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銀杏の木になった黒いネコ

作者: 原一文



 黒いネコは神様の前で千年修業しました。


 神様が黒いネコに聞いた。


「お前は何か叶えたいことがありますか、なんでもいいですから、叶えてあげます」とおしゃいました。


 黒いネコは「白いネコと一緒ににいたいです」と言いました。


 神様は「じゃぁ一時的ですか?、永遠ですか?」と聞かれました。


「永久まで一緒にいたいです」と黒いネコは言いました。


「銀杏の木になると、白いネコと一緒に永遠に暮らせます。」と神様はおしゃいました。


「それでは、私は銀杏の木になります。」


 黒いネコは白いネコの家の前に大きな一本の銀杏の木になりました。


 しかし白いネコは旅に出ました。


 白いネコは年を取って、よろよろになって、家に帰って来ました。


 黒いネコはすごく喜んでいました。


 白いネコは毎日銀杏の木に水をやりました。


 しばらくすると、白いネコは家の前の銀杏の木の下で永遠に眠りました。


 黒いネコは白いネコと永久まで一緒になりました。



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