あらすじ 第一部 起の部 第一章〜第四章
諸々が千々に降下してくる夏々の日々
あらすじ
第一部 起の部 第一章〜第四章
折瀬の村に諸々が降下してくる日々
■第一章 宙の光に星は無し■
主人公・佐々也と、幼馴染の護治郎のクラスに転校生がやってきた。
二人が住んでいるのは山奥の村・折瀬。同じ教室に居るクラスメイトも六人の幼馴染だけだ。こんなところに転校生が来るのは珍しい。銀髪の美少女も珍しい。
しかし護治郎は、その転校生ハルカが昨夜、星のない夜空を帰る道すがら山の中で見つけた、捨てられた等身大フィギュアと完全に同じ顔をしていることに気がついた。
(およそ36000字)
■第二章 遙か彼方のあの星の流転の果ての悠久の……■
転校生ハルカから説明をするとの申し出があり、村の川原の公園でハルカと話し合いをする佐々也と護治郎。話し合いの結果、ハルカが危害を加えてくる存在かもしれないという疑いが一旦は晴れ、情報交換をしてハルカは地球が元あった場所から来た人類とは異なる知性であることが判明した。
ハルカの拠点が必要となり、佐々也の説得でハルカと佐々也は護治郎の家に住むことに決まった。
(およそ35000字)
■第三章 降下してくる危機が近づいてくる日々■
人が集まる所に降下してくる人類の敵TOX。クラスメイトの一人であり獣化の能力を持つ窓は、そのTOXの脅威に対処する有志の防衛隊に参加している。近隣地域の用心を兼ねて予報の日に見張りをするが、折瀬にTOXが来てしまう。
住人の救助のために隊の活動をする窓。しかし初めて間近に感じる獲物の気配に惹かれてしまい、護治郎の家の中まで獲物を追い、その場でTOXと対決する。
一方、転校してきたばかりのイルカの叡一は防衛隊・応援部隊のTOXの捜索に助力しようとして優花子と遭遇するが、異種族ゆえにコミュニケーションに難渋することになった。
(およそ35000字)
■第四章 大きくて小さい子・大きいけど小さい部屋■
TOXを追った日、護治郎は幹侍郎という弟を地下に隠していた事が佐々也と窓に露見した。秘密を抱えることになった窓は、親戚で親友のクラスメイト優花子に隠しておく事が心苦しくなり、全員の立会でその秘密を優花子にも明かすことになった。護治郎の秘密のついでにハルカの秘密も優花子に明かした。
窓と同じく防衛隊である優花子にとって秘密を守り続けることは大きな負担となるため距離を取ることになった。一方で、幹侍郎の秘密を聞いた優花子は、コンプレキシティというTOXの降下に関する情報があることを佐々也たちに伝えた。
(およそ44000字)
(第一部計 150000字)




