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異世界に転生したので全力で楽しみます  作者: すくりーむ@なろう系小説始めました!
騎士魔術学校初等部編
5/6

第5話 業務とサプライズ

(前世の仕事と同じ量じゃねぇか!!!)

物凄い量の仕事を目の前にして顔を真っ青にしていると会長が口を開いた

「こんな量は初めてだが、始めるよ、いつも通りノルは設備の点検、僕達は問題の解決だ、ノアスはノルのサポートをお願い」

『はい!』

各自仕事に取り組んでいくのを見てから俺とノルは廊下に出てメモしてあった施設の点検に向かう

「最初はどこなんですか?」

「最初は実験室の備品の確認だね、足りないものがあったら予備を出して補給するって感じ、その次が訓練場、魔術室、書庫の確認だね」

「結構あるんですね」

苦笑しながら言うとまぁ、かなり多い方だねと微笑しながらノルが言う

「じゃあ、手短に終わらせよ!」

「そうですね!」

実験室に行き、備品の整理、補給をして次の場所に向かう

「ここが訓練場ですか?」

「そうだよ、ここは魔術や剣術を練習できるところ」

かなり広いこともあり上級生たちが魔術、剣術の練習をしていた

「たまにここで学年別対抗戦があったりしてね!すっごく楽しいんだよ!」

目を輝かせながら言う、その顔を見て少し笑ってしまった

「な、なんで笑うの!」

「いや、なんでもないですよ、早く終わらせちゃいましょう」

そう言って設備の点検に戻る、点検が終わり次のところに行こうとすると火魔術が撃たれたので咄嗟に水魔術で対抗した

「なにか、気に触ることでもしましたか?」

「あ?なんだ、このチビは」

「いきなり何をするんですか!ガイル!」

火魔術を撃ってきた人はガイルと言うらしい

「うるせぇ!このチビがウロチョロするから訓練の邪魔だったんだよ!」

「だからと言って魔術を使う必要は無いでしょう!」

ノルが怒りながら言う、初めてノルが怒っているのを見た

「だったらそこのチビ俺と1対1やれ」

「はい?」

意味がわからない、注意されたら大人しく聞けばいいものを何故1対1をしないといけないんだ?

「待って!まだ1年生だよ!」

「関係ないねぇだろ!俺は今こいつのせいでイライラしてるんだ!」

イライラをぶつけてこようとするなよ、めんどくさいな

「わかりました、やりましょう」

「え?」

ノルがキョトンとした顔で見る

「なんで、ノアスがやる必要は無いんだよ?」

「僕のせいで怒らせているんだったらその後始末は僕がやるべきです」

「そ、そうだけど、、」

ノルは納得しない様子だったが審判をやってくれたガイルは相変わらず怒ったままだ

「それでは始め!」

魔術を先に展開したのはガイルだった4個程の魔術を展開したどうやら本気でこちらを潰しに来るらしい

俺は魔術を展開しないここで魔術を使ってしまったら多くの人に俺がやばいと広まってしまう

木刀を構え父から教わった形を作る

「フレイム・エクリクシス!」

「ガイアそれは!」

ノルが止めようとするがガイルはお構い無しに魔術を放つ

「ノアス逃げて!」

「水龍剣一刀術 月華」

ガイルが放った魔術を避けて一瞬にして距離を詰め、木刀を振りかざす

後ろで爆発音がするがお構い無しだそのまま木刀を振りかざし、相手の首元に当てる

ガイルは白目になりその場に倒れた

「そ、それまで!」

ノルが言い模擬戦は終わった

後ろ見るとどデカい穴が空いていたが数分経つと元に戻っていた

さすが異世界、なんでもありだな

その場を後にして次の場所に行く途中でノルに問い詰められた

「何今の技!?どこで!いつ習得したの!?」

「え、あ、いや、父から教わったもので、その、」

「しかも、初等部の子があの魔術を避けて切り込みに行くって、もう、技術的には高等部卒業クラスだよ、」

「あの、さっきのことは内緒にしてくれませんか?いろいろと詰められたら嫌なので、」

「それはそうだけど、ノアスは凄すぎるよ」

「あ、あははは」

「って、いけないもうこんな時間だ!早く次の場所に行こう!」

「はい!」

なんなく次の場所での点検作業を終えて生徒会室に戻る

ーーーーー

「今戻りました」

俺が扉を開くと同時に言うと中から爆発音が聞こえた

パ〜〜ン

『ノアス!生徒会に入ってくれてありがとう!』

会長や他の生徒会役員の人それにティルム達がクラッカーを持って俺を出迎えてくれた

「はぇ?」

「今日はノアスの歓迎会だよ!」

後ろにいるノルが言い俺はようやく状況を飲み込めた

「え?でもあの仕事の量をどうやって、、」

「終わらせたよ」

リニアが胸を張って言った

「あれくらいの量では私の計画は崩れない!」

「でも会長相当焦ってましたけどね」

「それは言わない約束だろ!」

他の人が笑っているとティルム達がこっちに寄ってきた

『ノアスおめでとう』

「ありがとうみんな」

「さぁ!今回はご馳走を手配したから!みんな食べるぞ〜」

そう言うと机の上には沢山のご馳走があった、それぞれ飲み物を持ち会長が言う

「ノアスの生徒会加入を祝して!乾杯!」

『乾杯!』

ーーーーー

「はじめまして、ノアス、僕はセルム、セルム・ライアリ

生徒会、会計をしてるよ」

「はじめましてセルムさん」

「凄いね初等部1年で生徒会加入しかも会長からの推薦でね」

「偶然が重なっただけですよ、自分は大して凄くはないです」

「謙遜だね」

「そう思えますか?」

そう言うとセルムは笑った

初めて会ったがいい人のようだ、とても優しく話しやすい雰囲気を作ってくれてる

「お前がノアスか!俺はサルマ・バライル!サルマと呼べ!」

「サルマ、興奮しすぎですノアスが困ってしまう」

「あぁあ悪い悪いどうしても会長が推薦した人物が気になってな」

サルマは豪快に笑った

「はじめまして、サルマさん」

「同じ生徒会同士仲良くしようぜ!」

「よろしくお願いします」

頭を下げるとサルマがうんうんと頷き食事に戻った

「ノアス」

呼びかけられたので振り返るとそこにはティルム達がいた

「生徒会加入おめでとうノアス」

「ありがとう、ティルム」

「にしてもノアスが生徒会に入るなんて、やっぱ凄すぎるよ」

「あはは、偶然が重なっただけさ」

笑いながら言うとティルムに軽くつつかれる

「ノ、ノアスさん、これ加入祝いにどうぞ」

ライルンが小さな箱を渡したきた、ありがたく受け取って中身を見ようとする

「蒼い、狼のペンダント、」

「わ、わたしの故郷に伝わるお守りで、蒼き狼様が厄災から守ってくれるんです」

「そうなんだ!ありがとうライルン!」

笑顔でいうとライルンは顔を赤くしそっぽを向いてしまった

それを見てベルとティルムがニヤニヤしている、なんだコイツらは

「私からはこれ!」

ベルは小さな紙を渡してきた

「王都にある凄く美味しいスイーツ専門店!私とティルムが行ってるお気に入りの場所なの!この紙はスイーツ3つ無料のやつだからちゃんと味わってね!」

「ありがとう、ベル」

ティルムたちからプレゼントを貰い、宴会を楽しみその日は終わった





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