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第66話 白執事、登場。

すごい久しぶりの更新になってしまい申し訳ないです。


なんとか週一ペースくらいで、更新したいと思いますので、よろしくお願いします!!

2月1日 朝


「起きて、起きてください。お嬢様。」


ん・・・黒夜さんの声がする。

起きなきゃ・・・でも、眠くて起きれないよ。


「起きないなら・・・キスして起こしましょうか・・? お嬢様。」



ななななな!


何言ってるの!


「お嬢様、おはようございます。」


「起きてください。お嬢様。」


あれ・・・黒夜さん、もう1回同じこと言ってる・・??


あたしが目をさまして、起きると、


そこには、黒夜さんにそっくりだけど、髪の色が銀色で、白のスーツを着てる執事さんがいた。


「お嬢さま、おはようございます。」

「お・・・お前・・・。」


黒夜さんが白いスーツの執事さんを見つめて、びっくりしたまま動かない。


どうなってるの?

ドッペルゲンガーじゃあるまいし・・・。


「お初にお目にかかります、お嬢様。私の兄、黒夜 一夜がお世話になっております。

 黒夜くろや 聖夜せいやと言います。黒夜 一夜の双子の弟です。

 どうぞ、よろしくお願いします。」と挨拶をした。


本当に黒夜さんにそっくりだけど・・・?

双子の弟!!!??


聞いてないよ、そんな話。



「兄さん、久しぶり。」

「聖夜、久しぶりですね。」


と二人は軽い挨拶を交わす。


聖夜さんは言う。

「兄さん、執事の仕事で疲れてるだろうと思って、今日は仕事を変わろうと思って、

 来たんだ。

 じゃあ、朝ごはん作るね。」


と聖夜さんは笑って言う。


「ちょ・・ちょっと!!」と黒夜さんは困ったご様子。



「申し訳ありません、お嬢様。勝手なことをして…。」


黒夜さんは、しゅんとした感じで言う。

あたしは、「いや、気にしてないから、いいよ! 黒夜さん双子の弟がいたのは知らなかったからびっくりしちゃった。」


とあたしは言う。


すると、

「おはようございますにゃあ、凛ちゃん、黒夜さん!」とみぃがきた。

「おはよう~い♪」とベルゼブブ君もきた。


あたしは急いでリビングへと向かう。


みぃに聞いてみた。

「みぃは黒夜さんに弟がいたの知ってた??」

「知らなかったですにゃあ・・・・びっくりですにゃあ。

 でも、黒夜さんに似ててハンサムですにゃあ!!」


と照れるみぃ。

おいおい、なんであんたが照れるの!


すると、ママが起きてきた。


「おはよう、みんな!! あれ・・・・私疲れてるのかしら・・・・

 黒夜さんが二人いるわ・・・・!!」


ママ大丈夫だよ!!


「あ、奥様おはようございます。弟の聖夜と申します。

はじめまして。」


と聖夜さんは笑って言う。


背も同じくらいだし、聖夜さんは黒夜さんと同じ顔で。

でも、髪の毛の色は違うし・・・なんか、黒夜さんとは違う感じ。



でも・・・朝ごはんは同じくらい美味しかった。



「あ、そろそろ行かなきゃ!!」とあたしは急いで学校へと向かう。


「はい、行ってらっしゃいませ、お嬢さま。」


という黒夜さんと聖夜さん。


ってか・・・執事さんが二人になるの??



あたしは考えながら学校へと向かう。



学校へと向かうと、校門の前で花音と狼がいた。

少し肌寒いから、二人ともマフラーしてる。


「おはよう!」とあたしが言うと、


「ああ。」と返す狼

「おはようございます!」と返す花音。



学校の中はそこそこ暖房を入れてるから、暖かいけど、

ちょっとスカートだと肌寒いね。



う~ん・・・。



そんなこんなしてると、授業が始まった。

1時間目から、歴史だしさぁ…。


眠くなる・・・・



でも、あたしはなんとか眠いけど、乗り切りました。



そして、お昼。

「凛ちゃん、お昼にしましょう。」

「うん♪」と


あたしがかばんの中を見ると、お弁当箱がない・・・。




あぁ・・急いでたから忘れちゃった…。


どうしよう。


って思っていたら。


白いスーツを着た執事が・・・・

学校の中に来た・・・・!!


「見て、あの人かっこよくない!?」

「だれかのお兄さんかな??」



と騒ぎ始めた。


どうしよう!!!!


と思ってたら・・・


白い執事は一瞬であたしのもとへ。



「お嬢様、お弁当届に来ました。」と笑う聖夜さん。

「あ・・・ありがと・・・。」とあたしはびっくりしたまま。


でも、さらにびっくりしていたのが・・・

花音。


「黒夜さん、いつ髪の毛染められたんですか??」とポカンとしてる。

「僕は、黒夜だけど・・・・・あ、兄さんと勘違いしてるんだね。

 僕は黒夜 聖夜。双子の弟だよ。黒夜の。」


と笑って言う聖夜さん。


「そ・・・そうなんですか!! し、失礼しました!」とあわてる花音。

すこしパニクってるね。

「いえ、こちらこそ、素敵なレディーにご挨拶もせず・・。」

と聖夜さんは、ひざまづいて・・・花音の手を握って、手に



キスをしちゃいました。


「よろしく♪」と笑って言う聖夜さん。

「よ・・・よ・・・・よろしくです(////)」


とかなり顔が赤くなってる花音。


その横で、狼が「がるるr・・・!!!」と鳴き声を出してました。

あんたは犬か!!!とあたしはつっこみたくなった。




「じゃあ、僕届けたから、帰るねぇ♪」と笑って聖夜さんは、

お弁当を届けたあと学校から消えた。


帰ったのかな??

ま・・・お弁当届けてくれたから、ありがとう!!


ん・・・狼が花音に何か言ってる。


「俺、あいつ嫌い。」

「聖夜さんですか、優しそうな人でしたけど・・・??」

「でも、嫌いだ。」

「なんで・・・ですか??」


と花音は狼を見つめる。

「だって・・。」

「だって?」




「お前の手に軽くキスしたから、俺は嫌。」

というと、狼は教室から出ていっちゃった。



なんか、いつもの狼らしくないね。

ってあたしは思ったけど・・・。



あたしのそばで、花音が泣いてた。

あたしは花音を、励ますのに必死だった。


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