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第7話 約束

「なぁエリス、ケインって何者なんだ?」

今居るのはエリスの屋敷だ。エリスの案内で来客用の寝室に案内されている。

エリスはエイミー、ケインと共にこの屋敷で暮らしている。

「あぁ、私の……婚約者だ、一応な」

「一応?」

「ケインはこの街を治める貴族の子息だ。逆らったらこの街に住めなくなる」


ちっ、厄介だな……


「それに婚約を決めたのは私の両親だ」

「本人の意思でない結婚は違法じゃ無いのか?」

「そうではあるんだが……相手が貴族、更に親からの圧力となれば、同意せざるを得ないだろう……」

なるほど……

と、俺が泊まる部屋に着いた様だ。


「私はこの部屋の真上の部屋だから、用が有ったら来て。それじゃ」

と、踵を返して自室に戻ろうとする彼女を引き止める。

「なぁ、おい」

なに?とエリスは振り向く。


「エリスは……いいのか?このままで……」

エリスは表情を硬くして俯く。

その表情が答えだ。

「約束する、必ずエリスを解放してみせる」

エリスが希望の光を見つけた様に顔を上げる。

俺はエリスの柔らかい髪をくしゃり、と撫でる。

「それじゃ、おやすみ」

「あぁ、おやすみ」

パタン、とドアを閉める。


とりあえずMINIMIとザックを床に置き、服を脱いでシャワーを浴びる。

身体の汚れを落とし、さっぱりしてから上がった。

スマホを使って下着を出し、ベッドの上に用意されていた寝間着を着る。


気を失っていた時間を除けば、約1日近く寝ていない事になる。

突然戦闘に巻き込まれたり、いろいろあってもう疲れた。


ベッドに横になると、すぐに眠気が来た。

電池が切れる様に眠ってしまう。

異世界転生1日目はこうして終了した。

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― 新着の感想 ―
柔和で嫌っとはっきり言えるけど鍛えてない簡単に不良に走って追いつかれ、簡単にナイフで刺殺されてしまった第一話と殺すのに躊躇いが微塵もなく、サバゲーの経験はあるけどMINIMIの様な反動がキツイ分隊支援…
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