たまには古巣の新製品紹介 場所によるけど釣り放題
えーと…今日は新製品の紹介がメインだからいつもの道具は…一応持っていくか、場所が場所だから荷物が増えると持ち運び大変になるからいつものやつはショートのパックロッド1本に絞って…スプーンバッグは1つで十分、ラバーネットに観察用の水槽もありまして…うん、こんな物かな?
でー、次が最終確認、新製品のリールが500番と1000番の右左で4台、太さと種類の違うラインを巻いた交換用スプールが8個、ロッドが120、135、150のXULとULを1本ずつで計6本、抜けてるピースは無しでスプールもちゃんとあってて…忘れ物は無し。
よし、それじゃあ釣り場まで移動して新製品の宣伝用の動画を撮りましょ、それが終わったらガレージに戻ってきて一旦お片付け、お弁当を自動販売機で適当に買ったら店長さんとことの管理釣り場で2回目の撮影と…んー…地味に大変…
とりあえず行動しないと何も始まらないし終わりもしない、というわけでちゃちゃっと移動しましょ。
「えー、はい、今日は新製品の紹介です、ネレイドからGBXが発売されて云々で一部で話題になりましたが、今日は古巣とも言えるマキシマの新製品ですね、ハイエンドというハイエンドが無くなって今はエントリーとミドルクラスをメインに製造してまして、今日紹介するのはミドルクラス…になるんですかね?
一般的にはバリュープライスからギリギリ1万いくか行かないくらいがエントリー、2万から3万くらいの物がミドル、一気に飛んで6万からする物が現在のハイエンドという感じになってまして、こちらは3万円台なので物でいえばミドルクラスですね。
ロッドは基本的に長さによって値段が変わってくるので上物やのべ竿なんかですとミドルでも平気で6万から10万行く物もありますが、ルアーロッドに関しては大体2万以上6万以下はミドルと考えていいですね、値段に幅はありますけど区分的にはそんな感じです。
同じミドルでも当然値段が高い方が性能がいいとは言えるんですが、違いがはっきりとわかるような物では無いので好みでいいと思います、エントリーからミドル、ミドルからハイエンドと持ち替えた場合ははっきりとわかるんですけどね。
そして今日使っていくこちら、これはこういう狭い渓流で使うのを想定されてまして、ロッドも長くて150までかつ持ち運びの時に邪魔にならないよう4ピースまたは5ピースのパックロッドになっています、こういう場所ですと仕舞寸も結構大事になってきますからね。
ですが…だからと言ってこんな感じで大量に持ち込むのはやめましょうね?今日は新製品の紹介という事で狭い渓流仕様の物を全種持ち込んでますが、普通にやる分にはロッドが1本とリールが1台あればいいです。
でー、今日使っていくこちら、ストリームNLの特徴といたしまして、グリップが渓流に合うようにとコルクストレート、コルクは上質な物を使用して下したては白く輝くような…とまではいきませんが、白くさらっとした手触り、でもしっかりとグリップが利いていて滑りにくい。
リールシートも軽量強化プラスチックで傷が付き難く軽くて丈夫、カラーリングも渓流をイメージして流木っぽい白茶をメインに木目っぽい模様をうっすらと、バットからティップまでは黒を基調としているけど光に当てると少し青く輝くカラーリングになっています。
肝心の性能はどうなんだよ、色だけじゃ何も変わんねぇよとお思いの方、正しいです、なので今からこちらを使ってネイティブトラウト、在来種ですとイワナヤマメアマゴオショロコマ、外来種込ならニジマスカワマスブラウントラウトも入ってきますかね?ここにいるのはイワナとヤマメ、少し下ったところにアマゴで外来種は居ないです。
ストリームNLのNLはネイティブリミテッド、自然にいるトラウト用にと作られているロッドですので、50や60を軽く超えてるブラウンも相手に出来る様になっています、少なくともテスト中のプロトタイプは同じ長さとパワーで90までのブラウンを相手にしても折れる事は無かったですし、1メーター半のイトウでも問題はなかったので、そこから何も弄らずカラーリングとコーティングをしただけであれば強度は問題ないです、製品になった物を扱うのは今日が初めてなのでどうなってるかはわかりませんけど。
まあメーターがいけるかどうかはまた後で検証しましょう、今はこのストリームNLの使い勝手がどうのこうのですね、手に持って振った感覚はプロトタイプとほぼ差は無し、微妙な違いはグリップやリールシートが安物のプラとEVAからお高いコルクなんかに変わったのと、コーティングによりほんのわずかに重量が増えた分ですね。
ガイドも数や角度に変更なし、変わってるのはガイドに使われてる素材ですね、テスト中はプラ製のガイドリングでこちらは強化SiC、渓流で狭く岩が多いところで使うのを想定しているだけはあって、カツンっと当てた時に割れないように軽く割れにくい強化SiCを採用したって感じですね。
こういうところだと結構あるんですよ、こう何気なく軽ーく、慣れているがゆえに無意識で投げちゃった時にこうトップガイドなんかがカツーンって岩に当たっちゃう事が、こんな感じで意外と強く当たっちゃうんですね。
この時に安いガイドだと割れるんですが…こちらの強化SiCだとこの通り割れない、こんな風に結構強く叩きつけちゃっても大丈夫、でもこれは丈夫ですよーってのを見せるためにやっているので、購入を考えている人は買っても真似はしないでください。
そしてこのロッドに合わせるのがこちら、ストリームNL500番と1000番、ミドルなんかでよくあるロッドと同名のリール、シリーズ物とかそういうやつですね、こちらもミドルクラスで店頭価格で2万円台になるんじゃないかなーと思います。
こちらのリールのドラグと軽量化に拘っていまして、ミドルクラスながらもハイエンドに近い滑らかな出だしのドラグ、1000番で110グラムとかなりの軽量級、それでいてネイティブトラウトに負けないしっかりとしたパワーもある。
欠点があるとすれば淡水専用で作られているので海水には弱いというところですね、汽水域までは大丈夫ですが、海水で使った場合はしっかりと水洗いして乾燥、その後で錆除けののオイルを刺してハンドルをぐるぐる回してギアに馴染ませてください、完全にとはいきませんけどそれで錆びるのを遅らせる事が出来ます。
まあ…弱いとはいっても昔の海水でも大丈夫ですよっていうリールと同じくらい海水には強いので、よほど扱いが悪かったり、海で使った後に洗いもせず長期間ほったらかしにしない限りは早々錆びる事は無いです、今の海水でも行けるってやつは放置しても錆びないので結構違いはあったりしますが…
手入れがメンドイ海でも使いたい、でも錆びるのは嫌だっていう人はもう1万ほどプラスしてミドルクラスのアジング用リールを買ってください、使っても違いが分からないというか、同メーカーなら見た目が違うだけで中身の構造はほぼ同じですので、拘りがなければリールはそっちにするのも有りです。
あ、ロッドも一応洗えば海水でも使えますよ?洗わない場合ガイドの金属部分が錆びますけど。
とまあ軽い説明をしたところで、イワナやヤマメといったネイティブトラウトを釣っていきたいと思います、ルアーに関しては他メーカーの物になりますが…これは仕方のない部分というか…純粋の他メーカーの物が釣れるんですよ…
アナライズやブルーオーシャンがルアーに特化しているというのもありますけど、トラウト用に調整されたGBXがねー…リールとロッドはハイエンドなのでアレですがルアーを使った事がある人は多いと思います、で、使った人にはわかるGBXの名を関するルアーの良さ…
もうねー…アレはエリアからネイティブまで居るところならもう適当に投げて巻くだけで向こうから突っ込んできて食ってくるんですよねー…なので今日のスプーンバッグの中身は半分くらいGBXで占められてます。
まずは王道中の王道、スプーンからいってみましょう、カラーは何を使っても釣れるでしょうけど赤金から、GBXの場合もうカラーはフレーバーみたいな物で何を使っても釣れるので好きな色を買えばいいってのが助かりますね。
ずーっと使ってたらさすがに見切られて反応が薄くなるので3色くらいは買っておく方がいいですが、薄くなるだけで場所を変えたり時間を置けば釣れるのでやっぱり気にしなくていいです。
今はGBXの宣伝ではないので細かい説明は置いときまして、早速というほどの時間ではないですがやっていきましょう、後でロッドを綺麗に並べて紹介動画っぽいのも取ります、無編集版は何をやってんだって状態だったり撮影の裏側っぽい状態になりますが、編集版は番組の合間とか最後に来るのに近い形になると思います」
「こうやって観察用の水槽の中に模様がはっきり出ている見た目が綺麗なヤマメを入れて手前におきまして、その後ろの丁度良い岩の下にロッドを斜めにして立てかける、高さが合わない場合は持ってきたロッドスタンドでちょっと高さを出して調整、リールもハンドルが手前になるようにして並べまして、カメラの角度を決めたら…
はい、釣り番組なんかでよくみる道具紹介みたいな感じになりましたね、そしてこの後道具を手にとってどうのこうのと説明すればそっくりそのまま釣り番組の再現になるんですが…それはしません、それをやるのは釣り番組と呼ばれたプロがやる仕事です、これは編集版の合間に入れるアイキャッチとかそういうのに使います。
後は釣ったヤマメを逃がしまして、撮影のために並べた道具も片づけて纏めまして…全部リュックの中に仕舞い終わったら山を下りて帰るだけですね、まだ11時にもなってませんが、今日は午後も新製品の紹介というお仕事が入ってますの、午前中の釣りは終わりです。
まあネタばらしすると午後から宣伝する新製品もストリームシリーズなんですけどね、午前中に使ったのは狭い渓流で使う事を前提としたショートのパックロッド、午後からは広いところで使う事を前提としたノーマルとロングのパックロッド、それと2000番とC3000、さらに4000番とC5000の紹介になります。
ネイティブリミテッドには変わりはないので淡水用のままではありますが、ノーマルとロングはMやMHだけでなくXHなんかのパワーが有る物もありまして、こちらは国内ではなく国外のネイティブ、アークティックチャーやシルバー、アトランティックにキングサーモンを対象とした物もあったりします。
国内のネイティブトラウト相手ならML、メーターのイトウを狙うのであればMかMHで十分だと思います、国外のネイティブは海で育って遡上してきている物がターゲットになりますので、イトウとは比べ物にならないくらい力が強くそしてかなり走るんですよね。
国内でもブラウンが降海したシートラウトが釣れる場所もあったりしますが、外来種には変わりがないのと、それによる駆除もあって個体数が少ないのが難点ですね、ですが裏を返せば在来種を守るためではありますので、漁業権は掛かっておらずリリースせずに持ち帰って食べてもいいという事でもあるんですよね、一応在来種もいるので日券は必要になりますが、ニジマスとブラウンとそれらが降海して海で育ったスチールヘッドにシートラウトは何匹持ち帰ろうが今はタダです。
スチールヘッドはサーモントラウトと呼ばれている物とほぼ変わんないです、サーモントラウトもスチールヘッドも元はニジマスなので、スチールヘッドも鮭の代用として利用する事が可能ですね。
さらに…スチールヘッドってメーター超えるんですよ、海に出ると巨大化して戻ってくるっていうアレですね、なのでスポーツフィッシングとしてもかなり楽しめますよー?シートラウトも同じくメーターを超えてきますからね、さらにどちらも食べて美味しい。
川幅が広くまた海に繋がっている、そしてニジマスとブラウンが生息している川が近くにある人は繁殖期に釣りに行ってみてください、大型かつ天然物のスチールヘッドとシートラウトが釣れる可能性がありますよー?鮭の代用品に出来て当然の如くいくらの醤油漬けも作れちゃう。
北の大地にわざわざ鮭を釣りに行かなくても近場で代用出来る魚釣れるかもしれないってなるとわくわくしません?そういうのを釣るために作られたのがストリームNLモンスターエディションと呼ばれるMHからのパワーがあるロッドになります、これは午後にお披露目します。
まあ、まずは山を下りないとですけどね、それじゃここでいったん切りまーす、続きはお昼からー」
外来種
養殖していたりする物だとダメだが、勝手に住み着いて繁殖している物に対しては特に権利は発生しない
川幅が広くかつ海に繋がっているところにニジマスとブラウンが生息していると鮭の代用品に出来る外来種が釣れて無料で持ち帰れる可能性がある、という夢を見る事が出来る




