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第140話 反撃と解放の鐘

「くそっ!レジスタンスの奴らめ!反抗始めやがったぞ!」


「とっとと鎮圧するぞ、場所はどこだ!?」


「居住区だ、奴らに身の程を教えてやる」


4人程の公国兵の集団が居住区へと向かう。午前4時、空がまだ暗く、放射冷却で冷え込む中、レジスタンスと公国軍の戦いが幕を開ける。


居住区に入った公国兵を、レジスタンス達の洗礼が待ち受ける。

先ずは煉瓦のシャワー、砂を固めて焼いた物や、石を削り出して作った頑丈で重い煉瓦が公国兵に投げつけられる。

いかに頑丈な鎧を着ていようとも、3kg以上もある重量物を投げ付けられれば相当痛い上に、下手をすれば死ぬのは目に見えている。


反撃しようと足が止まったところに、今度は路地からレジスタンスのクロスボウの一斉掃射だ。

全部で4発が横襲いかかり、鎧の隙間や防護されてない、または防護が薄い箇所にザクザクと突き刺さる。


返す刀で公国兵がレジスタンスにニルトン・シャッフリル銃を発砲、レジスタンスの2人程が公国兵の凶弾に捉えられ、悲鳴と共に血が跳ねる。


「薄汚いレジスタンスの分際で!!」


1人の公国兵が、仲間を殺された怒りで激昂しレジスタンスを追うが、狭い路地をドアから突き出た長槍が塞ぐ。


「なっ!?グホッ!」


その長槍に行く手を阻まれ躓き、動きが止まった一瞬の隙を突かれてレジスタンスにダガーで首を切り裂かれる。


残りの公国兵3名がレジスタンスを追って路地に入る、しかしレジスタンス達が追い込まれたのは袋小路だった。


「クソが、手間掛けさせやがって!」


「大人しく死ね!」


公国兵が口々にレジスタンスを罵り、公国兵の剣が振り下ろされそうになった瞬間、公国兵の背後から忍び寄っていたレジスタンスの戦士が公国兵の喉をダガーで掻き切った。


そのレジスタンスの戦士に驚いた公国兵だが、1人を始末したレジスタンスが背を向けて逃げると反射的に公国兵は追いかける。


しかしレジスタンスが袋小路を抜けた直後、一瞬の魔力の流れの後、公国兵を閉じ込めるかのように路地を塞いで土の壁が現れた。


「なっ!?魔術師か!?」


困惑する公国兵が脱出路を探して振り返る、そんな公国兵を出迎えたのは路地にある窓という窓から弓やクロスボウ、鹵獲したニルトン・シャッフリル銃を構えたレジスタンスが公国兵に殺意を向けている。


「撃て!」


レジスタンスの誰かの号令と共に、一斉に射撃が始まった。


弦が解放される音と銃声が重なり、公国兵に大量の矢が突き刺さり、銃弾が貫いた。



公国兵が部屋の1つに突入すると、部屋の中に居たレジスタンスがダガーで斬りかかる。

しかし先んじて攻撃して来た公国兵の槍にレジスタンスが貫かれ、その場に骸を晒す。


「くそォッ!公国の汚物め!!」


レジスタンスが短槍を手に公国兵に肉薄、全体重を掛けて胸甲を貫いた。


しかしその直後、仲間の敵とばかりにそのレジスタンスにサーベルが突き立て、更に押し入った公国兵にレジスタンスが次々と狩られる。


「卑怯者の分際で、神に選ばれし者の軍勢に刃向かうからだ!」


公国兵の1人がそう言いながら女性のレジスタンスの戦士を捕まえ、服を剥ぎ取り犯していく。


泥沼の市街地戦がジャララバード居住区の至る所で繰り広げられる中、公国兵の1人が音に気付いた。


いや、気付かない者などいなかったという方が正しいだろう。


深夜4時だと言うのに、居住区の中心の教会の鐘が鳴り響き始めたのだ。

公国兵がこの城塞都市に攻め込んで来てから、1度も鳴る事の無かった鐘である。


公国兵から教会を奪い返したレジスタンスが、大きく鐘を鳴らして他のレジスタンスに呼びかける。


さぁ、今こそ立ち上がる時だ、レジスタンスの戦士達よ、と。


それを合図にするかの様に、レジスタンスの戦士達がそれぞれの武器を手に取る。


公国兵から奪ったサーベルや長槍、レジスタンスお手製のダガーや、市街地で取り回しのいい様に改造された短槍、鎧を着た兵士を殴り倒す為の棍棒から、投擲すればかなり強力な武器にもなる砂を固めて焼いた煉瓦や、石の削り出しの煉瓦などを手に、一斉に公国兵へと襲い掛かった。


鎧を身に纏った公国兵を棍棒で殴り倒し、槍やサーベルを突き立ててトドメを刺す。


公国兵を路地の袋小路に誘い込み、土の壁で封鎖して逆に追い詰め、奪った銃やクロスボウなどを発射して撃ち抜く。


レジスタンスは練度の低さを、数と強い連携、地の利によってカバーして勇敢に戦っていた。


===========================


ヒロト視点


俺は行政区から完全に公国軍を締め出した後、工業区へと向かって移動していた。

トレッキングシューズがなるべく音を立てないように、暗視装置の緑色の世界を素早く走って行く。


工業区に入る前に一旦停止、突入準備を行う。

工業区は大きめの工場が3つ並んでおり、公国軍がここを使っていた場合らここを抑えれば継戦能力は大幅に低下する事が予想される。

そして防音壁で囲まれている為、入り口は道側の2箇所を含めた4箇所しかない。


分散して各入り口に取り付き、ポケットから爆薬シートを取り出してドアに貼り付ける。

ケーブルをファイアリングデバイスに繋ぎ、ドアからの距離を取る。


その瞬間、道を挟んだ反対側、居住区の建物のドアが開き、鎧を見に纏い銃を手にした兵士が出て来た。


____公国兵だ!


そう思いM4を持ち直した瞬間、公国兵もこちらに気づき銃を向けた。あちらの方が発砲が早い……!そう思った俺はプレートキャリアとヘルメットが俺の命を守ってくれる事を祈った。


が、公国兵が銃撃して来るよりも早く、俺の後ろで援護していたグライムズがM4を発砲。減音器サウンド・サプレッサーに抑えられた静かな銃声に乗った.300BLKのダブルタップが公国兵を撃ち抜き、撃たれた公国兵は糸が切れた操り人形(マリオネット)のように地面に倒れた。


「……サンキューグライムズ、助かった」


「これくらいは当然ですよ」


構えを解かないままにグライムズがそう言う、しかし俺は妙に引っかかる事があった。


ジャララバードの公国軍が俺達の進出に気付いているなら、1人だけではなく大勢出てくる筈。それが、今出て来たのは1人だけだ。


その上その1人は銃を持っていたが、構えを取っておらず、まるで何かから逃げているように表情は怯えていた。


「何があった?」


「分かりません、魔物かもしれない」


俺は先程公国兵が出て来たドアに意識を集中させる、また何かが出て来るか……?


と、その時、居住区の中から鐘の音が響き始めた。

衛星写真や小型無人偵察機からの映像で確認している、居住区にある教会の鐘の音だ。


バイエライドに逃れて来たレジスタンス曰く、公国軍占領以降教会の鐘が鳴る事は無かったと言う。それが何故今……?


考えると同時に、居住区側の路地から人影が飛び出て来た。

しかし、出て来たのは公国兵ではない。

取り回しのいい様に短く切り詰めた槍やダガーを持った、公国の鎧を着ていない一般市民にも見える戦士達。


トリガーに指を掛けていたグライムズ達が、トリガーから指を離して銃口を上に向ける。


「ヒロトさん、レジスタンスです」


「レジスタンスが?」


驚いた、ジャララバードのレジスタンスに公国兵に対抗出来る戦力が残されて居たとは。


そして出て来たレジスタンスは練度が高い人物なのか、俺達を見つけても声を上げたり見つかりそうな動作をすることは無かった。


「お前達、レジスタンスだな?」


「そう言うお前達はガーディアンとか言う民兵だな?ようこそジャララバードへ、俺はシェロニモ・ビーナーだ」


「ガーディアン団長の高岡大翔だ、レジスタンス達にこんな戦力が残って居たとはな……詳しい自己紹介は後にしよう。状況を報告してくれ」


ジェロニモと名乗ったレジスタンスと握手を交わし、簡単に状況確認を行う。

俺が作戦地の地図を頭に入れてある様に、レジスタンス達はこの街の隠し通路まで知り尽くしていた。


「俺達は今、居住区から公国兵を追い出してる。商業区からも反乱が始まった。追い出された公国兵が別の区画へ逃げ出す可能性が……」


「大丈夫だ、軍事区と行政区は完全に俺達が制圧した。区画を区切る道沿いに土魔術で壁を構築して侵入をシャットアウトしてる」


軍事区制圧の折に使った作戦だ、制圧した区画と道の境界を、土魔術で壁を作ってこれ以上侵入できない様にする。


こうする事で安全の確保と制圧速度の向上を図っているのだ。

もちろん土魔術は後で解除する予定である。


「了解、その情報が本当なら、居住区はレジスタンスに任せたい。あの広い区画は俺達だけでは骨が折れる。のちに部隊を投入するが、それまでの掃討を頼みたい。可能なら商業区も頼みたいが、行けるか?」


「任せてくれ、まだレジスタンスは戦えると言うことを、君達やロンメル将軍に証明する。この街を共に取り返そう」


ジェロニモが静かに、しかし力強く決意の言葉を口にして拳を突き出し、俺はその拳にグローブを着けたままの拳を軽く合わせる。


「頼むぜジェロニモ、レジスタンスは頼りにしてるんだ」


「あぁ……って、俺はジェロニモじゃなくてシェロニモだっ」


そう言ったジェロニモは、先程出てきたレジスタンス達と共に居住区の路地に戻って行った。


さて、俺達は俺達の仕事をする番だ。


「Breach!」


掛け声をしてドアから顔を背け、ファイアリングデバイスのスイッチを入れる。


バン!という大きな音と共にドアが内側に吹き飛び、工業区のドアが吹き飛ぶ。


「Go」


声が響かない様に静かにそう言いながら、モディファイドの要領で突入する。入り口を突っ切り、両方の壁沿いへと展開していく。


別の扉からも各分隊な突入してくるのが見え、暗視装置越しの視界の中でM4を構えて索敵、4個分隊32人の視界が死角無く工業区の工場の中を見渡す。


「……軍需工場だな」


ハンドサインで暗視装置を上げる事を指示、マウントかGPNVG-18を跳ね上げると、暗い視界に切り替わり、ヘルメットに取り付けたライトを点灯させる。


異世界の工場には機械は無く、全て手作業で行われるという工場になっている。


そしてここが軍需工場である事を裏付ける様に、製造ラインと思われるテーブルの上には、作りかけのニルトン・シャッフリル銃が置かれていた。


「ジャララバードの工場は、ニルトン・シャッフリル銃の生産拠点の1つだったって訳か……」


エリスも同じように、テーブルに置かれたニルトン・シャッフリル銃のストックを手にとって眺める。


「ここを潰せば、公国兵は行き場所を失う」


俺は銃のパーツをその場に起き、分隊を率いてその他の部屋の掃討に掛かる。

壁沿いの部屋を家具の隙間まで隈なく制圧し、第1工場から第2工場へ。


第2工場に続く広い扉を第3分隊が素早く開け、第2工場に入った瞬間、第3工場に続く扉が閉まる音が聞こえた。


「……!」


これはもう、第3工場に敵がいる事は明白だ。


俺達は第2工場を制圧し終えると、銃弾の貫通しない壁沿いに集まった。


「向こう、敵がいるぞ」


「だな、だがこのまま突っ込んだらいい的だ」


突入するにも方法を間違えれば、犠牲を出しかねない。幾ら覚悟をしている事とはいえ、犠牲を前提に突入は愚策中の愚策である。


暗視装置を跳ねあげた暗闇で周囲を見回す。


ここにあるのは組み上がりかけのニルトン・シャッフリル銃と、それが置いてある机、そしてキャットウォークに通じる梯子だけだ。


「……そうだな……2手に分かれよう、第2と第4分隊は上に登れ、キャットウォークから弾丸の雨を降らせてやれ」


隣の工場に聞こえないようにハンドサインを交えながら低く指示を出すと、第2と第4の分隊は梯子を伝ってキャットウォークへと登って行く。


「火力班は扉の前に遮蔽物を構築して待機、機動班は扉を開けるのとフラッシュバン用意だ」


「了解」


残った第1と第3の分隊は、分隊支援火器(SAW)手と擲弾手(グレネーダー)の火力班、その他分隊長や副官、ライフルマンの機動班に分かれて準備、火力班は攻撃を受けても防御が可能なように工場内の遮蔽物を積み上げ、また射点の特定を遅らせるために散開する。


機動班はバックパネルのポーチからMk.13BTV-ELフラッシュバンを取り出し、扉を開くために両側に待機する。

俺とエリスは扉に取り付き、取手に手を掛けた。


「各員、準備知らせ」


『火力班、準備完了』


遮蔽物の向こうで、M249paraのコッキングハンドルを操作する金属音が聞こえる。


『上階隊、配置に付いた』


両側の上のキャットウォークに配置した各分隊が合図を送ってくる、これで準備は万端だ。


「……カウント5、4、3……」


後は頭の中で2つ数え、エリスと一緒に扉を引く。

反対側の扉はストルッカとルイズが手を掛け、思い切り引いて素早く開けた。


「撃てェ!」


案の定、第3工場には敵が密集していた。

今まで経験した事もない弾丸の嵐がドアを通り、火力班の隠れているバリケードに猛烈な射撃を浴びせていた。


ニルトン・シャッフリル銃は連射速度は然程高くは無い、それでも聞こえてくるマシンガンの様な銃声は、銃兵が相当数隠れていたという事になる。


ニルトン・シャッフリル銃の弾丸の威力はそこまででは無い、プレートキャリアを貫通しないほどではあるが、殺傷力はある。


しかし、組み上げたバリケードは、先程からの銃弾の嵐の中、なんとか耐えてくれている様だ。


「撃ち続けろ!頭を出させるな!」


向こうの指揮官はそれなりに有能な様だ、市街地戦ではこの様に狭い間口が多い。その為練度が低い部隊でも、こう言った出入り口に向かって銃を乱射するだけで、精鋭部隊と対等に「戦えてしまう」のだ。


だが、それを覆す装備を持っているのも、精鋭部隊たる証拠だ。


ブラックバーンとクレイ、ニコラとトミーがフラッシュバンを投げる。


カラカラ……と地面を転がるフラッシュバンの数秒後、普通のグレネードよりも高い音が工場内に響いた。


その音を合図にする様にニルトン・シャッフリル銃の射撃が一瞬途切れ、こちらの火力班の攻撃も開始した。


かなり早い連射音がM249、セミオートの射撃音がM4だ。

先程のドアを通った公国軍の銃弾の数を、こちらが射撃開始してから数秒で上回る程の猛烈な射撃だ。


「Go!」


同時にキャットウォークに展開した第2および第4分隊も、第3工場の上から侵入して射撃を開始。


第3工場の中の公国兵は、ガーディアンの作り出した死角の無いキルゾーンの中に閉じ込められる事になった。


前方と上方、そして逃げ場のない工場内でパニックに陥る公国兵は、為す術無く数を減らしていく。


第3工場の制圧完了まで、僅か1分足らずであった。

工業区を完全に制圧した俺達は小部屋を掃討しつつ、外に来る部隊と合流。


05:00、大規模掃討作戦へと入る。


===========================


第3者視点


ジャララバードの占拠した軍事区を、エンジン音が進んでいく。

対装甲機動中隊、16式機動戦闘車と、LAV-ATのコンボイだ。


彼らは一時的に解除した大通りへと抜ける壁の隙間から、ジャララバードを区切る大通りへと出る。


先陣を切るのは、中隊長の大崎誠少佐だ。


「ゴーレムクロー1より全部隊、誤射に注意、レジスタンスには銃を使わせない様に徹底せよ」


『こちら1-1、了解』


工業区を制圧した歩兵部隊はレジスタンスと合流、居住区と商業区に入りそれぞれ制圧活動に入っていると先程全部隊宛に通信が入った。


対装甲機動中隊の任務は、その支援である。


十字路で散開、各区画を区切る大通りを南と東に進む。

楠木曹長が進行方向に見つけたのは、建物の上階から銃を撃って来る数人の公国兵だ。


「大崎少佐、正面右上方、公国軍の銃のマズルフラッシュです」


「よし、射撃を許可」


「了解」


昼間の戦闘で翼竜(ワイバーン)の屯営地を荒らしまくった105mm砲が、またも公国軍に牙を剥く。


16式機動戦闘車に向かって、貫通する筈もないニルトン・シャッフリル銃を撃ちまくる公国兵に、105mm多目的対戦車榴弾が発射された。


対人では明らかにオーバーキルの火力が1室で炸裂し、公国兵を消し飛ばす。


その奥からは氷魔術の光が見える、こちらを氷漬けにするつもりか。

しかしその光も、後続のLAV-ATから発射されたTOW2B対戦車ミサイルによって建物の部屋ごと打ち砕かれる。


対装甲機動中隊が投入されてからおよそ1時間、ジャララバード全域を占拠していた公国兵の残党は自決・降参・抵抗のそれぞれの道を取り、最終的に250人が降参し捕虜になり、他は射殺された。


いくら道が狭く入り組んでいようとも、大砲積んだ大型戦闘車両の火力が目の前に来る恐怖を植え付けたところで、ジャララバードから公国軍は一掃され、レジスタンスは町を取り戻す。


夜が明け、日が昇り始めた空に、解放の鐘が鳴り響いていた。

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