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12.裏切りのブルー

GM:それでは、次のシーンに入っていきます。倒した敵が地面でぐったりしていますね。


レイドライト/飛騨:「適当に縛っておいたらいいだろ」


タカ:じゃあ、忍者なんで縄ぐらいは持っているでしょう。縛り付けておきます。


GM:じゃあ全員気絶してるんで、あっさり縛れます。そうしていると縛った雑魚戦闘員の一人が「うぅ……これで勝ったと思うなよ! 我らが主、ロード・ダークネスは今ここにおられるのだぞ!」と言いながら意識を取り戻します。


デュラハン/沖:「ヴィラン側の人間からの証言です。もう言いのがれはできないっすね」


GM:「しまった!」


レイドライト/飛騨:「そうか、情報ありがとよ!」といって鳩尾を殴って気絶させましょう。


デュラハン/沖:「このまま一度退こうと言いたいところっすけど、こいつらを連れて行くのも面倒ですし、先にこの現場を制圧しておきますか」


GM:じゃあ、部屋でも探しましょうか。奥の方に進んで行きますと、照明がどんどん少なくなっていきます。更に奥に進もうとするんですが、足音が聞こえてきます。薄暗いので姿はよく見えません。強いということだけははっきりと分かります。


デュラハン/沖:「これは、増援っすか。流石に速いな」


レイドライト/飛騨:「新手ってんならさっさと倒しちまおうぜ!」


GM:そうこうしてお互いの距離が10m位になった位から、どのような姿をしているかが見えてきます。真っ黒なフードを被っていて、剣の柄のような形をした機械を持っています。


デュラハン/沖:ロード・ダークネスって思ってもいいんですかねこれ?


GM:え!? この人、ロード・ダークネスじゃないんですか?(一同笑)


デュラハン/沖:「自分から来るとは、ずいぶんやる気じゃないですか。ロード・ダークネス」


GM:それには答えず。小さくな呼吸音を響かせながら、皆さんに右手をかざして、「許せ、名も知らぬヒーロー達」と言うとかざしていた右手から強力なエネルギーの波動が溢れ出てきてプレイヤー達を襲います。体力12で判定を行って貰い、成功すれば何も無し。失敗した場合はFP(※1)にダメージです。


ダイヤモンド/エヴァ:体力は無理!


レイドライト/飛騨:体力は無理!(一同爆笑)



――判定の結果――

デュラハン/沖:8(失敗)

レイドライト/飛騨:6(失敗)

タカ:7(失敗)

ダイヤモンド/エヴァ:10(失敗)



ダイヤモンド/エヴァ:特技の《使い魔》を使用して達成値を増加させます!


GM:ではエヴァさん以外の人に命中。(ダイスを振る)それでは11点のFPへのダメージです。


タカ:ドンッと吹き飛ばされて「妖術の類か!」


デュラハン/沖:吹きとばされますが、「今の、どこかで……」と呟きます(一同笑)。


GM:それならフードの男は「許してくれ、俺にも守らなくてはならないものがあるんだ」と言いながら手元の機械を作動させるとブォォンという効果音と共にビームでできた青色の刀身が伸びます(一同爆笑)。


レイドライト/飛騨:「ごめんで済んだら警察やヒーローなんて必要ねぇんだよ!」


デュラハン/沖:「まぁ、確かにそうっすね。襲っている側も襲われてる側もどっちも刑事なんすから。そうでしょ?」


GM:それを聞いてフードを素早く取り払うと、沖さんはよく見たことがあるでしょう。空駆タツヤの顔が現れます。


レイドライト/飛騨:マタニティブルーじゃなくて……。


ダイヤモンド/エヴァ:カラミティブルーですね(一同笑)。


GM:「沖! どうしてお前がここにいるんだ!」


デュラハン/沖:「そのセリフ、そっくりそのまんま返すっすよ。なんであんたがここに居るんすか!」


GM:じゃあ丁度そのタイミングで、奥の方から「私が呼び出したのだ、もちろんキミ達ヒーローの事も」と低く萎れた声のローブを羽織った老人が現れる、といったところでこのシーンを終了したいと思います。




注釈


※1:FP……力場値とも呼ばれるステータスの一つ。装備などの防御力を表し、これがなくなるとキャラクターは戦闘不能状態になる。


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