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ドワーフ国で寛ぎます。

 「これから謁見の間に向かいます。外套はお脱ぎ下さい」

 「従魔も一緒で大丈夫か」

 「・・・問題無いでしょう」

 モナハルゾ隊長に言われ外套を脱ぎ、謁見の間へと向かう。

 「タツヤ・コウダテ様をお連れしました」

 掛け声と共に扉を開け中に進む。

 モナハルゾ隊長が玉座の前まで進み、跪くので一緒に跪こうとしたが

 「この国の人間でもないのに跪く必要な無いぞ。俺が国王のリカルド・ヴィル・ツェルギムだ」

 「はじめまして。タツヤ・コウダテです。この世界の常識を知らないので、失礼があっても勘弁してほしい」

 「俺もこんな態度だ。問題無い。で、異世界から来たってことだが、異人っていうのはどういった経緯だ」

 召喚から今までを掻い摘んで説明する。

 「ほう、どこかの国で召喚が行われたってことだな。ジェイナンド、何か掴んでいるか」

 「いえ、報告は上がっていません。急ぎ調べさせます。遅くなりましたが、私は宰相を務めておりますジェイナンド・ボテンテと言います。以後、お見知りおきを」

 軽く会釈しておく。

 「で、今後だが、どうしたい」

 「これを見てもらえますか」

 そう言って陶芸で作った食器を出す。

 「お、収納魔法か?異世界人はすげ~な」

 モンハルゾ隊長が国王に渡してくれた。

 「お、これは焼き物、陶器か?皿?器?一式になっているのか。悪くはないな。で、これを作りたいのか」

 「これを作って売ってみたいのだが、どうすればいいか分からないのだ。教えてくれないか」

 商売をするには商業ギルドへの登録が必要だと教えてもらう。もちろん店舗も必要だ。

 「で、焼き物ってことは窯も必要だろ?そっちは鍛冶組合への加入が必要だな」

 「いや、窯はスキルで補えるので不要だな。店舗と作業場があれば十分だが、買えるのかな」

 「お、買うってことは定住希望か?ま、売るなんてしないで、貸してやる。もちろん無料だ。期限も飽きるまで使っていていいぞ。異世界人は何するか解らないが、反対に利益を出すこともあるからな。好きなだけ使ってくれ。ジョイナンド、空いている店あったよな?」

 「はい、王城から近い場所と南門方面にもあります。南門と王城の中間くらいでしょうか。どちらでも即入居可能です」

 「で、どうする。王城に近いか遠いか、どっちにする」

 「じゃあ遠いほうで」

 「では南門に近い店舗を用意します。二日後にはお渡しできます」

 ジョイナンド宰相が日程を確約してくれる。ありがたいな。

 「ありがとうございます。その陶器ですが、売れますかね」

 宰相が国王から渡された陶器を手に取り、確認している。

 「そうですね、価格次第ですが売れるとは思います。ゴワーフは割れない木を好んで使っているので、他国の商人であればという条件ですが。白い物が好まれているようです」

 そうか、白か。長石等の白い石が必要だな。

 「それと形が揃っているほうが好まれるかと」

 そっちか、陶芸のスキルなら同じ品が大量に出来るが、職人なら手作りで揃えるのが正解か。

 「店舗の準備が整うまで王城に泊まっていただくことになりますが、よろしいでしょうか」

 「構いません。よろしくお願いいたします」

 「よし、今後の話は終わったな。で、次は装備について聞きたい。それは古青龍エンシェントブルードラゴンの革と鱗を使った装備だよな。どこで手にいれた」

 そうか、龍とのことは省いたな。少し詳しく説明しておく。

 「ほう、古赤龍エンシェントレッドドラゴン古青龍エンシェントブルードラゴンの二種の龍と戦ったと。で、戦利品が尾と鱗か。異人の情報が龍とは思わなかったな、奴らは神に近い存在って話だから知っているのか。で、腰にある剣は?」

 「これは作った。もちろん陶芸のスキルで。だから靭性が無いが切れ味は抜群だ。飛竜ワイバーンの革なら切れるよ」

 「ほう、見せてもらえるか」

 またモナハルゾ隊長が国王に渡す。

 「ま、そうなるな」

 一言で返された。

 「で、俺の打った剣がこれだ」

 国王は剣を渡してきた。また隊長が受渡しをしている。ご苦労さま。

 鞘から抜いても?と宰相を見れば小さく頷きていた。鞘から抜いた剣は美しかった。これが王級鍛冶職人によって鍛えられた剣なのかと感心してしまう。スキルで作った物との違いが解る。これは簡単には造れないだろう。

 「綺麗な剣ですね。これは見事だ。王級鍛冶職人は皆が同じように造れるのですか」

 「そうですね、人により癖はありますが、能力は等しいですね」

 宰相は他にも両刃や片刃、両手に片手と職人によって好みがあると言っている。

 「で、俺は両刃の両手剣が好きだな。他に造ることもできるが、ここ二十年は打ってない。そろそろ王の座を降りて剣を打ちたい。宰相、誰かいないのか」

 「国王、今の若い世代は国王になるのが嫌で将級で止めていますね。神殿の儀式に参加しようとしません。残念ですが当分は国王を務めて下さい」

 「は、俺を嵌めやがって。『若造に王は任せられん。安心して儀式に挑め』って進めて儀式が終ったら全員で押し付け。は、今思い出しても腹が立つ」

 「そう言わずに、国王が居なければ国が成り立ちませんので。それに楽しそうではないですか」

 「ふん、どう見えているか、お前の目はおかしくないか」

 「今は客人の前ですので、その話は後ほど」

 本当に不平不満愚痴、国王という職には多そうだ。

 「で、タツヤだったな、その剣では龍は斬れないよな。どうやった?」

 収納からスコップを取り出し

 「これを使った。この世界に来る時、神様に強化してもらった特別製だ」

 「む、それは・・・凄いな。神から与えられたってことは神器か」

 「龍はそう言っていたな。何でも切れる。穴も掘れるし万能だぞ」

 「ほう、見せてもらっても」

 隊長さん、申し訳ないな。もう一往復頼むよ。

 「ほう、ここが刃、穴堀はこうか。ん、こうすると岩を砕けると。なるほど、いい道具だ」

 「柄を回すと別の道具になるぞ」

 「お、こうするのか。ほう、これが槌、こっちは鋸だな。確かに便利だな。これを真似て作ってもいいか」

 「構わないよ。鍬や鍬としても使えるから農家にも向いているぞ」

 「ありがとうございます。後日、職人を集めますので、再度見せていただければと思います」

 「はん、これだから異世界人は狙われるのだな。で、言っとくが異世界人だと知られると他国、特に人族の国から誘われるからな。下手すると攫われる。で、こっちで警備もするが自分でも対処できるか?」

 「荒事は苦手だな。だが、四六時中監視の目があるのもどうかと思うが・・・少し訓練してみたいが、協力いただけるだろうか」

 宰相に向かい訓練のお願いをする。国王は粗筋を付けるが詳細は宰相殿だ。

 「はん、これから修練場に向かうか。早い方がいい」

 「そうですね。この先、異世界人を隠さずに生活するなら、ある程度の武は必要ですから。先に実力が解れば訓練課程も考えやすいです。では少々お待ちください。準備を整えますので」

 モナハルゾ隊長を宰相が見やると隊長さんは走って部屋を出て行った。

 「で、剣や槍は使えるのか?」

 「使えない、   ですね。前の世界では触ったことも無いな」

 「ほう、それでも飛竜ワイバーンは倒せると。なら、それを見せてもらおうか。で、魔法を使うのか」

 「いや、この陶器の玉を投げて倒す」

 魔力を籠めた玉を取り出して見せる。魔力少な目の熊用に作った玉だ。

 「ほう、それで倒せるのか。で、それは何個ある?国に卸せるか?」

 「何個かあるが、これを使うのか?最大の物だと山が無くなる威力があると思うが・・・まあ後で試してみるか」

 「はっ?山が無くなる?そんな威力があるのか」

 「あるよ。試したことは無いが。後で確認するよ」

 「待って下さい。修練場で使用すると周辺への影響があると思います。飛竜ワイバーンを倒した物でお願いします」

 「飛竜ワイバーンでいいのか?火竜ファイアドラゴン用の物もあるが」

 「・・・火竜ファイアドラゴンでお願いします」

 戻ってきたオナハルゾ隊長を先頭に修練場へと向かう。人払いをしたのか、途中で会う人も無く、静かな王城を進んでいた。

 到着したのはサッカー場が四面ほどの広い場所だった。

 「王城の魔導士に頼んで結界の強化を施しています。あの玉でも大丈夫だと思いますので、的に向かって投げていただけますか」

 宰相が指す先には土の柱があった。廻りをコの字形で土壁が囲んでいる。解析では『土の柱、材料は土、魔力』とあるので魔法で固めてあるようだ。

 「で、それは投げるのか」

 「投擲のスキルがあっただろ?投げるだけだ」

 柱は直径一メートル、高さは二メートルだ。壁は厚みが三メートル、高さ五メートルで間口が十メートルとなっている。これで柱に当てるのだが、衝撃は正面に来る。国王以下の見物人は斜め後ろに控えていた。

 柱までは五十メートル、投手のように振りかぶって投げた。プロ野球最速を越えている。

 柱に当たったが柱が吹き飛び、後に壁に達した。

 『ドゴッ!』

 壁に当たった音と同時に周囲は爆風が吹き荒れた。砂塵で視界が利かない。

 しばらくして砂塵が収まると、柱のあった場所にはクレーターが出来上がっていた。

 直径五十×三十メートル、深さ十メートルはあるだろうか、壁があったので楕円になっているが、柱も土壁も無くなっていた。

 後ろを見やれば、モナハルゾ隊長ともう一人の騎士が国王を庇うように背を向けて立っていた。宰相は国王の後ろに隠れている。

 「あの・・・大丈夫でしたか」

 声を掛けると国王が笑った。

 「ははっ、これが異世界人の力か。は、各国の力関係が一変するな。で、宰相、これで国は守れるか。必要なら公開訓練するぞ」

 「これで兵力差を埋める事はできます。ただ殲滅となるので使用には注意は必要ですね。他国への牽制も兼ねて公開訓練は行いたいですね。しかも最大級で。抑止力なら最大でお願いします」

 「ほう、賛成するとは、珍しいこともあるな」

 「はい、これで煩い王国を黙らせることができるのであれば賛成しますよ」

 「で、何個用意できる」

 「望まれれば何個でも可能だな。最大の物は自分でも予想できないので、試すなら広大な場所が必要だな」

 「そうなると海岸で行うのがよろしいかと。あそこなら周囲への影響も少ないと考えます」

 「二キロ四方は必要だと思うけど、大丈夫かな?」

 「は?そんな威力の玉があるのかよ!ま、広さだけはあるから心配するな。ん?離れすぎて見ることができないか。ま、あの威力は馬鹿でも解るだろう。で、宰相、準備よろしく」

 「はい、十日後を目途に準備します。他国の密偵は勝手に来るので、問題無いですが、周囲に結界が必要かと思うので、十日後にします」

 「はん、解ったよ、十日後な。で、それでタツヤはいいか」

 「問題無いよ」

 この後、用意された部屋に通された。

 大きなリビングと寝室が二部屋、両方ともツインだ。他にトイレと風呂がついている。豪華なホテルだった。ただ、岩山の中なので窓を開けても岩だった・・・

 リビングにはソファーとテーブルがあり、昼食を食べていなかったので、遅めの昼食がテーブルに配膳された。

 配膳してくれたのは兎の獣人でカレーナ、十四歳だ。ここに滞在中は彼女が担当メイドらしい。別れ際に『異世界人は猫耳、兎耳が好きだろ』と国王が笑っていたが、この事だったのかと思った。昼食後も宰相や騎士さんと話をする予定だが、時間に余裕があったのでカレーナから獣人について教えてもらった。

 獣人には兎、猫、犬、狐、狼、虎、熊等の種族が人口も多く、鼠や狸、豹等の希少種も存在している。

 人口の多い種族は獣人の森と呼ばれる森に種族別に村を作り暮らしている。兎や猫、犬の種族は数村あるそうだ。

 戦える種族は魔獣を倒して肉を得ているが、兎人族等の戦えない種族は畑を営んでいる。種族間では物々交換で足りない品を補いあっている。また、熊人族や狼人族は村の守り等も引き受けているそうだ。

 兎人族は繁殖率も高いので、子供は奉公という名の奴隷として売られるそうだ。ここドワーフ国は待遇も良く、人気なのだがスキルの良い者しか来られない。その為、幼い頃から家庭内で料理や洗濯をしてスキルの習得に励んでいる。この国では八歳から十五歳の間を契約奴隷として両親にお金を払う。契約中の衣食住は最低限ではあるが保障されており、契約は国と行っている。十五歳になれば必ず開放される。だが、解放後の職は自分で探すか雇い主の推薦が必要だった。雇い主は次の獣人を雇うので継続雇用は無いのだ。この雇用主は国からの依頼で雇用する、認定された雇用主なので獣人も安心できる、だから人気なのだ。

 ドワーフ国に来られない者達は人間の国に向かうそうだ。こちらも使用期間の決まった奴隷契約で、期間が過ぎ折れば開放される。だが、契約者によっては生活環境が悪く、早くに亡くなる者も多いとか。

 しかも契約者が他国に移されることもある。経済事情の悪化の場合もあるが、他国への売りを目的とした商人も存在している。これは契約をしているミュツザハルフ皇国からブラッドリッテ王国へと連れていかれることが多いのだが。

 熊人族や狼人族は冒険者登録して生活するようになる。だが、最初の年で三割も残ればいいほうで、大半は装備を整えるだけの金も無い初期に亡くなっている。先輩達も若い者を守りたいが、他人を守りながら依頼をこなせる程にはなっていない場合が多い。例え生き残っていても自分の生に精一杯で他人の世話までできないのだ。

 だが、鉱山での職につく獣人も居る。力仕事となるが、賃金も住居も用意されるのだが、暗い鉱山での仕事は多くの獣人に避けられているのだ。あと臭いらしい。獣人は嗅覚が優れているのが裏目にでているようだ。

 獣人が成人するのは難しいとカレーナは笑い言うが、寂しそうではあった。

 話の途中で宰相と騎士さんが入ってきたが、そのまま獣人の話を補足しながら聞いていた。

 「お恥ずかしい話ですが、この世界では奴隷がまかり通っています。我国では罰則も含め厳しい法がありますが、人族の国では酷い扱いを受けているようです」

 「奴隷制度の是非につい思うところはあるが、この世界のルールだと納得するよ」

 「ありがとうございます。過去の異世界人で『奴隷制度反対』と声を上げ各国に喧嘩を売った人もいたので安心しました」

 地球からの転移や転生なら納得できる考えだ。だが、世界が違えば常識が違う、その位は知っている。

 その後は大陸の地図を見ながら各国の現状を教えてもらった。湿地帯は大きかったな。

 ここから近い国がミュツザハルフ皇国、皇帝陛下が治める国。その脇がサーザガラニ皇国でミュツザハルフ皇国の属国だ。

 少し距離を開けてハインワルム帝国、隣国ザムガンタ帝国の属国だ。両国ともに帝王が治めている。

 遠い国がブラッドリッテ王国、ここが勇者召喚を行った国だと宰相は予想していた。

 軍備については同行の騎士が説明してくれた。驚いたことに第一王子だった。ギルベルト・ツェルギム国軍総隊長だった。

 最大戦力はサムガンタ帝国、農地も広大で兵士の質も高いそうだ。次いでミュツザハルフ皇国、ドワーフ国との交易があり、武器や武具は豊富だが常に食料がギリギリの状態。その為、兵士の質が上がらないそうだ。

 最後がブラッドリッテ王国。食料はサムガンタ帝国からの購入で補っているような状態。兵士の質は悪いのだが、魔石の買い取り価格を上げ冒険者を集めているので、戦闘行為自体の質は上。だが、冒険者が有事の際に集まるとも断言でない国だった。

 「この国は我々ドワーフ族やエルフ族を魔族と呼び敵対しています。我国との取引は禁止しており、武器類の購入は他国の商人を通して購入しているようです。また獣人の奴隷を多数抱えており、扱いに問題のある国でもあります」

 そんな国に四人が召喚されていたら不憫だなと思った。高校生の彼らが無事であると思いたい。

 「説明のように食糧事情がよいサムガンタ帝国は落ち着いています。一説にはエルフ族の支援を過去に受け、農業の発展があったと伝わっています。ブラッドリッテは食料を集める為の手段を選ばない状態まで落ちています。ドワーフ国に侵攻することは距離的にも無いと判断していますが」

 「ドワーフ国は名前ないの?」

 「我国はドワーフ国が名となっています。エルフはエルフの森、獣人は獣人の森と呼ばれる森に住んでいます」

 そこら辺に拘るのは人族なのだな、地球と同じか。

 夕食は部屋で摂ることとなった。三人で話の続きをしている。

 「国王が『俺も行く!』と言われましたが書類が溜まっているので自重していただきました」

 宰相さんの笑顔が怖い。

 驚いたのは味噌、醤油があることだ。日本人なら欠かせない調味料だから過去の日本人が伝えたのだろう。うどんや蕎麦もあるらしい。嬉しい驚きだった。

 今日の話を纏めておこうと羊皮紙とペンを出して書き込んでいた。

  「その羊皮紙は?」

 宰相が食いついてきた。

 「兎の革で作ったのですよ。薄くて使いやすいですよ」

 「見せていただけますか」

 宰相は受け取った羊皮紙を引張たり叩いたりしている。

 「兎の革ですか・・」

 そう言ってカレーナをチラっと見た。

 「ひっ!」

 カレーナが怯えた目で見て来たので

 「兎の革だ」

 と返したら泣きそうになっていた。

 「真白で牙のある兎だな。湿地の周辺には多くいたが、この国にはいないのか」

 「それは風牙兎ですかね?風魔法を使うのですが。牙のある兎は風牙兎だけですから間違いないでしょう」

 カレーナが安堵の表情を浮かべる。流石に獣人の革を剥いだりしないぞ。

 「そちらの筆?ですか、それも見せて下さい」

 ペンを渡すと羊皮紙を見てから、こちらを見ていた。頷くと試し書きを始めた。

 「ペンは改良の余地ありだ。もう少し滑らかに書けるようにしたいな」

 「ペンというのですか、羊皮紙と合わせて作り方を教えていただけませんか」

 それから夜遅くまで作り方やペンの構造を説明していた。

 カレーナは途中で食事休憩にした。ブラック企業は絶滅させないと駄目なのだ。


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