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第110話 諸兵科連合と兵站部隊

意識が睡眠から覚醒に切り替わり、ぼんやりとしていた。

俺の左耳は、中でゴソゴソとなっている。


右の頬にはスベスベで温かく、柔らかい感触……恐らく、膝枕だろう。と言うか、膝枕だ。


俺は今エリスの膝に頭を預け、耳掻きされている状態だ。

この間のお返しとして、俺がやって貰っている。


エリスは初めてだと言っていたが、中々上手い。

俺の痒いところを的確に掻いてくれるし、耳垢も見つけ次第とってくれる。


「……よし、こんなところかな」


何故かライフルに付けるライトで耳の中を照らして満足げに頷くエリス、凄く気持ち良かったし、耳の違和感も消えた。


「ん、ありがとうエリス、めっちゃ気持ちよかった」


「それは良かった、よし、気を取り直して仕事仕事!」


場所は執務室、位置はソファの上。

俺は今まで仕事の間を縫って、エリスに耳掻きして貰っていたのだ。

こんな所見られたら隊長としての威厳が……


さて、気を取り直して仕事を再開しよう、俺はそう思って執務机に戻り、頭の中で散らばっていた部隊拡張案を纏めてレポートにし始めた。


===========================


グライムズ視点


俺は今、司令部庁舎の屋上にいた。

何をしているかって、腕立てだ。

別に何かやらかしたから罰として、とかでは無い。ただ俺が扱うM4はグレネードランチャー(Mk13 EGLM)を取り付けているから普通の物よりも重く、取り回しづらいから筋力量を増やしておきたいと思ってだ。


……しかし、俺の隣にいる奴は更にヤバい。

ヒューバート・ハドック、それが俺の隣で腕立てしてる男の名前だ。


「482……483……484……」


そう言いながら背筋と脚をピンと伸ばし、腕立てをしている。

コイツは俺より後に来たのに俺より速いペースで腕立てを開始し、俺より速く終わりそうなのである。


何故こんなに速いか、理由は恐らく2つある。

ヒューバートの使ってる銃器は主にM249MINIMI、8kgを超える分隊支援火器に指定される軽機関銃だ。


自動小銃の2倍はありそうな重量の機関銃を自在に取り回すにはそれ相応の体格が必要だが、その体格というのが体重117kg以上である。


無論そんなに体重はない為取り回せるように筋力量を増やした結果だろう。しかしそれだけではこんなに腕立てが早くなるかは疑問である。


しかし、ここで2つ目の理由、彼自身である。

彼は俺の様なこちら側の人間では無く、ヒロトさんによって召喚されたあちらの世界の人間(異世界人)である。


ヒューバートはどんな人間だったかといえば、ヒロトさんの世界の精鋭"グリーンベレー"の中でも更に精強な兵士である"CIF"の隊員だったと言う。


彼が取り回す武器、彼の所属していた軍の部隊。それが彼がこんなに速く腕立てが出来ると考えた俺なりの理由である。


「498……499……500……ふぅ、終わり」


俺がまだ472なのに、ヒューバートは腕立てを終えてコンクリートに胡座をかいて座る。

凄まじい夏の日差しが容赦無く降り注ぎ、肌をジリジリと刺す様に焼いていく。

俺も残りの28回をまとめて終わらせる様に勢いをつけて500回の腕立てを終えた。


「ふぅ……お前なんでそんなに速えんだ」


「普段から鍛えてればそんなもんだろ?グリッドなんか見てみろ、そろそろM240なんて片手で構えそうだ」


「むしろあいつならミニガン(M134)を小脇に抱えて撃ちそうだ」


小隊本部付きの機関銃ガナーであるグリッドのガタイを思い浮かべる、2mを超えるあのマッチョは確かにM240を2挺小脇に抱えて大暴れしそうだ、ミニガンとかも立って持ったまま撃ちそう。まぁ無いけど。


「んで、どうするよ?トレーニングルームにでも行くのか?」


「休憩挟んだらな、でも筋トレはほどほどにしとくよ」


「まぁそうだな、非常呼集が掛かった時にヘトヘトじゃ敵わんからな……」


ヒューバートはそう言ってゴロッとコンクリートの屋上に寝転がる。

コンクリートは冷たいかと思ったが、この直射日光に晒されて床暖房に出来る位には熱かった、鉄板だったら目玉焼きが焼けそうだ。


「……隊員増えたなぁ……」


「あぁ……最初は12人だったもんな……」


「俺が召喚された時は16人だったけどな」


そう、俺達は俗に言う"1期生"のメンバーであり、グライディア王国に入って来る前からガーディアンに所属していた兵士だ。


因みに"2期生"と呼ばれるのは、クレイ達の誘拐事件以降にガーディアンに入隊した者だ。情報部のローナや訓練中の第2小隊などがこれに含まれる。


特に給与や待遇での差は無いが、実力的には1期生が上回っている。

もちろん2期生の中にも1期生を上回りそうな実力を持つ者も居て、違いは入隊時期という事になる。


俺はヒロトさんがガーディアンを設立した直後だった、リンカーの街でゴロツキに絡まれていたのを助けられ、無一文の俺達を拾ってくれた。

その上山賊に襲われていた村を救い出し村から山賊を追い出してくれたのだ。

村には住めなくなったけど、親友のランディとその妹のクリスタ、そして俺の恋人のアイリーン。この4人は助けてくれたのだ。


もしあの時リンカーの街でゴロツキに襲われていたところにヒロトさんが居なかったら……今考えるだけでもゾッとする。


「俺は恩を感じてる、だからヒロトさんについて行く……おかしいかな?」


「ついて行く理由としては十分だろ、寧ろ理由をこじつけてまで無理矢理ついて行く方がおかしい。ヒロトさんは"付いて来るか来ないかは自分で決めろ"とも言ってたしな」


ヒューバートはそう言うと起き上がり、片膝を立てて座る。


「お前は?」


俺は気になり、彼に問いかける。


「何?」


「お前は何でヒロトさんに付いて行くんだ?」


ヒューバートは怪訝そうな表情を浮かべたが、直後にふと笑みを浮かべる。


「俺は……俺が付いて行く価値があると思った人にしか従わん。ヒロトさんには……彼には、その素質がある」


「なるほど……」


「俺は現代人で、俺から見ればこちらは異世界だ。俺はお前らみたいに魔力も無ければ魔術も使えない、その代わり経験と知識と実力でカバーする事は出来る。ガーディアン(ウチ)にはオールマイティは居ない、それがヒロトさんの掲げる集団戦闘主義だ、そうだろ?」


ヒューバートの言葉を聞き、ガーディアンの理念と兵器による戦闘の実力、戦闘方針を思い出す。


俺は彼の言葉に「そうだな」と言って立ち上がって伸びをする、応えるようにポキポキと背骨が鳴った。


さ、次はどんなトレーニングをしようか。

そう思いながらトレーニングルームに向かう為、屋上を出て階段を下った。


===========================


ガーディアンの理念、それは"自衛"である。

無理矢理結婚をさせられそうになっていたエリスを護る為、そしてその相手だったケインとケイン派と対立するエリス派に自衛力を持たせるために設立した。


引っ越して来てしまった俺達には既にケインとケイン派の脅威から遠ざかり、力を持つ必要性は無くなってしまったかに思えるが、それでも"自衛"の理念の下で現代兵器で戦っている。


もちろん騎士団や国軍の様な"民を守る"と言う立派な理念は無いが、受ける依頼などは間違いなく"民を守る"もしくはそれに加担する依頼だ。

ガーディアンは、"人"の守護者として力を持っているのだ。


それにギルド組合に加入している戦闘ギルドは有事の際は民兵として戦闘に投入される事も多い。

国軍とは違った指揮系統を持ち、優秀な魔術師や有能な戦闘団を抱えている事も多いので重宝されると言う。


"人"を守ると言うのは、ある意味で達成されているとも言えるだろう。


そしてガーディアンは魔術師の様に個人の戦闘力を重視し頼るのでは無く、一定以上の練度を持った頭数を揃えた"集団戦闘主義"を掲げている。


もちろんただ頭数を増やすだけでは烏合の衆になってしまうが、練度を高め連携を取り、集団となった戦闘力を指揮する能力と言うのも兼ね備えている。


「"10"を1人倒すのに、なかなかいない"10"をぶつける必要は無い。"8"と"9"を集めて"20"や"30"にして倒せばいい」と言うことだ。


一定以上の練度、集団行動による頭数、それを統率すると組織力と指揮系統。


それが揃って初めてガーディアンの兵は力を発揮する事が出来る。

そしてそれを可能としている力の一端が、異世界に持ち込んだオーバーテクノロジー、現代兵器だ。

そして今ガーディアンは、部隊拡張によって足りなかった頭数を補おうとしている。戦闘ギルドの中でも、かなり強力なものになって来ているのは間違いないだろう。

それこそ、ベルム街の誰もが知っている様な。


===========================


部隊拡張で増設される部隊は、"正面装備部隊"と"後方支援部隊"に分けられる。


まずは正面装備部隊だが、こちらは諸兵科連合を組み、軍が戦う上で直接戦闘を行う部隊だ。

主に歩兵・機甲(戦車)・砲兵・航空の4つの兵科を指す。


ではここで少しおさらいだ。


Q:戦場において、完全無敵で最強の存在とは何?


軍事を齧ったことのある者なら誰でも考えた事が1度はあるだろう。


あらゆる状況に対応出来る柔軟性を持ち、高い機動力をもつ歩兵。


走攻守が揃った陸戦の王者、動くトーチカ、戦車。


圧倒的な火力と長大な射程を持ち、スターリンが「戦場の女神」と讃えた砲兵。


空という地上兵器の手の届かないところをヒラヒラと飛び回り、地上部隊にミサイルとロケット弾を降り注ぐ戦闘ヘリ。


実はその問いには答えは既に出ている。

「モビルスーツ」とか言った奴は執務室に出頭しろ。


A:戦場において最強の存在なんて物は存在しません。


現実はフィクションの様に甘くは無い、人型機動兵器だろうがアンドロイドだろうがサイボーグだろうが、"戦場において最強無敵の存在"にはなり得ないのだ。


例えば歩兵は徒歩による機動力と引き換えに初戦は生身の人間なので、敵火力に対して非常に脆弱である。


戦車も走攻守が揃っているが、市街地など入り組んだ場所では小回りが利かず、視界も悪い。


砲兵はその火力と引き換えに大掛かりな装備が必要だし、最小射程を割り込まれると火力を発揮出来ない。


航空機は空を飛び回るので天候に左右されやすく、常に戦場に居られるわけでも無い、その上対空兵器に対しても脆弱だ。


これらの弱点を互いにカバーし、各兵科の能力を最大限に発揮すると言うのが、近・現代の陸軍におけるコンバインド・アームズ、諸兵科連合のドクトリンだ。


現状として頭数が少なく、必要なのは歩兵と砲兵である。

そして練度向上の為、"教育部隊"も整備する事になった。尤も、教育部隊のお陰で泣きを見るのは予算をやりくりする会計科だけではないのだが……


===========================


俺は1日中執務室に引きこもって書類仕事やレポートを書いているだけでは無い。

もちろんガーディアンの団長としてそれらも必要な仕事ではあるが、団長であると同時に第1歩兵小隊第1分隊の兵員でもあるのだ。


もともとただのミリヲタで体力も自信はあった物の本職に比べればかなり劣っていたが、転生して来てから皆の協力の下、肉体を徹底的に鍛え上げた。


その結果スマホの"伝授"システムにより習得したスキルもあって、俺は特殊部隊、特にグリーンベレーCIFとほぼ同じ体力を手に入れる事が出来た。


キリングハウスでの特殊戦訓練では、俺が率いる第1分隊は最も優秀な成績を収めている。これは俺だけで無く、分隊全体の努力の賜物だろう。


そんな俺は訓練を終えて基地へと帰る73式大型トラックの中で、脚を投げ出して頭を抱えていた。


ブラックバーンやクレイが「ヒロトさん相当思い詰めてるね」「アレは本当に悩んでる時のポーズだ」などとヒソヒソと聞こえてくる。


「ヒロトさん、あんまり思い詰めてるとハゲるっすよ」


「……うっせーヒューバート、俺は家系的に悩みのハゲ以外じゃハゲねーんだ。爺さんまでフサフサだぞ」


ヒューバートの言葉にそう返すと、彼は笑いながらM249を握り直す。

肩にポンと手を置かれた、そちらを向くと、俺の隣に座るエリスだった。


「……目下のところ、何が最も悩みだ?」


「そうだな……まず拡張する部隊は決まった、承認も下りた。けど、どこから手を付けて良いか分からん……」


73式大型トラックが左折し、基地の正門へと入る。

中央通りと呼ばれる、基地の車輌格納庫へと続く道へと入り、司令部庁舎前で停車した。


「直接殴り合う正面装備部隊、それを育てる教育隊、重要な兵站を担う後方支援部隊、それを収容する為に基地の拡張が必要だし、基地を営業する為の業務隊も必要だ」


枚挙に暇が無い案を次々と挙げながらM4を持ち、トラックを降りる。

トラックの横に第1分隊の8人が並び、点呼を取るとそのまま解散となった。


「どこから手を付けるか、正直決めかねてる所だ……」


呟く様に言うと、エリスも難しそうな表情を浮かべて肩を竦める。


弾倉を抜いて薬室に入っていた弾を抜く為にチャージングハンドルを引き、確認。薬室には弾は入っていなかった。

ロッカールームに上がる外階段の手前に存在する柔らかい砂の入った塩ビ管の中に銃口を向け、1度引き金を引く。


カツン、とハンマーが落ち、安全を確認。

もう1度チャージングハンドルを引き、安全装置をかける。M4は構造上、ハンマーが落ちていると安全装置にセレクターが入らない。


階段を登り、男女分かれたロッカールームに入る。

自分のロッカーの鍵を開けてJPC2.0を脱ぎ、消臭スプレーを吹き掛ける。洗えない代わりの措置で、殺菌消毒作用もあるものだ。


ペリカンケースの中の切り抜かれたウレタンにM4を嵌め込み、ケースを閉めて立て掛ける。


マガジンをプレートキャリアとベルトから抜いてロッカーの中の作業台へ起き、ヘルメットを脱いでラックに置く。


ハンドガンとしてガーディアン全隊で採用しているSIG P226をホルスターから抜くとマガジンを抜いてスライドを引き安全確認、マガジンは作業台へ置きP226は引き出しへと戻す。


ベルトを外してプレートキャリアの様にスプレー処理して掛けておき、抜いて置いておいたマガジンに手を伸ばす。

マガジンから弾を抜く、面倒だが、弾薬の管理はしっかりしておく必要がある。

弾を抜いたマガジンは引き出しへと入れ、弾薬はケースに収めて地下の管理室に返納するのだ。



洗濯したてのコンバットシャツを取り出し、ロッカーの扉を閉めて鍵をかける。

ロッカー室を出てシャワールームに脚を運ぶと、既に同じ様にシャワーを浴びに来ていた隊員もいた。

第1分隊のライフルマン、ブラックバーン・マーズだ。


「お疲れ様です」


「おう、お疲れ」


彼は茶髪をかき上げて戦闘服を脱ぎ、シャワールームへ。俺もそれに続きシャワーを浴びる。


暖かい、かと言って熱すぎない、夏の気温に合わせた温度のシャワーを出す。

異世界にシャワーはあるにはあるが、風呂桶に穴を開けて水を浴びる様なもので、こう言って蛇口を捻ると出て来る様なシャワーは勿論無い。


汗を流す様に身体を流し、ボディーソープとシャンプーで軽く身体を洗う。

身体を流してバスタオルで身体を拭くと、洗濯したての下着とコンバットシャツ、コンバットパンツを見に纏い、訓練で使った方の戦闘服を洗濯機に入れた。


ランドリールームの洗濯機に戦闘服でも使える洗剤を投入、スイッチを入れておく。俺が持ち込んだ文明の利器は最強だ。


ともあれ、拡張する部隊は先に何にするかを選定しなけれならない。

正面装備部隊を増やすにしても、設備や装備によっては基地の拡張が必要だ。


「……まずは後方支援と基地業務隊、かな……」


俺はそう呟き、執務室の金庫からiPhone5を取り出す。

やはり人員を召喚する時は、俺が責任を持つべき人命が増える事への緊張感がある。

俺に付き従い、命を落としたとして、彼らは果たして俺を恨むのだろうかと不安になる。


しかし、いつまでもそんな不安に苛まれている訳にもいかない。

館内放送のマイクのスイッチを入れ、全隊員に呼び掛ける。


「これより部隊拡張を行う。基地業務隊と後方支援部隊を充実させる為、今までに無い規模の人員を召喚する。各員、ガーディアンの模範、人間の模範として彼らに接し、暖かく迎え入れよう」


基地の各所から、了解と声が帰って来るのが響く。

と同時に、執務室のドアがノックされた。

入室を促すと、ドアの向こうから聞き慣れた声と共に見慣れた姿が入って来た。


「ヒロト」


「エリスか……聞いてたな?」


「あぁ……行こうか」


俺はエリスに付き添われ、歩き出す。

向かう先は、航空機格納庫の屋根の上だ。


かなりの人数になる上に、その人数を1度に召喚するとなるとそれなりのスペースが必要になる、そこで飛行場に人員を召喚する事になった。


アプリの召喚から人員を出し、計画用紙を参照して役職を振り分け、一挙に召喚。

光が飛行場を包み、その光が人の形に集まって実体化する。


役職毎に整列した、340人の基地業務群の隊員達だ。

整備科、衛生科、通信科、施設科、主計科、事務科、渉外科、情報科、補給科、管制科、武器科。

今のガーディアンの基地業務に必要なありとあらゆる職種を統合した部隊が、目の前に広がる。


俺は召喚された隊員を目の前に、満足気に頷いた。

さて、彼らは自分に着いて来てくれるのだろうか。


後ろに組んだ手に、エリスの手がそっと重なる。安心させようとしてくれているのだ。


そして俺は彼らに口を開き______


===========================


結果として、彼らは全員、ガーディアンの基地業務群に所属し働く事になった。

俺はその後も兵站部隊を召喚し続けた。


戦闘工兵小隊20人、建設工兵小隊40人、交通小隊40人、渡河機材小隊40人の工兵中隊。


特大型運搬車やLAV-L、各種トラックなどを装備し、戦闘隊の血液となる輸送中隊170人。


40人の整備小隊、1小隊40人、2個小隊からなる戦闘直接支援中隊130人。


俺が想定していた兵站部隊の殆どは召喚によって揃った。

あとは彼らのガーディアンにおける働きに期待するだけだ、その為には俺も彼らの期待に応えられるだけの指揮官にならなければならないと、改めて胸に刻み込んだ。

問題があれば色々と修正削除をします

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