怠惰な1日
詩・短編を書いてみました。
気に入っていただけるか分かりませんが
一生懸命に書いてみました(^_^)
1000文字ぐらいで書いてあります。
物語の断片や本の1ページのようなモノだと思いながら
暇なときにでも読んで
楽しんで頂けると幸いです(^_^)
今日の天気は
夏の陽射しが痛いくらいの快晴で
降水確率は0%。
メディアが発表した占いのランキングでは私は1位。
しかも
今年一番と言えるほど絶好調の運勢らしい。
ラッキーアイテムは「靴」。
まさしく絶好の外出日和だろう。
ただ
こういう日になればなるほど
怠惰な自分がゴネ始めるもので…。
まったく…。
何でこんな暑い日に外に出なきゃいけないのよぉ…。
台風一過による季節外れの真夏日が
私の怠惰をさらに加速させる。
実をいうと
今日は彼氏とデートをする約束をしていた。
しかもデートは数ヵ月ぶりで
この日を私は凄く楽しみにはしていたのだけど
今は外に出るくらいなら家でエアコンをつけながらダラダラしていたい。
自分の怠惰が頂点に達した時
携帯電話が鳴った。
彼氏からだ。
「もしもし?」
電話に出ると
彼氏は申し訳なさそうな声をしていた。
話を聞くと
バイトが入ってデートに行けなくなったらしい。
当然
私は怒った。
フリをした。
だってチャンスだもの。
ということで
彼氏には次のデートの時に
おもてなしをすると約束させて
電話を切った。
私は携帯をベッドに放り投げて
大きく背伸びをしたあと
小さくガッツポーズした。
もう私の頭の中には
「外出」という言葉はない。
こうして
私はエアコンを作動させて
ベッドに潜り込み二度寝をするのだ。
彼氏に何を買ってもらおうか考えながら………




