番外編 第1回救急搬送
ある時自転車を走っていると脇道から1台の乗用車が出てきました。優先道路はこちらですし、乗用車が一時停止したのを確認したのでそのまま直進しました。乗用車の前に差し掛かった次の瞬間あろうことか乗用車が動き出しました。(やばい、ぶつかる)
ぶつかりました。自転車のペダルの辺りに車のバンパーが。体自体は車にはぶつかっていません。次の瞬間頭からアスファルトにぶつかっていました。
不思議なもので車とぶつかった瞬間と倒れた瞬間はよく覚えているのにその中間の記憶は全くありません。
車道に投げ出されたので「このままここに居たら更に車に引かれるかも。早く避けなきゃ」しかし倒れた直後はうまく体が動きません。それも一瞬のことであありますけれど。まあ、冷静に考えると引かれるならとっくに引かれているでしょうね。
なんとか体を動かし歩道に避けると「救急車呼びますか?」と声をかけられました
救急車を呼ぶというのはなにか大変なことのような気はしたのですが、頭から落ちたので呼んでもらうことにしました。
救急隊から指示があったのか通報した人から名前や年齢その他諸々質問が来ます。意識状態確認でしょうか?
救急車が到着すると、「○○病院に搬入できるか確認するけど良いですか?」了解するけど受け入れ不可とのこと「次××病院・・・やっぱり駄目」そんなことを何度か繰り返してようやく受け入れてくれる病院が見つかりました。
受け入れ先見つけてから聞いてくればいいだろうと思ったけれど、「その病院は嫌だ」と言われたら大変なので、そうはいきませんね。
続いて通報したときと同じ質問が救急隊員から直接来ました。ちょっとだけ面倒くさいかも(横着すぎだろ、おい)
病院に到着すると問診と脳CTを始めとする検査そしてその結果報告。どうやらどこにも問題はなさそうでうと言われて渡されたのは念の為の痛み止め(救急搬送された場合処方箋じゃなく直接薬をくれるのですね)と誓約書。曰く、事故の相手がかネ出し渋ったら自分で負担しますよー、ということらしい。
念の為に○日後にまた来てください。その時誓約書持ってきてねーと、言われました。
すでに一般外来の時刻は終わっているために裏口から放り出されました。知ってる駅近病院だから良かったけれど、知らない病院や交通の便が悪い病院だったら途方に暮れたところだぞ、受け入れ候補の中にそういう病院いくつもあったし(冷や汗)




