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甘い蜜と黒い罠  作者: 本郷 愛海
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淡い記憶【3】

「はーい!休みの日とか全然ご飯とか作るし、早番の日とかも出来たらするよ!まぁ、味は保証しないけどっ笑。お兄ちゃんたまに私が作ると何かと文句ゆうもんなーー!」


冷蔵庫を開けて何かつまみ食いしようかと覗きこみながらぷーっと口を尖らせる。


「でも結菜が手伝ってくれたらお母さん助かるわー!料理も覚えれるし、花嫁修業でいいんじゃない?笑コウくん喜ぶかもよ?」


炒め終わった野菜炒めをお皿に盛りながらお母さんはニヤけ顔。


お母さんコウのこと大好きだもんなー。

遊びに来たらすっごいご飯張り切ってるしっ!笑


「花嫁修業って。。!まだ21だし結婚とか早いしー!そりゃいつかはしたいけど、まだまだお互いしたいこといっぱいあるし早いかなー。」


冷蔵庫にあった板チョコを発見してパリパリ食べる。あー甘いの癒されるーー。。



「そうーー?お母さんも結婚早かったし、若いママでいいじゃない?早く孫がみたいわーー。ふふふ。」


ぶっ!!。。

孫って。。!


「もーーー!チョコ吹き出しそうになるしっ!笑

まだ私がお母さんなるとか考えられないしーー!

結婚したとしても新婚生活味わいたいの。」




なんて色々お母さんと話してると玄関のドアが開く音がした。



「ただいまーー!」

「ただいま。そこで柚輝とちょうど会って帰りが一緒になったぞ。」



お父さんとお兄ちゃんが仕事から帰ってくる。



「お父さん、柚輝おかえりなさい。もうご飯できるから。」

「お父さん、お兄ちゃんおかえりーー!!」



だいたい私が早番の日はお父さんとお兄ちゃんが残業じゃなければみんなで一緒にご飯を食べる。

遅番だと帰ってくるのも夜9時前とかになるからだいたい1人でご飯だけど。

明日からはお母さんもパートだし、私も頑張らないとな!


とりあえず早く体調治さないとなーー。。

今はもう全然何ともないんだけど。。

ほんと今日は意味不明な日だったなぁーー。。



そういえば明日で真柴部長また本社に帰るのかな?

今日明日って言ってたからそうだよね。

なら明日は私休みだしもう会うこともないだろうし、目が合ってあの不思議な感覚に陥ることもないよね。そもそもただ単に私が体調悪かっただけなのかな?目が合っておかしくなったのは気のせいだったのかな。。?



晩ご飯の用意を手伝いながらそんなことを思い出していた。





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