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異世界に転生したので全力で楽しみます  作者: すくりーむ@なろう系小説始めました!
騎士魔術学校初等部編
6/6

第6話 リフレッシュタイム

生徒会の歓迎会が終わって休日になった、ティルムとベルは2人で出かけていて俺は1人ベットの上でライルンから貰ったプレゼントを眺めていた

(このペンダントすごく綺麗だなぁ、少しつけてみようかな)

洗面所に向かい鏡の前に立ってペンダントを首にかけてみる

「お、意外と似合ってるな、これ」

しっくりきたため明日から付けていくことにしよう、校則にはそんなこと書かれてなかったから恐らく大丈夫だろう

(そう言えば、ベルから貰ったスイーツの券があったな、こっちの世界のスイーツにも興味があるし、行ってみるか)

出かけるため着替えて、街に向かう

(本当にここは賑やかだな)

賑やかな街道を進みスイーツ店に向かう

(お、ここだって、え?まじかよ、)

スイーツ店に着くと入口からズラっと長蛇の列が出来ていた最後尾まで行き、看板を見ると50分待ちと書かれていた

(50分位なら大丈夫かな)

最後尾に並び店に入れるのをずっと待っていた

50分後

「次の方どうぞ」

(ようやく店の中に入れる)

「無料チケットなどはお持ちですか?」

「はい」

店員にベルからもらったチケットを渡す

「無料券ですね、3品まで無料になっていますのでごゆっくりどうぞ」

そう言うと店員は戻って行った

(3品までか、、どれにしようかな)

しばらく悩みなんとか3品決まった

「チョコレートケーキとモンブラン、マカロンをお願いします」

「少々お待ちください」

しばらく待っていると3品すべてきた

(おおお、どれもおいしそう)

3品全て最高級な味がして幸せな気分でお店を出た

(あとは何をしようかな)

考えながら歩いていると後ろから声をかけられた

「やぁノアス1人でお出かけかい?」

後ろを見るとそこにはリニアがいた

「リニアさん、こんにちは、ノルさんは一緒じゃないんですか?」

「あぁ、私が1人で出かけてるだけだからね」

「そうなんですね」

「ノアスはこれから行くところとかあるの?」

「あ、いやまだ決めてなくて、他にいい場所も分からなかったので適当に歩き回ろうかと思ってました」

「なら!私が案内しよう!」

目をキラキラ輝かせながらリニアが言った

「いいんですか?」

「大丈夫だよ、じゃあ最初は武具店に行ってみよう」

「武具店ですか?」

「うん、僕たちが使う杖や剣などがあってそれらを使うようになるのは中等部からなんだけど、まぁ早めに見に行っても大丈夫だから行こうか」

リニアの後ろをついて行き武具店に着いた

「ここが武具店ですか?」

「そうだよ」

そこには素人の目からでもわかる職人の魂が詰められた武器が置いてあった

「すごい、」

「リニアか昨日預けに来た槍かもう仕上がってるぞ」

奥の工房から背の小さい老人がでてきた

(ドワーフか?)

「ありがとう、ゼルフィス」

「そこの子どもはなんだ友人か?」

「あぁ、最近騎士魔術学校に入学してね、王都の街をまだ知らないみたいだから案内してるんだ」

「騎士魔術学校に入学か、お前さん同学年いや、学校の中で最上位に入る実力を持っているだろ?」

鋭い眼差しで俺を見る

「流石、ゼルフィス」

リニアが少し微笑みながら言う

「彼は恐らく学校全体でも最上位に入る実力を持ってる」

「リニアさん、それは」

「言い過ぎではないぞ」

ゼルフィスが俺の発言を妨げる

「あまりドワーフの俺を舐めるなよ、何人も冒険者や騎士魔術学校の奴らだって見てきてるんだ、お前さんの魔力、武術の練度ぐらいすぐわかるわい」

「だそうだノアス、彼の前では嘘は無意味だよ」

(嘘つくつもりは無かったんだけどなぁ)

「とりあえずリニア、お前さんはその槍を振ってみろ、他に要望があれば俺がなんとかする」

「わかった」

リニアがゼルフィスから槍を受け取り、外に出る

(初めてリニアの槍術を見る)

「スゥゥウ」

リニアが深く息を吸うと次の瞬間、槍が空を刺した

凄まじい勢いのまま斜め右上に薙ぎ払い体を捻り右下に振り下ろした石突を前に出し柄を器用に使いながら前に詰めていきバックステップをした瞬間中段突きを連続でやり動きが止まった

「うん、とても良いよ、軽いし連撃がやりやすい」

「そうか、それは良かった、また何かあったら言え」

「ありがとうゼルフィス」

「あぁ」

少し顔を伏せながらゼルフィスは工房に戻って行った

「ノアスは試したりしなくても大丈夫なの?」

「僕にはまだ父から貰った剣がありますから、それを使ってるので大丈夫です」

「そうなんだ、それでどうだった?私の槍術は」

「凄かったですよ、あの速さなら相手は避けるだけで精一杯だと思います」

「ふふ、そんなに褒めてくれるなんてなんか照れるな」

顔を少し赤くさせながら言った

その後もリニアと街を歩き回り色々な所を教えてくれた

「今日はありがとうございました、リニアさん」

「大丈夫だよ、私も一緒に回れて楽しかったから」

「それではまた明日」

「うん、また明日」

寮に戻り部屋に入るとティルムがいた

「あ、おかえりノアス」

「ただいま、どうだった?今日のデートは」

イタズラな笑みを浮かべながら聞くとティルムは顔を赤くさせながら俺をポコポコと叩いてきた

「はは、わかったから、明日から学校なんだしもう休もう」

「本当に、ノアスは、、おやすみ」

「あぁ、おやすみ」

部屋の電気を消し、静かに目を閉じた

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