魔王、迷子の予感？！
▽ ▽ ▽
魔界にある魔王城にて、
「第1回アイツ妾たちよりやってることヤバくね！
そんなアイツを悪魔使いにしてやろー会議！？なのじゃ！！！」
「「「「ヒャッハー、やってやろうぜ！」」」」
「魔王様！この我をアイツの下へ行かせてください！」
「おい！まてよ、俺が行くんだよ。」
「いえ、魔王様。私こそが行くべきでございます」
「いーや、みんなには悪いがあたいが行かせてもらうよ。」
「「「「いや我が（俺が）（私が）（あたいが）行こう。（行くぜ。）（行きますわ。）（行くんだよ。）」」」」
「「「「ああん、何だてめーら殺んのか。」」」」
ブチッ！
「ま、魔王様、おお落ち着いて下さい。」
「そ、そうだぜ。魔王様。」
「で、ですね。取り敢えずおちついてくださいまし。」
「そ、そうだい。深呼吸、深呼吸。」
「もういいのじゃ！妾が行ってくるのじゃ！！！
お主たちは留守番じゃ！」
それだけ言い残すと魔王は魔王城から出て行き魔界からも姿を消した。
「………魔王が悪魔使いの悪魔になるなど前代未聞だぞ。」
「ま、まぁこんなことはあのお方が魔王の座についてから日常茶飯事じゃない。」
「それより誰かアイツのいる場所魔王様に教えてあげたよな？」
「「「え？」」」
「は？」
「「「「…………………………………。」」」」
「わ、我は何も知らん。」
「お、俺も知ーらねぇ。」
「わ、私も知りませんわよ。」
「あ、あたいも知らん。」
魔王はいったいいつアイツのもとへたどり着くことができるのか。
まだこの時は誰も知らない。。。。
