20話 新しい魔法を考えよう
なんか前回の投稿が約二ヶ月前になってるんだけど特に気にしないでね。作者自身も受験があったり色々忙しかったのでこの小説の存在を忘れていました。
北海道を制圧しいよいよ本格的に日本を陥落させようと思う。北海道の時は俺一人で暴れたので(狼達も)日本の一部を潰したという実感があまり無い。俺個人としては大人数同士の戦争が好みなのでこれからはあまり戦争には加担しない。俺という個がいるとそれだけで地球を一網打尽に出来る。地球の技術は異世界より遅れているからだ。だから今後俺はあまり戦争に顔を出さない事にした。
そうすると今度は暇になる。戦争でやることがなくなって今はあまりにも暇である。そんな時にどうするか。
力がある俺がやる事は一つ!
そう、新技を考えること。
これに尽きる。かは人それぞれだが俺はそう考えた。現在進行形で厨二病を患っている俺はこうゆう事に全力を尽くしたいタイプだ。なので色々考えようと思ったのだが如何せん俺はネーミングセンスというモノが無さすぎる。これは新しい技を考える上で非常に厄介だ。数々の作品を見てきて色々な技を見てきたが一体どうやって作者たちが技と名前を考えてきたか俺にはさっぱり分からない。
漫画とかラノベの作者は多分天才なんだろう。でもこの作品の作者はかなりの馬鹿らしいから新しい名前を考えるのには向いていないと思う。異世界の名前だっていまだに決まってないし。高校の成績なんか殆ど赤点らしいし。
話が逸れた。
まあまずは技を考えよう。名前を考えるのはその後だ。うん、そうしよう。
技を考える上で大切なのは俺は一体何ができるかを具体的に把握しておく必要がある。
この世界に存在している魔法は第1階位魔法から第10階位魔法までの十種類がある。これは異世界に行った事がない一般人でも何となく分かっていると思う。そう考えると異世界転生モノって何種類あるんだろうね。最近だとあまりにも多過ぎて一体どれから見ればいいかよく分かんなくなってくる。
さっきから俺以外が俺の身体を使って喋っているような感覚がするが一体なんだ?まあいいや。特に害は無いし。
何の話をしていたっけ。そうだ、魔法についてだった。んでその第1から第10までの魔法の階位の中で一般人が到達できる最高が第5階位、人間が到達出来るのが第7階位となっている。しかし俺は異世界転生特有の異世界転生ボーナスによって第7階位より上の最上位階位である第10階位魔法を使う事ができる。ちなみに第10階位って神以外は使えないんだって。つまりこれを使えたら神になれることと同義だ。
俺が神だって。世紀末にも程があるだろ。これからいっぱい好きな事をして生きていこう。何だかYou○uberみたいな事を言っているが俺はYou○uberよりも圧倒的に自由だ。奴らは動画編集などの動画では見えない作業が沢山ある。しかし俺はそんな事をしなくても良い。そもそも俺はYou○uberじゃないし。
んで、俺が今までに使ってきた魔法だが全部メモってきた。どうせこれからも増えていくだろうし全部を覚えられないと自覚した為だ。
『気配消し』『気配感知』『透明化』『物理接触無効』『転移陣』『探知魔法』『記憶読み』『思考感知』『最大治癒』『不死鳥』『物理反射』
こうして見ると攻撃系の魔法をあまり使っていない。基本的には『不死鳥』で何とかなるからそれ以外の攻撃系の魔法を作っていない。
ちなみに語尾に魔法と付いている魔法は俺が転生特典で貰った『魔法創造』というスキルで作った魔法では無い。異世界を旅をしている時に自分の力で手に入れた魔法だ。メモに書いてある魔法は『魔法創造』で作った。
この『魔法創造』のスキル、なかなかヤバいと思う。だって俺の好きなように魔法を作れるんだぜ?俺たち厨二病にとってはまさに夢のようなスキルだと思わないか。このスキルを使えば新しい魔法を簡単に作り出す事ができる。どうゆう原理かはよく分からんが。
最初の攻撃手段として『不死鳥』を手にしてしまったから次にどんな魔法を作ろうかかなり苦戦している。本当に『不死鳥』は便利でこれ一個あったら大抵のことは何でもできる。しかしそんな魔法でも弱点はある。それは火力が高すぎる事と、水に弱い事だ。
『不死鳥』が出す炎は余りにも温度が高い。どんなに抑えても人を一瞬で殺せるぐらいの温度の炎が出てくる。それに俺の『不死鳥』は炎を身に纏って近距離で戦うスタイルだ。遠距離には向いていない。
そして炎なので当然だが水に弱い。ちょっと水をかけられたぐらいだと特には問題はないが、長時間大量の水をかけられたらいくら『不死鳥』でも耐えられないと思う。だから新しい魔法を作ろうと思うのだが候補は何個かはある。
水に弱い炎が使えなくなった事を想定し、どうやって水の対処をしようか考えた結果、水に強そうな氷と電気が候補に上がった。
氷は炎対策で大量の水があった時にそれを全て凍らせる事ができる。それに氷は流動体の炎と違い固体だ。物理攻撃が出来る時点で使い方によっては炎よりも活躍する機会も多そうだ。体内の血を凍らせて殺したり、氷を使って低体温症にさせるとか物理攻撃以外でもかなり汎用性があると思う。
電気は直接的な殺傷力は余りないと思う。どちらかというと敵の捕縛に使えそうだ。それだけだと氷でも出来そうだが氷が割られる可能性がある。そう考えると電気の方が捕縛性能としては高そうだ。電気はゴムが弱点だが戦闘をしている上でゴム製品を持っているなんてなかなか無いと思う、いや絶対に無い。
二つともかなり優秀な力になりそうだったのでどっちも『魔法創造』で作ろうと思う。
魔法の作り方はとっても簡単。どんな魔法を作りたいかを強くイメージするだけ。ホントにそれだけ。まあ、俺は長年厨二病を拗らせているので新魔法のイメージぐらいヨユーなんですけど。
強くイメージし出来上がった魔法が『氷動』『雷帝』の二つ。ちなみに魔法名は俺が付けたわけではない。魔法を作ったら勝手に付いている。一体誰が付けたのかは分からんが少しダサくない?もうちょっといい名前はなかったのかな?まあネーミングセンスについては俺もないからとやかく言えないんだけど。
さてこの魔法たちがちゃんと俺の思い通りに使えるか確かめないとな。早速アロメを呼び出し訓練室に向かう。




