はじまり
俺の名前は柿崎昇[カキザキノボル]。
歳は30でニート生活してる。
バイトとか面倒くさいから親の仕送りの5万円で月々3万円で1Kの古ぼけたアパートに住んでるんだけど、、、、
昇(足りねーよ、、、3万家賃で消えて残り2万で生活費払えってか?食費1万で済ませても残りの1万携帯代で終わりじゃねーか。)
そんな事を考えながらアニメショップのグッズを眺めていた。
昇の趣味はアニメショップで並んでるグッズを鑑賞するのが日々の日課だ。
本当は買って部屋に飾りたいのだが、金が無いのだ。
昇[ああー!!フィギュア買いてぇよー!]
昇が店内で大声で叫ぶ。
店員A[うるさいので静かにして下さい。]
すかさず店員に注意される。
昇[すみません。。。]
昇は深々とお辞儀をした。そして店を出て家に帰ることにした。。。
昇(今日もついてねーよなー、、もっと安い家賃の部屋に住めればグッズ買えるんだけどなー。。安い物件無いかな〜)
そんな事を考えながら帰り道の路地裏を歩いていると、、、1枚の紙が電柱に張り付いていた。
激安アパート!!
3LDK トイレ完備 風呂完備
月15000円 駅から徒歩10分
昇[え?まじかよ?嘘じゃねーよな?]
昇は嘘か確かめるために木陰に入り、立ちション(正確には立ちながら小便なのかもしれない)をしてその尿の温度を確かめる。
昇[あ、あ、温かい。]
昇は嘘じゃ無いことを確信した。
この張り紙は本物であると。
昇はすぐさまその張り紙に書いてあった電話番号に電話をかけてみた。
プルプル、プルプル、、、、
?[お電話ありがとうございます。田中不動産の佐藤です。]
昇[あ、あの、張り紙見て電話したんですがこ、この3LDKで15000円の物件まだ空いていますか!?]
昇は興奮気味で質問した。
佐藤[はい。空いていますよ。いかがなされますか??]
昇が迷う理由など無かった。今の家賃より15000円安くなるのなら単純に15000円分グッズに使えるからだ。
昇[お願いします!!!]
昇は嬉しさのあまりその場でピョンピョン跳ねていた。
佐藤[かしこまりました。手続きなど行いますので1度こちらの不動産にお越しになって下さい。]
昇[わかりました。では失礼します。]
こうして昇はその激安物件に住むことになったのだ。。




