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14話 北海道壊滅編

取り敢えず日本は北海道から攻める事にしました。主人公が日本を破壊するところを見たくない人はこれから先見ないで下さい。まあ最も、そんな人はタイトルを見た時点でこの小説を見ようとはしないと思いますが。

俺は今軍関係者と共に日本をどう攻めるかについての会議をしていた。カウスとソアが集めてくれた情報を元にどこから攻めるかについて考えていた。


この場にいるのは俺と情報収集をしてくれたカウス、ソア。軍部大臣のジェシカ。軍の中に存在する第一から第十部隊までのそれぞれの部隊長。それと国王というかなり少ないメンツで話し合っている。ジェシカ曰く、大人数で話し合っても纏まらない、だそうだ。


「ではこれより地球侵略の際の作戦を考えるための会議をする。と言っても基本的には俺が考えた作戦を元に行動すると思う。君たちをここに呼んだ理由はその作戦に何か不備が無いかの確認の為だ」


そして俺が考えた作戦を話した。具体的にはこうだ。


まず北海道から攻める。理由は、最初は東京から攻めようとしたのだが東京を攻めた所で北と西から挟み撃ちをされてしまう危険があるからだ。それに北海道にはアメリカ軍の基地が無い。援軍がなさそうな所から攻めていこうと思い最初に浮かんだのが北海道だった。それに北海道は日本で一番大きな県だ。土地がある為前線基地を作りやすい。


北海道を墜としたら南に向かい東北、関東、中部、近畿と攻めて行くつもりだ。一旦外国のことは無視だ。まずは日本を墜とす。


次に日本をどうやって墜とすかだがこれは簡単だ。魔法で全てを破壊すればいい。だがそれではこちらが面白く無いのでワープホールを作りこちらにいる魔獣を地球に解き放つ。銃が効かないことはすでに実証済みだ。ちなみにワープホールは転移陣とはまた違う転移魔法だ。


魔獣によってある程度壊滅させたら俺の出番だ。俺一人で残った全てを破壊する。


「‥‥‥という作戦を考えたんだけど、何か質問や意見はあるか?」


「はい!」


手を挙げたのは軍部大臣のジェシカ。


「なぜ、勇者様が最後に一人で戦わなければいけないのでしょうか?私だったらそのまま魔獣に全てを任せますが、何か考えがあってのことなのでしょうか」


「なぜ俺が最後に一人で戦わなければいけない‥‥‥か。理由は簡単だ」


その理由は何なのかとこの場にいる全員が息を呑みその理由を聞こうとした。


「俺が戦いたいからだ(ドヤっ)」





‥‥‥えっ。何その顔。何でそんなポカーンとした顔をしてるの?何か変なこと言った?あ、カウスのその顔可愛い。


「えっと、え?理由はそれだけですか?」


「うん、そうだけど?」


「その顔で言われましても‥‥‥勇者様の事なので何か考えがあると思ったのですが‥‥‥」


「いや、大した理由は無いよ。ただ最近少し運動不足だから体を動かそうと思って」


「‥‥‥はぁ。勇者様がそうおっしゃるのならばこちらは何も言いません。好きにしてください」






「話を戻そう。他に質問がある者は?」


「はい」


「何だ、カウス」


「恐れながら、今回は改造銃を持った部隊は出陣させないのですか?」


「ああ、北海道を堕とすのに改造銃は要らない。いきなり手の内を見せては面白くない。だから今回は俺と魔獣だけだ。他に質問は?」


「ではもう一つ。敵が援軍を頼んだ場合はどうするのでしょうか」


「援軍が来てもやる事は変わらない。俺と魔獣だけで戦う。こちら側の援軍は今回は必要ない」


「なるほど、質問にお答えいただきありがとうございます」


「構わん、他に質問のある者は?」


「‥‥‥なさそうだな。では会議は終わりだ。忙しいところ集まってくれて感謝する」


会議が終わりそのまま部屋を出ていく。正直俺が考えた作戦がそのまま使われるとは思わなかった。今回の作戦も抜け穴があると思ったが特に無いっぽかった。


ちなみに作戦を行う前に宣戦布告をしようと思っている。まあ宣戦布告をするのは今回だけだ。二回目以降はいきなり侵略していこうと思う。










いつも通りの日常を過ごすはずだった。俺、田中芳輝は朝早く起き、テレビを見ながら会社に行く支度を整えていた。するといきなりテレビに砂嵐が起き、砂嵐が数秒続いたと思ったら、画面が切り替わり、一人の男が映し出された。


「あー、聞こえてんのか?まあ聞こえてなくても良いんだけど」


「やあ、日本の皆さん。おはよう、えーと今の時間は‥‥‥午前六時、大体の人は今から仕事や学校に行く時間だと思うけど‥‥‥北海道にいる人達はそんなことしなくて良いですよ。何故なら・・・今日、北海道は死体で溢れかえる素晴らしい場所になるからね♪今日、五月三日正午に札幌の大通公園にあるさっぽろテレビ塔を中心に北海道を破壊したいと思います!」


「ああ、これは脅しとか、頭がおかしくなったとかそうゆう訳じゃないから安心して。一日で終わるかは分かんないけど北海道はおしまいだから」




男がそう言い残し、再びテレビに砂嵐が現れる。そして数秒経つと元の画面に戻っていた。今何と言った?北海道を破壊?俺が今住んでいるところだぞ!?しかしあんな二十歳も過ぎていなさそうな一人の男が一体どうやって北海道を破壊するのだろうか。そう思うと先程の放送は何かの悪戯だと思う事ができた。


会社に行く為に電車に乗る。一体なんだったんだ?悪戯にしても少し度が過ぎていると思う。日本の一部を壊すと言っていたのだ。試しにSNSを開き先程の放送について調べてみた。


調べた結果、殆どの人が信じていないらしい。それも当然だ。いきなり北海道を滅ぼすと言って信じる方が難しい。SNSではむしろ放送に出てきた男に対しての煽りなどが目立ってきた。俺も煽る訳ではないが少し馬鹿にしていた。


馬鹿にせず、北海道から出ていけばいいと思ったのは正午過ぎだった。


今回の最後の方に出てくる田中‥‥‥下の名前何だっけ?どう打ってこの漢字を出したか忘れましたがこいつはモブです。どうせすぐ死ぬので覚えなくて結構です。

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