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幻想小品集

Op.3_2 [世界は無限に因って閉ざされている]

作者:みるく
 どこまでも暗くて、どこまでも淀んでいる。
 隣人である闇は常に囁きかけ、生きるものを惑わす。

 それでも、翳りの街は完成された世界だった。
 街に端は存在せず、ゆえに中心も存在しない。
 端を目指して歩いてゆけば、ぐるりと回ってもとの場所にたどり着く。
 だから、完成された世界。


 ――それまでの記憶をすべて失い、完成された退廃の街に投げ出された少女は、
 虚ろな心を抱え、葬送の歌を口ずさみ、花を探し、死したものを土へと返す。
 ある日少女は、街の出口を探す少年と出会い、言葉を交わす。


 闇が囁き、果実が歌い、雲間の光は鐘の音を降らせる場所で起こる、断片的な物語。


かげり
2015/04/27 18:00
d-moll
2015/04/27 18:00
存在しないもの
2015/04/28 18:00
葬送
2015/04/28 19:00
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