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5話

「ご主人様……ご主人様……」

 耳元から聞こえる優しい声と、頬を撫でる柔らかい感触に揺り起こされる。

 目を開けると、辺りはすっかり暗くなっていた。

 すぐ隣でスミが俺の顔を触っていた。肉球気持ちいい。


「ん、あ……どれくらい寝てた?」

「3時間くらいッス。本当は起こすつもりはなかったんスけど、問題が……」

 月明かりに照らされたスミは、目だけが異様に輝いて見える。やはり猫だな。

 その目線を追うと、そこには枝や端材が集められていた。


「焚き火の準備か?」

「そうッス。町を見つけたんで、ここで夜を越すことにしたッス。でも、スミたちじゃ火が起こせなかったっす……」

 町? と思い周囲を見ると、そこは確かに町だった。

 ただし滅びた、が頭に付く樹海に飲まれた町。

 木々に侵食された建物があちらこちらに見え、とても人が住んでいるとは思えない。


「ここは何だ?」

「バベルの塔を作った統一帝国領の町ッスね。還らずの樹海にはこうした国の跡が山ほど残ってるッス」

「昔は樹海なんてなかったわけだ」

「デモンの生息域は、急速に環境が変化するッス。荒れ地が一日で見渡すかぎりの森林になったり、その逆もザラにあるんス」

 自然回復には素晴らしいんじゃないかな。でもデモン付きじゃ人類には厳しすぎるか。


「ああ、それで『還らずの樹海』なのか。どんどん広がって出られない、と」

「樹海の隣接国では侵食を広げないために日夜デモンと戦い森を焼き払ってるッス……負けると呑まれるッス。ちなみに生息するデモンによって砂漠だったり湖だったり、広がる環境も違うッス」

 やっぱ訂正。全然『自然』ではないな。不自然が広がっていくのか。


「サンディみたいなサンドワームって森に住んでる感じではないけどな」

「虫だし~森でも生きていけるよ~。それに『還らずの樹海』なんて呼ばれてるけど、凄い大きな湖とか砂漠もあるって聞いたから、そこに大量にいるのかも~」

「まぁ、外枠が樹海だからそう呼ばれてるッス。一生賭けても踏破できない人外魔境ッスよ、ここは」

 そんな場所に落ちて、俺はよくまだ生きてられるな。

 それも2人のおかげだと、改めて感謝である。


「そんな話より、ご主人様。火付ける道具とか持ってないッスか?」

「いや、ない。だが、火なら起こせるぞ」

 えっ? と疑問の声を上げるスミの脇を通り、積み重なった枝を拾う。


「フッ!」

 プラーナを一本の小枝に送る。

 臨界を超えたプラーナを帯びた小枝は発熱し始め、真っ赤になった。

 それを積み重なった枝の中に投げると、ぱちぱちと音を立てて火の手が上がる。


「気功万能説ッス」

「まぁ万物の源みたいな物だし、万能なのは間違いじゃない。扱う側には限界があるけどな」

 完成した焚き火を囲んで、暖を取る。

 以前スミに葉っぱで包んで持ち歩いていたワイルドキャットの肉を枝に刺して焼いていく。うーん、水分が欲しいかも。


「喉が渇いたな」

「ボクの体液でよければ~」

「良いわけねぇッス……あくまで最終手段ッス」

「本格的にサバイバルだなぁ」

 こんな団らんをしていると、ここが危険な森の中であることも忘れがちになる。

 だが幸か不幸か、その危機感を思い出させてくれる存在は向こうからやってきた。


「囲もうとしている人たちがいるよ~」

「肉が焼けるまで空気読んで欲しいッス」

 熱が7つ、周囲に集まっていた。

 しかもその中に、今までにはいなかった存在が混ざっていた。


「おいおい、俺達の縄張りで勝手に火遊びされちゃ困るなぁ」

「まったくだぜ。詫びに命から何まで置いていってもらおうか!」

 初めて遭遇する人間は、どう見ても山賊という風体の2人組だった。

 森だから林賊なのかもしれないが、どう足掻いても賊に違いない。


「こいつらは何だ?」

「ネオバベルを追われた人間だと思うッス。樹海から出られないから、こういう風に生きてるッス」

「殺していいものなのか?」

「デモンと変わらない扱いなんで問題ないッス」

 じゃあサックリ殺るか。人殺しは実験の過程で何度もやったしな。

 感情を殺して動こうとした俺を、スミが手で制してきた。


「まーた具合悪くなるッスよ。ここは、スミたちに任せるッス」

「人殺しだぞ?」

「ご主人様が決めたなら問題無いッス。スミたちはご主人の手足ッス。さぁ、命令を」

 ううむ。自分でやるのは躊躇なんて感じないのに、命令する方が変な汗が出てくる。

 自分の扱いが軽いんだな、俺は。そんなんじゃ、俺の手足とまで言ってくれるスミたちにも悪い。


 覚悟を決めて、口を開く。

「スミ、サンディ。俺たちの敵を滅ぼせ!」


「ああ!? 混じり持ちが寝ぼけやがって!!死ねやぁぁぁ!!!」

 結果の見えた戦いが始まった。

 囲んでいた内、2人の人間を除く5つは全てワイルドキャットだった。

 5匹すべてが真っ先に俺を狙ってきたが、サンディが俺を包むように守ることで全て防がれた。

 スミはただ順番にそれらを斬り裂き、数瞬の間にデモンは全て息絶える。


「なぁっ!? 混じりがこんな強いわけ……どれだけ力石を食わせ、ぎぇっ!」

 驚いている間に賊Aがスミに首を落とされ、とうとう襲撃者は1人だけになってしまった。


「あ、おい待て、ちょっとした冗談で、ギャ!!」

 そうか、つまらなかったから死なないとな。


 襲撃は難なく片づいた。

 だが、これは無意味な戦闘ではなかった。気功で強化した2人の強さを再確認する良い機会だったからな。

 サンディは元々の硬さに加え、気功で硬度を増すという力の使い方をしていた。

 スミは今まで通り爪にプラーナを纏わせる。今回は身体能力にも活かし、速度を増していた。

 賊の狼狽からも、これが普通の強さではないとわかった。試し切りとしてはそこそこ役立ってくれたわけだ。

 また、偶然か……スミは前回を反省したのかもしれないが、今回は反動による体調不良は起きなかった。

 サンディも加わったことで余裕も出たし、ネオバベルに着く前に反動が起きない気功の使い方をじっくり説明する機会を設けることを考えよう。


「2人ともよくやった。俺だけじゃ息切れして勝てなかったからな」

「ご主人様を守れて嬉しいッス。雑魚相手とはいえ、自信がついたッス!」

「ワイルドキャットの爪、全然痛くなかったよ~」

 その後はスミたちに死体の処理を任せた。

 デモンは魔核を壊し、食べられるところはバラし、みんなで焼いて食べる。

 賊と残りの死体カスはサンディに地面を掘ってもらい、埋めた。

 血の臭いがデモンを呼ぶため、大事な処理だという。


 また賊の持ち物に水入りの袋があり、ようやく喉を潤すことができた。

 その後はスミとサンディの警護の中、何も問題なく夜を明かすことができたのだった。



「この辺りに、あの賊の拠点があるはずッス。根こそぎ頂くのが吉ッス!」

 日が昇り目覚めた俺に、スミがそう進言してきた。

 返り討ちにした賊から強奪。サバイバルの基本だよな。


「よし、許可する。しばらく捜索するぞ」

 しかし拠点は隠されていたわけでもないので、探索というほどのことではなかった。

 あいつらにしてみれば、ちょっと馬鹿が来たから軽くブチ殺そうという前提だったのだろう。

 生活跡から拠点を見つけることは簡単だった。


「おお……缶詰とかあるぞ」

 思った以上に大量だった。缶詰、干し肉、酒、宝石、酒、酒……酒は消毒用に少し貰っていくが、こんなにはいらないな。後はいくつか武器や防具があり、スミが喜んで着込んでいた。


「レザーアーマー装着! これで全裸デモン人生から脱却ッス!」

「気にしてたのかよ」

「ボクは完全に裸だけど気にしないよー」

「サンディは口の中に引っ込めるから良いじゃないッスか。スミは少し恥ずかしかったんス……」

 頬を赤らめ、モジモジするスミ。可愛い。

 そして同時に俺は真理に辿り着いた。

 スミは体毛で色々大事な部分は隠れてたが全裸だった。しかしそれだけだと愚かな俺はエロさを感じなかった。


 だが今はどうか。服を着ているのにちょっとエロい気もする。

 そして! おそらくだが脱ぐとエロい! これは間違いない。

 最初から0と、1-1は等価じゃないのだ!


「ありがとう、スミ」

「謎の感謝ッス!? ちょっと邪なプラーナを感じるッス!」

 そんな馬鹿をしながら拠点荒らしをしていると、妙な物を発見した。


「宝箱だ」

「宝箱ッス」

「宝箱だね~」

 宝箱が部屋の真ん中に置いてあった。

 宝石で凄い装飾が施された宝箱が、ショボい賊の拠点に?

 舐めてんの? 絶対罠だろ。


「あれ、多分賊が出発してスミたちが来るまでの間にここに来たんス」

「賊が死んだ後に、宝箱が来たってことは……え、そういうデモンもいるのか」

 あれだ、定番の空けると襲ってくるタイプ。ミミックだ。

 スミがアジトで見つけた斧を、宝箱へと力任せに投げる。


 ひょいっと、普通に避けた。駄目すぎだろ、我慢しろよ。

 流石にもう騙せないと察したのだろう。宝箱の口が開き、牙が現れた。

 口から覗く中身がギロリとこちらを睨んだ。まさかの粘体状の女の子である。

 サンディは肉っぽい感じだが、こっちは完全にスライムタイプだ。ヌメヌメしていそうな感じだけは似ている。


「喰われすぎじゃないか、女性」

「ネオバベルと樹海では人死には日常ッス……確かにエンカウント率高すぎッスけどね」

 今のところ賊との戦い以外、全部混じりのデモンが混じってるぞ。

 サンディ以上に粘体……スライムな中身の巻き髪ロールなミミックは、こちらにガタガタ飛び跳ね襲ってきた。


「サンディ、ちょっとあいつを行動できないようにしてくれ」

「わかったよ~」

 言うや否や、サンディが宝箱にのしかかった。

 宝箱は完全にサンディの体に埋もれ、沈黙した。


「死んでなきゃいいんだが……」

「トドメは刺さないんスか?」

「その前にスミに聞きたいんだが、テイムの条件を詳しく教えてくれないか?」

 前日までにテイムしたのはスミとサンディ……混じりデモンのみ。

 それが偶然か知りたかった。


「テイムの条件は、テイマー本人かもしくはテイムしたデモンによるデモンの殺害ッス。その際、魔核を破壊してしまうと完全に死亡してしまうのでテイムは必ず失敗。後は運……なんスけど、才能と相性があるッス」

「才能と相性とは?」

「具体的に見えるものじゃないッスけど、異世界人以外がテイマーになるには生まれ持った才能が必要ッス。それが高いほどデモンをテイムしやすく、低いとレアデモンは絶対テイムできないッス」

 そういうことなら、異世界人は神に直接与えられた力なのだから高い可能性はある。だが、全員マチマチという可能性もあるので確証はない。


「相性は、特定のデモンのテイム率が違うッス。ほとんどのデモンをテイムできないけど、猫だけはテイムできるとか、逆に猫だけはテイムできないとか……才能も相性も、完全に個人によって異なるッス」

 話を聞いて、俺は考える。2連続の混じりのデモンテイムは偶然か必然か。

 答えはきっと今わかる。


「サンディ……倒してくれ」

 俺の言葉にサンディは宝箱を締め上げを強める。

 限界を超えた軋む音が周囲に響き……生々しい音と共に、宝箱は砕けた。


【このワーゴージャスミミックはテイムが可能です。 選択可能時間残り60秒】


 確定だ。

 俺は混じりと呼ばれるデモンのテイム率が、高い。

 現状100%。絶対かは知らないがかなりの確率だろう。


「テイムする」

「え、また……あ、そういうことッスか」

「どういうこと~?」

 先ほどの質問からスミは察してくれたようなので、説明は後にしよう。

 今は新しい仲間に挨拶しなければ。


「俺の名前は……」

「こんなの間違いだわ……」

 ミミックが俺の挨拶を遮る。少し様子を見てみたが、何かブツブツ呟くばかりで俺など眼中にないようだった。


「もしもし……?」

「私は、デモンクロス史上最大の天才美少女魔導師、ヴァリエラ・ルインエル!! その私がミミック如きの苗床になるはずない!!」

 ああ、大体理解できた。現状の否定に入ったわけか。

 でもこれが案外普通な気もするんだ。

 普通に記憶があるまま、お前今日からデモンな、と言われてすぐ適応する2人の適応力が凄まじいんじゃないかな?

 サンディの時にテイムで悩んだ理由が、この子で現実になってしまいそうだ。


「ああ、なってないよ」

「ハァ!?」

「君は苗床にはなってない。苗床になったのは、ヴァリエラ・ルインエルという『人間』で、『デモン』の君じゃない」

「やめてぇぇぇ!!!」

 彼女の表情が怒りから絶望へ変わっていく。

 だが、どうあれ現実は変わらないのだ。受け入れた上でどうするか決めてもらわないといけない。


 たとえ、それが命を絶つという選択に行き当たったとしても、だ。

 どうしても協力せず死にたいというなら、俺はそれを認めよう。


「どんなに認めたくなくても、君は俺がテイムしたデモンだ。それは認めて、その後どうするか考えてくれ」

「……どうしろってのよ。こんな、脳がどこにあるのかもわからないデモンだと認めて、先なんてないじゃない。きっと私の叡智も失われちゃう。前世から受け継がれてきた人類の至宝がグズグズに溶けちゃう……」

 とうとうボロボロと泣きだしてしまったミミック少女。

 彼女が何より気にしているのは知識、記憶か。

 ううむ、成功するかわからないが……ここも気功先生に頼るとするか。


「知性や記憶が保持できていればいいんだな?」

「な、なによ!! 偉大な私に触れないで!!」

「まぁまぁ、ご主人様に全部任せるッス」

 本体であるスライム状の身体に触れると、ミミックは箱部分の口を閉じて噛み付いてこようとしてきた。

 それを、スミが押さえつけて妨害する。ナイスアシスト。


 ミミック少女のチャクラに気功を施しプラーナを活性化させる。

 プラーナが枯渇したり大きく乱れれば、肉体、記憶、人格にもダメージを与える。故に、逆も然り。

 プラーナの活性化は、知能の発達や経験の呼び起こしさえも可能とする。


 それは、自分に紐付いたものであれば肉体さえ飛び越え、前世の経験さえ引き出せるのだ。


 俺の格闘技術なども、俺の前世らしき方のプラーナとの結びつきによって会得したものだ。

 俺と魂的な繋がりはあるのだろうが、結局のところ他人である。先生だとは思っているが、それ以上思い入れはない。


 さて、ミミック少女はヴァリエラ・ルインエルなる女性を苗床に生まれ、記憶や人格を引き継いでいる。

 魂的な繋がりがあるかは知らないが、記憶があるなら結びつきがないわけではないはず。

 こうして活性化させていけば、より思い出してくれると思うのだが……確証もない。


「なんなのよ……なんだか暖かくて気持ちいいけど、そんなことされても私の悩みは……」

 ミミック少女は唐突にポカンとした表情を浮かべた。そのまま、人型の維持さえやめて、箱の中の粘液と一体化してしまった。

 やべぇ、何か間違ったカナ!?


「思い出した……思い出したわ。次元魔法……ヴァリエラ・ルインエルの、更に前世……大賢者アウスレーゼが得意とした、個人での次元操作の秘術……どうしても、ヴァリエラには思い出せなくて再現できなかったことなのに!!」

 あれ、通り越してしまいました?

 何か違う記憶が蘇ってしまった様子だ。どうしよう。


「アンタ、今私に何をしたの!!」

 元の形に戻ったミミック少女が、俺に掴みかかってくる。

 こう近くで見ると、やはりスミやサンディとは違った美少女である。

 慌てて止めようとするスミを目で制して、ミミック少女と向き合う。


「君のプラーナを活性化させた。その影響で君に紐付く記憶を拾ったんだろう」

「プラーナ? 紐付く? 詳しく説明して!!」

 俺の主観的な内容だが、プラーナ、チャクラ、気功について話す。

 俺自身、気功とは、プラーナの意味とは……なんて哲学的な意味はわからない。

 あることだけはわかっているから使う。そんなあやふやなものでしかないのだ。


「そう、つまりアカシックレコードに繋がることも理論的には可能なのね……でも、それを単一生命がそれを受信すれば壊れる故に、前世などの関連ある記憶しか得られない。でも、受信をある程度制御できれば……そして、気功を使いこなすことができるデモンの肉体ならばあるいは……」

 だが、ミミック少女は俺の拙い説明で何かに到達してしまった模様である。

 ブツブツと再び呟きだすが、その言葉一つ一つには、生気がみなぎっている。


「それで……俺はアト・ナイヤ。君をテイムした者だ」

「ああ、そうだったわね……私はヴァリエラ・ルインエルから産まれたゴージャスミミックよ……これでいいんでしょ!!」

 あっさりと、自身の存在を彼女は認めた。


「イケる、全然イケるわ。デモンを下等な存在と侮っていた前世の私とはグッバイよ。デモンだからこそ、更なる高みへ、超賢者に私はなれる!!」

「さっきのネガティブな様子が嘘みたいッスね」

「元気なのが、一番だよ~」

 そのとおりである。心が元気ならば俺の身体もいつでも全盛期!!


「ぐふぅ」

「ああ、またご主人様がお倒れになったッス!!」

「ちょ、アンタ、もしかしてプラーナを消費しすぎて……なるほど、人間が限界を超えたサンプルとして最高の存在ね、アンタ。面白いわ」

 そんな、俺の貧弱を芸みたいに言わないでください。

 俺が立ち上がろうとすると、ミミック少女は自分の体を寄せて補助してくれた。


「ありがとうな、ええと……」

「名前はアンタに命名させてあげる。光栄に思うのね」

「じゃあ……パンドラで」

「知ってるわ。地球で伝わる神話、この世の災厄が詰まった箱を開けた女……「全てを与えられた者」という意味は私にふさわしいわね。私はパンドラ、全てを知る者となる運命にある女よ!!」

 そんな意味があったのか、全然知りませんでした。

 ともあれ、また仲間が増えた。

 ゴージャスミミックのパンドラ。自称・超賢者である。


「ま、だ、よ!! これからなるって言ってるでしょうが!!!」



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