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曖昧な1日目

完結予定はありません。実はオチしか決まってません。

(作者にとっても)色々と曖昧な、彼と彼女の曖昧な日々。


「あぁぁぁ……。 持久走とか本気で面倒くさい! 」

「今のお前の顔を見続けるよりかは、精神的に大分マシだ」


うっさい! と机の下から脛を蹴ると「うぐぅっ」と押し殺した様な悲鳴が漏れた。 ざまぁみやがれ。 自分の顔が多少良いからって自慢しやがって。 こんな顔でもこちとら地道に頑張ってんだ(ビューラーしようとして瞼を挟んで悶絶て諦めたなんて、そんな事棚上げだ)!


「てか、女子の方が楽だろーが。 俺達と比べてみやがれ」

「あんた達は男でしょーが。 体力有り余ってんだから、少しは健康的に使ったらいいでしょ」

「3キロだぞ? 健康的すぎて某体操のお兄さんも真っ青だっつの。 大体2限だっつーのに腹減るんだよ。 4限は拷問」

「あーそれは分かる。 下手したら3限で鳴るもんねぇ。 ねぇねぇ、それよりも英語の予習、やった? 日本語訳がイミフなんだけど」

「あー? 見せてやっても良いけど、今度マック奢れよ」

「この守銭奴め。 ポテトのMならおごってやろう」

「アホか。 セットに決まってんだろ」


生意気な事を云いながら鞄をあさりだした男に、ちっと舌打ちする。

神様って不公平だ。顔も頭も良い人間をこの世に生み出すなんて。

その上周りには『優しくて思いやり溢れて、ノリも良い美少年』で通っているから、周りから見ればパーフェクトだ。この前のバレンタインなんて、黄色い声がうるさいの何の(此奴はこの席から動かずにずっとチョコ食ってた。だから必然的教室は女子の山で私は席に着けなかった)。


こんな人間が幼馴染みの腐れ縁ってどーよ?


私は唯の一般市民で、帰宅部の特殊な事って云ったら此奴がお向かいさんな事ぐらいなのに。

こんなのが幼馴染みだったら、


惚れないわけ、ないじゃないか。





曖昧な私と私の物みたいな意味と、ノリとリズムで決めたタイトル。作者にネーミングセンスなんて皆無です。欠片さえ見た事ありません。

このタイトル、何処かで見た事があっても気にしないで下さい。作者が15秒くらいで決めたので。


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