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第108話 魔術と計画

今週も滑り込み!予約投稿時刻14:55!

あ、危なかった……今週も延期になるかと思いました……

また誤字脱字多めかと思いますが、ご容赦下さいませ……


後注意点として、今回はキリがあまり良くない終わり方で次回に持ち越します、次回をまた待って頂ければ幸いです。

意識がぼんやりと、水面に顔を出す様に浮かび上がる。

既に季節は夏、だが部屋には異世界には無い冷房が効いている為快適ではある。


季節柄既に日は高く登っていて、時計を見ると既に08:24。

完全に遅刻だと思って焦ったが、今日は休日だったと思いだす。

ラプトルの森から帰って来て3日、ゴードン達は施設の方も戸惑いはあるが、そろそろ慣れて来たらしい。他の隊員とも食堂で親しげに話しているのを見かける。


彼らのラプトルだが、基地の南側、宿舎の裏手にラプトル小屋を作った。

ラプトルを飼育した経験は当然ながら無いが、彼らのラプトル小屋の大体倍くらいの大きさで作った。


ラプトルの卵はまだ孵化しないが、ゴードン達曰くそろそろだろうとの事だ。


思い浮かべながら瞼を擦ろうと腕を動かすと、右の腕は持ち上がらない。

何故なら俺の隣で身を寄せ合って寝ているエリスが俺の右腕を腕枕にしているからだ。


因みにそのエリスは服を一切身につけていなかった。


ついでに言うと俺も何も着ていない。


恥ずかしながら夕べのコトを済ませた後にそのまま寝落ちの如く寝てしまった為、そのまま布団を被っている状態だ。


「…ん……」


エリスが寝息を立てている、その寝息に合わせて胸元の布団が上下し、陶磁器のように白い肌が見え隠れする。


俺はブロンドの髪を撫でる、こんな気持ちで恋人を愛でる事になるとは思わなかった。今はエリスの全てが愛おしい。


「……ん……、ひろ……と……?」


エリスがぼんやりと目を覚まし、瞼を開ける。

俺は上体を起こしてエリスの頭を撫でながら「おはよう」と返すと、エリスは気持ち良さそうに目を細めていた。


が、直後に昨晩の事を思い出したのか顔を赤くし、布団に潜ってしまう。


「おろ?」


まるで漫画のように引っ込んでしまい、どうしたどうしたと思いながら布団をゆっくりめくっていくと、顔を赤くしたエリスがいた。


「寒い?」


「暖かさは充分……けど昨日は……その……激しかった……」


エリスが顔を背けると、耳まで赤くなっているのが分かる。

その赤くなっている耳にそっと触れると「ひゃっ!」と小さく悲鳴が上がり、それがまた愛しく思う。


と、俺は枕元のサイドテーブルに目を向けた。

そこには"Hakka"と書かれた紙の袋があり、中には紙に包まれた錠剤が入っている。


この異世界の経口避妊薬、"ハッカ"と呼ばれるもの。コトをする前か後の14時間以内に飲むもので、成功率は何と99%以上。


副作用にピルの様な症状は無いが、これは普通の薬とは違う"魔術薬"なので、服用後12時間は魔力量が著しく低下するのだ。


俺はそんな薬を口に含み、エリスの肩を叩く。


「エリス」


「ん……?」


振り向いた彼女に思い切り口付ける。

エリスは最初驚くが、だんだんと目を閉じて応えるように舌を絡めた。

俺は舌を絡めた彼女に口移しするようにハッカを移し、そのままの勢いで口付ける。


10畳程の部屋に、キスをする水音だけが響いた。

暫くして……おそらく時間的には1分かそこらだと思うが、俺は口を離す。

するとエリスと俺の唇の間に唾液が糸を引き、ぷっつりと切れた。


エリスが荒く息をしているのを見下ろして、俺はにっこりと微笑み声をかけた。


「おはよう、エリス」


「……馬鹿……」


エリスは顔を真っ赤にして再び布団に潜ってしまったが、その布団の中から「おはよう」と聞こえた。


いつもは凛々しく戦っているエリスは、こんなにも可愛らしい普通の女の子なのだ。


===========================


食堂は朝07:00からオープンになる、既にオープンしている時間帯だが、今日の朝食は自室で食べる。


今朝はトーストに目玉焼き、焼いたソーセージにサラダだ。

エリスが朝食を作っている間、俺は紅茶を淹れる。俺が淹れるのはエイミーやエリスが自分で入れる程上手くは無いが、それでも美味しいと飲んでくれるのはとても嬉しい。


「紅茶入ったぞ」


「ありがとう、こっちもご飯出来た」


マグカップに紅茶を注いでリビングのテーブルのエリスの座るところに置くと、エリスはキッチンからお皿を持って同じ様にテーブルに置く。


因みに部屋が狭くてダイニングテーブルなんて気の利いたものは無いので、座るところだけを畳にして座布団を敷いて座っている感じだ。


「さて、いただきます」


「いただきます」


エリスが席に着くのを待って手を合わせ、目玉焼きをトーストに載せる。

エリスは目玉焼きにはソース派らしく、ソースを垂らしている。

俺は目玉焼きには醤油と塩コショウを掛ける人だ、もちろん目玉焼きの味を阻害しない程度の範囲で。


目玉焼きを乗せたトーストにかぶりつく、白身はプルプル、黄身は俺の好きな適度な半熟だ。


「んー、美味い」


「よく焼けてる、良かった」


エリスも同じ様にトーストにかぶりつき、咀嚼しながら微笑む。

塩コショウと醤油の塩味が白身で丁度よく混じり合い、黄身の良いアクセントになっている。


「……んぉっと……」


黄身が流れてきた、零さない様に啜り、残りはトーストに染み込ませる。

ソーセージにフォークを突き立てて口に運び一口食べると、パリッと良い音を立てて割れる。これも美味い。


エリスの作ってくれた朝食、いつも通りとても美味しくてあっという間にお皿が全て空になる。


「ふぅ……ご馳走様でした」


「お粗末様でした」


手を合わせてエリスに礼を言う、エリスは紅茶を飲みながら微笑んだ。

エリスが朝食を作ってくれた、なので皿洗いは俺がやる。

夏もクソ暑くなってきたので、冷たい水で皿を洗うのも気持ちがいい。

食器と調理器具を洗って仕舞い、部屋に出るとエリスは既に着替えていた。

CRYE(クレイ) PRECISION(プレシジョン) G3コンバットパンツと、G3コンバットシャツ。戦闘服だが、基地内での作業服としてもこれを使っている。


と、エリスの"ある部分"が目に入ってしまい。


「なぁ、エリス……」


「ん?どうした?」


「それ……透けてる……」


エリスの胸元を指差す。

そう、コンバットシャツの胴体部分は、プレートキャリアやボディーアーマー着用時のヒートストレスを軽減する為に、かなり薄くて通気性の良い素材で出来ている。

つまりその下に何か着ていれば盛り上がる訳で、エリスのコンシャツの下からはスポーツブラが若干透けていた。


それに気付いたエリスが顔を赤くして、胸元を手で隠し俯く。


「……アンダーアーマー着る……」


そう言ってエリスはコンバットシャツを脱ぎ出す。

俺も自分のアンダーアーマーを着て、コンバットパンツを履いてコンバットシャツを被る。

俺が着るアンダーアーマーは"クールスイッチ"と言うタイプで、身体にぴったりフィットはしないが、とても薄いシャツの様になり身体からスムーズに排熱出来る様なものになっている。


「んしょ……これでいいか?」


エリスはアンダーアーマーを着てこちらに振り向く。

エリスが着ているのはアンダーアーマーの"ヒートギア"と呼ばれるタイプで、身体にぴったりとフィットし、汗を素早く乾かして身体の熱を下げる働きをする、言って見れば"黒インナー"である。


ブラは透けなくなったが、これはこれで艶めかしい。


「あ、あぁ、良いんじゃないか?」


「そっか、じゃあこれで行こう」


エリスはそう言いつつコンバットシャツを被り、準備を終えた。

時間はそろそろ10時になる、俺は玄関で靴を履いてエリスを待つ。

今日も1日、ガーディアンの仕事が始まる。


===========================


ガーディアンの書類整理などは事務科に任せてあり、俺が執務室で書類整理をすると言う仕事は減った。

その代わり組織がある程度大きくなった事で今までの運用方法では支障が出たり、効率が悪かったりするところの改善を行う。


後はやる事と言えば、やはり異世界に存在する特有の技術である"魔術"についての復習だ。


異世界の魔術の属性には炎、水、雷、氷、風、土、木、光、闇の属性がある。

魔術を扱える者は一通りの属性の魔術を使う事が出来るが、個人個人の魔力によって得意分野は異なるという。


そしてこの魔力を自在に操る人々の事を"魔術師"と呼ぶ。

魔術師には1〜5までのレベルが存在し、扱える魔力量によって決まる為レベルによって使える魔術の強度も異なる。


ガーディアンに所属する隊員にも魔術師は多く居るが、最も高いエリスでレベル4だ。


「因みにエリスの得意な分野は?」


執務室で魔術の復習を手伝ってくれていたエリスに問い掛けると、エリスはビクッと肩を震わせた。


「……き、聞きたいか……?」


「あぁ、聞きたい」


俺は机に肘をついてエリスを見上げる、するとエリスは恥ずかしそうに顔をうつ向けた。


「な、何か不味かったか……?」


「い、いやその……私が得意なのは……か……風……」


「風?」


「っ……そ、そうだ……風だ。炎とか雷とか、ああ言う派手なのじゃなくて……」


「へぇ……風かぁ……ちょっとやってみてくれるか?」


「へ?」


俺が楽しみにリクエストすると、エリスは間の抜けた様な声を上げる。


「?……駄目か?」


そう言うとエリスは顔を少し赤くしながらブンブンと首を振る。

どうやらやってくれるらしい、どんな魔術を見せてくれるんだろうか。


「じ、じゃあ……」


エリスはそう言うと右手の人差し指を立てて、指先にふーっと息を吹き付ける。

何も起こっていないかの様に見えるが、彼女は吐息を風として操って指先で渦を起こしているのだ、その証拠に彼女の髪が緩やかに風に乗って揺れているのが分かる。


更に風の渦が大きくなる。確かに空気の流れは可視化されない為派手に見える事は無いが、空気の流れは肌で感じ取れる。


エリスの空気の渦が執務机の上の書類を小さく巻き上げ、渦に乗って彼女の周りを回り出す。

エリスの周りを複数枚の書類が円陣を描く様に回り、揺れる。


「この部屋で出来るのはこのくらいだけど……私の風の力は、多分窓を破る位は容易いだろうな」


エリスはそう言うと執務室の窓に目を向けるは、この施設の窓は積層ポリカーボネートの防弾ガラスである為簡単に割れる事は無いが、異世界の標準的な窓ガラスなら簡単に割れるだろう。


「なぁ、ヒロト、この書類は要らない物か?」


「あ、あぁ、それは廃棄予定だった部隊拡張の計画案だ、シュレッダーにかけるつもりだった」


「そうか……ふふっ、私レベルになると、こんな事も出来るんだ」


するとエリスは手を開いて掌を上に向ける、その掌には回っている風とはまた別の渦が現れた。

なぜ現れたのが分かるかと言うと、風が圧縮されているのか、可視光の屈折率が周囲と異なり歪んで見えるからだ。


そしてその渦を宙に浮かせて、パチンと指を鳴らす。

その瞬間、渦が三日月状に分離し、書類を綺麗に両断した。


「!?」


「ふふっ……ストリーム・カッター……攻撃魔術で初期魔術でも出来る、もっと魔力を注ぎ込めば……私なら飛行中の翼竜を撃ち落とす位の威力になるぞ」


「……そりゃ凄い」


エリスの様に魔術が使えるメンバーは今度から魔術を使った戦闘の訓練もメニューに入れておくか……と思いながら、エリスが操った風で切り裂かれた不要書類がシュレッダーに着地し切り刻まれて行くのをぼんやり眺める。


「私は他にも水系や土系も得意だ、逆に闇系や木系は苦手。他は人並みには出来るぞ」


「闇系って例えばどんなのがある?」


「精神操作やゾンビを作る反魂魔術……だな」


「へぇ……どっちにしろロクな用途に使われそうに無いな……」


俺は椅子の背もたれに寄りかかりながら納得した様な反応をすると、エリスは苦笑しながら頷いた。


「両方共タブーとされてる恐ろしい魔術だ……」


「なるほど……光属性の魔術はどんなのが?」


「シールド魔術や治癒魔術は光属性になるぞ、後は擬似的にフラッシュバンの様なことも出来る」


どうやらうちの衛生兵達が得意とする治癒魔術は光属性の魔術らしい、確かに治癒魔術は発動時に淡い光が出るので、それが光属性たる所以だろう。


「レベル5の魔術師ってのはどの位だ?もしかして世界に5人とか7人しか居なかったり?」


「いや?そんな事は無い。大体王国お抱えの専属魔術師や、一人旅をする内にレベル5に達する魔術師なんかも居る。貴族自体がレベル5の魔術師って事もあるな……」


「因みにレムラス伯爵は……」


「あの人は4、私と同じだな」


なるほど……とまた納得する。


「あと、魔術が使える物は、他の魔力の流れを感じ取る事も出来る」


「他の魔力を?」


エリスはコクリと頷き、まるで教師の様な指を立てる。


「例えば魔術トラップや魔術による暗殺は、魔力を扱う事になるので周辺の魔力の流れに影響を及ぼす。レベル1でも魔術を扱える物は、その流れを感じ取る事が出来るんだ」


「風とは違うが、風みたいなものか」


「その通り、軍隊の戦いで魔術師を前面に配置するのは、強力な魔術攻撃で先手を打つだけではなく、魔術トラップなどを察知し易いからなんだ」


異世界の軍隊の戦術を垣間見た気がする、魔術師を前面に配置するのか……

しかし疑問は残る、万一前面に展開した魔術師が撃破されてしまったら……


「でも待ってくれ、それで魔術師が先制攻撃で死んじまったらどうするんだ?」


「だから魔術師は魔術による戦闘能力がとても高いんだ、ファイア・ボールにフレア・ジャベリンの様な単純な攻撃魔術でも、注ぎ込む魔力量によっては敵の先頭集団を巻き込んで吹き飛ばす威力を持っている。集められるのはシールドや迎撃によぅて先制で撃破されない実力を持つ魔術師だ」


だから軍隊での魔術師の需要は高いんだ、とエリスは締めくくる。

なるほど、そう言えばシールド魔術ってのもあったな。

エリスの屋敷で、ケインが俺達の弾を防ぐのにシールド魔術を使っていたのを久し振りに思い出す。


俺が分からない事を聞けば、エリスもそれに答えて教えてくれる。

その日の午前中は、エリスに教わりながら魔術の勉強で終えた。


===========================


昼食。朝が遅めだった為、サンドイッチで軽く済ませる。

あまり腹一杯食べると午後眠くなってしまう上に、激しい訓練をすると吐いてしまう事があるからだ。


しかし俺の午後1番の仕事は既にある、出勤して来てすぐに、工房と評価試験隊に呼ばれていたのだ。


工房に顔を出すと、既に準備は出来ていたらしい。

工房のアーロンと評価試験隊のフランツは俺に気付くとサッと敬礼し、答礼を返して下ろす。


「出来たか?」


「ええ、出来ました、こちらです」


2人は自信満々に取り出したのは、2種類のヘルメットだった。

1つは形はOPS-CORE(オプスコア) FASTマリタイムヘルメットに似ており、耳の後ろのレールのコマ数は4コマ、レールを止めるボルトの向きは下向きである。


もう1つはヘッドセットを取り付けられる様に耳が大きく膨らんでいているACHタイプで、側面にはレールを取り付けられるネジ穴があった。


「持ってみて下さい」


そう言ってアーロンに手渡され、言われるがままに持ってみると驚いた。

まず上がって来た感想は、「軽い」である。訓練の時に被るFAST Carbon(カーボン)Base(ベース) Jump(ジャンプ)と同じ位軽いのだ。


「……レプリカか?」


思わずそう感想が出て来てしまうほど軽かった。


「とんでもない!耐久試験では"ドラゴン・プレート"とほぼ同じ耐久性を持つ事を確認してます」


フランツが苦笑しながらそう良い「軽さでそう思うのは仕方ないかと思いますが……」と付け加える。


その間にアーロンがパソコンを操作して画面に映像を映し出す。

映像では確かにOSV-96をこのヘルメットに向かって射撃していた。


「その時のヘルメットがこちらになります、見て下さい」


フランツがテスト時に使われた2種類のヘルメットを持ち出す、どちらも弾痕がくっきりと残っているが、貫通はしていない。


「……すげぇ」


「後は事務科とヒロトさんの許可が下りれば、今すぐにでも量産体制に入れます」


「……分かった、ジーナと話を詰めておく、量産体制に入った場合どれ位の数が確保出来る?」


「一応数は用意してありますので、FASTマリタイムタイプ、ACHタイプ共に戦闘部隊の分くらいは準備出来ます」


「よし、それで頼む」


「了解しました、ではその様に」


アーロンがそう返答し、フランツも敬礼を向ける。

俺は答礼をして評価試験隊を後にする。

次の仕事は……トレーニングだ。


===========================


「つっかれたな……」


夜の宿舎の廊下を歩く。あの後筋トレを夕方まで行い、部隊拡張とヘルメット製造の予算案の書類を作成して事務室に頭を下げに行った。


事務と会計の科長を兼ねるジーナ・カロライナは予算案にこめかみをピクピクさせていたが、何とか予算案の書類にサインを貰い、部隊拡張とヘルメット製造を明日にはゴーサインを出せる様にはなった。


そして夕食を食べて部隊の拡張計画、急ピッチで進めなければならないのは現在部隊教育が進んでいる第2小隊と基地業務群。ラプトルの森の戦いで若干の不足が目立った後方支援部隊に、翼竜(ワイバーン)の襲撃が懸念されたが組織出来ていなかった為対応に困った高射部隊だ。


人員は召喚又は部隊教育の中からの選抜となり、後方支援隊など3個中隊規模、ほぼ大隊規模で編成する事になった。

欲を言えばもっと人員が欲しかったが、あまり多くなるとジーナが鬼の様な表情になるので止めた、今の時点でも冷めてはいたが充分恐ろしい表情だったので、これ以上あの表情で机を指先でコツコツ叩かれたく無い。


後方支援隊の内訳としては、工兵で1個中隊、輸送隊で1個中隊、通信・衛生・補給整備で1個中隊である。

どれも戦闘部隊を支える"兵站"の面では重要で、どれかが欠けても戦闘部隊は戦えない。

ガーディアンは、これが不足していたのだ。


更に編成が決定されたものの、養成に時間が掛かると見込まれているのが、"K9部隊"である。

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