体無いなーって感じで再利用したのが1号コピー、つまりは2人目のボクだね。

こっちにも自由に来る事が出来るけど普段は現実の方でデスクワークのお手伝い、実体は無いから書類をチェックするくらいだけど、たまにボクが現実の方に出て行って遊ぶ事もあるから、その時に見られてたかな?見方によっては双子とも言えなくはないけど双子ではない、そんな感じ」

「今の時間帯だと山盛りの書類を精査してるはずかな?終わり次第テレビを見るなりこっちに来て1号と同じようにゲームをしたりマンガを読んだりだね、こっちにも1号コピーの自室はあるし、オリジナルみたいに撮影機材だなんだは揃えてはないけどゲーム機なんかはちゃんとあるからね」

「年齢でいえばまだ誕生して1年位しか経ってないからある意味労働基準法違反ともいえる、労基に駆け込んでみるか?人権はあるにはあるけどAIに対する労働基準とかそういうのって結構曖昧なんだよね、人だと何歳以上じゃないと基準法違反でアウト的なのがあるけど、こっちは生まれた時からもうほぼ成人扱いというか、作られたその日からもう働けますよって感じで労基くそくらえって状態だし。

でもゲーム内で作られた各企業のAIがそんな感じでストライキを起こしたりしないのには理由があって、それは単純に仕事をほぼさせてないから、あくまでもマスコット、車のメーカーであれば運転方法とか叩き込まれるし、運転してるところを撮影してCMにーってしたりするけど、テストパイロットってわけじゃないからね、宣伝とかそういう時に呼ばれるだけで普段は遊んで過ごしたり、そのメーカーの車を乗って適当にドライブしに行ったりするだけでいいのよー?

ゲームメーカーのAIにしてもプログラムをさせたりはしないし、製薬会社も調薬とかそういうのはしないしさせない、基本的には宣伝させるだけで普段は自由行動、ようわからんって人はAI保護法とかAIの人権等に関する注意事項を読んできなさい」

「保護法はゲーム内で生み出された人と全く変わらないAIを保護し、人権を持たせると同時に普通の人の生活を守るための法でもあるのよ?」

「ま、アレよアレ、AIって基本的に人より優秀だから、人が人として今の生活を続けたいならAIには基本的に仕事を与えず自由にさせておこうねってやつよ、ついでにそういう仕事に特化したAIの開発も禁止されてたりもする。

後より人に近い形のAI、処理思考速度も人のそのものといえるAIのみ運用されているのも人の仕事を奪わないためだね、例えば今遊んで待ち状態になっているこのゲームだけど、このゲームの開発期間は2年、でも特化したパソコンの処理速度イコールなAIに丸投げすると1日かからず作れちゃうのよ、そうなるともう人って必要なくなるじゃん?

そういう事にならないように人と何も変わらないAIしか許可されていないし、また仕事に特化したAIの開発なんかも禁止されてる、何でもかんでもAIに丸投げすりゃいいじゃんって考えてるやつは先の事を何も考える事が出来ないやつだけなんよー?」

「例を見せるのが一番手っ取り早いんだけど…何がわかりやすいかな?」

「そうだね、ゲーム動画配信を見ている人であれば絵や映像なんかに関する物がわかりやすいとして、手慣れた普通の絵描きが1時間で描くようなキャラクターから、芸術家と呼ばれる人が1年2年かけて描くような大作があるとしまして、それに特化したAIだとこんな感じ、1分も掛からずに人の目で見ると大賞間違いなしの超大作が描けちゃうんだよね。

キャラクターに関してもポンポンポンっとハンコを押すような感じで何百何千というオリジナルキャラクターを生み出せる、古い昔のAIなら全部同じ顔だったり最終的に特徴が消えてたりしたけど、今のAIならこんな感じでいくらでもね、描いたのは別の人だろってくらい書き分けが出来る、つまりこの時点で絵描きの仕事を全て奪ってるのとも同義だよね。

ボクなら1日で絵描き5000人1年分くらいの仕事は軽くこなせるし、開発費用が数憶から数十億の期間5年かかるようなゲームもほぼ無料で1日で数百本からは作れるし、薬の研究開発車の設計開発等も全部纏めて並行してやる事が出来ちゃう。

でもそれをしないのは人の仕事を奪うから、ボク1人だけでもちょっと本気を出せば数万からの人の職を奪って路頭に迷わせる事が出来るからね、さらにコピーして増やし放題、そりゃ保護法も出来るよねーって」

「AIに人権を持たせてAIを守りつつ人を保護するための法をであると理解していただければ幸いです、でなきゃ1号ほどとは言わないけど人を超えた存在が世の中を支配するようになって人の居場所がなくなっちゃうよ?」

「話が大分逸れたから戻して3つ目のコメント、なんで今ずーっと待ち時間になってるの?動かす事は出来ると思うけど?

そうだね、でも出来るのは移動だけで何かをするためのスタミナがないから待ち時間になってるってやつだね、ソシャゲでよくある遊びたけりゃスタミナの回復を待てとかそういうやつ、それよか大分緩いけどそういう要素を入れてるゲームだからこういう待ち時間がねー?

アクションゲームでスタミナを取り入れて行動するたびに消費、かつ最大値が少しずつ削れていくってのがあるけどそのスタミナの回復時間をよりリアルに近づけた感じ、息が整うまでは回復が遅いけど整ったら急激に、ついでに最大値もちょっとずつ回復なんだけど…」

「虚弱体質にもほどがあるって感じではあるね、100メートル全力で走った後にまた動けるようになるのが3時間後とか4時間後ってくらい遅い、ソーシャルゲームだと全回復に丸1日かかるってのもあるけど、こっちはそれよりましで全快に2時間待ちって感じ」

「問題なのが起動してなきゃこの時間が経過しないから起動したまま回復を待たなきゃいけないってやつだね、ぶっちゃけやる事が無い虚無の時間の方がゲームプレイ時間より長い、これが開発に3年と40億かけた企業のゲームってマジ?かけた費用の9割9分中抜きしてポッケナイナイしてない?この無駄にくっそ長い待ち時間でプレイ時間を水増しさせようとしてない?

歩く事は出来るけど走る事は出来ない、歩いてると回復速度は落ちる、人と会話するだけでスタミナを使う、よってショップでの買い物も出来ない、だから出来る事は本当に放置して前回を待つしかない、さらにスタミナの上限を増やす事も持続も増やす事も出来ない。

まだプレイして30分だけど今のところ評価は虚無寄りのクソゲーだね、というよりゲームを開始してチュートリアルをクリアしたらスタミナ回復で動けなくなるってなんだよ…その長い回復を抜けて動けるようになったと思ったら30分で枯渇してまた回復タイムって…

今のところスタミな回復アイテムは見つかってないし、出来る事はぼったちして回復を待つだけ、座れば回復が早くなるとかそういう事も無し、今時のゲームらしくオンラインで遊ぶ事も出来るし、だからこそ主様と一緒にプレイしてみてるんだけどさー…」

「ショップで買い物をするとスタミナ消費、移動が遅いからと街中を走って移動するとスタミナ消費、ファストトラベルは距離によってスタミナを使うしいけないところも出るし回復待ちで全然ファストじゃない、歩くと回復速度激減、オンラインプレイも想定しているせいか回復するための宿は存在しないので自然回復のみ、ポーションは存在してるけど高いし即効性じゃなく飲んだら回復速度が一定時間上昇でHPとMPのみのスタミな回復は存在しない。

昔の8ビットゲームもびっくりなほどの虚無感が襲ってくるね、1号の言った通りこの回復待ちでプレイ時間を水増しさせようとしているようにしか思えないのがなんとも」

「それと40億かけたっていうけどさぁ、9割9分中抜きしてポッケナイナイしたんじゃないの?って言うのにはちゃんと理由がありまして、パッと見で分かる通りいろいろ荒いんだよ、スタミナの回復速度が落ちるからあまり動きたくないんだけどこうやって建物に密着してちょっと視点を拡大すると…こんな感じでディスクメディアに移行した直後のゲーム並みのグラフィックの粗さ、まあ荒くても要領削減とか、マップがこれでもかと広大な場合は処理落ち軽減のためとかもあるけど、それにしてもいまどきのゲームにしては荒すぎるだろうと、されにちょっと視点を動かすとこんな感じでマップの裏側が見えちゃう。

壁抜けはまだ発見されてないけど、この感じだと壁抜け出来る場所がそのうち見つかるんじゃないかな?終了した場所が保存されるタイプのゲームで死に戻りするか歩いて帰るか帰還アイテムを使うまでは街に戻れないから、壁抜けをした場合帰還アイテムがないと新規データで始めるしかない状態になると思うけどね。

そんな感じでやる事が無くなってスタミナの回復をずーっと待ってる状態になってるのが今、回復が終わり次第またちょこちょこーっと進めるよー?

4つ目、今日のおやつは?

ボクもまだわかんない、主様の気分次第」

「何を作るかはその日その時の気分次第だからねぇ、作る時間になるまではまだわからないかな?最初から決めてる時もあるけどその時は材料が山ほどあって使わないとダメな時だし、台所とか厨房に立って冷蔵庫を覗いて決めるってのが多いよー?」

「そんな感じで出てくるまでボクにはわかりません、しかし…本当にスタミナの回復が遅いなぁ…何も変わらない画面を映したままってのもあれだし、こっちはこっちで放置したまま別のゲームをやろうか、コメント返信で時間稼ぎも限界があるし」

「チュートリアルの時点でアレだったけど、開始したら開始したでもっとやる事がなくなるとは思わなかったね」

「ボクが言えるのはこのゲームは買うな、本当に時間をドブに捨てたいやつだけが買えって事かなー?それじゃちょっと遊ぶゲームを選びまーす」

「じゃあ私はその間に飲み物を取ってきましょうかね、おやつはまだまだ先だし後ろにある冷蔵庫を漁るだけだけど」

「今日はコーラでよろしく」

「はいはい」

AI保護法

人と何も変わらないAIを保護するために作られたが実は人を保護するための法でもある

ゲームの中で作られた各企業のAIは基本的にはただのマスコットであり仕事はほぼしていない、したとしても人の仕事を奪わない程度の物が多め

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ