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16話 北海道壊滅編3

この小説は作者の妄想で出来ています。決して実現させたくて作ったとかそんな事はありません。

作者は自衛隊などに詳しくないので実際にある基地と異なる場合があります。


良太が北海道を襲撃する数時間前。


内閣総理大臣、風山天蝶は北海道を破壊するという報告を聞きそれについての会議をしていた。


「総理、これは悪質な悪戯だと思います。この動画に出ている男を捕らえましょう」


「しかし、もし本当に北海道に侵略してくるのであれば何かしらの防衛手段を取らなければ」


「総理、御言葉ですが動画に出ている男は二十歳を超えていないように見えます。その男が武力を用いて北海道に侵略してくるようにはとても思えないのですが」


「‥‥‥確かにその通りだ。しかし我々はいつでも最悪の事態を想定しなければならないと思っている。何事にも予測不可能な事態というものは存在するものだ。‥‥‥北海道に在籍している自衛官はどのくらいだ」


「約五万人です」


「そうか、念の為、札幌駐屯地には警戒をするよう伝えてくれ」


「分かりました」






そして数時間後。




「総理!」


「なんだ、騒々しい」


「申し訳ありません。しかしある動画配信サイトから北海道を破壊するという配信がされています。その配信の中には約六時間前に北海道を破壊すると宣言をした男が写っています」


「会議室のテレビを用意してくれ。それと関係閣僚全員を呼んでくれ」


「はっ、急いで揃えます」


テレビをつけ関係閣僚が全員揃ったらその配信が始まった。




「やあ、六時間ぶりかな。日本人の皆さん。六時間前に言った通り今から北海道を蹂躙して行くからよろしくな♪ところで俺がわざわざ宣戦布告をしたのにも関わらず何故軍隊が出動していない?もしかして舐められているのか俺たちは?それとも北海道は日本政府にとってどうでもいい場所だったりするのか?まあ良いか。次からは軍隊を出動させないといけないようにしないとな。おっと北海道の蹂躙が始まった。カメラを後ろに回せ」




そこから先は地獄だった。見たこともないような大きさの狼のような見た目をした生き物が札幌を蹂躙していった。札幌駐屯地には警戒をするように言ったがこれでは意味が無い。


銃を撃っている警官もいたが銃は効かずそのまま食べられていった。その謎の生物達は口から火を吐いたりと我々の常識を越えた行動をとっていた。


‥‥‥いつまでも放心している場合では無い。早速指示を出さなければ。


「札幌駐屯地はどうなっている」


「連絡が取れません。おそらく‥‥‥」


「‥‥‥そうか。千歳基地は?」


「千歳基地は損害などは特に報告されていません」


「よし、では爆撃機と戦闘機を出せ」


「‥‥‥宜しいのですか」


「何がだ」


「自国を爆撃する事になりますが‥‥‥」


「やむを得ん。このまま何もしなければ北海道が壊滅的状況になってしまう。それにここで食い止めなければ奴らはいずれ本州にやって来る」


「‥‥‥分かりました。総理大臣権限で自国への爆撃を許可します」


「‥‥‥これで倒れてくれよ。化け物ども」








‥‥‥ったく痛ってーな。いきなり爆撃して来るとは。元国民にこんなことをして良いのかね。まあ良いや。爆撃をされたところで今の俺は『不死鳥』の能力を持っているからな。たとえ核爆弾を落とされても生き残る自信がある。


って言うか爆撃されても傷一つ付かなかったぞ。もしかしてこの国の兵器って弱い?いやいや今回はあくまで爆撃が直接当たらなかったからだ。そう思い込んでおこう。


さて、俺を爆撃した奴は何処にいるかな。『探知魔法』を使っても良いんだがそれだと面白みに欠ける。せっかくだから自分の目で探した方が戦っている感が出て良いと思う。取り敢えず次の爆撃が来ないうちにとっとと落してくるか。


背中の翼を使い真上に飛んでいく。一瞬で爆撃機がいる高度まで到達し周囲を見渡そうとしたのだが真っ直ぐこっちに向かってくる戦闘機が一機。あれ爆撃機だけだと思ったんだけど。爆撃でやれなかった時のために待機していたのか?


まあ壊す的が増えてこちらとしてはラッキーだ。こっちに飛んでくる戦闘機に向かって俺は正面からぶち抜こうと思い、戦闘機に向かっていった。戦闘機に乗っているパイロットが俺がこっちに向かっているのを見て慌てて機体を上に上げようとしていた。


機体を上にあげる隙なんかあげないように俺は加速をしつつ拳を構える。ちなみに今の俺は『不死鳥』を纏っているので機体を壊そうと構えた拳は赤い炎に包まれていた。パイロットは俺がやろうとしている事が分かったのか慌てて緊急脱出をしようとするが間に合わずそのまま俺の拳を受け機体ごと貫き破壊された。


拳だけで戦闘機を破壊した俺にビビったのか他の戦闘機や爆撃機は攻撃して来ず帰って行こうとした。

歯向かったモノは全て破壊する主義の俺はそのまま逃げ帰っていく戦闘機や爆撃機に近付き、一番大きい爆撃機の上に立った。


爆撃機の上に乗った俺は中に入ろうと思い、俺が立っている場所を殴り穴を開け中に入った。


「どうも〜搭乗員の皆さん。札幌を破壊した張本人だよ〜。いや〜しっかしさっきの戦闘機に乗っていたパイロットは惜しかったね。あとちょっとで脱出出来そうだったのに俺が壊しちゃった♪」


フレンドリーに中に入ると搭乗員は驚きながらも銃を構えた。地球人にとっては非常識な事が目の前で起きたと思うのによく動けるなーと感心していたら、搭乗員の中で一番偉そうな奴が質問してきた。


「‥‥‥貴様、何者だ。なぜこんな事をする」


「う〜ん。まあ答えても良いか。一つ目の質問、その答えは簡単だよ。俺はお前らと同じ人間‥‥‥だった。今はそうだな‥‥‥神とでも言おうか」


この間女神であるアロメに正式に神認定されちゃったから嘘と言うわけでもない。最もそんな事を信じる人は今この場にはいないと思うが。


「そして二つ目の質問。なんでこんな事をするのか。これは理由は言えないな〜。まあそれだと君たちが困ると思うから一つヒントをあげよう。‥‥‥ヒントは復讐」


「‥‥‥貴様が人間だと?ふざけるな!!人を殺しておいて何を言っているんだ!!」


「人を殺して‥‥‥ねぇ。別に殺人自体はこの国では日常茶飯事だと思うけど」


「そうゆう事を言っているのではない!!私が言っているのは人の命を奪っておいて何故そんなふざけた態度が出来るのかと聞いているのだ!!」


‥‥‥コイツウザい。もう殺そ。


「大体、何故空を飛べる!?その時点で既に‥‥‥ガボォ」


拳を構えこのウザい男の腹目掛けて振る。拳は腹を貫通し、男は血を吐く。拳を戻し腕に付いた血を払うとそれまで呆然とした表情で固まっていた搭乗者たちが一心不乱に銃を乱射し始めた。当然そんなことで傷を負う筈もなく俺にとってはピンポン球が当たった程度の衝撃がくる。


銃を乱射し、残弾が無くなると銃が効かない事に絶望したのかその殆どがリロードもせず床に座り込んでしまった。これ以上ここにいても意味が無いので最後に次に侵略する場所を教え、床を突き破って外に出た。天井と床に穴が空いたせいか爆撃機は制御不能になりそのまま墜落していった。


ちなみに次に侵略する場所を教えた理由だがもう少し抵抗をして俺を楽しませて欲しいためだ。墜落するまでの間に管制塔と連絡を取り合っていた事を祈ろう。


さて、空を飛んでいる的はまだある。存分に的当てゲームを楽しもうじゃないか。


自衛隊から苦情が来たらどうしよう‥‥‥。

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