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枕の下に 希望の上に(7)

宵っ張りレシート

悲観する麻薬を

打ち込んで

血液の流れを感じる

電球の破片に

プラスティックの定規

片手で鷲掴みした砂鉄

ひけらかした水分

ティッシュの箱が吸って

ふやけている




純白のタオルは

いつか必ず

何かで汚れる

対象は誰か

結局は自分か

相手が居る事で

それは

気にしなくなる

いつまでも使える

タオルになる

馬鹿みたいな話だが

意外と正しい




空白と余白

意味の違いを見ながら

現象を見ている

何方も何も無いのだが

片方だけ

何か有りそうに感じるのは

何故だろう

そして

置換えて仕舞えば

誰にも分からない




片手に持った

あの思い出は

連れ立って歩いてこそ

意味があるのだ

勝たなくて良い

負けてはいけない

僕等は引き分けで

生きていく

だから

何方も必要なのだ

そうやって

明暗持って歩くから

人間を読む事が

出来るんだ




布団の中で動かない

忘れて欲しい存在

作らなくても

大抵の人は覚えていない

記憶に残る人は

自らに

どれだけ近くに感じたか

ただそれだけで決まるんだ




Tシャツの襟元

伸び切った

パジャマ用に分けて

配置した

会社のそれと

何が違うのか

能力で見るなら

それで妥当だ

着心地だけでは働けぬ

必要になる為の手間は

常日頃




巣立ちいく事は

初まりで

一番最初の壁を

丁寧に超えていけ

絶対に逃げては

いけない事だ

一番最初のそれが

人生の癖となるから




両手に持った

この時間は

一瞬にして片手になる

相対的に増減し

全て無かった事になる

歴史に名を残す人は

少ないのだから

不必要な躊躇は

面白さを削る

だから

何方も必要なのだ

そうやって

明暗持って歩くのだ

失敗も絶望も

面白さだから


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