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姫、日本行き決まる

筆休みで書いた作品

過度な期待はしないでください。

世界は魔王の脅威に滅びの危機に脅かされた。

それまで、互いに争っていた国も協力し合い、この危機に対抗した。

だが、それでも魔王の脅威にあらがうことが出来なかった…。

そこで、異世界より勇者を召喚することにした。

数多(あまた)の異世界より勇者を召喚することが出来た。

命令を聞かないもの、戦いたがらないもの、粗暴なものなど勇者たちの人格は問題面が多いもの多かった。

しかし、何だかんだで魔王を倒し、それから黒幕の邪神も倒し世界は平和になった。


そう、その後の問題に私…いや私たちは頭を抱えている。




私たち各国の姫は相談をしていた。


「世界を救って、報奨を与えて、はい!解散!って訳にはいかないのはわかりますけど…」


「勇者たちの世界の調査なんて…」


「仕方ない…神より与えられた加護は消えない…危険…」


そう、勇者たちを召喚した際に神より加護が与えられる。

加護により勇者は通常の兵より何倍もの力を発揮し、特殊な技能も手に入る。

今、この世界で勇者たちに勝てるものはいない。

しかも、勇者を召喚した際に勇者たちの世界と繋がってしまった。


「幸い、世界は繋がっても行き来できるのは、私たちの世界の住人か勇者しかできない」


「しかし、勇者が攻めてきたら抵抗はできないのよね…」


「先の戦争でどこの国もボロボロ…戦える力はないのが現実…」


「勇者たちの監視兼異世界の調査、出来れば資源の確保が私たちの仕事である。

戦場で戦えなかった私たちの唯一の仕事だ!みんな協力し合い頑張ろう!」


「勇者が攻めないようにすること、資源の調査ってことですね」


「勇者の機嫌を損ねたら殺されるリスクがあり…異世界はどんなところかは未知の世界…」


「私たちがどんな扱いを受けるのかもわからない。今までの生活は出来ないのは確かね」


「みんな覚悟は出来てるです。でも…」




「「「「「「誰がどの世界に行くか決めないと」」」」」」



この会議は姫たちの異世界の押し付け合いなのだ…。



「剣の勇者とは何度も戦場で話したことがある。知っている相手の方がいいだろ、なので剣の勇者の世界には私が行こう!」


「魔法の勇者の世界…魔法道具の製造で発展している…詳しい私が行くべき…」


「盾の勇者さんって他の勇者より年上よね。このなかで最年長の私がいくわ」


「いや私が!」「私の方が適任です!」「私の方が仲がいいです!」


なかなか決まらない…そう余るとあの勇者の世界行きになってしまうからだ…。





「やはり、これはみんな避けるか…」


「仕方ないでしょ…他の世界は『自然が豊か』『魔法の文明が発達している』『街並みが綺麗』とか

なのに…あの勇者の世界の紹介が『私の国はジメジメしていて魔法という概念はない』って誰も避けるでしょ!」


あの勇者とは、勇者たちの中で一番地味な黒髪黒目の勇者である。

彼の国は日本という国で、一年中他国より湿度高く、魔法とは空想のものって認識らしい。


「あの勇者さんって、国に帰る時も女性の人を連れて帰ってたです…」


あの勇者は女癖が悪い噂もあり、襲われるリスクは一番高い。

誰が好き好んでそんなところに行くかって話だ。


「このままでは決まらない…時間の無駄…仕方ない…くじで決めよう…この箱の中の赤い紙を引いたら…あの勇者の世界行き…」


誰もその発現に否定するものはいなかった。それだけ会議が長引いていた。

そして、みんな自分は当たらないだろうと(たか)くくっていた。



みんな順番にくじを引いていく。

そして、いよいよ私の番…。

手が震える…まだ、くじはたくさんある確率は低い…目をつむり呼吸を整え、

勢いよく箱に手を入れくじを引いた。

引いたくじは赤かった。


「あ…赤い紙…」


「引いたのは王国のエリカ姫か…」


「エリカちゃん…頑張ってね!応援してるわよ!」


「達者でなのです!」


畜生ーーーーーーーーーーーーー!!!。

後の私は抜け殻みたいになってしまい、会議に参加してなかったがスムーズに進んだようだ。

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