表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
馬鹿な男のヘタクソ人生  作者: 川崎すなお
1/4

馬鹿な男の「馬鹿」について

無能とか、馬鹿とか、できない奴、とか。会社で時々耳にする。

その度に、心がサワワ...とする。自分のことを言われている訳では無いけれど、自分のことのように居心地が悪くなる。だから僕は自分から、おどけている状況で無い限りは、他人のことを絶対に上記のように表しない。


ただ、僕は僕自身のことを馬鹿だと思っている。不器用な馬鹿。人生を生きるのがヘタクソな馬鹿。自ら不幸に進んでいく馬鹿。


これまで多くの選択を誤ってきた。いや、()()()()()とは言い訳じみている。誤らせているのはまた自分自身なのだから。巷でよく聞く大言には、「選択自体には正解も間違いもない。大事なのは選択した後だ」というありがたいお言葉があるが……いや、別にこれを否定している訳では無い。全くその通りだと思う。その通り過ぎるからこそ、毎度、選択後の行動があまりにも不甲斐ないので、この言葉が耳に痛いだけだ。それはもう憎いほどに。


僕が他人を馬鹿などと、とても言う気にならないのは、自分を差し置いて相手の方が劣っているなんて、全くそんな気になれないからである。


これから少しずつ、気の向くままに、自分の愚かさを記していこうと思っている。

「恥の多い生涯を送ってきました。」から始まる有名な手記があるが、彼は当時、それでも27歳だった。私から見れば、まだまだ取り返しがきく。あえて自分の年齢は語らないが、子供や学生時期によく書かされ、また語らされた「将来は〜」の”将来”などとっくに過ぎた僕が、取り返せないものに少しでも手を伸ばすため、深夜にキーボードを叩いている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ