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21話 お風呂のハプニングは実際に存在する

戦闘半分、日常半分って感じにしたい。でも日常パートは高確率でふざける気がする。


新しい魔法を試したい時にはアロメで試す事が多い。アロメ自身が神なので俺が力加減をミスった時にも安心できるからだ。


訓練室の奥の方に立ってもらい早速魔法を使っていく。まずは『氷動』からだ。俺が作った魔法はなんでかは知らんが名前がすごくかっこいい感じになるがこの『氷動』は簡単に言ったら氷を操る魔法だ。


まずは余り良く考えずに漫画でやるような攻撃をしていく。空中で氷を氷柱状にし氷柱の先端をアロメに向け発射してみる。それを何度か繰り返し氷柱を自分の思った通りに操っていく。カーブをつけて飛ばしたり、相手に追従するように飛ばしたり、とにかく氷柱を作った瞬間からそれを操り飛ばしていく。そして飛ばした瞬間からまた新しい氷柱を作り飛ばす。

だんだんと慣れていき無駄な操作を徐々に無くしていく。氷柱の生成と操作の速度が上がり数時間も経つ頃にはほぼ完璧に仕上がった。


他にも敵を凍らせて身動きができなくなった隙に凍らせた敵を砕きそのまま殺す、自分の身体の一部を凍らせ防御力を上げる、など『氷動』にはできる事が多い。炎と対な関係を持っている氷はかなり汎用性が高いと思った。




次、『雷帝』


この魔法は俺は攻撃というよりサポートの方が輝くと思って作った。最初に思いついた使い方は自分の身体に電気を流し身体能力を一時的にグーーーーーーーンと上げる事だった。

どこぞのヒーローさんも強化形態に入った時に身体の周りに電気っぽいエフェクトが出てきた気がするからそんな感じで出来ないかと試した結果。出来ない事はないが制御が難しすぎる。今の俺だと脳から出てくる電気信号を無理矢理制御し反射神経を上げることしか出来ない。これは要訓練だな。


「アロメ、特に怪我はないか?」


「大丈夫ですよ。良太様は心配性ですね」


「いくらアロメが神でも不足の事態が起こる可能性はゼロじゃないからね。っと俺は風呂に入ってくる」


「畏まりました」


いや〜それにしてもアロメのこの従者感よ。アロメは俺の嫁なんだからもっとフランクに話しかけて欲しいんだけど。まあその辺は本人次第だし俺がとやかく言うことでは無いと思う。






しっかしいつ見てもこの風呂は広いな。俺専用にしても限度があるだろ。どのぐらい広いかと言うと銭湯の風呂数個分ぐらいの広さがある。この風呂を設計した奴の顔を見てみたい。俺は全身が浸かれて脚を伸ばせるぐらいの大きさの風呂が良いんだけど。今更変更をするのもなんか申し訳ないからこのままだけどちょっと寂しい。


風呂っていうのは狭いバスタブに一人で浸かるからリラックス出来るのであってあまりにも広い風呂で一人でいるとリラックスなんかできやしない。まあ使わせてもらっている立場で何を言っとんのじゃって感じだが。


それにしても一度目の異世界転生で俺の身体は大きく変わったと思う。前世‥‥‥と言っても俺の前世は二回ある。言葉にしてみると訳わかんないな。前世が二回あるせいで過去のことを思い出しているとたまにごっちゃになる事がある。なのでこれからは一度目の前世は転生前、二度目の前世はそのまま前世と呼ぶ事にして、分かりやすくしよう。


転生前の俺の身体はthe一般人みたいな体付きだった。それが一度目の異世界転生で訳も分からず異世界に飛ばされとにかく生き残る為に敵を殺す技術を手に入れた。そのお陰なのかは分からんがかなり引き締まった体付きになった。

転生前の身体に慣れていたので今でもたまに自分の体を見てすこしびっくりする。


まあ転生前よりかは体付きが良くなったのは俺にとってもメリットしかない。普段は服に隠れている身体は実はそこらへんにいる男より優れた身体だ、と思えば優越感が襲ってくる。でも異世界の人って特に冒険者とかは全員見た目室○広治みたいなやべー奴ばっかなんだよなあ。


女性は筋肉モリモリより多少筋肉がついて引き締まった身体の方が好みだと思う様にしよう。個人差もあるし一概にそうとは言えないけど少なくとも俺の精神は安定出来る。


ガラッ


ん?俺専用なのになんで風呂の扉が開くんだ?それになんかこっちに寄ってくるのが足音で分かるんだけど‥‥‥もしかして幽霊!?いやでも幽霊だったら足音は鳴らないか。最近の幽霊は結構アグレッシブに飛んでくるし。




じゃあ誰?












忘れた人もいると思うから改めて自己紹介するね。私の名前は幽激千聖。何話か忘れたけどタイトルが高校復讐編のどこかで初登場したこの小説のヒロイン枠。この手紙を読んだら良太くん専用のお風呂に入ること。この手紙は声に出して読んでね。 by作者


?いつもの訓練を終えて自室に帰ったら机に見知らぬ手紙がありました。それに書いてる通りに手紙を読んだんですけど‥‥‥特に何もありません。というよりこの小説って何?今私がいる場所って作り物なんですか?少なくとも私にとってはこの世界はリアルなんですけど。


それで良太くんのお風呂にこれから突撃したいと思います。確かに今までも良太くんの使ったパンツを部屋に持って帰って匂いを嗅いだり舐めてみたりそれをしながら自分を慰めていたり自分でもかなり変態だと思う行動を起こしてきたけど良太くんのアレはいまだに一度も見ていない。


私的には見たいと思っている。私だって好きな人の股間のブツは見てみたい。何言ってるんだろう私‥‥‥。



結局来ちゃったし。作者からの手紙を読んできた訳ではない。別にこの手紙があってもその内やったと思う。最近欲求不満だと思う。良太くんは最近結婚した。相手はなんと二人もいる。地球の常識で育ってきた私にとっては全てが異常だった。


でも言い返せばここは異世界。地球の常識が通用しない世界だ。だったら嫁が二人いる良太くんにアタックしても特に問題は無いよね。良太くんに限った話ではなくこの世界は一夫多妻制がある影響で嫁がいるのに新しい嫁を貰ったりする事が意外とあるらしい。ちなみにこの世界は何故か女性の方が男性より数が多い。その為一夫多妻制度ができたんだとか。


このチャンスを無駄にしないように私は脱衣所で自分に身体を見た。まあ男受けする体付きだとは思う。今更少し緊張してきた。服を全て脱ぎバスタオル一枚を身体に巻きつける。これで準備は整った。後は浴室の扉を開けるだけ。


‥‥‥よし、幽激千聖。行きます!!



ガラッ






俺は戦闘以外だと『気配感知』を切っている。そうしないと何かのサプライズとかで誰かが出てくる前にそれが誰かが分かってしまう。俺もサプライズを純粋に楽しみたいから普段は切っているのだが今この瞬間は切って後悔したと思った。


後ろを見たら千聖がバスタオル一枚を身体に巻き付けて立ってるんだぜ?この風呂は基本的に俺以外が入ることはないから千聖がここに入ってきたのは俺が目的だろう。だったら先に教えてほしい。

いきなりきたらビックリするからほんとにやめてほしい。


「‥‥‥良太くん。隣、良いかな」


「ああ、良いけど。先に身体洗わないのか?」


「‥‥‥」


顔を真っ赤にしてシャワーを手に取る。


「良太くんは私のこと嫌い?」


「嫌いだと思うか?」


「‥‥‥いや。でもたまに不安になって」


「まあその気持ちは分からんでもない。俺も初めてこの世界に来た時は不安があった。でも今は不安なんか一つもない。‥‥‥お前もそうなると思う。この世界は地球なんかよりずっと暖かい」


「それは分かる気がする。地球人って他人に対して無関心すぎるって思う時が沢山あった。でもこの世界は見ず知らずの私に声をかけてくれる人が沢山いる。地球というより日本だと挨拶をしても返されないことなんてザラにあったんだけどこの世界だと挨拶をしたら返してくれる。それ以外でも私はこの世界は地球よりとっても居心地がいいと感じた事がある」


「‥‥‥千聖はこの世界と地球、どっちが好きだ?」


「圧倒的にこの世界」


「ならお前には話してもいいか。俺の目的」


「目的?人間を滅ぼす事じゃないの?」


「それもちょっとある。でも俺の目的の本質はそこじゃない。俺の本当の目的‥‥‥それは」










日本を地球で一番の国にする







何か最後の部分がすごい事になっていますねぇ〜。これからどうなるのか。それは作者自身もよく分かんない。だって後先考えずに書いてるから。

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