ハジメの通り名!?
今日は土曜日だ。
今俺はマミーからの指名依頼(強制おつかい)が終わり、家に帰っている途中だ。 ちなみに買ったものは8個入りパックのたまごと何かしらの野菜とウースターソースだ。
ん?んー?なんだ?
あのバカ三人組(隣の小学校で同い年)何してんだ? あいつらまた女の子と一緒に遊ぼうと絡んでるぜ。しかも絡んでる相手うちのクラスの女子『タナカ テルミ』だし。 確か、あの子は男性恐怖症じゃなかったけな。ほれ、見ろ。怖がって縮こまってるじゃねぇか。
しゃあねぇなぁ。こんなことするのはあんま好きじゃないんだけどな。ちょっと近づいて声かけてやるか。
おい!そろそろ離してやれよ!
そう声を掛けた瞬間バカどもが言い返そうとこっちを見た。しかし、言い返す事はせず三人でコソコソ話し始めた。なんか俺の方見て話してるような気がする。
やられてないのにやり返すあの鬼畜ハジメじゃね。 とか聞こえてきた。
いつから俺に「やられてないのにやり返すあの鬼畜ハジメ」の通り名がついたんだろうか。
そして三人組は顔を見合わせて走って逃げようとした。流石に言われっぱなしはムカつくので、スーパーの袋から卵3個取り出して走っていく三人組の後頭部にぶん投げて当ててやった。アイツらの頭はぐちゃぐちゃになっている。
大丈夫か?
「………ぅん、へいき。助けてくれてありがと。」
いいって、いいって。別に大した事ないから。
「…………お礼、させて?」
じゃあ、ありがたくいただくぜ。
「………私の秘密、まもる?」
あ、ああ。俺は約束を守る男だからな。
「………そう、私実は超能力をもってるの。」
ま、まじ!どんな?
「………し、信じてくれるの?」
え、嘘だったのか?
「………ち、違うの。今まで誰も信じてくれなかったから。」
そうか。でも俺は信じるぜ。だって俺の犯罪で使えるからな。
「…………いたずら?」
おう!そうだ。俺は今ある人物にリベンジすることに燃えてるからな!
「…………分かった。私、協力してあげる。」
お!そりゃあ、ありがたーぜ。で、どんな力なんだ?
「………耳、貸して。」
ゴニョゴニョゴニョ
おぉ!地味だけど使えるじゃねぇか。
よし!じゃあ月曜日また学校でな。
「……………うん。またね。」
この時ハジメは月曜日の犯罪をどうするかでタナカ テルミの顔が少し赤かったのに気づいてはいない。
ちなみに今回ハジメがリベンジしようとしてるのは、学校一の鬼教師『イカツ イカオ』だ。
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