タローとの散歩!?
今日は火曜日だ。
今は小学校から帰って来て、今はタローと散歩している。タローは大型犬なので立ち上がると俺よりも背が高い。力も強いが頭が良いので人の話す言葉も分かると、俺は思っている。
今日はついもの家の周りを一周するコースではなく、少し家から離れた河川敷まで来ている。タローは河川敷までのコースを気に入ったらしく尻尾ブンブン音を立てて振っている。
お、あのおっさんは校長じゃねぇか。何で体育座りしてんだ。あ、そうだ!ちょっと犯罪してやるか。もう何も無くすものはなさそうだし。いろんな意味で。
そーだな。今回は準備も何もしていないので、そんな凝ったことはできない。ちなみに今持っているものは
タローの散歩バックだけだ。バックの中にはタローの喉か乾いた時に水を入れて飲むための器、それと犬用ボール、後タローのウンチを入れるビニール袋。
うーん、何をしようかな。……んー、やっぱ何も思いつかないなぁ。
お。タロー、ウンチしたのか。今、拾ってやるからな。ん?ウンチ?
お、お、おお! あるじゃねぇか! やっぱ俺って犯罪の天才だな。
よし! やると決まったら早速仕掛けるか。まず、こっそり校長の後ろに回り込もう。
上手くバレずに回り込めた。手に持っているタローのウンチビニール袋を構える。ちなみにそれはくくっていない。つまりいつでもウンチが初めてましてする状態である。
オッラァァ!掛け声とともに校長の後頭部に向けて、手を振りかざした。
べチャリ
そんな音がタローの背中に乗って逃亡してる俺の耳に入ってきた。
い、い、いぎゃぁぁぁぁぁ!
その後でにそんな叫び声も聞こえて来た。俺とタローもホクホク顔だ。
また、ハジメはこの前、ちょっと校長に優しくしようと思っていたことなどはもう忘れて覚えていなかったりする。