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診断

「典型的なパニック障害ですね」

医者からそう診断された時

私は取り乱すこともなく

「そうですか」

と 簡単に返事をした


仕事に支障が出る程に

過呼吸や 目眩や 睡眠不足を起こすようになって

このままではいけないと思い

「精神科・心療内科」の看板を掲げた診療所を受診した


気分が不安定で

憂うつであると

ずっと自覚があった

それらが原因で体調不良を引き起こしていることも

何となく自己判断できていた

「他人の役に立てるように」と取得した精神保健福祉士の資格は

まず自分の役に立ってしまった


ただ 私は

自分が非定型のうつ病だと予測していたのに

パニック障害だったということは

予想が外れて悔しかったかな

などと思う


毎食後と眠前に服用するようにと出された処方薬は効果抜群だった

仕事がしやすくなった

外出や買い物が楽になった

これが「普通」の生活なのかと

感動してしまう程に


それでも苦しい時は

頓服薬やペーパーバッグ法に頼って

何とか不調を改善する


パニック障害は

すぐに治るものではなく

薬が効果的でも不調なことは多い

受診するたびに処方薬は増えていく

胃腸も悪くしているために

その薬も増えていく


1日に20錠以上の薬を飲み

自分の心と長期戦をしながら

私なりの日常を過ごしている

いつか完治できると信じて

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