雨の先
流れ落ちる光 夢の跡
私はただただ立ちつくす
この冷たい雨の中
誰かの言葉に傷つき 流す血が
雨に流れて作る道
それはどこへ続くのか
誰かに憤って
誰かのせいにして
誰かに罵られて
誰かの責を負わされて
痛みに歯を食いしばり
私は前を向く
ふさがらない傷押さえながら
私は歩きだす
希望は雨に流される
冷たい感触を残しながら
悪意は雨に溶けていく
澄んだ空を残して
零れ落ちる滴 傷の跡
私はただただ立ちつくす
この清らかな雨の中
癒えぬ傷を包み込み 零れる光
雨に流れて作る道
それはどこへ続くのか
それはどこへ続くのか